小杉駅周辺まちづくり推進地域構想説明会・説明編
9月16日(火)に「小杉駅周辺まちづくり推進地域構想(素案)」の説明
会が行われました。以前、コメントで情報いただいていたものですね。
新しい情報はほとんどなかったのですが、レポートいたします。
■説明会が行われた総合自治会館
説明会は、二ヶ領用水そばの総合自治会館において行われました。
普段フリーマーケットが行われたり、「こすぎ名物花見市」のイベント
会場にもなるところですね。
■説明会会場
説明会は資料とプロジェクターを用いて行われました。内容はこれ
までに開示された資料の集約という感じで、新しい内容はほとんど
ありませんでした。
冒頭に説明がありましたが、この「小杉駅周辺まちづくり推進地域
構想」は、川崎市の都市計画マスタープラン内に位置づけられる
もので、
川崎市全域 =【全体構想】
中原区内 =【中原区構想】
武蔵小杉周辺地区=【小杉駅周辺まちづくり推進地域構想】
このような3層構造になっており、さらにこの下に個別の都市計画
事業や地区計画がぶらさがることになります。
やはり、「小杉駅周辺まちづくり推進地域構想」に関しては、具体的
な計画というよりはコンセプチュアルなもので、今後の開発にあたっ
てはこのコンセプトに沿って都市計画事業を検討していきますよ、と
いうことでした。
しかしながら、すでに武蔵小杉再開発の「第一期」と呼ばれるタワー
マンション群はすでに完成し、その他着工している案件も複数ある
わけで、
「これって、一番最初に作っておくべきではないの?」
というのが素朴な感想です。
オープンスペースや緑地帯の創出、という点では既存の案件もある
程度、地域構想のコンセプトに沿っているとは思いますが、とりあえ
ず民間開発を先行させてしまったところに、後付けで出てきた感は
否めません。
さて、1点だけ新しい情報をピックアップしてみます。
■小杉駅南部地区の完成イメージ
これは資料中に掲載されたもので、小杉駅南部地区A地区(武蔵
小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業)のイメージパ
ースです。
これまで、外観のイメージパースは2種類ほど出ていたのですが、
内部のイメージは(限られた範囲では出回っていたのでしょうが)
広く開示はされていませんでした。
ラゾーナやららぽーとなど、最近の商業施設でよく見られる吹き抜け
+回廊+店舗の形式になっていますね。あくまでイメージパース
ですので多少変更される可能性もありますが、開放感があって
きれいな感じで良いのではないでしょうか。
これが駅隣接で完成すれば、だいぶ武蔵小杉駅の印象や利便性も
変わると思います。
なお、説明会の基本資料は川崎市のウェブサイトに掲載されており
ますので、エントリ下部の関連リンクをご参照ください。
少々長くなりましたので、ここで一旦エントリを切ります。次回以降は、
質疑応答編(上)(下)として参加者の方からの質問とまちづくり局の
回答をまとめたいと思います。
【関連リンク】
川崎市 小杉駅周辺まちづくり推進地域構想(素案)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:再開発マップ・日程
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区