セブン&アイが2019年2月期第2四半期決算を発表、構造改革店舗「イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」は売場再編奏功し増収増益
【Reporter:はつしも】
2018年10月11日に、セブン&アイ・ホールディングスが2019年2月期第2四半期の決算発表を行いました。
その中でイトーヨーカドーの構造改革店舗の業績動向についても説明が行われ、「イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」は、前年比で自営売場売上100.3%、坪当たり売上115.2%、坪当たり粗利117.1%、SC計売上105.2%、営業総利益106.4%と好調な状況であることがわかりました。
■イトーヨーカドー構造改革店舗の業績動向
※セブン&アイ・ホールディングス 決算説明会資料より
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
イトーヨーカドーの構造改革では「武蔵小杉駅前店」を含む36店舗を対象として、既存のGMS(総合スーパー)のアリオ化、既存アリオの活性化に加えて、売り場のテナントミックスや売り場再編などが進められています。
それにより36店舗の業績向上はイトーヨーカドーの全店舗平均を上回っており、施策としては成功しているといえるようです。
「武蔵小杉駅前店」でも前述のとおり売上・利益ともに上向いていることが公表されました。
■「ノジマ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」
■「ダイソーイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」
■サイゼリヤ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では、近年「ダイソー」「ノジマ」「サイゼリヤ」「いきなり!ステーキ」など、外部の人気テナントの導入を進めています。
結果として、面積が減少した自営売場の売り上げは100.3%とほぼ前年同額であるのに対して、SC合計では105.2%と、外部テナントが売上をけん引した形になっています。
その一方で自営売り場についても、坪当たり売上は115.2%、坪当たり粗利117.1%と、外部テナントの波及効果もあってか収益力が向上する結果となりました。
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店のオフィシャルグッズショップと、西川前店長
■川崎フロンターレのロゴやふろん太くん
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店で開催した「武蔵小杉ライフ10周年記念写真展」
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では、西川前店長の時代に同氏の強力なリーダーシップで「地域密着」の取り組みを進めました。
その一環として、川崎フロンターレオフィシャルグッズショップの設置や、屋上看板へのフロンターレロゴ掲出が行われたほか、本サイトの「武蔵小杉ライフ10周年記念写真展」なども開催されました。
■グランツリー武蔵小杉1階の「グランツリーマルシェ」
武蔵小杉の周辺環境を見回しますと、近年大型商業施設の出店が相次ぎました。
さらに至近距離に同系列の「グランツリー武蔵小杉」(イトーヨーカドーを含む)が出店したことで、武蔵小杉ではイトーヨーカドーが2店舗併存する形になっています。
そこで業績が低迷しますと統合のような話も出てくるでしょうし、前掲のフロンターレグッズショップや地域密着の取り組みも「売り場が勿体ないからやめてしまおう」「手間がかかる割に収益につながらない」といったことにもなってしまうかもしれません。
イトーヨーカドーは民間企業ですから、地域向けの施策を続けるためには今回開示されたように業績が順調であることが必要ですね。
武蔵小杉駅の西側既存市街地にあって、日常的に愛用されている方も多いかと思いますので、今後の売り場づくりについても見守ってまいりたいと思います。
【関連リンク】
・セブン&アイ・ホールディングス 決算説明会資料
・スタジアムまで自転車漕いで イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店 西川店長インタビュー(その1)
・スタジアムまで自転車漕いで イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店 西川店長インタビュー(その2)
・武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
・2017/6/29エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の、昔のフロアガイドを発掘。「らーめんにほんばし」「高島屋クリーニング」など今はなき店舗が多数
・2017/7/25エントリ 「武蔵小杉ライフ10周年記念写真展」をイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店で8月31日(木)まで開催、「今は見られない風景」を中心に武蔵小杉の10年間を振り返る
・2017/7/26エントリ 川崎フロンターレがイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店屋上看板にロゴ掲出・壁面に応援懸垂幕掲揚を発表、7月29日にサポーター参加のお披露目式を開催
・2016/10/28エントリ 「ダイソーイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」本日オープン、220坪で旧店舗の9割以上の売場面積を確保/新星堂に続き中原ブックランドイトーヨーカドー店閉店
・2017/8/10エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店2階「武蔵小杉ライフ10周年記念写真展」向かいに「サイゼリヤ」が本日オープン
・2017/9/7エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店で続く売り場刷新。1階「アンジェリークニューヨーク」9月17日(日)閉店、地下1階「ポッポ」9月24日(日)閉店決定
・2017/11/22エントリ 「ノジマ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」本日プレオープン、地下1階「ポッポ」跡地に「セブンカフェ」イートインコーナーも開設
・2017/11/24エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店1階・アンジェリークニューヨーク跡地に「いきなり!ステーキ」が12月8日(金)頃出店決定、ブレーメン通り商店街に続き店舗拡大
2018年10月11日に、セブン&アイ・ホールディングスが2019年2月期第2四半期の決算発表を行いました。
その中でイトーヨーカドーの構造改革店舗の業績動向についても説明が行われ、「イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」は、前年比で自営売場売上100.3%、坪当たり売上115.2%、坪当たり粗利117.1%、SC計売上105.2%、営業総利益106.4%と好調な状況であることがわかりました。
■イトーヨーカドー構造改革店舗の業績動向
※セブン&アイ・ホールディングス 決算説明会資料より
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
イトーヨーカドーの構造改革では「武蔵小杉駅前店」を含む36店舗を対象として、既存のGMS(総合スーパー)のアリオ化、既存アリオの活性化に加えて、売り場のテナントミックスや売り場再編などが進められています。
それにより36店舗の業績向上はイトーヨーカドーの全店舗平均を上回っており、施策としては成功しているといえるようです。
「武蔵小杉駅前店」でも前述のとおり売上・利益ともに上向いていることが公表されました。
■「ノジマ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」
■「ダイソーイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」
■サイゼリヤ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では、近年「ダイソー」「ノジマ」「サイゼリヤ」「いきなり!ステーキ」など、外部の人気テナントの導入を進めています。
結果として、面積が減少した自営売場の売り上げは100.3%とほぼ前年同額であるのに対して、SC合計では105.2%と、外部テナントが売上をけん引した形になっています。
その一方で自営売り場についても、坪当たり売上は115.2%、坪当たり粗利117.1%と、外部テナントの波及効果もあってか収益力が向上する結果となりました。
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店のオフィシャルグッズショップと、西川前店長
■川崎フロンターレのロゴやふろん太くん
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店で開催した「武蔵小杉ライフ10周年記念写真展」
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では、西川前店長の時代に同氏の強力なリーダーシップで「地域密着」の取り組みを進めました。
その一環として、川崎フロンターレオフィシャルグッズショップの設置や、屋上看板へのフロンターレロゴ掲出が行われたほか、本サイトの「武蔵小杉ライフ10周年記念写真展」なども開催されました。
■グランツリー武蔵小杉1階の「グランツリーマルシェ」
武蔵小杉の周辺環境を見回しますと、近年大型商業施設の出店が相次ぎました。
さらに至近距離に同系列の「グランツリー武蔵小杉」(イトーヨーカドーを含む)が出店したことで、武蔵小杉ではイトーヨーカドーが2店舗併存する形になっています。
そこで業績が低迷しますと統合のような話も出てくるでしょうし、前掲のフロンターレグッズショップや地域密着の取り組みも「売り場が勿体ないからやめてしまおう」「手間がかかる割に収益につながらない」といったことにもなってしまうかもしれません。
イトーヨーカドーは民間企業ですから、地域向けの施策を続けるためには今回開示されたように業績が順調であることが必要ですね。
武蔵小杉駅の西側既存市街地にあって、日常的に愛用されている方も多いかと思いますので、今後の売り場づくりについても見守ってまいりたいと思います。
【関連リンク】
・セブン&アイ・ホールディングス 決算説明会資料
・スタジアムまで自転車漕いで イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店 西川店長インタビュー(その1)
・スタジアムまで自転車漕いで イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店 西川店長インタビュー(その2)
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