「令和2年川崎市成人の日を祝うつどい」がとどろきアリーナで開催、成人年齢引き下げ後は「20歳を祝うつどい」に改称へ
【Reporter:こだなか】
1月14日(月祝・成人の日)に、「令和2年川崎市成人の日を祝うつどい」がとどろきアリーナにおいて開催されました。
居住する区により「午前の部」と「午後の部」に分けて開催され、たいへん多くの新成人の皆さんが等々力緑地の催し物広場に集まりました。
■「成人の日を祝うつどい」で新成人が集まった等々力緑地
川崎市の「成人の日を祝うつどい」、いわゆる成人式は、毎年とどろきアリーナで開催されています。
川崎市は非常に南北に細長い形状をしていますから、市役所がある都市拠点としての中心地、川崎区で開催すると北部から非常に参加しにくくなります。
そのため、地理的な中心地である中原区が会場となっているわけです。
川崎市は非常に人口が多く、対象となる新成人は14,048人います。
全員が参加するわけではありませんが、6,500人が上限のとどろきアリーナの施設規模ではキャパをオーバーする可能性があります。
そのようなわけで、川崎区・幸区・中原区・高津区が「午前の部」、宮前区・多摩区・麻生区が「午後の部」ということで、7区を分割して開催しています。
■催し物広場に集まった新成人の皆さん
■会場はとどろきアリーナ
■有志で作られたお祝い幕
「成人の日を祝うつどい」の会場はとどろきアリーナですが、等々力緑地の「催し物広場」が多くの方の待ち合わせ場所になっています。
中には同級生の有志で、巨大なお祝いの幕を作っていた方もいらっしゃいました。
この催し物広場は、令和元年台風19号による災害発生後、災害ごみの集積場として使用されていました。
そのため10月18日から一時的に利用中止になっていたのですが、ちょうど2か月後、12月18日から一般利用が再開されています。
この場所がないと、アリーナ前の広場だけでは狭くなりますので、この日に利用できるようになっていてよかったと思います。
■川崎市選挙啓発キャラクター「イックン」
かつては、20歳になると選挙権を得ることができました。
現在では18歳から投票権がありますが、まだまだ若年層の投票率は芳しくありません。
そこで催し物広場では、川崎市選挙管理委員会の啓発キャラクター「イックン」が登場して、新成人の皆さんに選挙への参加を呼び掛けていました。
■献血推進キャラクター「けんけつちゃん」
続いてこちらは、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」です。
献血も16歳以上、18歳以上など種別によって異なる年齢制限がありますが、成人の方であれば体重等の所定の基準を満たすことで献血が可能です。
血液は長期保存ができないため、常時献血の協力者を必要としています。
この日の催し物広場には、けんけつちゃんも登場して献血推進を呼びかけていました。
■「イックン」と「けんけつちゃん」
せっかくですので、「イックン」と「けんけつちゃん」の共演で記念撮影です。
新成人の皆さんも、キャラクターたちと記念撮影を楽しんでいました。
■ふろん太とワルンタの成人式バージョン
また「成人の日を祝うつどい」には、川崎フロンターレのマスコットキャラクター「ふろん太」「ワルンタ」もゲストで登場しました。
写真は昨年のもので、このときは「ふろん太」「ワルンタ」自身もキャラクター誕生から20年を経て、「新成人」を祝う企画でした。
今年は残念ながら遭遇できなかったのですが、今年もコスチュームは基本的に同じだったようです。
■川崎フロンターレの違法薬物啓発ポスター
■違法薬物に関する掲示
川崎フロンターレは、催し物広場での啓発ブースにもポスターが掲示されていました。
まずこちらは、麻薬などの違法薬物を排除する啓発ポスターです。
■川崎フロンターレの地域活動参加啓発ポスター
続いてこちらは、地域活動参加を呼びかける啓発ポスターです。
このポスターには、プロスポーツクラブの中でも非常に積極的に地域活動に協力している川崎フロンターレだからこそ出演できるという気がいたします。
■自転車損害賠償責任保険の啓発ポスター
平地の多い川崎市では、中原区などを中心に自転車の利用が非常に多くなっています。
その中で事故も発生しておりますが、神奈川県においては「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が2019年4月に施行されました。
本条例により、2019年10月から、神奈川県内で自転車に乗る人には自転車賠償責任保険等の加入が義務化されています。
催し物広場には、これを周知する啓発ポスターも掲示されていました。
義務化を予告するポスターを「義務化されました」と上書きして、再利用したものです。
■フォトスポット
■選挙啓発の顔ハメパネル
また、最近はスマートフォンで撮影した写真をSNSに投稿して、仲間内で楽しむことも盛んになっています。
昨年同様、ご覧のようなフォトスポットや顔ハメパネルも設置されまして、多くの方がここで撮影をされていました。
様々な啓発ブースは、新成人の方の関心を大きく引き寄せるのはなかなか難しいですが、こういったフォトスポットは一定のニーズがあったように思います。
そういう点では、選挙啓発を顔ハメパネルにするのは、ポスターを掲示したりチラシを配ったりするよりは目に留まりそうです。
ところで、民法改正により2022年度より成人年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられます。
これにより、20歳をもって実施している成人式をどうするかは自治体によって対応が分かれていますが、川崎市については成人式の対象を引き続き「20歳」とする方針がすでに示されていました。
ただし、「川崎市成人の日を祝うつどい」という名称が使えなくなりますので、「川崎市20歳を祝うつどい」に変更されるということです。
■催し物広場に設置された成人向けの喫煙所
川崎市は昨年、今後成人を迎える中学生・高校生や保護者にアンケートを実施したところ、約85%が現行の「20歳」での式典参加を希望されました。
18歳で実施する場合、1月が受験シーズンであることや、飲酒や喫煙などは20歳からであることなどが多く理由に挙げられていたということです。
ただ、名称は「川崎市20歳を祝うつどい」にするとしても、一般的な呼び名としては「成人式」がかなり定着しています。
「20歳式」などといった呼び名にはならないでしょうから、引き続き「成人式」も使われるような気がいたしますね。
【関連リンク】
・川崎市 交通安全 自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化されました
・川崎市 成人の日を祝うつどい 令和4年(2022年)度以降の「川崎市成人の日を祝うつどい」について
・2008/1/17エントリ とどろきアリーナの成人式の様子
・2012/1/9エントリ 川崎市の2012年「成人の日を祝うつどい」開催
・2019/1/14エントリ 川崎市「平成31年成人の日を祝うつどい」がとどろきアリーナで本日開催、1999年3月14日生まれ「ふろん太&ワルンタ」成人式も挙行
1月14日(月祝・成人の日)に、「令和2年川崎市成人の日を祝うつどい」がとどろきアリーナにおいて開催されました。
居住する区により「午前の部」と「午後の部」に分けて開催され、たいへん多くの新成人の皆さんが等々力緑地の催し物広場に集まりました。
■「成人の日を祝うつどい」で新成人が集まった等々力緑地
川崎市の「成人の日を祝うつどい」、いわゆる成人式は、毎年とどろきアリーナで開催されています。
川崎市は非常に南北に細長い形状をしていますから、市役所がある都市拠点としての中心地、川崎区で開催すると北部から非常に参加しにくくなります。
そのため、地理的な中心地である中原区が会場となっているわけです。
川崎市は非常に人口が多く、対象となる新成人は14,048人います。
全員が参加するわけではありませんが、6,500人が上限のとどろきアリーナの施設規模ではキャパをオーバーする可能性があります。
そのようなわけで、川崎区・幸区・中原区・高津区が「午前の部」、宮前区・多摩区・麻生区が「午後の部」ということで、7区を分割して開催しています。
■催し物広場に集まった新成人の皆さん
■会場はとどろきアリーナ
■有志で作られたお祝い幕
「成人の日を祝うつどい」の会場はとどろきアリーナですが、等々力緑地の「催し物広場」が多くの方の待ち合わせ場所になっています。
中には同級生の有志で、巨大なお祝いの幕を作っていた方もいらっしゃいました。
この催し物広場は、令和元年台風19号による災害発生後、災害ごみの集積場として使用されていました。
そのため10月18日から一時的に利用中止になっていたのですが、ちょうど2か月後、12月18日から一般利用が再開されています。
この場所がないと、アリーナ前の広場だけでは狭くなりますので、この日に利用できるようになっていてよかったと思います。
■川崎市選挙啓発キャラクター「イックン」
かつては、20歳になると選挙権を得ることができました。
現在では18歳から投票権がありますが、まだまだ若年層の投票率は芳しくありません。
そこで催し物広場では、川崎市選挙管理委員会の啓発キャラクター「イックン」が登場して、新成人の皆さんに選挙への参加を呼び掛けていました。
■献血推進キャラクター「けんけつちゃん」
続いてこちらは、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」です。
献血も16歳以上、18歳以上など種別によって異なる年齢制限がありますが、成人の方であれば体重等の所定の基準を満たすことで献血が可能です。
血液は長期保存ができないため、常時献血の協力者を必要としています。
この日の催し物広場には、けんけつちゃんも登場して献血推進を呼びかけていました。
■「イックン」と「けんけつちゃん」
せっかくですので、「イックン」と「けんけつちゃん」の共演で記念撮影です。
新成人の皆さんも、キャラクターたちと記念撮影を楽しんでいました。
■ふろん太とワルンタの成人式バージョン
また「成人の日を祝うつどい」には、川崎フロンターレのマスコットキャラクター「ふろん太」「ワルンタ」もゲストで登場しました。
写真は昨年のもので、このときは「ふろん太」「ワルンタ」自身もキャラクター誕生から20年を経て、「新成人」を祝う企画でした。
今年は残念ながら遭遇できなかったのですが、今年もコスチュームは基本的に同じだったようです。
■川崎フロンターレの違法薬物啓発ポスター
■違法薬物に関する掲示
川崎フロンターレは、催し物広場での啓発ブースにもポスターが掲示されていました。
まずこちらは、麻薬などの違法薬物を排除する啓発ポスターです。
■川崎フロンターレの地域活動参加啓発ポスター
続いてこちらは、地域活動参加を呼びかける啓発ポスターです。
このポスターには、プロスポーツクラブの中でも非常に積極的に地域活動に協力している川崎フロンターレだからこそ出演できるという気がいたします。
■自転車損害賠償責任保険の啓発ポスター
平地の多い川崎市では、中原区などを中心に自転車の利用が非常に多くなっています。
その中で事故も発生しておりますが、神奈川県においては「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が2019年4月に施行されました。
本条例により、2019年10月から、神奈川県内で自転車に乗る人には自転車賠償責任保険等の加入が義務化されています。
催し物広場には、これを周知する啓発ポスターも掲示されていました。
義務化を予告するポスターを「義務化されました」と上書きして、再利用したものです。
■フォトスポット
■選挙啓発の顔ハメパネル
また、最近はスマートフォンで撮影した写真をSNSに投稿して、仲間内で楽しむことも盛んになっています。
昨年同様、ご覧のようなフォトスポットや顔ハメパネルも設置されまして、多くの方がここで撮影をされていました。
様々な啓発ブースは、新成人の方の関心を大きく引き寄せるのはなかなか難しいですが、こういったフォトスポットは一定のニーズがあったように思います。
そういう点では、選挙啓発を顔ハメパネルにするのは、ポスターを掲示したりチラシを配ったりするよりは目に留まりそうです。
ところで、民法改正により2022年度より成人年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられます。
これにより、20歳をもって実施している成人式をどうするかは自治体によって対応が分かれていますが、川崎市については成人式の対象を引き続き「20歳」とする方針がすでに示されていました。
ただし、「川崎市成人の日を祝うつどい」という名称が使えなくなりますので、「川崎市20歳を祝うつどい」に変更されるということです。
■催し物広場に設置された成人向けの喫煙所
川崎市は昨年、今後成人を迎える中学生・高校生や保護者にアンケートを実施したところ、約85%が現行の「20歳」での式典参加を希望されました。
18歳で実施する場合、1月が受験シーズンであることや、飲酒や喫煙などは20歳からであることなどが多く理由に挙げられていたということです。
ただ、名称は「川崎市20歳を祝うつどい」にするとしても、一般的な呼び名としては「成人式」がかなり定着しています。
「20歳式」などといった呼び名にはならないでしょうから、引き続き「成人式」も使われるような気がいたしますね。
【関連リンク】
・川崎市 交通安全 自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化されました
・川崎市 成人の日を祝うつどい 令和4年(2022年)度以降の「川崎市成人の日を祝うつどい」について
・2008/1/17エントリ とどろきアリーナの成人式の様子
・2012/1/9エントリ 川崎市の2012年「成人の日を祝うつどい」開催
・2019/1/14エントリ 川崎市「平成31年成人の日を祝うつどい」がとどろきアリーナで本日開催、1999年3月14日生まれ「ふろん太&ワルンタ」成人式も挙行