府中街道拡幅用地の「三井のリパーク川崎市ノ坪第3」で、「だし」のペットボトルを自動販売機で販売中
【Reporter:はつしも】
現在、府中街道の武蔵小杉周辺区間において道路拡幅事業が進められています。
用地取得率は徐々に上昇していますが、実際の供用開始まではまだまだ年月がかかることが見込まれるため、取得済みの遊休地は駐輪場やコインパーキングなどとして活用されているところです。
そんな遊休地のひとつ、市ノ坪交差点付近の「三井のリパーク川崎市ノ坪第3」の奥に、「だし」の自動販売機が稼動していましたので、ご紹介します。
■府中街道の「三井のリパーク川崎市ノ坪第3」
「三井のリパーク川崎市ノ坪第3」は、市ノ坪交差点の少し北側にあります。
この一帯には従来は「中国料理かんちゃん」などがありましたが、現在は立ち退きが完了しています。
それらの跡地の一部が、コインパーキングとして運用されている形です。
コインパーキングの用地の奥に、何らかドリンクの自動販売機があると思っていたのですが・・・。
■「だし道楽」の自動販売機
ある日、自動販売機の横部分に「だし道楽」という文字が大きく書かれているのが目に留まりました。
「だし?」
一体それはどういうことかと近づいてみたところ、確かにだしの自動販売機でした。
■「だし道楽」の「焼きあご入りだし」
■宗田節入り「プレミアムだし」
調べてみると、これは広島県江田島にある「二反田醤油」が「だし道楽」というブランドで製造するだしであることがわかりました。
「二反田醤油」は江田島の小さな醤油屋でしたが、使い勝手の良い「だし」に注目し、穏やかな瀬戸内海の気候のもと、国産素材と製法にこだわるというコンセプトで「だし道楽」を誕生させたということです。
この自動販売機で販売していたのは、薄口醤油と北海道産の昆布をあわせた昆布だしに長崎・平戸産のあごを合わせた「焼きあご入りだし」と、 さらに高知・土佐清水産の「宗田節」を加えた「プレミアムだし」でした。
「だし道楽」では、このほかにもベーシックな「昆布だし」もありまして、都合3種類を製造しています。
■「だし道楽」の用途
自動販売機には、「だし道楽」の使用イメージも少し紹介がありました。
ウェブサイトを参照すると、あっさりとした甘めの味はうどん、そうめん、鍋物、煮物、炊き込みご飯、玉子かけご飯など様々な料理に適しているということです。
■「Do not drink」
自動販売機は、遠めにはドリンクを販売しているようにしか見えません。
日本語が分かる方であれば「だし」であることは大体気が付くと思いますが、外国人の方ですとそのまま飲んでしまうことも考えられます。
そのため自動販売機には
「Do not drink. This is a vending machine of dashi.」(飲まないでください。これはだしの自動販売機です。)
という英文の注意書きがありました。
■あらためて、自動販売機を見直す
それにしても、「だし」の自動販売機は初めて見かけました。
「だし道楽」のウェブサイトには自動販売機設置場所が紹介されていますが、神奈川県内では横浜市に2箇所、川崎市に3箇所(川崎駅、溝の口、武蔵小杉)しかありません。
大部分が「三井のリパーク」内に設置されているようですので、両者は一定の協業関係にあるようです。
はたしてここで「だし」が売れるのかどうか?正直よくわかりませんが、ご関心ありましたら試してみてください。
【関連リンク】
・だし道楽 ウェブサイト
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 府中街道
(府中街道遊休地活用関連)
・2017/3/30エントリ 川崎市の府中街道拡幅遊休地活用募集に東武プロパティーズなどが入札、東急武蔵小杉駅南口高架下に時間貸し駐輪場が4月5日(水)頃オープン
・2017/4/6エントリ 東急電鉄がフィル・カンパニーとの駐車場複合ビルに「すこやか小杉保育園」2017年8月頃開園を発表/高架下の府中街道拡幅予定地に「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」がオープン
・2017/5/31エントリ 府中街道拡幅遊休地活用「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」が利用料金を「16時間100円」に値下げ、等々力緑地近くに「三井のリパーク川崎宮内4丁目」がオープン
・2017/11/28エントリ 川崎市が府中街道拡幅用地活用入札「第2回」を実施、「小杉町3丁目」用地を移動販売・露店による物販・飲食店舗等を用途に月額7万円台から募集
・2018/4/11エントリ 川崎市が府中街道拡幅遊休地活用を推進、小杉町3丁目の川崎信金前に「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」がオープン
・2018/8/1エントリ 川崎市が府中街道拡幅の遊休地活用を推進、等々力緑地入口に「タイムズ川崎宮内第2」がオープン
(その他府中街道拡幅関連)
・2012/3/1エントリ さよなら、リンガーハット川崎武蔵小杉店
・2012/8/11エントリ 府中街道の中華料理店「かんちゃん」閉店、府中街道拡幅用地の取得進む
・2015/5/25エントリ 府中街道拡幅により安いステーキ「エル・アミーゴ」が閉店、50年の歴史に幕
・2015/8/24エントリ 武蔵小杉「吉岡時計店」の、3万分の1の奇跡。オスの三毛猫「ジロー君」と、「ミケタン」
・2016/12/7エントリ 府中街道拡幅区間に残る、「黒焼き」のうなぎ専門店。相撲部屋を移築した「むさし野」
・2017/1/8エントリ 相撲部屋を移築した「黒焼き」のうなぎ専門店「むさし野」が、府中街道拡幅のため閉店
・2017/10/5エントリ 「ニッポンレンタカー中原区役所前営業所」が府中街道拡幅のために一時閉鎖、用地提供の上11月10日(金)再オープンへ
・2017/11/15エントリ 府中街道拡幅後の新築ビル「SOARS」「クレスト武蔵小杉Ⅱ」が竣工、「SOARS」2階に洋食ダイニング「さんぐり家」が11月下旬オープン
・2017/11/30エントリ 府中街道拡幅:「ニッポンレンタカー中原区役所前営業所」が営業再開・「フラワーマルシェ」移転先募集・「むさし野」周辺ビル解体着手
・2018/12/11エントリ 府中街道の蕎麦店「満留賀」が道路拡幅のため2018年12月31日をもって閉店、48年の歴史に幕。来年2月4日に横浜市旭区に移転オープン
現在、府中街道の武蔵小杉周辺区間において道路拡幅事業が進められています。
用地取得率は徐々に上昇していますが、実際の供用開始まではまだまだ年月がかかることが見込まれるため、取得済みの遊休地は駐輪場やコインパーキングなどとして活用されているところです。
そんな遊休地のひとつ、市ノ坪交差点付近の「三井のリパーク川崎市ノ坪第3」の奥に、「だし」の自動販売機が稼動していましたので、ご紹介します。
■府中街道の「三井のリパーク川崎市ノ坪第3」
「三井のリパーク川崎市ノ坪第3」は、市ノ坪交差点の少し北側にあります。
この一帯には従来は「中国料理かんちゃん」などがありましたが、現在は立ち退きが完了しています。
それらの跡地の一部が、コインパーキングとして運用されている形です。
コインパーキングの用地の奥に、何らかドリンクの自動販売機があると思っていたのですが・・・。
■「だし道楽」の自動販売機
ある日、自動販売機の横部分に「だし道楽」という文字が大きく書かれているのが目に留まりました。
「だし?」
一体それはどういうことかと近づいてみたところ、確かにだしの自動販売機でした。
■「だし道楽」の「焼きあご入りだし」
■宗田節入り「プレミアムだし」
調べてみると、これは広島県江田島にある「二反田醤油」が「だし道楽」というブランドで製造するだしであることがわかりました。
「二反田醤油」は江田島の小さな醤油屋でしたが、使い勝手の良い「だし」に注目し、穏やかな瀬戸内海の気候のもと、国産素材と製法にこだわるというコンセプトで「だし道楽」を誕生させたということです。
この自動販売機で販売していたのは、薄口醤油と北海道産の昆布をあわせた昆布だしに長崎・平戸産のあごを合わせた「焼きあご入りだし」と、 さらに高知・土佐清水産の「宗田節」を加えた「プレミアムだし」でした。
「だし道楽」では、このほかにもベーシックな「昆布だし」もありまして、都合3種類を製造しています。
■「だし道楽」の用途
自動販売機には、「だし道楽」の使用イメージも少し紹介がありました。
ウェブサイトを参照すると、あっさりとした甘めの味はうどん、そうめん、鍋物、煮物、炊き込みご飯、玉子かけご飯など様々な料理に適しているということです。
■「Do not drink」
自動販売機は、遠めにはドリンクを販売しているようにしか見えません。
日本語が分かる方であれば「だし」であることは大体気が付くと思いますが、外国人の方ですとそのまま飲んでしまうことも考えられます。
そのため自動販売機には
「Do not drink. This is a vending machine of dashi.」(飲まないでください。これはだしの自動販売機です。)
という英文の注意書きがありました。
■あらためて、自動販売機を見直す
それにしても、「だし」の自動販売機は初めて見かけました。
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大部分が「三井のリパーク」内に設置されているようですので、両者は一定の協業関係にあるようです。
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