JR東日本向河原変電所から、NEC玉川事業場まで続く「送電鉄塔中原線」をめぐる
【Reporter:はつしも】
南武線沿いの玉川中学校近くに、「JR東日本向河原変電所」があります。
今回はこの変電所から延びる送電線と送電鉄塔を、南武線沿いに辿ってみました。
■南武線とJR東日本向河原変電所
向河原変電所は、玉川中学校と南武線を挟んで向かい側にあります。
ここには中丸子第二踏切がありまして、変電所から南武線沿いに延びる送電線を線路上から眺めることができます。
■向河原変電所から延びる送電線
■東京電力の送電鉄塔「中原線19号」
中原変電所から延びる送電線は、南武線上に建設された送電鉄塔に接続されていることがわかります。
この送電鉄塔は東京電力のもので、「中原線19号」です。
■南武線沿いに連なる送電線と送電鉄塔
この送電鉄塔は、向河原変電所前の「19号」を起点として、南武線の上部を武蔵小杉方面に向かって連なっています。
南武線に電力を供給する電線(下部)とは分離されており、電車とは基本的に無関係のようです。
鉄塔中原線の番号は「19号」からひとつずつ若返っていくようですが、この先には何があるのでしょうか?
■向河原駅
北上をしていくと、変電所の名前にもある「向河原駅」が見えてきました。
送電鉄塔はまだ武蔵小杉方面に向かって続いています。
■「中原線10号」
向河原駅前では、送電鉄塔は「中原線10号」でした。
番号からすると、ここからまだしばらく続くように思われますが…。
■鉄塔中原線の終わり
ところが、「中原線7号」の鉄塔で送電線が折り返しになり、ここで南武線上から外れました。
送電線が接続されていたのは、NEC玉川事業場内の送電設備です。
■送電線折り返しを上から見たところ
こちらは、送電線の折り返しを武蔵小杉のタワーマンションから見たところです。
南武線の上部をわたってきた送電線が、NEC玉川事業場内に接続されていることがよくわかります。
■NEC玉川事業場の「中原線6号」
NEC玉川事業場内の送電設備には「中原線6号」の名称がついていました。
「向河原変電所」前の「中原線19号」からスタートして、ここで送電線はゴールということになります。
この送電線は、NEC玉川事業場に電力を供給するためのものだったわけです。
「中原線1~5号」の姿は見当たりませんでしたが、事業場内でさらにつながっているのかもしれませんね。
今回は、街中でふと感じた疑問をたどってみました。
【関連リンク】
・2008/1/24エントリ 中原変電所の鉄塔と送電線
・2008/1/26エントリ 中原変電所の鉄塔取り壊し
・2008/2/2エントリ 中原変電所の鉄塔が一部消滅
・2009/2/26エントリ 中原変電所から鉄塔が消滅
・2009/1/20エントリ 鉄塔武蔵小杉線
南武線沿いの玉川中学校近くに、「JR東日本向河原変電所」があります。
今回はこの変電所から延びる送電線と送電鉄塔を、南武線沿いに辿ってみました。
■南武線とJR東日本向河原変電所
向河原変電所は、玉川中学校と南武線を挟んで向かい側にあります。
ここには中丸子第二踏切がありまして、変電所から南武線沿いに延びる送電線を線路上から眺めることができます。
■向河原変電所から延びる送電線
■東京電力の送電鉄塔「中原線19号」
中原変電所から延びる送電線は、南武線上に建設された送電鉄塔に接続されていることがわかります。
この送電鉄塔は東京電力のもので、「中原線19号」です。
■南武線沿いに連なる送電線と送電鉄塔
この送電鉄塔は、向河原変電所前の「19号」を起点として、南武線の上部を武蔵小杉方面に向かって連なっています。
南武線に電力を供給する電線(下部)とは分離されており、電車とは基本的に無関係のようです。
鉄塔中原線の番号は「19号」からひとつずつ若返っていくようですが、この先には何があるのでしょうか?
■向河原駅
北上をしていくと、変電所の名前にもある「向河原駅」が見えてきました。
送電鉄塔はまだ武蔵小杉方面に向かって続いています。
■「中原線10号」
向河原駅前では、送電鉄塔は「中原線10号」でした。
番号からすると、ここからまだしばらく続くように思われますが…。
■鉄塔中原線の終わり
ところが、「中原線7号」の鉄塔で送電線が折り返しになり、ここで南武線上から外れました。
送電線が接続されていたのは、NEC玉川事業場内の送電設備です。
■送電線折り返しを上から見たところ
こちらは、送電線の折り返しを武蔵小杉のタワーマンションから見たところです。
南武線の上部をわたってきた送電線が、NEC玉川事業場内に接続されていることがよくわかります。
■NEC玉川事業場の「中原線6号」
NEC玉川事業場内の送電設備には「中原線6号」の名称がついていました。
「向河原変電所」前の「中原線19号」からスタートして、ここで送電線はゴールということになります。
この送電線は、NEC玉川事業場に電力を供給するためのものだったわけです。
「中原線1~5号」の姿は見当たりませんでしたが、事業場内でさらにつながっているのかもしれませんね。
今回は、街中でふと感じた疑問をたどってみました。
【関連リンク】
・2008/1/24エントリ 中原変電所の鉄塔と送電線
・2008/1/26エントリ 中原変電所の鉄塔取り壊し
・2008/2/2エントリ 中原変電所の鉄塔が一部消滅
・2009/2/26エントリ 中原変電所から鉄塔が消滅
・2009/1/20エントリ 鉄塔武蔵小杉線