川崎フロンターレが名古屋に雪辱し新記録11連勝、リーグ再開後初の1万人超が観戦しDB芸人も登場
【Reporter:はつしも】
J1リーグ第23節「川崎フロンターレvs名古屋グランパス戦」が、10月18日に等々力陸上競技場で開催されました。
前半44分、ルーキーの三笘薫選手のゴールを皮切りに、後半はセンターバックのジェジエウ選手がセットプレーからのフィジカルを活かしたヘディングを2点決め、川崎フロンターレが3-0で快勝しました。
これにより、川崎フロンターレはリーグ新記録となる「11連勝」を飾り、今シーズン自らが樹立した記録「10連勝」を同一シーズン内でふたたび更新するという快挙を成し遂げました。
■三笘薫選手の「ヌルヌルドリブル」
■三笘薫選手のゴール
先取点を挙げた三笘薫選手は、川崎フロンターレU-18から筑波大学に進学し、今季新加入した新人です。
新人ながら「ヌルヌルドリブル」と呼ばれる独特のドリブル突破でたびたび決定機を作り出し、今季すでにリーグ11得点を挙げました。
これはJ1リーグでの新人としては歴代ベスト5に入っており、リーグ歴代最多「13点」を更新する可能性も十分にあります。
■2ゴールを挙げたジェジエウ選手
そして本日のヒーローは、センターバックとして守備面で活躍をしつつ、セットプレーから2得点を挙げたジェジエウ選手でした。
ジェジエウ選手は、抜群のフィジカル、後ろから追いかけても追いつける圧倒的なスピードを武器に「規格外」「モンスター」とも呼ばれる守備力を有しています。
川崎フロンターレのリーグ最少失点(現在)は、ジェジエウ選手と、キャプテン谷口彰悟選手によるところが大きいでしょう。
ジェジエウ選手は恵まれた体格を活かすべく、コーナーキックでは常にゴール前まで上がってくるのですが、これまで惜しいところで得点はありませんでした。
本日はスタメン出場した中村憲剛からの絶妙なボール配給もあり、ついに2得点を挙げました。
■セットプレーの起点となった中村憲剛選手
大部分のセットプレーのキッカーを務め、得点の起点となったのが中村憲剛選手です。
この試合はスタメン出場し、ベンチ外となった中盤の支配者・大島僚太選手に代わってチャンスメイクで活躍しました。
■もう一人の左サイドのドリブラー・齋藤学選手
■守田英正選手・レアンドロダミアン選手
■昨シーズンまで在籍した阿部浩之選手
そして本日、川崎フロンターレサポーターがひそかに楽しみにしていたのが、昨年まで在籍していた名古屋グランパスの阿部浩之選手です。
阿部浩之選手は、ガンバ大阪から2017シーズンに川崎フロンターレに加入し、2017、2018シーズンの連覇の原動力となりました。
左右の足から繰り出される、正確にゴール隅にコントロールされたシュートが持ち味です。
2020シーズンは名古屋グランパスに移籍しましたが、川崎フロンターレのアウェイ戦では負傷のため出場ができず、この日の試合が初の古巣との対戦となりました。
阿部浩之選手のシュートは非常に脅威でしたが、結果としては川崎フロンターレが0点に抑える「クリーンシート」勝利となりました。
後半に交代となりましたが、会場からは阿部選手に惜しみない拍手が贈られました。
さて、本日は恒例の「KAWAハロー!ウィンPARTY」ということで、ハロウィンをテーマにしたホームゲームイベントが開催されました。
■「KAWAハロー!ウィンPARTY」が開催された等々力陸上競技場周辺
■「エコ暮らしこフェア」で登場予定だったエコ気球
こちらのエコ気球は、前回のホームゲーム「エコ暮らしこフェア」で登場予定だったものです。
台風接近による悪天候で中止となってしまい、今回改めて登場となりました。
■選手たちの仮装
ハロウィンということで、選手たちも仮装を行いました。
このコスチューム、年々本気度が上がってきているような気がいたします。
■ハロウィンバージョンの選手紹介
試合開始前の選手紹介も、この仮装モードになっていました。
昔は「こんなことをしているから優勝できない」とも一部でいわれたものでしたが、ただ現在ではさまざまな企画や取り組みがファン層の拡大、クラブの力になっていることは間違いありません。
勝敗はあってもぶれずにやっていくのが、基本的なスタンスかと思います。
■「KAWAハロー!ウィンPARTY」スペシャルステージ
等々力陸上競技場メインスタンド前では、ドラゴンボール芸人の皆さんによる「KAWAハロー!ウィンPARTYスペシャルステージ」が開催されました。
「R藤本」さんがドラゴンボールの「ベジータ」。
「BANBANBAN山本正剛」さんが「フリーザ」。
「千葉ドラゴン」さんが「魔人ブウ」ですね。
ドラゴンボールのキャラクターの仮装と物まねをしながらのネタ披露で、会場を沸かせていました。
■始球式は「アイデンティティ」さん
■試合開始前は「元気玉」でエール
始球式は、川崎市在住歴あり、フロンターレサポーターでもある「アイデンティティ」さんです。
試合開始前には、会場から元気を集めた「元気玉」で、選手たちにエールを送っていました。
■10,161人が来場
こうした楽しい企画や、もちろん川崎フロンターレ自体が非常に好調で連勝新記録がかかった試合ということもあって、今回はリーグ再開後、初の1万人突破となる「10,161人」が来場しました。
現在、Jリーグでは定員の50%を目安とした制限がかかっており、等々力陸上競技場では「12,000人」が上限となっています。
今後はビジター席も設けられるなど、徐々に緩和が行われていく予定です。
これらは当然ながら安全対策とセットで、安心して観戦できる環境づくりも並行して取り組まれているところです。
残りのホームゲームも徐々に少なくなってきました。
リーグ優勝に向けて大詰めとなる中、そろそろスタジアム観戦もよいかと思います。
(試合撮影:株式会社fawn 本平基)
【関連リンク】
・川崎フロンターレ 第23節 ゲーム記録
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・川崎フロンターレ 【更新版】10月「チケット販売方針」について
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・2020/10/10エントリ 川崎フロンターレが中村憲剛スタメンで仙台戦制し2度目のリーグ9連勝、入場上限1万人超に緩和し「エコ暮らしこフェア」縮小開催
・2020/10/14エントリ 川崎フロンターレがアウェイ広島戦で今季2度目のリーグ10連勝、川崎水族館「カワスイ」貸切イベントも開催
J1リーグ第23節「川崎フロンターレvs名古屋グランパス戦」が、10月18日に等々力陸上競技場で開催されました。
前半44分、ルーキーの三笘薫選手のゴールを皮切りに、後半はセンターバックのジェジエウ選手がセットプレーからのフィジカルを活かしたヘディングを2点決め、川崎フロンターレが3-0で快勝しました。
これにより、川崎フロンターレはリーグ新記録となる「11連勝」を飾り、今シーズン自らが樹立した記録「10連勝」を同一シーズン内でふたたび更新するという快挙を成し遂げました。
■三笘薫選手の「ヌルヌルドリブル」
■三笘薫選手のゴール
先取点を挙げた三笘薫選手は、川崎フロンターレU-18から筑波大学に進学し、今季新加入した新人です。
新人ながら「ヌルヌルドリブル」と呼ばれる独特のドリブル突破でたびたび決定機を作り出し、今季すでにリーグ11得点を挙げました。
これはJ1リーグでの新人としては歴代ベスト5に入っており、リーグ歴代最多「13点」を更新する可能性も十分にあります。
■2ゴールを挙げたジェジエウ選手
そして本日のヒーローは、センターバックとして守備面で活躍をしつつ、セットプレーから2得点を挙げたジェジエウ選手でした。
ジェジエウ選手は、抜群のフィジカル、後ろから追いかけても追いつける圧倒的なスピードを武器に「規格外」「モンスター」とも呼ばれる守備力を有しています。
川崎フロンターレのリーグ最少失点(現在)は、ジェジエウ選手と、キャプテン谷口彰悟選手によるところが大きいでしょう。
ジェジエウ選手は恵まれた体格を活かすべく、コーナーキックでは常にゴール前まで上がってくるのですが、これまで惜しいところで得点はありませんでした。
本日はスタメン出場した中村憲剛からの絶妙なボール配給もあり、ついに2得点を挙げました。
■セットプレーの起点となった中村憲剛選手
大部分のセットプレーのキッカーを務め、得点の起点となったのが中村憲剛選手です。
この試合はスタメン出場し、ベンチ外となった中盤の支配者・大島僚太選手に代わってチャンスメイクで活躍しました。
■もう一人の左サイドのドリブラー・齋藤学選手
■守田英正選手・レアンドロダミアン選手
■昨シーズンまで在籍した阿部浩之選手
そして本日、川崎フロンターレサポーターがひそかに楽しみにしていたのが、昨年まで在籍していた名古屋グランパスの阿部浩之選手です。
阿部浩之選手は、ガンバ大阪から2017シーズンに川崎フロンターレに加入し、2017、2018シーズンの連覇の原動力となりました。
左右の足から繰り出される、正確にゴール隅にコントロールされたシュートが持ち味です。
2020シーズンは名古屋グランパスに移籍しましたが、川崎フロンターレのアウェイ戦では負傷のため出場ができず、この日の試合が初の古巣との対戦となりました。
阿部浩之選手のシュートは非常に脅威でしたが、結果としては川崎フロンターレが0点に抑える「クリーンシート」勝利となりました。
後半に交代となりましたが、会場からは阿部選手に惜しみない拍手が贈られました。
さて、本日は恒例の「KAWAハロー!ウィンPARTY」ということで、ハロウィンをテーマにしたホームゲームイベントが開催されました。
■「KAWAハロー!ウィンPARTY」が開催された等々力陸上競技場周辺
■「エコ暮らしこフェア」で登場予定だったエコ気球
こちらのエコ気球は、前回のホームゲーム「エコ暮らしこフェア」で登場予定だったものです。
台風接近による悪天候で中止となってしまい、今回改めて登場となりました。
■選手たちの仮装
ハロウィンということで、選手たちも仮装を行いました。
このコスチューム、年々本気度が上がってきているような気がいたします。
■ハロウィンバージョンの選手紹介
試合開始前の選手紹介も、この仮装モードになっていました。
昔は「こんなことをしているから優勝できない」とも一部でいわれたものでしたが、ただ現在ではさまざまな企画や取り組みがファン層の拡大、クラブの力になっていることは間違いありません。
勝敗はあってもぶれずにやっていくのが、基本的なスタンスかと思います。
■「KAWAハロー!ウィンPARTY」スペシャルステージ
等々力陸上競技場メインスタンド前では、ドラゴンボール芸人の皆さんによる「KAWAハロー!ウィンPARTYスペシャルステージ」が開催されました。
「R藤本」さんがドラゴンボールの「ベジータ」。
「BANBANBAN山本正剛」さんが「フリーザ」。
「千葉ドラゴン」さんが「魔人ブウ」ですね。
ドラゴンボールのキャラクターの仮装と物まねをしながらのネタ披露で、会場を沸かせていました。
■始球式は「アイデンティティ」さん
■試合開始前は「元気玉」でエール
始球式は、川崎市在住歴あり、フロンターレサポーターでもある「アイデンティティ」さんです。
試合開始前には、会場から元気を集めた「元気玉」で、選手たちにエールを送っていました。
■10,161人が来場
こうした楽しい企画や、もちろん川崎フロンターレ自体が非常に好調で連勝新記録がかかった試合ということもあって、今回はリーグ再開後、初の1万人突破となる「10,161人」が来場しました。
現在、Jリーグでは定員の50%を目安とした制限がかかっており、等々力陸上競技場では「12,000人」が上限となっています。
今後はビジター席も設けられるなど、徐々に緩和が行われていく予定です。
これらは当然ながら安全対策とセットで、安心して観戦できる環境づくりも並行して取り組まれているところです。
残りのホームゲームも徐々に少なくなってきました。
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