川崎市5/2~8発表新型コロナウイルス感染者数はGW中検査数減も5週連続増加、高津区が累計で中原区上回り川崎区に次ぐ2位に
【Reporter:はつしも】
川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。
今回は2021年5月2日(日)~5月8日(土)の週間データを集計しました。
累計および週間のサマリーは、下記の通りです。
■2021年5月8日(土)累計&週間サマリー
今週7日間の新規感染者は452人(前週比28人増、重症者0人)とさらに増加が続きました。
区別では高津区が75人で先週に引き続いて最多となり、累計感染者数でとうとう中原区を抜いて川崎区に次ぐ2位となりました。
今週はGWがあったため、週間検査人数が前週比576人減となっています。
その中で陽性率が11.3%に上昇し、感染者数の増加につながりました。
陽性率は新型コロナウイルス感染症対策分科会が定義する「ステージ4」基準の10%を上回っています。
また今週より、入院患者及び重症患者の病床利用率の開示が行われていますので、本サイトでも集計をスタートしました。
いずれも37%前後で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。
入院者数は104人(前週比9人増)、自宅療養者数は542人(同124人増)、宿泊施設療養者数は162人(同9人増)といずれも増加しました。
■川崎市内の感染者数の推移
■1日の感染者増加数の推移
ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。
週間の感染者数は、前週比28人増の452人となりました。
4月10日締めの週から、GWがあったにもかかわらず5週連続の増加です。
新規感染者の症状の内訳は無症状63人、軽症379人、中等症10人、重症は0人です。
■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】
週間の感染者数が前週比28名増加したことに伴い、1週間移動平均による指標も増加しています。
■直近1週間の感染経路の内訳
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。
「不明」の比率が引き続き高水準にあり、5割を超えています。
■川崎市内の検査人数
■川崎市内の検査人数
■直近1週間の陽性率
検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り4,217人で、前週比576人減です。
これはGWにあたり、検査ゼロの日が複数あったことに起因します。
また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。
陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは5月5日発表分の「4月26日(月)~5月2日(日)集計データ」で、陽性率は11.3%でした。
これは「ステージ4」基準の10%を上回っており、今週の感染者数の増加要因ともなりました。
また入院患者病床使用率・重症患者病床使用率はいずれも37%前後で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。
■川崎市内の感染者の治療状況推移
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。
冒頭にお伝えした通り、入院者数は104人(前週比9人増)、自宅療養者数は542人(同124人増)、宿泊施設療養者数は162人(同9人増)となっています。
また今週は死亡者が4人増加しました。
感染者数が増加する中で、自宅療養者がかなり増えてきていますね。
■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。
今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が1ポイント上昇しました。
■区別の感染者数の推移
こちらは、区別の感染者数です。
今週は高津区が75人と大きく増加し、前週に続いて最多となりました。
4月に入ってから高津区の増加ペースが加速し、週次での集計開始以来初めて中原区を上回り、川崎区に次ぐ2位になりました。
なお、区別で人口が最も多いのは中原区ですので(2020年9月1日現在中原区263,760、高津区234,458人)、人口比ではもう少し早く逆転していたでしょう。
首都圏においては、東京都が3度目の緊急事態宣言発出中であり、5月末日までの延長が決定しました。
神奈川県も引き続き「まん延防止重点措置」の適用を受けているところです。
このGWの結果が現れるのはもう少し先かと思いますので、川崎市においても数字の動向が注目されるところです。
【関連リンク】
・川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
・川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
・川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
・武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】
(4月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
・2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
・2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇
・2021/4/17エントリ 川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定
・2021/4/24エントリ 川崎市4/18~24発表新型コロナウイルス感染は376人(前週比11人増)の高止まりで累計1万人突破、陽性率が3か月ぶり10%越え
・2021/5/1エントリ 川崎市4/25~5/1発表新型コロナウイルス感染は424人(前週比48人増)の4週連続増加、4月月次は宮前区・高津区感染者数が川崎区上回る
川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。
今回は2021年5月2日(日)~5月8日(土)の週間データを集計しました。
累計および週間のサマリーは、下記の通りです。
■2021年5月8日(土)累計&週間サマリー
今週7日間の新規感染者は452人(前週比28人増、重症者0人)とさらに増加が続きました。
区別では高津区が75人で先週に引き続いて最多となり、累計感染者数でとうとう中原区を抜いて川崎区に次ぐ2位となりました。
今週はGWがあったため、週間検査人数が前週比576人減となっています。
その中で陽性率が11.3%に上昇し、感染者数の増加につながりました。
陽性率は新型コロナウイルス感染症対策分科会が定義する「ステージ4」基準の10%を上回っています。
また今週より、入院患者及び重症患者の病床利用率の開示が行われていますので、本サイトでも集計をスタートしました。
いずれも37%前後で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。
入院者数は104人(前週比9人増)、自宅療養者数は542人(同124人増)、宿泊施設療養者数は162人(同9人増)といずれも増加しました。
■川崎市内の感染者数の推移
■1日の感染者増加数の推移
ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。
週間の感染者数は、前週比28人増の452人となりました。
4月10日締めの週から、GWがあったにもかかわらず5週連続の増加です。
新規感染者の症状の内訳は無症状63人、軽症379人、中等症10人、重症は0人です。
■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】
週間の感染者数が前週比28名増加したことに伴い、1週間移動平均による指標も増加しています。
■直近1週間の感染経路の内訳
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。
「不明」の比率が引き続き高水準にあり、5割を超えています。
■川崎市内の検査人数
■川崎市内の検査人数
■直近1週間の陽性率
検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り4,217人で、前週比576人減です。
これはGWにあたり、検査ゼロの日が複数あったことに起因します。
また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。
陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは5月5日発表分の「4月26日(月)~5月2日(日)集計データ」で、陽性率は11.3%でした。
これは「ステージ4」基準の10%を上回っており、今週の感染者数の増加要因ともなりました。
また入院患者病床使用率・重症患者病床使用率はいずれも37%前後で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。
■川崎市内の感染者の治療状況推移
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。
冒頭にお伝えした通り、入院者数は104人(前週比9人増)、自宅療養者数は542人(同124人増)、宿泊施設療養者数は162人(同9人増)となっています。
また今週は死亡者が4人増加しました。
感染者数が増加する中で、自宅療養者がかなり増えてきていますね。
■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。
今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が1ポイント上昇しました。
■区別の感染者数の推移
こちらは、区別の感染者数です。
今週は高津区が75人と大きく増加し、前週に続いて最多となりました。
4月に入ってから高津区の増加ペースが加速し、週次での集計開始以来初めて中原区を上回り、川崎区に次ぐ2位になりました。
なお、区別で人口が最も多いのは中原区ですので(2020年9月1日現在中原区263,760、高津区234,458人)、人口比ではもう少し早く逆転していたでしょう。
首都圏においては、東京都が3度目の緊急事態宣言発出中であり、5月末日までの延長が決定しました。
神奈川県も引き続き「まん延防止重点措置」の適用を受けているところです。
このGWの結果が現れるのはもう少し先かと思いますので、川崎市においても数字の動向が注目されるところです。
【関連リンク】
・川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
・川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
・川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
・武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】
(4月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
・2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
・2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇
・2021/4/17エントリ 川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定
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・2021/5/1エントリ 川崎市4/25~5/1発表新型コロナウイルス感染は424人(前週比48人増)の4週連続増加、4月月次は宮前区・高津区感染者数が川崎区上回る