横須賀線新型車両「E235系」が順次投入、全席ロングシート化・空気清浄機設置、グリーン車には無線LANとコンセントも
【Reporter:はつしも】
JR東日本が、横須賀線・総武快速線に新型車両「E235系」を2020年12月21日から投入開始しました。
まだ大部分は旧型車両のままですが、時折武蔵小杉駅においても新型車両を見かけるようになりましたので、ご紹介します。
■JR武蔵小杉駅の横須賀線「E235系」投入開始のご案内
■横須賀線武蔵小杉駅の「E235系」
■品川駅に入線する「E235系」
「E235系」は、先行して山手線で導入が進められた新型車両です。
車両モニタリングによる安全性の向上や、非常電源装置による停電時の対応強化などが図られています。
■横須賀線「E235系」の車内
安全性の向上や電源の強化などは、なかなか利用者からは見えづらいところです。
普段の利用では、より角張った外見と、車内に入ったときに目に留まる多数の映像モニターで、新型車両であることに気付く方が多いでしょう。
また、「E235系」は、全てが上記のような「ロングシート」(車両側面に背中を向けて一列横並びで座るシート)です。
2名+2名で向かい合って座る「クロスシート」は通路が狭くなり、混雑時には人の出入りが困難になる特性もありますので、通勤電車としては「ロングシート」が適しているとされています。
混雑率の高い横須賀線だけに、このような構成になったものと思います。
また車内には空気清浄機が設置されました。
これは新型コロナウイルス感染症拡大防止のために喚起が重要とされる昨今、重要な設備といえるでしょう。
■ドア上部のモニター
■座席上部のモニター
ドア上部の映像モニターは、運行情報を基本にコマーシャル映像も流れます。
一方、座席上部のモニターは、コマーシャル映像専用になっていました。
3つのモニターがセットで、連携した映像が流れます。
■防犯カメラ作動中
また「E235系」では、防犯カメラも設置されています。
近年は各地の路線で導入が進んできました。
■トイレ
そしてトイレは、新型車両でも同様に設置されています。
まだ真新しいですね。
なお、横須賀線の「E235系」は、山手線にはない特徴として、グリーン車において無料の公衆無線LANサービスの提供や各座席へのコンセント設置が行われます。
短距離の通勤電車としての側面と、中距離電車としての側面を併せ持つ、横須賀線ならではの仕様です。
2018年のJR東日本のプレスリリースでは、11両編成を51編成、4両編成を46編成の合計745両を新造するものとしていました。
今後徐々に横須賀線に投入されて、乗車する機会も増えてくることと思います。
■JR東日本の「E235系」横須賀線・総武快速線導入プレスリリース(2018年)の概要
【関連リンク】
・2018/4/26エントリ JR武蔵小杉駅新南口の臨時改札口が本日供用開始、エスカレーター行列が緩和
・2018/7/17エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅の混雑緩和対策でホーム増設2面2線化・北側改札口新設を発表、ホーム供用開始は2023年度を予定
・2018/9/7エントリ JR東日本が横須賀線・総武快速線に山手線導入の新型車両「E235系」を2020年度から投入、普通車オールロングシートにグリーン車では無料Wi-Fiも提供
・2019/11/6エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路に11月30日開業「相鉄・JR直通線」のPRポスターが登場、「よんれつ」など武蔵小杉駅歴代キャラクターが紹介
・2019/11/30エントリ 本日開業「相鉄・JR直通線」で武蔵小杉から相鉄線方面が直通に、武蔵小杉東急スクエア「崎陽軒」で記念弁当も発売
・2019/12/3エントリ JR武蔵小杉駅横須賀線ホームに「転落防止注意喚起センサー」「スレッドライン」が運用開始、相鉄・JR直通線開業に合わせ計画を前倒し
・2020/3/26エントリ JR東日本が横須賀線武蔵小杉駅のホーム新設工事を4月着手、2023年3月頃供用開始へ
・2020/3/30エントリ 「令和元年台風19号」による水没損傷から約半年、横須賀線武蔵小杉駅の自動改札機が新調され完全復旧
・2020/11/2エントリ JR横須賀線武蔵小杉駅でエスカレーター老朽化に伴う部品交換工事を11/3終電まで実施、臨時改札口が代替稼働
・2021/1/25エントリ JR横須賀線武蔵小杉駅ホーム増設工事が進捗、自動改札機・駅窓口・券売機が移設
JR東日本が、横須賀線・総武快速線に新型車両「E235系」を2020年12月21日から投入開始しました。
まだ大部分は旧型車両のままですが、時折武蔵小杉駅においても新型車両を見かけるようになりましたので、ご紹介します。
■JR武蔵小杉駅の横須賀線「E235系」投入開始のご案内
■横須賀線武蔵小杉駅の「E235系」
■品川駅に入線する「E235系」
「E235系」は、先行して山手線で導入が進められた新型車両です。
車両モニタリングによる安全性の向上や、非常電源装置による停電時の対応強化などが図られています。
■横須賀線「E235系」の車内
安全性の向上や電源の強化などは、なかなか利用者からは見えづらいところです。
普段の利用では、より角張った外見と、車内に入ったときに目に留まる多数の映像モニターで、新型車両であることに気付く方が多いでしょう。
また、「E235系」は、全てが上記のような「ロングシート」(車両側面に背中を向けて一列横並びで座るシート)です。
2名+2名で向かい合って座る「クロスシート」は通路が狭くなり、混雑時には人の出入りが困難になる特性もありますので、通勤電車としては「ロングシート」が適しているとされています。
混雑率の高い横須賀線だけに、このような構成になったものと思います。
また車内には空気清浄機が設置されました。
これは新型コロナウイルス感染症拡大防止のために喚起が重要とされる昨今、重要な設備といえるでしょう。
■ドア上部のモニター
■座席上部のモニター
ドア上部の映像モニターは、運行情報を基本にコマーシャル映像も流れます。
一方、座席上部のモニターは、コマーシャル映像専用になっていました。
3つのモニターがセットで、連携した映像が流れます。
■防犯カメラ作動中
また「E235系」では、防犯カメラも設置されています。
近年は各地の路線で導入が進んできました。
■トイレ
そしてトイレは、新型車両でも同様に設置されています。
まだ真新しいですね。
なお、横須賀線の「E235系」は、山手線にはない特徴として、グリーン車において無料の公衆無線LANサービスの提供や各座席へのコンセント設置が行われます。
短距離の通勤電車としての側面と、中距離電車としての側面を併せ持つ、横須賀線ならではの仕様です。
2018年のJR東日本のプレスリリースでは、11両編成を51編成、4両編成を46編成の合計745両を新造するものとしていました。
今後徐々に横須賀線に投入されて、乗車する機会も増えてくることと思います。
■JR東日本の「E235系」横須賀線・総武快速線導入プレスリリース(2018年)の概要
1.形式および編成数 | E235系:11両編成を51編成、4両編成を46編成の合計745両を新造します。 |
2.スケジュール | 2020年度より順次落成を予定しています。 |
3.運用区間 | ●横須賀線(東京~久里浜)、総武快速線(東京~千葉) ●外房線(千葉~上総一ノ宮)、内房線(蘇我~君津)、総武本線(千葉~成東) ●成田線(佐倉~香取、成田~成田空港)、鹿島線(香取~鹿島神宮) |
4.主な特徴 | ●車両搭載機器や線路及び電力設備の状態監視を行うことにより、故障の予兆を把握し、事前に対処することで更なる安全性・安定性向上を実現します。 ●当社で初めて、停電などの異常時を想定し、駅間に停車した際にも最寄駅またはお客さまが降車避難しやすい場所まで走行できる非常走行用電源装置を搭載します。 ●山手線用のE235系と同様にデジタルサイネージを設置します。ドア上部に大型の案内画面(21インチ)を設置します。また、当社で初めて異常時に客室内すべての画面を一時的に切り替えて、自列車に関する情報提供を行う機能を搭載します。 ●普通列車グリーン車では初となる、各座席へのコンセント整備、無料公衆無線LANサービスの提供、液晶ディスプレイ(LCD)の案内画面の設置を行います。 ●普通車の各車両にはフリースペースを設置します。また、普通車に設置するトイレが、すべて車いす対応大型洋式トイレになります。 ● 各車両の客室に車内防犯カメラを設置します。 ●車内温度保持を目的として、半自動機能を搭載します。 ●従来のE217系に比べ、普通車の座席幅を拡大(+10mm)し、容量の大きな空調装置を搭載します。 ●主要機器を 2 重系化し、故障に強い車両とします。 |
5.詳細 | ●JR東日本プレスリリース 横須賀・総武快速線用車両の新造について(PDF) |
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