新丸子東3丁目B地区に東京建物20階マンション
新丸子東3丁目地区、B地区およびC地区の一部にかけての開発
計画があきらかになりました。「(仮称)F1地区東街区計画」として、
東京建物による20階建て・高さ69.95mのマンションが建設される
ものです。
■(仮称)F1地区東街区計画 現地
現地はパークシティ武蔵小杉の北北東、JRの南武線と綱島街道の
交点付近にあたる場所です。交点に接しているC地区では、すでに
個人所有のマンション建築が進められており、2008/6/22エントリ
でもご紹介しております。
計画の概要は以下の通りです。
■(仮称)F1地区東街区計画 概要
事業区域の位置:中原区新丸子東三丁目地区内
事業区域の面積:2,693.77㎡
用途地域:商業地域
指定建ぺい率:80%
指定容積率:400%
用途:共同住宅(130戸)
階数:20階
高さ:69.95m
事業者:東京建物株式会社 住宅事業第二部
設計者:株式会社日本設計
■(仮称)F1地区東街区計画図面
計画図によると、計画区域はB地区全域とC地区の個人マンションの
北側に及んでいます。C地区マンションの北側にも小さな建造物が
できるようですが、これはあまりにも隣接していますので、小規模な
共有施設の類でしょうか。
■C地区 個人マンション
また、B地区に現有しているマンション「フローラルガーデン」とも敷地が
かぶっていることから、おそらくフローラルガーデンは取り壊しになる
ものと思われます。
■B地区 フローラルガーデン
フローラルガーデンが取り壊しになり、(仮称)F1地区東街区計画の
マンションに更新されると、南武線沿いの土地が空くことになります。
そうなると、横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路の用地も確保されますね。
この計画の着工・竣工予定は、本日時点での情報ではまだわかりま
せんが、近々公表されるのではないかと思います。いずれにせよ、
フローラルガーデンに退去や取り壊しの兆しも今のところ見えません
ので、多少先の話となるのかもしれません。
2007/9/18エントリ「新丸子東3丁目A地区に商業・業務施設、B地区に
マンション?」で、川崎市都市計画審議会において川崎市当局から
B地区にはマンションが計画されている旨のコメントがあったことを
ご紹介しましたが、そのまま計画決定となったようです。
ただし、そのコメントにあった「1階に一部商業を入れる」という情報は
今回明らかになっておらず、単に用途は「共同住宅」としかなっていま
せん。
ただ、B地区の都市計画上、1階には住居を入れることができません。
(詳細は武蔵小杉ライフ:再開発情報:新丸子東3丁目地区 B地区を
参照ください)
少なくとも1階には、
①保育所
② 診療所
③ 店舗、飲食店その他これらに類するもの
④ 大学、高等専門学校、専修学校その他これらに類するもの
⑤ 事務所
⑥ ボーリング場、スケート場、水泳場その他これらに類する運動施設
上記のうちいずれかを入れなければいけない都市計画上の用途制限が
かかっています。現状は不明ですが、今後、この点については情報が
出てくるものと思います。まあ、④と⑥はないと思いますが・・・。
これで、新丸子東3丁目地区についてはB地区・C地区の概要が判明し、
残りは最も駅寄りのA地区を残すのみとなりました。A地区については
東京機械製作所の社宅用地となっており、現在も社宅として稼動して
います。
A地区は、川崎市都市計画審議会では商業・業務系の施設が予定されて
いるとコメントがありましたが、その後情報が出ていませんね。
A地区には1~2階まで住居不可の用途制限がかかっており、同様に
前述の①~⑥に⑦「ホテルまたは旅館」を加えたもののいずれかを入れ
ないといけないことになっています。
今回の計画名称が「(仮称)F1地区東街区」となっていましたので、
A地区は西街区、ということになるのでしょうか。
とりあえず、今回はB地区に関して速報としてお届けいたしました。
引き続きウォッチしていきたいと思います。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:新丸子東3丁目地区
2007/9/18エントリ 新丸子東3丁目A地区に商業・業務施設、B地区にマンション?
2007/12/23エントリ 新丸子東3丁目地区C地区の進捗
2008/1/24エントリ 中原変電所の鉄塔と送電線
2008/6/22エントリ 新丸子東3丁目地区の進捗・2008年6月