川崎フロンターレがルヴァンカップ準決勝で鹿島に先勝、守田英正選手プロ初ゴールと大島僚太選手復帰で等々力に歓声
【Reporter:はつしも】
本日、ルヴァンカップ準決勝「川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ」第1戦が等々力陸上競技場で開催されました。
川崎フロンターレは前半10分にカウンターから失点したものの、27分に守田英正選手のミドルシュートがゴールに突き刺さり同点に追いつきました。
さらに後半79分、肉離れで長期離脱していた大島僚太選手がゲームに復帰し、ほぼゲームを支配。
82分に脇坂泰斗選手、86分に阿部浩之が立て続けにゴールを奪い、3-1で川崎フロンターレが第1戦に勝利しました。
■スカサカ!twitter 川崎Fvs鹿島第1戦ハイライト
■3-1で川崎フロンターレが勝利
Jリーグには、「国内3大タイトル」と呼ばれる主要タイトルがあります。
ひとつめが「J1リーグ」です。現行ルールではJ1の18クラブがホーム&アウェイで年間34試合のリーグ戦を実施し、勝利で3点、引き分けで1点得られる「勝ち点」が最も多いチームが優勝となります。
ふたつめが「天皇杯」です。Jリーグの各クラブ、各都道府県代表のアマチュアクラブなどが一発勝負のトーナメント方式で優勝を争います。
みっつめが本日開催された「Jリーグカップ(ルヴァンカップ)」です。
予選リーグ戦突破チームによるプレーオフおよび準々決勝以降のトーナメント(決勝戦を除く)はホーム&アウェイ2試合の合計により勝敗が決まります。
川崎フロンターレは、ルヴァンカップ決勝進出をかけて鹿島との第2戦を10月13日に行います。
本日、第1戦を3-1で勝利したことにより、決勝進出に大きく近づいたことになります。
■あんたが大賞・守田英正選手
■サポーターの前での守田英正選手の挨拶
本日プロ初ゴールを挙げた守田英正選手は、昨シーズン流通経済大学から新加入したボランチ(守備的ミッドフィールダー)です。
昨シーズンは新人ながらレギュラーの座を獲得し、ボール奪取力と安定したパスワークによりJ1連覇の原動力となりました。
2年目の今季は不調に陥り、ユース出身の新星ボランチ・田中碧選手の台頭などもありベンチに入る試合も多くなりましたが、シーズン後半から復調。
田中碧選手との併用によるサイドバック起用でも結果を残しつつあるところでした。
サポーターが歌うチャント(応援歌)の披露は、本人の意向によりプロ初ゴールを決めるまでは保留となっていましたが、本日ついにお披露目されました。
ボランチはそもそもが得点を量産するポジションではありませんが、ミドルシュートや、タイミグをとらえた攻撃参加はチームに厚みをもたらします。
また今後も、守田選手のゴールが期待されるところです。
■本日復帰した大島僚太選手
■守田英正選手と大島僚太選手
そして本日のもう一つのトピックは、同じくボランチの大島僚太選手の復帰です。
同選手はロシアワールドカップ日本代表に選出され、Jリーグではトップクラスの技術を持っています。
川崎フロンターレのバンディエラ(生え抜きの中心選手)・中村憲剛選手は大島選手を「怪我さえしなければ日本で一番うまい」と評していましたが、毎年肉離れ等、筋肉系の負傷が多いという弱点があります。
今シーズンも度重なる負傷で長期離脱を余儀なくされ、ここまでシーズンの大部分を欠場することとなりました。
それがボランチの田中碧選手の成長・台頭を促した側面もありますが、今季の川崎フロンターレの不調の原因のひとつは、大島僚太選手の不在であることは疑いないところでしょう。
本日の試合では後半79分からの試運転といったところですが、それでも随所にハイレベルな技術が見られました。
あきらかに川崎フロンターレの攻撃のテンポがよくなり、2点目、3点目の連続ゴールにもつながりました。
■U-22日本代表選出中の田中碧選手
田中碧選手は、現在U-22日本代表のブラジル遠征メンバーに選出されているため、ルヴァンカップ準々決勝には出場ができません。
同選手はU-16日本代表に選出されて以降年代別代表からは遠ざかっていましたが、川崎フロンターレでの台頭が評価されて本年6月のU-22トゥーロン国際大会メンバーに選出されました。
トゥーロン国際大会では準優勝の原動力となり、大会優秀選手第3位にも選ばれたことで、その後U-22日本代表に定着しています。
日本代表での活躍は大きな経験になりますが、川崎フロンターレでボランチの低位置もつかみかけている田中碧選手本人としては、複雑な思いもあるようです。
ただ、同選手は東京五輪世代でもあり、今後の活躍次第で五輪代表に選出される可能性もあります。
復調した守田英正選手、復帰した大島僚太選手らとの日本代表レベルでのボランチのポジション争いは熾烈を極めますが、また今後もクラブと代表の両面で、一層の活躍が期待されるところです。
■フロンパークに展示されたルヴァンカップの優勝杯
本日のフロンパークでは、ルヴァンカップの優勝杯が展示されました。
ルヴァンカップは鹿島アントラーズとの第2戦を勝ち抜くと、10月26日に埼玉スタジアムでの決勝戦に進出します。
決勝戦は1発勝負ですから、残り2試合でタイトルを獲得できることになります。
現状、J1リーグは他のクラブの結果に左右される厳しい状況ですから、一番近いタイトルといえるでしょう。
まずは10月9日(日)、鹿島との第2戦に全力を尽くすこととなります。
■本日登場したピカチュウ
■国内3大タイトルの概要
【関連リンク】
・川崎フロンターレ ゲーム記録 ルヴァンカップ鹿島戦
・武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
・2018/9/8エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の川崎フロンターレショップでルヴァンカップ準優勝盾などを1日限定展示、フォトスポットでふろん太君が優勝祈願
・2019/9/4エントリ 川崎フロンターレがルヴァンカップ準決勝で名古屋に先勝、フロンパークのゲームイベントには「高橋名人」「ピスケとうさぎ」が登場
本日、ルヴァンカップ準決勝「川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ」第1戦が等々力陸上競技場で開催されました。
川崎フロンターレは前半10分にカウンターから失点したものの、27分に守田英正選手のミドルシュートがゴールに突き刺さり同点に追いつきました。
さらに後半79分、肉離れで長期離脱していた大島僚太選手がゲームに復帰し、ほぼゲームを支配。
82分に脇坂泰斗選手、86分に阿部浩之が立て続けにゴールを奪い、3-1で川崎フロンターレが第1戦に勝利しました。
■スカサカ!twitter 川崎Fvs鹿島第1戦ハイライト
■ルヴァンカップが開催された等々力陸上競技場【ハイライト】 #川崎フロンターレ × #鹿島アントラーズ は、3-1で川崎Fの勝利!@frontale_staff @atlrs_official
— スカサカ!サッカー専門チャンネル (@sptv_jleague) 2019年10月9日
▼#ルヴァンカップ 全試合のハイライトを無料配信中!https://t.co/naxbcvqB4R pic.twitter.com/Df6ExYtyIi
■3-1で川崎フロンターレが勝利
Jリーグには、「国内3大タイトル」と呼ばれる主要タイトルがあります。
ひとつめが「J1リーグ」です。現行ルールではJ1の18クラブがホーム&アウェイで年間34試合のリーグ戦を実施し、勝利で3点、引き分けで1点得られる「勝ち点」が最も多いチームが優勝となります。
ふたつめが「天皇杯」です。Jリーグの各クラブ、各都道府県代表のアマチュアクラブなどが一発勝負のトーナメント方式で優勝を争います。
みっつめが本日開催された「Jリーグカップ(ルヴァンカップ)」です。
予選リーグ戦突破チームによるプレーオフおよび準々決勝以降のトーナメント(決勝戦を除く)はホーム&アウェイ2試合の合計により勝敗が決まります。
川崎フロンターレは、ルヴァンカップ決勝進出をかけて鹿島との第2戦を10月13日に行います。
本日、第1戦を3-1で勝利したことにより、決勝進出に大きく近づいたことになります。
■あんたが大賞・守田英正選手
■サポーターの前での守田英正選手の挨拶
本日プロ初ゴールを挙げた守田英正選手は、昨シーズン流通経済大学から新加入したボランチ(守備的ミッドフィールダー)です。
昨シーズンは新人ながらレギュラーの座を獲得し、ボール奪取力と安定したパスワークによりJ1連覇の原動力となりました。
2年目の今季は不調に陥り、ユース出身の新星ボランチ・田中碧選手の台頭などもありベンチに入る試合も多くなりましたが、シーズン後半から復調。
田中碧選手との併用によるサイドバック起用でも結果を残しつつあるところでした。
サポーターが歌うチャント(応援歌)の披露は、本人の意向によりプロ初ゴールを決めるまでは保留となっていましたが、本日ついにお披露目されました。
ボランチはそもそもが得点を量産するポジションではありませんが、ミドルシュートや、タイミグをとらえた攻撃参加はチームに厚みをもたらします。
また今後も、守田選手のゴールが期待されるところです。
■本日復帰した大島僚太選手
■守田英正選手と大島僚太選手
そして本日のもう一つのトピックは、同じくボランチの大島僚太選手の復帰です。
同選手はロシアワールドカップ日本代表に選出され、Jリーグではトップクラスの技術を持っています。
川崎フロンターレのバンディエラ(生え抜きの中心選手)・中村憲剛選手は大島選手を「怪我さえしなければ日本で一番うまい」と評していましたが、毎年肉離れ等、筋肉系の負傷が多いという弱点があります。
今シーズンも度重なる負傷で長期離脱を余儀なくされ、ここまでシーズンの大部分を欠場することとなりました。
それがボランチの田中碧選手の成長・台頭を促した側面もありますが、今季の川崎フロンターレの不調の原因のひとつは、大島僚太選手の不在であることは疑いないところでしょう。
本日の試合では後半79分からの試運転といったところですが、それでも随所にハイレベルな技術が見られました。
あきらかに川崎フロンターレの攻撃のテンポがよくなり、2点目、3点目の連続ゴールにもつながりました。
■U-22日本代表選出中の田中碧選手
田中碧選手は、現在U-22日本代表のブラジル遠征メンバーに選出されているため、ルヴァンカップ準々決勝には出場ができません。
同選手はU-16日本代表に選出されて以降年代別代表からは遠ざかっていましたが、川崎フロンターレでの台頭が評価されて本年6月のU-22トゥーロン国際大会メンバーに選出されました。
トゥーロン国際大会では準優勝の原動力となり、大会優秀選手第3位にも選ばれたことで、その後U-22日本代表に定着しています。
日本代表での活躍は大きな経験になりますが、川崎フロンターレでボランチの低位置もつかみかけている田中碧選手本人としては、複雑な思いもあるようです。
ただ、同選手は東京五輪世代でもあり、今後の活躍次第で五輪代表に選出される可能性もあります。
復調した守田英正選手、復帰した大島僚太選手らとの日本代表レベルでのボランチのポジション争いは熾烈を極めますが、また今後もクラブと代表の両面で、一層の活躍が期待されるところです。
■フロンパークに展示されたルヴァンカップの優勝杯
本日のフロンパークでは、ルヴァンカップの優勝杯が展示されました。
ルヴァンカップは鹿島アントラーズとの第2戦を勝ち抜くと、10月26日に埼玉スタジアムでの決勝戦に進出します。
決勝戦は1発勝負ですから、残り2試合でタイトルを獲得できることになります。
現状、J1リーグは他のクラブの結果に左右される厳しい状況ですから、一番近いタイトルといえるでしょう。
まずは10月9日(日)、鹿島との第2戦に全力を尽くすこととなります。
■本日登場したピカチュウ
■国内3大タイトルの概要
名称 | 参加クラブ | 形式 |
J1リーグ | J1 | ●リーグ戦 (ホーム&アウェイ総当たり) |
天皇杯 | J1、J2、大学選手権優勝チーム、都道府県代表(J3含む) | ●トーナメント (一発勝負) |
ルヴァンカップ | J1・J2(一部) | ●リーグ戦+トーナメント (ホーム&アウェイ方式、決勝戦は一発勝負) |
【関連リンク】
・川崎フロンターレ ゲーム記録 ルヴァンカップ鹿島戦
・武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
・2018/9/8エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の川崎フロンターレショップでルヴァンカップ準優勝盾などを1日限定展示、フォトスポットでふろん太君が優勝祈願
・2019/9/4エントリ 川崎フロンターレがルヴァンカップ準決勝で名古屋に先勝、フロンパークのゲームイベントには「高橋名人」「ピスケとうさぎ」が登場