府中街道拡幅による新商業ビル「光ビル20」「三角堂薬局建て替えビル」が着工
【Reporter:はつしも】
府中街道では、長年にわたって道路拡幅工事が進められています。
そのうち東横化学前~東急線高架下までの「市ノ坪工区」については一部が供用開始となり、現在は東急高架下~小杉御殿町交差点付近までの「小杉工区」の用地取得が進められてきています。
この「小杉工区」の用地取得が進み、一部では拡幅を前提とした新たなビル「(仮称)光ビル20」などの建設が着手されていますので、ご紹介します。
■川崎信用金庫仮店舗前の拡幅用地
まずこちらは、川崎信用金庫仮店舗前の拡幅用地です。
ここでは用地取得と建物解体が行われたのち、遊休地の活用として時間貸し駐輪場「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」が2018年4月にオープンしていました。
駐輪場の用地は暫定利用で、将来的に道路になります。
新たなビルの建設が着工したのは、その奥(上記写真右奥)の拡幅後も民間所有で残る用地です。
■建築計画のお知らせ
■テナント募集のお知らせ
工事現場の仮囲いには、「事業計画のお知らせ」とテナント募集のお知らせが掲示されていました。
ビル名称は「(仮称)光ビル20」です。
建築物の用途は「店舗、診療所、事務所」となっていまして、イメージパースにある通り、8階建ての商業ビルです。
8フロアのうち、この掲示の段階で1階の一部区画、5~7階がすでに予約が入っています。
■「(仮称)光ビル20」の建設工事
「(仮称)光ビル20」は、現在基礎部分の工事が行われています。
完成予定は2020年7月31日ですので、今後8階建ての建物躯体が組上げられていくことと思います。
■「三角堂薬局」跡地
続いてこちらは、「(仮称)光ビル20」よりも少し武蔵小杉駅寄りの、旧「三角堂薬局」跡地です。
この場所も道路拡幅予定地を奥で、新たなビル建設が着工していました。
■新ビルのイメージパース
こちらには、さきほどのような「事業計画のお知らせ」や「テナント募集のお知らせ」が掲示されていません。
ただ、工事現場内部にイメージパースが小さく掲示されているのをかろうじて捉えることができました。
イメージパースを参照すると、新ビルは3階建てで、1階に「三角堂薬局」、2階に美容室と思われる「Omi hair」、3階に「尾身デンタルクリニック」という店名が描かれています。
どうやら1階に「三角堂薬局」が戻ってくるということになるようです。
こういったイメージパースの店舗はあくまでもダミーということもよくありますが、このパースの場合は2階、3階も具体的かつ共通の名前が入っていますので、実際に予定されている店舗のようにも思われますね。
■移転前の「三角堂薬局」
■「三角堂薬局」移転のお知らせ
■市ノ坪交差点近くに移転した現在の三角堂薬局
「三角堂薬局」は、1940年以来79年にわたってこの場所で営業をしていました。
それが府中街道拡幅により、2019年2月1日に市ノ坪交差点近くに移転しています。
移転時のお知らせには「当分の間」移転とありましたが、思ったより早く戻ってきそうです。
■「三角堂薬局」ビルの工事現場
このビルの奥には、「ホテル精養軒」の新館も見えました。
「三角堂薬局」が従来営業していた角地とは完全に同じではありませんが、なるべく近い場所に戻ってきたいというご希望はあるのではないでしょうか。
■用地取得が進む府中街道
府中街道拡幅の「小杉工区」における用地取得率は、すでに過半を超えています。
新ビル建設地の周辺でも、上記写真のように遊休地になっている場所が増えてきました。
一般に、道路拡幅事業は相当長期間にわたることが多いですね。
ただ、どちらにせよ実施するのであれば、長い年月にわたって塩漬けになるよりは交通安全のためにも早く事業が進むと良いと思います。
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 府中街道
(府中街道遊休地活用関連)
・2017/3/30エントリ 川崎市の府中街道拡幅遊休地活用募集に東武プロパティーズなどが入札、東急武蔵小杉駅南口高架下に時間貸し駐輪場が4月5日(水)頃オープン
・2017/4/6エントリ 東急電鉄がフィル・カンパニーとの駐車場複合ビルに「すこやか小杉保育園」2017年8月頃開園を発表/高架下の府中街道拡幅予定地に「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」がオープン
・2017/5/31エントリ 府中街道拡幅遊休地活用「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」が利用料金を「16時間100円」に値下げ、等々力緑地近くに「三井のリパーク川崎宮内4丁目」がオープン
・2017/11/28エントリ 川崎市が府中街道拡幅用地活用入札「第2回」を実施、「小杉町3丁目」用地を移動販売・露店による物販・飲食店舗等を用途に月額7万円台から募集
・2018/4/11エントリ 川崎市が府中街道拡幅遊休地活用を推進、小杉町3丁目の川崎信金前に「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」がオープン
・2018/8/1エントリ 川崎市が府中街道拡幅の遊休地活用を推進、等々力緑地入口に「タイムズ川崎宮内第2」がオープン
(その他府中街道拡幅関連)
・2012/3/1エントリ さよなら、リンガーハット川崎武蔵小杉店
・2012/8/11エントリ 府中街道の中華料理店「かんちゃん」閉店、府中街道拡幅用地の取得進む
・2015/5/25エントリ 府中街道拡幅により安いステーキ「エル・アミーゴ」が閉店、50年の歴史に幕
・2015/8/24エントリ 武蔵小杉「吉岡時計店」の、3万分の1の奇跡。オスの三毛猫「ジロー君」と、「ミケタン」
・2016/12/7エントリ 府中街道拡幅区間に残る、「黒焼き」のうなぎ専門店。相撲部屋を移築した「むさし野」
・2017/1/8エントリ 相撲部屋を移築した「黒焼き」のうなぎ専門店「むさし野」が、府中街道拡幅のため閉店
・2017/10/5エントリ 「ニッポンレンタカー中原区役所前営業所」が府中街道拡幅のために一時閉鎖、用地提供の上11月10日(金)再オープンへ
・2017/11/15エントリ 府中街道拡幅後の新築ビル「SOARS」「クレスト武蔵小杉Ⅱ」が竣工、「SOARS」2階に洋食ダイニング「さんぐり家」が11月下旬オープン
・2017/11/30エントリ 府中街道拡幅:「ニッポンレンタカー中原区役所前営業所」が営業再開・「フラワーマルシェ」移転先募集・「むさし野」周辺ビル解体着手
・2018/12/11エントリ 府中街道の蕎麦店「満留賀」が道路拡幅のため2018年12月31日をもって閉店、48年の歴史に幕。来年2月4日に横浜市旭区に移転オープン
・2019/1/25エントリ 武蔵小杉の老舗「三角堂薬局」が府中街道拡幅により市ノ坪交差点付近に2月1日移転、1940年以来79年間営業した地から立ち退き
府中街道では、長年にわたって道路拡幅工事が進められています。
そのうち東横化学前~東急線高架下までの「市ノ坪工区」については一部が供用開始となり、現在は東急高架下~小杉御殿町交差点付近までの「小杉工区」の用地取得が進められてきています。
この「小杉工区」の用地取得が進み、一部では拡幅を前提とした新たなビル「(仮称)光ビル20」などの建設が着手されていますので、ご紹介します。
■川崎信用金庫仮店舗前の拡幅用地
まずこちらは、川崎信用金庫仮店舗前の拡幅用地です。
ここでは用地取得と建物解体が行われたのち、遊休地の活用として時間貸し駐輪場「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」が2018年4月にオープンしていました。
駐輪場の用地は暫定利用で、将来的に道路になります。
新たなビルの建設が着工したのは、その奥(上記写真右奥)の拡幅後も民間所有で残る用地です。
■建築計画のお知らせ
■テナント募集のお知らせ
工事現場の仮囲いには、「事業計画のお知らせ」とテナント募集のお知らせが掲示されていました。
ビル名称は「(仮称)光ビル20」です。
建築物の用途は「店舗、診療所、事務所」となっていまして、イメージパースにある通り、8階建ての商業ビルです。
8フロアのうち、この掲示の段階で1階の一部区画、5~7階がすでに予約が入っています。
■「(仮称)光ビル20」の建設工事
「(仮称)光ビル20」は、現在基礎部分の工事が行われています。
完成予定は2020年7月31日ですので、今後8階建ての建物躯体が組上げられていくことと思います。
■「三角堂薬局」跡地
続いてこちらは、「(仮称)光ビル20」よりも少し武蔵小杉駅寄りの、旧「三角堂薬局」跡地です。
この場所も道路拡幅予定地を奥で、新たなビル建設が着工していました。
■新ビルのイメージパース
こちらには、さきほどのような「事業計画のお知らせ」や「テナント募集のお知らせ」が掲示されていません。
ただ、工事現場内部にイメージパースが小さく掲示されているのをかろうじて捉えることができました。
イメージパースを参照すると、新ビルは3階建てで、1階に「三角堂薬局」、2階に美容室と思われる「Omi hair」、3階に「尾身デンタルクリニック」という店名が描かれています。
どうやら1階に「三角堂薬局」が戻ってくるということになるようです。
こういったイメージパースの店舗はあくまでもダミーということもよくありますが、このパースの場合は2階、3階も具体的かつ共通の名前が入っていますので、実際に予定されている店舗のようにも思われますね。
■移転前の「三角堂薬局」
■「三角堂薬局」移転のお知らせ
■市ノ坪交差点近くに移転した現在の三角堂薬局
「三角堂薬局」は、1940年以来79年にわたってこの場所で営業をしていました。
それが府中街道拡幅により、2019年2月1日に市ノ坪交差点近くに移転しています。
移転時のお知らせには「当分の間」移転とありましたが、思ったより早く戻ってきそうです。
■「三角堂薬局」ビルの工事現場
このビルの奥には、「ホテル精養軒」の新館も見えました。
「三角堂薬局」が従来営業していた角地とは完全に同じではありませんが、なるべく近い場所に戻ってきたいというご希望はあるのではないでしょうか。
■用地取得が進む府中街道
府中街道拡幅の「小杉工区」における用地取得率は、すでに過半を超えています。
新ビル建設地の周辺でも、上記写真のように遊休地になっている場所が増えてきました。
一般に、道路拡幅事業は相当長期間にわたることが多いですね。
ただ、どちらにせよ実施するのであれば、長い年月にわたって塩漬けになるよりは交通安全のためにも早く事業が進むと良いと思います。
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