川崎フロンターレU-18が帝京高校戦制しプリンスリーグ残留、今季トップチーム登録・宮城天・有田恵人選手らが卒団の挨拶
【Reporter:はつしも】
「高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ2019関東」の最終節が12月8日に開催され、等々力陸上競技場では川崎フロンターレU-18と帝京高校が対戦しました。
トップチーム昇格(プロ入り)が内定している宮城天(みやぎ てん)選手が前半29分に先取点を挙げるなど活躍し、川崎フロンターレU-18が3-0で勝利しました。
最終節の結果により、川崎フロンターレU-18は来期もプリンスリーグに残留することが決定しました。
■川崎フロンターレU-18vs帝京高校戦
帝京高校といえば、高校サッカーの強豪校です。
全国高校サッカー選手権大会、高校サッカー総体にそれぞれ30回以上出場し、9回の全国優勝を果たしています。
近年は優勝からは遠ざかっていますが、日本代表を含め数多くのサッカー選手を輩出してきました。
「高円宮杯U-18サッカーリーグ」は、日本国内の男子高校生年代が参加するリーグ戦です。
最上位の「プレミアリーグ」、全国9地区で実施する「プリンスリーグ」、その下位の「都道府県別リーグ」とカテゴリが階層別に分かれていまして、川崎フロンターレU-18は「プリンスリーグ関東」に所属しています。
最終節の結果によっては降格もありえる状況でしたが、帝京高校に勝利して無事残留を果たすことができました。
■等々力陸上競技場に集まったサポーター
プリンスリーグの最終節は、例年等々力陸上競技場で開催されています。
ユースの試合ではありますが、「ホームで観戦できるシーズン最後の試合」ということで、川崎フロンターレのクラブとしてもグッズ販売を行うなど、通常の試合よりもプロモーションを強化しています。
今回は観客2,000人を目標として掲げていましたが、1,575人と残念ながらこれは達成できませんでした。
ただ、2017年は1,010人、2018年は1,141人でしたので、今年は大幅に観客が増加したことになります。
かつて観客が全く入らなかった「J2時代」を知る方からすれば、たいへんな発展といえるでしょう。
■3点目の五十嵐太陽選手(左)、トップチーム昇格内定の宮城天選手(右)
■ハイタッチをする宮城天選手
この試合は29分に宮城天選手、40分に常安澪選手、71分に五十嵐太陽選手がそれぞれ得点しました。
得点後には宮城天選手らがサポーターの皆さんのところまできてハイタッチをするなど、非常に選手とサポーターの距離が近いのが特徴的です。
特に宮城天選手は来季トップチーム昇格するわけですから、このようにファンサービスがしっかりしている点は、地域密着度の高い川崎フロンターレの選手としては適性が高いように思われます。
■試合は3-0で勝利
■勝利を喜ぶ選手たち
U-18は高校生年代ですから、皆さんまだまだかわいらしいですね。
今季J1でベストヤングプレーヤー賞に選ばれた、ユース出身の田中碧選手もプロ入りしてから非常にたくましい体つきになりました。
サッカーを続ける選手は、これからまだまだ成長していくことでしょう。
■3年生のU-18卒業の挨拶
■U-18卒業の挨拶・宮城天選手
試合終了後は、U-18を卒業する高校3年生の選手たちが一人ずつ挨拶をされました。
トップチーム昇格内定している宮城天選手は、ご家族への感謝の思いを最初にお話されていました。
来季はプロデビューを目指して、麻生グラウンドでのトレーニングからスタートすることになります。
■同じく、有田恵人選手
また有田恵人選手は今季、トップチーム公式戦に出場できる2種登録をされていましたが、来年度からは大学進学されるということです。
トップ昇格まであと一歩だったのだと思いますが、「必ずこのピッチに戻ってきたい」と決意表明されていました。
U-18の中でも、トップチームに昇格するのは例年1名程度で、非常に狭き門です。
しかしながら今期トップ下で中村憲剛選手の負傷の穴を埋めた脇坂泰斗選手など、ユースから大学を経てまた川崎フロンターレに戻って活躍するケースもあります。
有田選手は今井小学校・今井中学校出身で、ユース入団前は東住吉小学校のグラウンドを中心に活動する「東住吉SC(サッカークラブ)」で活動をされていた地元選手です。
そのようなローカル目線でも、今後の活躍に期待したいと思います。
有田選手をはじめ、大学進学を決めた各選手たちも、今後の成長に向けての抱負を述べられていました。
■ふろん太とカブレラ
プリンスリーグ最終戦では、毎年マスコットキャラクターのふろん太とカブレラも登場します。
ピッチ内に出てくるのはいつもの風景ですが、この日は等々力陸上競技場のコンコースでもグリーティングをしていました。
普段のJ1公式戦ではコンコースは大混雑で、人気者のふろん太やカブレラが通行するのは到底不可能です。
コンコースで記念撮影したりできるのは、ユースの試合ならではの風景でした。
■同時開催された、小学生向けのサッカー教室
なお、この日は等々力陸上競技場で小学生向けのサッカー教室が同時開催イベントとして企画されていました。
サッカーの裾野を広げていくことも、クラブの地道なプロモーションとしてたいへん重要かと思います。
【Reporter:はつしも】
・川崎フロンターレ アカデミー
・武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
(川崎フロンターレユース関連)
・2016/12/17エントリ 川崎フロンターレの20周年事業。川崎市に寄贈された「等々力第1サッカー場」の人工芝と、夜間LED照明設備
・2017/12/9エントリ 年内、まだ等々力でフロンターレを応援できる!「高円宮杯U-18プリンスリーグ」最終節前橋育英高校戦が12月10日(日)開催/田中碧選手が出場した昨年最終節を振り返る
・2018/12/7エントリ 等々力陸上競技場の2018年最終戦。高円宮杯最終節「川崎フロンターレU-18対東京ヴェルディユース戦」が12月9日(日)13時キックオフ
・2019/1/12エントリ 川崎フロンターレU-18の2018最終戦を振り返る:U-19日本代表・宮代大聖選手がプロでの活躍に向け挨拶
・2019/10/6エントリ 川崎フロンターレが湘南ベルマーレとのU-18・J1「湘南2DAYS」で連勝、トップ昇格内定・宮城天選手が活躍
「高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ2019関東」の最終節が12月8日に開催され、等々力陸上競技場では川崎フロンターレU-18と帝京高校が対戦しました。
トップチーム昇格(プロ入り)が内定している宮城天(みやぎ てん)選手が前半29分に先取点を挙げるなど活躍し、川崎フロンターレU-18が3-0で勝利しました。
最終節の結果により、川崎フロンターレU-18は来期もプリンスリーグに残留することが決定しました。
■川崎フロンターレU-18vs帝京高校戦
帝京高校といえば、高校サッカーの強豪校です。
全国高校サッカー選手権大会、高校サッカー総体にそれぞれ30回以上出場し、9回の全国優勝を果たしています。
近年は優勝からは遠ざかっていますが、日本代表を含め数多くのサッカー選手を輩出してきました。
「高円宮杯U-18サッカーリーグ」は、日本国内の男子高校生年代が参加するリーグ戦です。
最上位の「プレミアリーグ」、全国9地区で実施する「プリンスリーグ」、その下位の「都道府県別リーグ」とカテゴリが階層別に分かれていまして、川崎フロンターレU-18は「プリンスリーグ関東」に所属しています。
最終節の結果によっては降格もありえる状況でしたが、帝京高校に勝利して無事残留を果たすことができました。
■等々力陸上競技場に集まったサポーター
プリンスリーグの最終節は、例年等々力陸上競技場で開催されています。
ユースの試合ではありますが、「ホームで観戦できるシーズン最後の試合」ということで、川崎フロンターレのクラブとしてもグッズ販売を行うなど、通常の試合よりもプロモーションを強化しています。
今回は観客2,000人を目標として掲げていましたが、1,575人と残念ながらこれは達成できませんでした。
ただ、2017年は1,010人、2018年は1,141人でしたので、今年は大幅に観客が増加したことになります。
かつて観客が全く入らなかった「J2時代」を知る方からすれば、たいへんな発展といえるでしょう。
■3点目の五十嵐太陽選手(左)、トップチーム昇格内定の宮城天選手(右)
■ハイタッチをする宮城天選手
この試合は29分に宮城天選手、40分に常安澪選手、71分に五十嵐太陽選手がそれぞれ得点しました。
得点後には宮城天選手らがサポーターの皆さんのところまできてハイタッチをするなど、非常に選手とサポーターの距離が近いのが特徴的です。
特に宮城天選手は来季トップチーム昇格するわけですから、このようにファンサービスがしっかりしている点は、地域密着度の高い川崎フロンターレの選手としては適性が高いように思われます。
■試合は3-0で勝利
■勝利を喜ぶ選手たち
U-18は高校生年代ですから、皆さんまだまだかわいらしいですね。
今季J1でベストヤングプレーヤー賞に選ばれた、ユース出身の田中碧選手もプロ入りしてから非常にたくましい体つきになりました。
サッカーを続ける選手は、これからまだまだ成長していくことでしょう。
■3年生のU-18卒業の挨拶
■U-18卒業の挨拶・宮城天選手
試合終了後は、U-18を卒業する高校3年生の選手たちが一人ずつ挨拶をされました。
トップチーム昇格内定している宮城天選手は、ご家族への感謝の思いを最初にお話されていました。
来季はプロデビューを目指して、麻生グラウンドでのトレーニングからスタートすることになります。
■同じく、有田恵人選手
また有田恵人選手は今季、トップチーム公式戦に出場できる2種登録をされていましたが、来年度からは大学進学されるということです。
トップ昇格まであと一歩だったのだと思いますが、「必ずこのピッチに戻ってきたい」と決意表明されていました。
U-18の中でも、トップチームに昇格するのは例年1名程度で、非常に狭き門です。
しかしながら今期トップ下で中村憲剛選手の負傷の穴を埋めた脇坂泰斗選手など、ユースから大学を経てまた川崎フロンターレに戻って活躍するケースもあります。
有田選手は今井小学校・今井中学校出身で、ユース入団前は東住吉小学校のグラウンドを中心に活動する「東住吉SC(サッカークラブ)」で活動をされていた地元選手です。
そのようなローカル目線でも、今後の活躍に期待したいと思います。
有田選手をはじめ、大学進学を決めた各選手たちも、今後の成長に向けての抱負を述べられていました。
■ふろん太とカブレラ
プリンスリーグ最終戦では、毎年マスコットキャラクターのふろん太とカブレラも登場します。
ピッチ内に出てくるのはいつもの風景ですが、この日は等々力陸上競技場のコンコースでもグリーティングをしていました。
普段のJ1公式戦ではコンコースは大混雑で、人気者のふろん太やカブレラが通行するのは到底不可能です。
コンコースで記念撮影したりできるのは、ユースの試合ならではの風景でした。
■同時開催された、小学生向けのサッカー教室
なお、この日は等々力陸上競技場で小学生向けのサッカー教室が同時開催イベントとして企画されていました。
サッカーの裾野を広げていくことも、クラブの地道なプロモーションとしてたいへん重要かと思います。
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(川崎フロンターレユース関連)
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