川崎フロンターレが2021リーグホーム最終戦で「陸前高田ランド冬」開催、着席型もちまき・東日本大震災復興支援募金活動・ご当地グルメに賑わい復活
【Reporter:はつしも】
2021明治安田生命J1リーグ第37節「川崎フロンターレvsガンバ大阪戦」が11月27日に等々力陸上競技場で開催されました。
川崎フロンターレは11月3日にすでにJ1優勝を決めており、残すところ、エースストライカーのレアンドロ ダミアン選手が「得点王を獲得できるか」にサポーターの関心が集中しつつあります。
このガンバ大阪戦において、ダミアン選手はさすがの決定力を見せて2得点を獲得。
同日1得点した横浜F・マリノスの前田大然選手に22得点で並び、12月4日の最終節、横浜F・マリノスと川崎フロンターレの直接対決の結果で得点王が決まることとなりました。
■DAZN twitter 得点王トップタイのレアンドロダミアン選手
■等々力陸上競技場周辺のホームゲームイベント「2021陸前高田ランド・冬」
またこの日は、川崎フロンターレと友好協定を締結している陸前高田市の物産販売等を行う「陸前高田ランド・冬」が開催されました。
この2シーズン、新型コロナウイルス感染症の影響によりホームゲームイベントはさまざまな制約のもとで中止や規模縮小・企画内容の見直しを余儀なくされてきました。
ただ今回は感染状況の改善を受けて一定程度緩和が行われ、ガンバ大阪戦での「ワクチン・検査パッケージ」導入による観客上限増加もあってかつてのホームゲームイベントの賑わいが戻ってきました。
■「陸前高田ランド」内の活動ヒストリー展示
2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、川崎フロンターレは「Mind-1ニッポンプロジェクト」のもとに継続的な被災地支援を行ってきました。
街頭募金活動から、学校教材の不足に応えるかたちで「川崎フロンターレ算数ドリル」の寄贈、現地でのサッカー教室などに取り組み、2015年9月11日に友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を締結しました。
この協定に基づいてさらに選手らによる訪問、現地でのパブリックビューイング、陸前高田市の子どもたちを川崎市に招待する「かわさき修学旅行」などにも取り組んできています。
こうした活動の一環として継続してきたのが「陸前高田ランド」で、等々力陸上競技場ホームゲーム開催時のイベントとして陸前高田市の物産等の販売を行ってきました。
会場内にはこれまでの活動ヒストリー展示があり、直近の2021年についてもパネルが追加されていました。
コロナ禍によりこの2シーズンはかなり活動が制約されてしまいましたが、それでも可能な範囲で続けてきた記録です。
■ゴールインが決まったカブレラとたかたのゆめちゃん
■ご当地キャラテーマソングシンガーの「Charat(きゃらっと)」ミニライブ
こうした取り組みの中で、両者のマスコットの交流も深まりました。
川崎フロンターレの「カブレラ」と陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」は今シーズン交際をスタートさせ、10月2日の「FC東京戦」においてプロポーズを成功させたことを、本サイトでもご紹介しておりました。
今回の「陸前高田ランド」では、カブレラとたかたのゆめちゃんの応援ソング「GO FRONT!〜カブレラ×ゆめちゃんチアソング〜」を歌うユニット「Charat」が出演して、ミニライブを開催しました。
■「Charat(きゃらっと)」の神崎隆広さん
■寺嶋由芙さん
■冨塚大地さん
「Charat(きゃらっと)」は、神崎隆広さん、寺島由芙さん、冨塚大地さんの3人組ユニットです。
全国のゆるキャラやご当地キャラクターのテーマソングを作詞作曲、振り付けしています。
今回はミニライブに続けて、「陸前高田ランド」のもちまきにも参加してくれました。
■人気のもちまきは、ソーシャルディスタンス仕様
「陸前高田ランド」は、毎回もちまきが人気でした。
櫓やステージからお餅などを撒くのですが、普通に開催すると会場周辺に人が密集して感染症リスクが高まりますので、今回はソーシャルディスタンス仕様になりました。
会場に椅子を設置して、あらかじめその席数だけ整理券を発券し、着席から動かずにもちまきに参加するスタイルです。
■もちまき終了後は被災地支援の募金活動
もちまき終了後は、東日本大震災復興支援活動「Mind-1ニッポンプロジェクト」の募金活動です。
もちまきは参加者が毎回異なりまして、上記写真の回は中村憲剛さん、川崎フロンターレの藁科社長、応援番組「ファイト!フロンターレ」MCの高階亜理沙さんでした。
こちらも、もちまきの入場者のみが対象でした。
本来でしたら来場した皆さんで募金ができればよかったのでしょうが、そうすると募金箱にたくさんの人が密集してしまうことになります。
現段階では、安全に配慮してやむを得ない対応だったでしょう。
■神田葡萄園のジュース・ワイン販売
「陸前高田ランド」が人気を博する最大の理由は、美味しいご当地グルメが多数楽しめることです。
こちらは「神田葡萄園」のジュース・ワイン販売で、ご当地サイダーとして話題になった「マスコットサイダー」、「リアスワイン」などを販売していました。
これから試合観戦するのには重い荷物になりますが、それでも毎回行列ができる人気ぶりです。
■カフェフードバー「わいわい」
■「わいわい」で販売していた「大和田家のカキバター焼き」
■同じく、カキフライ
「陸前高田ランド」のグルメの代名詞ともいえるのが「大和田家の蒸しガキ」ですが、今回は残念ながらご都合により出店ができませんでした。
しかしながら、カフェフードバー「わいわい」が大和田家のカキを使用した「カキバター焼き」、「カキフライ」を販売していました。
カキフライは事前に告知されたメニューにはありませんでしたが、当日追加で販売されていました。
いつもながらとても肉厚なカキで、期待を裏切らない味でした。
■八木沢商店「みそフランク」
続いて八木澤商店の「みそフランク」です。こちらも定番商品です。
フランクに味噌をかけるのを勝手にイメージしていましたが、味噌が練りこんであります。
果たして合うのかと心配していたところ、想像以上に違和感なく味噌味のフランクが成立していました。
片手で手軽の食べられるのも、スタジアムグルメとしては嬉しいところです。
■八木沢商店の味噌や醤油
■気仙味噌
また八木澤商店では、味噌や醤油の販売も行っていました。
今回は「気仙味噌(赤)」を購入させていただきました。
大豆10に対して米10の割合で、通常の味噌よりも糀歩合を高くし、じっくり仕込んで糀の甘さを引き出した一品です。
■陸前高田地域振興株式会社の「高田フロンターレ板昆布」
こちらはタオルマフラー…ではなく、陸前高田地域振興株式会社の「高田フロンターレ板昆布」です。
このほか「陸前高田おやつこんぶ」「手摘み岩海苔」など、現地の海産物を活かしたグルメが多数販売されていました。
■「きのこのSATO」のしいたけ
「きのこのSATO」のしいたけバター焼きも、「陸前高田ランド」の人気グルメです。
本サイトでも過去にご紹介しておりましたが、今回は乾燥しいたけを購入してみました。
こちらも今後、味わってみたいと思います。
■いわてグルージャ盛岡グッズ&「福田パン」販売
陸前高田市をホームタウンとするJクラブに、J3の「いわてグルージャ盛岡」があります。
今回はそのグッズ販売とともに、盛岡名物「福田パン」が登場しました。
ふっくらしたパンにあんバターやクッキー&クリームなどが挟んで、これまた美味しかったです。
■いわてグルージャ盛岡のマスコット「キヅール」
また今回はいわてグルージャ盛岡のマスコットキャラクター「キヅール」も来場しました。
キヅールは4年間蓄積していた全身疲労のために入院していましたが、9月13日に退院していました。
ですので、今回は元気いっぱいの綺麗な姿です。
■たかたのゆめちゃんもグリーティング
コロナ禍により、ホームゲームイベントにおいてマスコットが会場内を練り歩くグリーティングは、長い間中止になっていました。
マスコットはそれぞれに人気があり、人が集まる要因になるからでしょう。
それが今回の「陸前高田ランド」では復活し、キヅールだけでなくたかたのゆめちゃん、またふろん太・カブレラも等々力陸上競技場周辺を回っていました。
■「青椿」の純米酒販売
川崎フロンターレは、陸前高田市との協力により現地に稲作の田んぼ「ふろん田」をつくり、現地のお米ブランド「たかたのゆめ」作りをしてきました。
そのお米を使った日本酒「青椿」を武蔵小杉駅前の「フロカフェ」で販売し、これは本サイトでもこれまでにご紹介をしております。
これは農業の魅力発信をしていきたいという現地の課題に応えるもので、従来の「復興支援」からさらに発展した取り組みでした。
従来の「青椿」は炭酸性でほんのり甘いお酒でしたが、今回は純米酒バージョンの「青椿」が登場し、「陸前高田市ランド」で販売されました。
■ゴールデンピーカンのナッツ「アリゾナの奇跡」
こちらはゴールデンピーカン株式会社のピーカンナッツ「アリゾナの奇跡」です。
株式会社サロンドロワイヤル(大阪市)と陸前高田市、東京大学の産官学協働による取り組みで、アンチエイジング効果のある「ピーカンナッツ」の国内での生産・流通により農業再生と地方創生を目指すプロジェクトです。
購入して実食してみたところ、アンチエイジング効果はさすがにすぐにはわかりませんが、とりあえず香ばしくて美味しかったです。
■宮崎県綾町物産販売
なお、今回の「陸前高田ランド」では、川崎フロンターレがキャンプを行う宮崎県綾町の物産販売も、あわせて行われていました。
ステークホルダーとの協力関係を重視する川崎フロンターレらしいアレンジかと思います。
■試合開始1時間前の時報演奏
さて、キックオフ1時間前になると、洗足学園音楽大学の皆さんによる「時報演奏」が行われました。
先般ご紹介したのは「ダンスコース」の皆さんでしたが、今回は吹奏楽です。
■「ワクチン・検査パッケージ」
この日の「ガンバ大阪戦」は、「ワクチン・検査パッケージ」によりメインスタンドに100%の入場者を収容する形で開催されました。
ワクチン接種またはPCR検査による陰性証明書を入場の条件とするものです。
■チケットのQRコード読み取り
■必要書類の受付
■手首に受付証を巻き付け
この「ワクチン・検査パッケージ」では、メインスタンド前広場でチケットのQRコード認証のうえで、受付でワクチン接種証明書、PCR検査による陰性証明書の確認をします。
確認が取れたら手首に受付証のテープを巻いて、メインスタンドに入場ができるようになります。
これによりメインスタンドに100%入場が可能となり、全体で14,867人の来場につながりました。
■優勝記念マッチデープログラム
■シャーレを持った「ピコリーノ」
川崎フロンターレのJ1優勝を受けて、この日は優勝記念マッチデープログラムも販売されました。
等々力陸上競技場近くの小鳥のオブジェ付き車止め「ピコリーノ」の小鳥もシャーレ(優勝銀皿)を持ち、優勝祝賀モードでした。
そんなお祝いムードの中、「陸前高田ランド」もかつてに近い賑わいが戻り、なおかつ当日の試合も勝利して大いに盛り上がりました。
勿論声出しの応援などはできませんし、イベント等もご紹介の通り完全に従来通りではありませんが、安全に配慮しつつ今後も試行が続いていくのではないでしょうか。
【関連リンク】
・川崎フロンターレ ゲーム記録 第37節
(川崎フロンターレ関連)
・川崎フロンターレ Mind-1日本プロジェクト ウェブサイト
・武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
・2021/11/3エントリ 川崎フロンターレがJ1リーグ連覇、ホームゲームイベント「坂本九ランド」に中村憲剛さんや川崎市消防局「レッド・ウイングス」も登場
・2021/11/21エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・JTB・ANA・富士通らが「2021えがお共創プロジェクト」開催、等々力陸上競技場で発達障がい児向けサッカー教室やパブリックビューイング実施
(川崎フロンターレの東日本大震災復興支援活動)
・2011/3/18エントリ 東日本大震災復興支援・川崎フロンターレによる街頭募金活動
・2016/2/24エントリ 2月28日(日)「いっしょにおフロんた~れ」を前に、武蔵小杉周辺銭湯めぐり。「今井湯」「丸子温泉」の煙突と、「祇園湯」営業終了
・2017/6/6エントリ 支援は、ブームじゃない。川崎フロンターレが東日本大震災復興支援の街頭募金活動を継続中:JR武蔵小杉駅では6月8日、22日、7月20日に実施
・2018/4/22エントリ 川崎フロンターレが「陸前高田ランド・春」を開催、昨季J1優勝を争った鹿島アントラーズに4-1で快勝
・2019/3/11エントリ 東日本大震災から8年の武蔵小杉:この1年も川崎フロンターレ「Mind-1」、ナクール「洋服ポスト」など支援活動が継続
・2018/12/1エントリ 川崎フロンターレがJ1リーグ最終戦「ジュビロ磐田戦」に2-1勝利、リーグ最多得点・最少失点で現行制度初の完全優勝
・2019/3/11エントリ 東日本大震災から8年の武蔵小杉:この1年も川崎フロンターレ「Mind-1」、ナクール「洋服ポスト」など支援活動が継続
・2019/3/27エントリ 川崎フロンターレ公式カフェ「川崎モアーズの湯」が期間限定で本日オープン、陸前高田の食材メニュー提供しパブリックビューイングも実施へ
・2019/6/1エントリ J1リーグ第14節・川崎フロンターレvs浦和レッズ戦は1-1ドローで10戦無敗、「陸前高田ランド」では餅まきに賑わい
・2019/12/1エントリ 川崎フロンターレホーム最終戦イベント「陸前高田ランド・冬」の牡蠣やホタテに賑わい、2020シーズンユニフォームも発表
・2020/3/11エントリ 東日本大震災から9年の武蔵小杉:川崎フロンターレが「ReMind-1」募金を実施、新型コロナ対応で街頭活動に代えて銀行振込で受付
・2020/4/15エントリ 川崎フロンターレが新型コロナウイルス対策でオリジナルマスク販売、需要急減の陸前高田市・キャンプ地等の物産紹介にビデオ会議背景画像を配布
・2020/10/12エントリ 川崎フロンターレ×陸前高田市「ふろん田」発の日本酒「青椿」がフロカフェ等で好評、被災地支援から地域課題解決のパートナーに
・2020/11/3エントリ 川崎フロンターレが札幌戦で等々力陸上競技場を中村憲剛一色に演出、「陸前高田ランド」ではご当地グルメに賑わい
・2021/3/11エントリ 東日本大震災から10年の武蔵小杉:川崎フロンターレ選手らが募金活動実施、サポーターが「ニュータンタン」カップ麺にメッセージ添え仙台に差入れ
2021明治安田生命J1リーグ第37節「川崎フロンターレvsガンバ大阪戦」が11月27日に等々力陸上競技場で開催されました。
川崎フロンターレは11月3日にすでにJ1優勝を決めており、残すところ、エースストライカーのレアンドロ ダミアン選手が「得点王を獲得できるか」にサポーターの関心が集中しつつあります。
このガンバ大阪戦において、ダミアン選手はさすがの決定力を見せて2得点を獲得。
同日1得点した横浜F・マリノスの前田大然選手に22得点で並び、12月4日の最終節、横浜F・マリノスと川崎フロンターレの直接対決の結果で得点王が決まることとなりました。
■DAZN twitter 得点王トップタイのレアンドロダミアン選手
ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) November 27, 2021
明治安田生命J1リーグ 第37節
川崎FvsG大阪
3-1
⌚️ 85分
⚽️ レアンドロ ダミアン(川崎F)#Jリーグ#川崎フロンターレvsガンバ大阪
その他の動画はこちらhttps://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/KqiI135DU8
■等々力陸上競技場周辺のホームゲームイベント「2021陸前高田ランド・冬」
またこの日は、川崎フロンターレと友好協定を締結している陸前高田市の物産販売等を行う「陸前高田ランド・冬」が開催されました。
この2シーズン、新型コロナウイルス感染症の影響によりホームゲームイベントはさまざまな制約のもとで中止や規模縮小・企画内容の見直しを余儀なくされてきました。
ただ今回は感染状況の改善を受けて一定程度緩和が行われ、ガンバ大阪戦での「ワクチン・検査パッケージ」導入による観客上限増加もあってかつてのホームゲームイベントの賑わいが戻ってきました。
■「陸前高田ランド」内の活動ヒストリー展示
2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、川崎フロンターレは「Mind-1ニッポンプロジェクト」のもとに継続的な被災地支援を行ってきました。
街頭募金活動から、学校教材の不足に応えるかたちで「川崎フロンターレ算数ドリル」の寄贈、現地でのサッカー教室などに取り組み、2015年9月11日に友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を締結しました。
この協定に基づいてさらに選手らによる訪問、現地でのパブリックビューイング、陸前高田市の子どもたちを川崎市に招待する「かわさき修学旅行」などにも取り組んできています。
こうした活動の一環として継続してきたのが「陸前高田ランド」で、等々力陸上競技場ホームゲーム開催時のイベントとして陸前高田市の物産等の販売を行ってきました。
会場内にはこれまでの活動ヒストリー展示があり、直近の2021年についてもパネルが追加されていました。
コロナ禍によりこの2シーズンはかなり活動が制約されてしまいましたが、それでも可能な範囲で続けてきた記録です。
■ゴールインが決まったカブレラとたかたのゆめちゃん
■ご当地キャラテーマソングシンガーの「Charat(きゃらっと)」ミニライブ
こうした取り組みの中で、両者のマスコットの交流も深まりました。
川崎フロンターレの「カブレラ」と陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」は今シーズン交際をスタートさせ、10月2日の「FC東京戦」においてプロポーズを成功させたことを、本サイトでもご紹介しておりました。
今回の「陸前高田ランド」では、カブレラとたかたのゆめちゃんの応援ソング「GO FRONT!〜カブレラ×ゆめちゃんチアソング〜」を歌うユニット「Charat」が出演して、ミニライブを開催しました。
■「Charat(きゃらっと)」の神崎隆広さん
■寺嶋由芙さん
■冨塚大地さん
「Charat(きゃらっと)」は、神崎隆広さん、寺島由芙さん、冨塚大地さんの3人組ユニットです。
全国のゆるキャラやご当地キャラクターのテーマソングを作詞作曲、振り付けしています。
今回はミニライブに続けて、「陸前高田ランド」のもちまきにも参加してくれました。
■人気のもちまきは、ソーシャルディスタンス仕様
「陸前高田ランド」は、毎回もちまきが人気でした。
櫓やステージからお餅などを撒くのですが、普通に開催すると会場周辺に人が密集して感染症リスクが高まりますので、今回はソーシャルディスタンス仕様になりました。
会場に椅子を設置して、あらかじめその席数だけ整理券を発券し、着席から動かずにもちまきに参加するスタイルです。
■もちまき終了後は被災地支援の募金活動
もちまき終了後は、東日本大震災復興支援活動「Mind-1ニッポンプロジェクト」の募金活動です。
もちまきは参加者が毎回異なりまして、上記写真の回は中村憲剛さん、川崎フロンターレの藁科社長、応援番組「ファイト!フロンターレ」MCの高階亜理沙さんでした。
こちらも、もちまきの入場者のみが対象でした。
本来でしたら来場した皆さんで募金ができればよかったのでしょうが、そうすると募金箱にたくさんの人が密集してしまうことになります。
現段階では、安全に配慮してやむを得ない対応だったでしょう。
■神田葡萄園のジュース・ワイン販売
「陸前高田ランド」が人気を博する最大の理由は、美味しいご当地グルメが多数楽しめることです。
こちらは「神田葡萄園」のジュース・ワイン販売で、ご当地サイダーとして話題になった「マスコットサイダー」、「リアスワイン」などを販売していました。
これから試合観戦するのには重い荷物になりますが、それでも毎回行列ができる人気ぶりです。
■カフェフードバー「わいわい」
■「わいわい」で販売していた「大和田家のカキバター焼き」
■同じく、カキフライ
「陸前高田ランド」のグルメの代名詞ともいえるのが「大和田家の蒸しガキ」ですが、今回は残念ながらご都合により出店ができませんでした。
しかしながら、カフェフードバー「わいわい」が大和田家のカキを使用した「カキバター焼き」、「カキフライ」を販売していました。
カキフライは事前に告知されたメニューにはありませんでしたが、当日追加で販売されていました。
いつもながらとても肉厚なカキで、期待を裏切らない味でした。
■八木沢商店「みそフランク」
続いて八木澤商店の「みそフランク」です。こちらも定番商品です。
フランクに味噌をかけるのを勝手にイメージしていましたが、味噌が練りこんであります。
果たして合うのかと心配していたところ、想像以上に違和感なく味噌味のフランクが成立していました。
片手で手軽の食べられるのも、スタジアムグルメとしては嬉しいところです。
■八木沢商店の味噌や醤油
■気仙味噌
また八木澤商店では、味噌や醤油の販売も行っていました。
今回は「気仙味噌(赤)」を購入させていただきました。
大豆10に対して米10の割合で、通常の味噌よりも糀歩合を高くし、じっくり仕込んで糀の甘さを引き出した一品です。
■陸前高田地域振興株式会社の「高田フロンターレ板昆布」
こちらはタオルマフラー…ではなく、陸前高田地域振興株式会社の「高田フロンターレ板昆布」です。
このほか「陸前高田おやつこんぶ」「手摘み岩海苔」など、現地の海産物を活かしたグルメが多数販売されていました。
■「きのこのSATO」のしいたけ
「きのこのSATO」のしいたけバター焼きも、「陸前高田ランド」の人気グルメです。
本サイトでも過去にご紹介しておりましたが、今回は乾燥しいたけを購入してみました。
こちらも今後、味わってみたいと思います。
■いわてグルージャ盛岡グッズ&「福田パン」販売
陸前高田市をホームタウンとするJクラブに、J3の「いわてグルージャ盛岡」があります。
今回はそのグッズ販売とともに、盛岡名物「福田パン」が登場しました。
ふっくらしたパンにあんバターやクッキー&クリームなどが挟んで、これまた美味しかったです。
■いわてグルージャ盛岡のマスコット「キヅール」
また今回はいわてグルージャ盛岡のマスコットキャラクター「キヅール」も来場しました。
キヅールは4年間蓄積していた全身疲労のために入院していましたが、9月13日に退院していました。
ですので、今回は元気いっぱいの綺麗な姿です。
■たかたのゆめちゃんもグリーティング
コロナ禍により、ホームゲームイベントにおいてマスコットが会場内を練り歩くグリーティングは、長い間中止になっていました。
マスコットはそれぞれに人気があり、人が集まる要因になるからでしょう。
それが今回の「陸前高田ランド」では復活し、キヅールだけでなくたかたのゆめちゃん、またふろん太・カブレラも等々力陸上競技場周辺を回っていました。
■「青椿」の純米酒販売
川崎フロンターレは、陸前高田市との協力により現地に稲作の田んぼ「ふろん田」をつくり、現地のお米ブランド「たかたのゆめ」作りをしてきました。
そのお米を使った日本酒「青椿」を武蔵小杉駅前の「フロカフェ」で販売し、これは本サイトでもこれまでにご紹介をしております。
これは農業の魅力発信をしていきたいという現地の課題に応えるもので、従来の「復興支援」からさらに発展した取り組みでした。
従来の「青椿」は炭酸性でほんのり甘いお酒でしたが、今回は純米酒バージョンの「青椿」が登場し、「陸前高田市ランド」で販売されました。
■ゴールデンピーカンのナッツ「アリゾナの奇跡」
こちらはゴールデンピーカン株式会社のピーカンナッツ「アリゾナの奇跡」です。
株式会社サロンドロワイヤル(大阪市)と陸前高田市、東京大学の産官学協働による取り組みで、アンチエイジング効果のある「ピーカンナッツ」の国内での生産・流通により農業再生と地方創生を目指すプロジェクトです。
購入して実食してみたところ、アンチエイジング効果はさすがにすぐにはわかりませんが、とりあえず香ばしくて美味しかったです。
■宮崎県綾町物産販売
なお、今回の「陸前高田ランド」では、川崎フロンターレがキャンプを行う宮崎県綾町の物産販売も、あわせて行われていました。
ステークホルダーとの協力関係を重視する川崎フロンターレらしいアレンジかと思います。
■試合開始1時間前の時報演奏
さて、キックオフ1時間前になると、洗足学園音楽大学の皆さんによる「時報演奏」が行われました。
先般ご紹介したのは「ダンスコース」の皆さんでしたが、今回は吹奏楽です。
■「ワクチン・検査パッケージ」
この日の「ガンバ大阪戦」は、「ワクチン・検査パッケージ」によりメインスタンドに100%の入場者を収容する形で開催されました。
ワクチン接種またはPCR検査による陰性証明書を入場の条件とするものです。
■チケットのQRコード読み取り
■必要書類の受付
■手首に受付証を巻き付け
この「ワクチン・検査パッケージ」では、メインスタンド前広場でチケットのQRコード認証のうえで、受付でワクチン接種証明書、PCR検査による陰性証明書の確認をします。
確認が取れたら手首に受付証のテープを巻いて、メインスタンドに入場ができるようになります。
これによりメインスタンドに100%入場が可能となり、全体で14,867人の来場につながりました。
■優勝記念マッチデープログラム
■シャーレを持った「ピコリーノ」
川崎フロンターレのJ1優勝を受けて、この日は優勝記念マッチデープログラムも販売されました。
等々力陸上競技場近くの小鳥のオブジェ付き車止め「ピコリーノ」の小鳥もシャーレ(優勝銀皿)を持ち、優勝祝賀モードでした。
そんなお祝いムードの中、「陸前高田ランド」もかつてに近い賑わいが戻り、なおかつ当日の試合も勝利して大いに盛り上がりました。
勿論声出しの応援などはできませんし、イベント等もご紹介の通り完全に従来通りではありませんが、安全に配慮しつつ今後も試行が続いていくのではないでしょうか。
【関連リンク】
・川崎フロンターレ ゲーム記録 第37節
(川崎フロンターレ関連)
・川崎フロンターレ Mind-1日本プロジェクト ウェブサイト
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(川崎フロンターレの東日本大震災復興支援活動)
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・2021/3/11エントリ 東日本大震災から10年の武蔵小杉:川崎フロンターレ選手らが募金活動実施、サポーターが「ニュータンタン」カップ麺にメッセージ添え仙台に差入れ