川崎フロンターレ一筋18年。40歳誕生日弾翌日、中村憲剛選手が今季限りでの現役引退を発表
【Reporter:はつしも】
本日、川崎フロンターレの中村憲剛選手が、今シーズン限りでの現役引退を発表しました。
オンラインでの会見が配信され、クラブからは特別ムービーが公開されました。
「私、中村憲剛は今シーズン限りで川崎フロンターレを引退します」
プロサッカー選手ではなく、「川崎フロンターレ」を引退ー。
中村憲剛選手が川崎フロンターレそのものともいえる、クラブを18年にわたって支えた選手だからこそ、自然に出た言葉のように思われました。
■中村憲剛選手 現役引退発表会見
■川崎フロンターレtwitter 中村憲剛選手への特別メッセージ動画
中村憲剛選手は、2003シーズンに中央大学から川崎フロンターレに加入しました。
当時に2部リーグだった中央大学の選手に注目していたクラブは多くありませんでしたが、練習生として参加していた川崎フロンターレのスカウトの目に留まりました。
そこから18シーズンにわたって川崎フロンターレで活躍し、日本代表としてワールドカップにも出場するなど、Jリーグを代表する選手になりました。
現在ではクラブ生え抜きの代表的な選手として「バンディエラ」(旗頭)と呼ばれています。
前日、FC東京戦で40歳のバースデーゴールを決めるなど大活躍した中村憲剛が、このタイミングで引退を決断すると考えていた方は、あまりいなかったのではないかと思います。
そんな中村憲剛選手が自身の引退時期を決めた時期について、本日の会見で「最終的に判断したのは35歳の時」であることが明かされました。
この時に引退時期を40歳と決め、そこまでの1年1年を全力でやっていくこととしたのだそうです。
そこから中村憲剛選手は、2016シーズンにJリーグMVPを受賞し、2017シーズンにはリーグ初制覇。2018シーズンは連覇、2019シーズンにはルヴァンカップ初優勝しました。
「そこまでの苦労が嘘のように、タイトルが手に入った」
そう、中村憲剛選手は会見で振り返りました。
■引退発表会見の中村憲剛選手
そして引退までの時間が少なくなった2019シーズン終盤、前十字靭帯損傷により全治7か月の大けがを負いました。
「なんとしても復帰して、その姿を皆さんに見せて引退したい」
引退するために復帰するというと逆説的にも聞こえますが、それが復帰への大きなモチベーションだったということです。
■復帰してキングカズ・中村俊輔らレジェンドと対決する中村憲剛選手
撮影:株式会社fawn 本平基
そして中村憲剛選手は見事に復帰し、復帰戦でいきなりゴール、そして40歳の誕生日を迎えた昨日のFC東京戦でも得点を挙げるなど、チームの勝利に大きく貢献しました。
引退を報告したチームメイトらからは「今じゃないでしょう。なんで?」と異口同音に言われたということですが、
「この年齢で、それだけ求められるときに引退したい」
中村憲剛選手の意志は固く、翻意することはありませんでした。
コロナの影響下、ファンサービスもできないシーズンに引退することには残念な思いもあるとのことでしたが、残りのリーグ戦、そして天皇杯に全力を注ぎ、クラブの勝利に貢献したいとの意気込みを示されました。
■多摩川の清掃活動「多摩川エコラシコ」イベントに参加する中村憲剛選手
中村憲剛選手といえば、ピッチだけでなく、川崎フロンターレの地域活動やさまざまな企画に率先して参加してきたことも大きな功績です。
サッカー選手の本業はピッチでのプレイですが、地域に貢献すること、サポーターと交流を続けることを長年にわたって続けてきました。
クラブの他の選手にも、「憲剛さんがこれだけやっているのだから」「憲剛さんがやっているのにやらないわけにはいかない」と大きな影響を与えてきました。
こうした活動がクラブの支援者を増やし、タイトル獲得の力となったことも見逃せません。
川崎フロンターレでは、中村憲剛選手の引退発表を受けて、今後「One Four KENGO」プロモーションを展開していくということです。
詳細は公式ウェブサイトやSNSで発表されますので、ご注目ください。
■武蔵小杉でシャーレ(Jリーグ優勝銀皿)を掲げた中村憲剛選手(2018年)
【関連リンク】
・中村憲剛オフィシャルブログ 引退会見
・中村憲剛twitter
・川崎フロンターレ 中村憲剛選手現役引退のお知らせ
・川崎フロンターレ One Four KENGOプロモーション実施のお知らせ
・2018/9/16エントリ 川崎フロンターレ選手会と「とどろき水辺の楽校」による「多摩川エコラシコ」が本日開催、9選手参加によりごみ拾いや水辺の学習活動を展開
・2020/8/29エントリ 川崎フロンターレ中村憲剛選手が10か月ぶり復帰弾で清水を5-0撃破、始球式出演ダンディ坂野さんとゴールパフォーマンス「ゲッツ」共演
・2020/9/24エントリ 川崎フロンターレが中村憲剛・キングカズ・中村俊輔ら揃い踏みレジェンド対決制し6連勝、コロッケさんがYMCAショーで登場
・2020/10/10エントリ 川崎フロンターレが中村憲剛スタメンで仙台戦制し2度目のリーグ9連勝、入場上限1万人超に緩和し「エコ暮らしこフェア」縮小開催
・2020/10/31エントリ 中村憲剛40歳誕生日弾で川崎フロンターレがリーグ新12連勝、フロンパークではゆかりの地域の物産販売やいもほり体験実施
本日、川崎フロンターレの中村憲剛選手が、今シーズン限りでの現役引退を発表しました。
オンラインでの会見が配信され、クラブからは特別ムービーが公開されました。
「私、中村憲剛は今シーズン限りで川崎フロンターレを引退します」
プロサッカー選手ではなく、「川崎フロンターレ」を引退ー。
中村憲剛選手が川崎フロンターレそのものともいえる、クラブを18年にわたって支えた選手だからこそ、自然に出た言葉のように思われました。
■中村憲剛選手 現役引退発表会見
■川崎フロンターレtwitter 中村憲剛選手への特別メッセージ動画
このたび、川崎フロンターレに所属しております中村憲剛選手が、今季限りで現役を引退することとなりました。
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) November 1, 2020
誰よりもケンゴのことが大好きだった「あの方」の想いをここに…。#ケンゴありがとう #OnefourKengo #frontale pic.twitter.com/e84AK7SBDM
中村憲剛選手は、2003シーズンに中央大学から川崎フロンターレに加入しました。
当時に2部リーグだった中央大学の選手に注目していたクラブは多くありませんでしたが、練習生として参加していた川崎フロンターレのスカウトの目に留まりました。
そこから18シーズンにわたって川崎フロンターレで活躍し、日本代表としてワールドカップにも出場するなど、Jリーグを代表する選手になりました。
現在ではクラブ生え抜きの代表的な選手として「バンディエラ」(旗頭)と呼ばれています。
前日、FC東京戦で40歳のバースデーゴールを決めるなど大活躍した中村憲剛が、このタイミングで引退を決断すると考えていた方は、あまりいなかったのではないかと思います。
そんな中村憲剛選手が自身の引退時期を決めた時期について、本日の会見で「最終的に判断したのは35歳の時」であることが明かされました。
この時に引退時期を40歳と決め、そこまでの1年1年を全力でやっていくこととしたのだそうです。
そこから中村憲剛選手は、2016シーズンにJリーグMVPを受賞し、2017シーズンにはリーグ初制覇。2018シーズンは連覇、2019シーズンにはルヴァンカップ初優勝しました。
「そこまでの苦労が嘘のように、タイトルが手に入った」
そう、中村憲剛選手は会見で振り返りました。
■引退発表会見の中村憲剛選手
そして引退までの時間が少なくなった2019シーズン終盤、前十字靭帯損傷により全治7か月の大けがを負いました。
「なんとしても復帰して、その姿を皆さんに見せて引退したい」
引退するために復帰するというと逆説的にも聞こえますが、それが復帰への大きなモチベーションだったということです。
■復帰してキングカズ・中村俊輔らレジェンドと対決する中村憲剛選手
撮影:株式会社fawn 本平基
そして中村憲剛選手は見事に復帰し、復帰戦でいきなりゴール、そして40歳の誕生日を迎えた昨日のFC東京戦でも得点を挙げるなど、チームの勝利に大きく貢献しました。
引退を報告したチームメイトらからは「今じゃないでしょう。なんで?」と異口同音に言われたということですが、
「この年齢で、それだけ求められるときに引退したい」
中村憲剛選手の意志は固く、翻意することはありませんでした。
コロナの影響下、ファンサービスもできないシーズンに引退することには残念な思いもあるとのことでしたが、残りのリーグ戦、そして天皇杯に全力を注ぎ、クラブの勝利に貢献したいとの意気込みを示されました。
■多摩川の清掃活動「多摩川エコラシコ」イベントに参加する中村憲剛選手
中村憲剛選手といえば、ピッチだけでなく、川崎フロンターレの地域活動やさまざまな企画に率先して参加してきたことも大きな功績です。
サッカー選手の本業はピッチでのプレイですが、地域に貢献すること、サポーターと交流を続けることを長年にわたって続けてきました。
クラブの他の選手にも、「憲剛さんがこれだけやっているのだから」「憲剛さんがやっているのにやらないわけにはいかない」と大きな影響を与えてきました。
こうした活動がクラブの支援者を増やし、タイトル獲得の力となったことも見逃せません。
川崎フロンターレでは、中村憲剛選手の引退発表を受けて、今後「One Four KENGO」プロモーションを展開していくということです。
詳細は公式ウェブサイトやSNSで発表されますので、ご注目ください。
■武蔵小杉でシャーレ(Jリーグ優勝銀皿)を掲げた中村憲剛選手(2018年)
【関連リンク】
・中村憲剛オフィシャルブログ 引退会見
・中村憲剛twitter
・川崎フロンターレ 中村憲剛選手現役引退のお知らせ
・川崎フロンターレ One Four KENGOプロモーション実施のお知らせ
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