川崎市立井田病院再整備事業・Ⅲ期工事で完成、ロータリー・立体駐車場と院内保育園
【Reporter:はつしも】
川崎市立井田病院では、長年にわたって再整備事業が進められてきました。
Ⅰ期・Ⅱ期工事における病院棟の新築工事が先行して行なわれ、2015年4月1日に全面開院を迎えています。
これに続くⅢ期工事は、病院棟に隣接する駐車場、ロータリー、院内保育園の整備工事です。
2017年7月に立体駐車場が完成し、12月より有料駐車場として正式に供用開始になりました。
また並行して、同年10月にはロータリーや院内保育園が完成していますので、あわせてご紹介します。
■Ⅲ期工事で完成した川崎市立井田病院のロータリー
■ロータリーの川崎市営バス
井田病院は、1949年に井田山の上に開院した川崎市の市立病院です。
当初は結核専門の病院としてスタートし、その後一般医療、生活習慣病、緩和ケアなど、地域の医療を支える病院として発展してきました。
同病院は「駅から離れた高台」というロケーションの特性から、自家用車やバス、タクシーでのアクセスが中心となります。
そのため川崎市では市バスのダイヤを増強してきましたし、また十分なキャパシティを有するロータリーの整備を推進してきました。
現在は上記写真の通り、立派なロータリーが完成しています。
■井田病院の新病院棟
こちらは、井田病院の新病院棟です。
建て替えられる前の病棟は築60年が経過し、耐震性の問題も指摘されていました。
開院当初からの「旧1号棟~3号棟」を順次取り壊し、新病院棟として完成したのが現在の建物です。
新病院棟はⅠ期工事において、免震構造を採用した施設の大部分が2012年5月1日に完成し、一旦開院となりました。さらにⅡ期工事においてがん医療・救急医療などの機能が強化され、2015年4月1日に全面開院に至っています。
Ⅰ期、Ⅱ期工事の完成については、本サイトでも当時お伝えしておりますので、関連リンクからご参照ください。
■Ⅲ期工事の立体駐車場への連絡通路
そして新病院棟から連絡通路で接続されているのが、昨年完成した立体駐車場です。
引き続いて、立体駐車場を見ていきましょう。
■井田病院の立体駐車場入口
井田病院の立体駐車場には、車では前掲のロータリー側から入庫できるようになっています。
ゲートで発券をして、中に入っていく一般的な形式です。
■料金表
立体駐車場は2017年7月に完成したのち暫定的に無料で運用されていましたが、12月に有料化されました。
診療を受ける方、面会の方、一般の方それぞれに異なる料金が設定されています。
■井田病院立体駐車場の利用料金(本エントリ現在)
■4層構造の立体駐車場
この立体駐車場は、建造物としては「1階」と「地下1階」の2階建て、駐車場としては4層構造になっています。
収容台数は153台で、24時間利用が可能です。
上下移動はエレベーターがあり、身障者の方の専用駐車スペースが6台分用意されていました。
■駐車場併設の駐輪スペース
また、駐車場のそばには駐輪場も併設されていました。
こちらは特段、利用料金は設定されていません。
■井田山の斜面沿いの院内保育園
こちらは、2017年10月に完成した院内保育園です。
立体駐車場の裏手、井田山の斜面沿いに建設されていました。
院内保育園は、井田病院に勤務する医師・看護師のための福利厚生施設として整備されたものです。
このように勤務先の敷地内に預けることができると、働きやすいのではないでしょうか。
■井田病院裏手の古い建物
■井田山の緑地
井田病院の新病院棟や立体駐車場の裏手には、病院の古い建物がまだ残されていました。
また井田山の緑地も、昔から変わらない姿を見せています。
なお、立体駐車場などを整備する「Ⅲ期工事」が終わったことで、この病院裏手から、井田山の「中原区市民健康の森」につながる遊歩道などが今後整備されるということです。
そちらの話は、また別途エントリにまとめてお伝えしたいと思います。
【関連リンク】
・川崎市立井田病院 ウェブサイト
・川崎市報道発表資料 市立井田病院駐車場を有料化します
・2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
・2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
・2012/5/1エントリ 井田山(3)井田病院の新棟が本日開院
・2013/6/1エントリ 井田山(4):中原区市民健康の森と、ホタル の放流
・2014/5/30エントリ 井田山のホタル観賞会「ヒカリノモリへ」が 2014年6月5日(木)まで開催中
・2015/4/7エントリ 川崎市立井田病院が4月1日全面開院、がん医 療・救急医療などを機能強化
・2016/3/7エントリ 川崎市バスが4月1日の井田方面大幅増便ダイ ヤ・「小杉駅入口グランツリー前」バス停新設を発表、井田病院行無料シャトルバス は3月31日廃止
・2016/6/10エントリ 井田山・中原区市民健康の森のホタル観賞会 「ヒカリノモリ」が本日6月10日(金)から12日(日)まで開催 ・2016/8/16エントリ 井田山周辺の別世界。アイザック・ニュートン生家のりんごの木を継承する、新日鉄先端技術研究所跡地の分譲住宅街「さくらが丘Isaac日吉」を歩く
・2016/12/10エントリ 井田山(5):東京都心と、武蔵小杉・新川崎の高層ビル群を一望する。隠れたパノラマスポット「井田伊勢台公園」
川崎市立井田病院では、長年にわたって再整備事業が進められてきました。
Ⅰ期・Ⅱ期工事における病院棟の新築工事が先行して行なわれ、2015年4月1日に全面開院を迎えています。
これに続くⅢ期工事は、病院棟に隣接する駐車場、ロータリー、院内保育園の整備工事です。
2017年7月に立体駐車場が完成し、12月より有料駐車場として正式に供用開始になりました。
また並行して、同年10月にはロータリーや院内保育園が完成していますので、あわせてご紹介します。
■Ⅲ期工事で完成した川崎市立井田病院のロータリー
■ロータリーの川崎市営バス
井田病院は、1949年に井田山の上に開院した川崎市の市立病院です。
当初は結核専門の病院としてスタートし、その後一般医療、生活習慣病、緩和ケアなど、地域の医療を支える病院として発展してきました。
同病院は「駅から離れた高台」というロケーションの特性から、自家用車やバス、タクシーでのアクセスが中心となります。
そのため川崎市では市バスのダイヤを増強してきましたし、また十分なキャパシティを有するロータリーの整備を推進してきました。
現在は上記写真の通り、立派なロータリーが完成しています。
■井田病院の新病院棟
こちらは、井田病院の新病院棟です。
建て替えられる前の病棟は築60年が経過し、耐震性の問題も指摘されていました。
開院当初からの「旧1号棟~3号棟」を順次取り壊し、新病院棟として完成したのが現在の建物です。
新病院棟はⅠ期工事において、免震構造を採用した施設の大部分が2012年5月1日に完成し、一旦開院となりました。さらにⅡ期工事においてがん医療・救急医療などの機能が強化され、2015年4月1日に全面開院に至っています。
Ⅰ期、Ⅱ期工事の完成については、本サイトでも当時お伝えしておりますので、関連リンクからご参照ください。
■Ⅲ期工事の立体駐車場への連絡通路
そして新病院棟から連絡通路で接続されているのが、昨年完成した立体駐車場です。
引き続いて、立体駐車場を見ていきましょう。
■井田病院の立体駐車場入口
井田病院の立体駐車場には、車では前掲のロータリー側から入庫できるようになっています。
ゲートで発券をして、中に入っていく一般的な形式です。
■料金表
立体駐車場は2017年7月に完成したのち暫定的に無料で運用されていましたが、12月に有料化されました。
診療を受ける方、面会の方、一般の方それぞれに異なる料金が設定されています。
■井田病院立体駐車場の利用料金(本エントリ現在)
診療を受ける方 | ●入庫後3時間200円、以降1時間100円 ※当日1日最大料金1,000円 |
面会の方 | ●入庫後1時間410円、以降30分200円 ※当日1日最大料金1,000円 |
一般の方 | ●入庫後1時間410円、以降30分200円 ※最大料金なし |
■4層構造の立体駐車場
この立体駐車場は、建造物としては「1階」と「地下1階」の2階建て、駐車場としては4層構造になっています。
収容台数は153台で、24時間利用が可能です。
上下移動はエレベーターがあり、身障者の方の専用駐車スペースが6台分用意されていました。
■駐車場併設の駐輪スペース
また、駐車場のそばには駐輪場も併設されていました。
こちらは特段、利用料金は設定されていません。
■井田山の斜面沿いの院内保育園
こちらは、2017年10月に完成した院内保育園です。
立体駐車場の裏手、井田山の斜面沿いに建設されていました。
院内保育園は、井田病院に勤務する医師・看護師のための福利厚生施設として整備されたものです。
このように勤務先の敷地内に預けることができると、働きやすいのではないでしょうか。
■井田病院裏手の古い建物
■井田山の緑地
井田病院の新病院棟や立体駐車場の裏手には、病院の古い建物がまだ残されていました。
また井田山の緑地も、昔から変わらない姿を見せています。
なお、立体駐車場などを整備する「Ⅲ期工事」が終わったことで、この病院裏手から、井田山の「中原区市民健康の森」につながる遊歩道などが今後整備されるということです。
そちらの話は、また別途エントリにまとめてお伝えしたいと思います。
【関連リンク】
・川崎市立井田病院 ウェブサイト
・川崎市報道発表資料 市立井田病院駐車場を有料化します
・2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
・2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
・2012/5/1エントリ 井田山(3)井田病院の新棟が本日開院
・2013/6/1エントリ 井田山(4):中原区市民健康の森と、ホタル の放流
・2014/5/30エントリ 井田山のホタル観賞会「ヒカリノモリへ」が 2014年6月5日(木)まで開催中
・2015/4/7エントリ 川崎市立井田病院が4月1日全面開院、がん医 療・救急医療などを機能強化
・2016/3/7エントリ 川崎市バスが4月1日の井田方面大幅増便ダイ ヤ・「小杉駅入口グランツリー前」バス停新設を発表、井田病院行無料シャトルバス は3月31日廃止
・2016/6/10エントリ 井田山・中原区市民健康の森のホタル観賞会 「ヒカリノモリ」が本日6月10日(金)から12日(日)まで開催 ・2016/8/16エントリ 井田山周辺の別世界。アイザック・ニュートン生家のりんごの木を継承する、新日鉄先端技術研究所跡地の分譲住宅街「さくらが丘Isaac日吉」を歩く
・2016/12/10エントリ 井田山(5):東京都心と、武蔵小杉・新川崎の高層ビル群を一望する。隠れたパノラマスポット「井田伊勢台公園」