川崎市が「こすぎコアパーク」再整備を計画、東急武蔵小杉駅通路との通行自由化し飲食施設を設置へ
【Reporter:はつしも】
川崎市まちづくり委員会が2019年8月29日に開催され、東急武蔵小杉駅南口の「こすぎコアパーク」が、さらなる魅力向上のためにリニューアルされる計画であることがわかりました。
現在、東急武蔵小杉駅南口の通路との間のフェンスをなくして通行利便性を高めるとともに、飲食施設等の整備が検討されています。
詳細な工期等は今後東急電鉄等も含め調整が必要ですが、2019年末以降に工事が着工される可能性があります。
■東急武蔵小杉駅南口の「こすぎコアパーク」
「こすぎコアパーク」は、武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業の一環として、2014年4月に供用開始になった駅前のオープンスペースです。
行政上の位置づけとしては川崎市の「公園」であり、かつて再開発地区内にあった「小杉第一公園」を移設したものです。
■「こすぎコアパーク」で開催される「コスギフェスタ」
■「こすぎ盆踊り大会」
■「コスギフードフェス」
「こすぎコアパーク」は、現在はNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントと町内会・商店街による「こすぎコアパーク管理運営協議会」によって維持管理が行なわれています。
供用開始当初はなかなか活用が進みませんでしたが、現在では同協議会の主催や調整のもと、様々な地域イベントの会場として活用が進んできました。
■東急武蔵小杉駅南口通路との分断
一方、「こすぎコアパーク」はイベント開催時以外では有効活用されているとはいえず、駅前の好立地にありながら「ただの空き地」のようになっている点も否めません。
上記写真はコアパークと東急武蔵小杉駅南口通路との境界ですが、ここには植栽とフェンスがあり、駅の導線とは完全に分断されていることも、駅利用者から不満がありました。
上記写真は以前ご紹介した「コアパークdeラジオ体操」でのごみ拾い活動です。
コアパークと通路を分断する植栽には、多くのごみが捨てられてしまうという課題もあり、定期的に清掃をしても綺麗な状態がなかなか保てません。
このような課題について、前述の「こすぎコアパーク管理運営協議会」が2019年2月に川崎市に要望書を提出し、今回の再整備の方向性が示されることとなりました。
■「こすぎコアパーク」の整備イメージ(川崎市まちづくり委員会資料より)
※クリックで拡大します。
■取り組みの方向性
●駅前の貴重なオープンスペースとして、限られたスペースを最大限活かした日常的な賑わいと憩い、出会いと交流の空間づくり
●公園の美化の推進や安全性の向上による美しく快適な空間づくり
●公園と隣接する東急武蔵小杉駅等との一体的な空間利用による回遊性の向上
●町内会・自治会や再開発によるマンション居住者、商店街やNPO、事業者等の多様な主体が集い、つながることによる地域コミュニティの活性化
要望書を受け、現在川崎市において検討が進められているのが、上記イメージおよび方向性に基づく再整備です。
前掲の「駅通路とコアパークを分断する植栽・フェンス」を撤去し自由通行を可能とし、さらにコアパーク内に飲食施設を設置するものとしています。
イメージに描かれている飲食施設は、オープンな雰囲気のカフェがイメージされているようですが、具体的な内容については現段階で確定したものではありません。
「取り組みの方向性」からすると、飲食施設は地域コミュニティの活性化に資するようなものと考えられます。
また、本事業は東急武蔵小杉駅の導線にもかかわることから、東急電鉄との連携により進められることとなります。
事業のビジョン自体は何年か前からあったのですが、もろもろ調整も大変だったのでしょう、やっと具体的に動き出してきました。
詳細な工期等はまだ未確定であり、2019年末以降の着手となりそうです。
より具体的になりましたらまた公表されるかと思いますので、ご紹介したいと思います。
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト まちづくり委員会資料 こすぎコアパーク及び周辺地域のさらなる魅力向上に向けた取組の推進について(PDF)
・2014/4/2エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の「こすぎコアパーク」(旧小杉第一公園)が供用開始
・2014/8/13エントリ 「こすぎコアパーク」の街路樹2本が枯れ伐採、今秋植え替えへ
・2016/5/15エントリ 朝から爽快「コアパークdeラジオ体操」本日スタート、毎週日曜日朝8時から武蔵小杉駅前で体操&ごみ拾い
・2018/8/26エントリ 武蔵小杉駅南口・こすぎコアパークにごみのポイ捨てが常態化、清掃活動継続とともに管理者による啓発ポスターを掲示
川崎市まちづくり委員会が2019年8月29日に開催され、東急武蔵小杉駅南口の「こすぎコアパーク」が、さらなる魅力向上のためにリニューアルされる計画であることがわかりました。
現在、東急武蔵小杉駅南口の通路との間のフェンスをなくして通行利便性を高めるとともに、飲食施設等の整備が検討されています。
詳細な工期等は今後東急電鉄等も含め調整が必要ですが、2019年末以降に工事が着工される可能性があります。
■東急武蔵小杉駅南口の「こすぎコアパーク」
「こすぎコアパーク」は、武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業の一環として、2014年4月に供用開始になった駅前のオープンスペースです。
行政上の位置づけとしては川崎市の「公園」であり、かつて再開発地区内にあった「小杉第一公園」を移設したものです。
■「こすぎコアパーク」で開催される「コスギフェスタ」
■「こすぎ盆踊り大会」
■「コスギフードフェス」
「こすぎコアパーク」は、現在はNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントと町内会・商店街による「こすぎコアパーク管理運営協議会」によって維持管理が行なわれています。
供用開始当初はなかなか活用が進みませんでしたが、現在では同協議会の主催や調整のもと、様々な地域イベントの会場として活用が進んできました。
■東急武蔵小杉駅南口通路との分断
一方、「こすぎコアパーク」はイベント開催時以外では有効活用されているとはいえず、駅前の好立地にありながら「ただの空き地」のようになっている点も否めません。
上記写真はコアパークと東急武蔵小杉駅南口通路との境界ですが、ここには植栽とフェンスがあり、駅の導線とは完全に分断されていることも、駅利用者から不満がありました。
上記写真は以前ご紹介した「コアパークdeラジオ体操」でのごみ拾い活動です。
コアパークと通路を分断する植栽には、多くのごみが捨てられてしまうという課題もあり、定期的に清掃をしても綺麗な状態がなかなか保てません。
このような課題について、前述の「こすぎコアパーク管理運営協議会」が2019年2月に川崎市に要望書を提出し、今回の再整備の方向性が示されることとなりました。
■「こすぎコアパーク」の整備イメージ(川崎市まちづくり委員会資料より)
※クリックで拡大します。
■取り組みの方向性
●駅前の貴重なオープンスペースとして、限られたスペースを最大限活かした日常的な賑わいと憩い、出会いと交流の空間づくり
●公園の美化の推進や安全性の向上による美しく快適な空間づくり
●公園と隣接する東急武蔵小杉駅等との一体的な空間利用による回遊性の向上
●町内会・自治会や再開発によるマンション居住者、商店街やNPO、事業者等の多様な主体が集い、つながることによる地域コミュニティの活性化
要望書を受け、現在川崎市において検討が進められているのが、上記イメージおよび方向性に基づく再整備です。
前掲の「駅通路とコアパークを分断する植栽・フェンス」を撤去し自由通行を可能とし、さらにコアパーク内に飲食施設を設置するものとしています。
イメージに描かれている飲食施設は、オープンな雰囲気のカフェがイメージされているようですが、具体的な内容については現段階で確定したものではありません。
「取り組みの方向性」からすると、飲食施設は地域コミュニティの活性化に資するようなものと考えられます。
また、本事業は東急武蔵小杉駅の導線にもかかわることから、東急電鉄との連携により進められることとなります。
事業のビジョン自体は何年か前からあったのですが、もろもろ調整も大変だったのでしょう、やっと具体的に動き出してきました。
詳細な工期等はまだ未確定であり、2019年末以降の着手となりそうです。
より具体的になりましたらまた公表されるかと思いますので、ご紹介したいと思います。
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト まちづくり委員会資料 こすぎコアパーク及び周辺地域のさらなる魅力向上に向けた取組の推進について(PDF)
・2014/4/2エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の「こすぎコアパーク」(旧小杉第一公園)が供用開始
・2014/8/13エントリ 「こすぎコアパーク」の街路樹2本が枯れ伐採、今秋植え替えへ
・2016/5/15エントリ 朝から爽快「コアパークdeラジオ体操」本日スタート、毎週日曜日朝8時から武蔵小杉駅前で体操&ごみ拾い
・2018/8/26エントリ 武蔵小杉駅南口・こすぎコアパークにごみのポイ捨てが常態化、清掃活動継続とともに管理者による啓発ポスターを掲示