中原区と目黒通りを接続「等々力大橋(仮称)」の川崎側橋脚・橋台躯体が完成、近隣保育園の見学会も開催
川崎市と東京都では、多摩川に架ける「等々力大橋(仮称、以下省略)」の整備を進めています。
同橋梁は中原区宮内「宮内新横浜線」と世田谷区玉堤「目黒通り」をつなぐものです。
川崎市側では「宮内新横浜線」の橋梁接続部はまだまだ未整備であるものの、橋梁下部の橋脚・橋台の建設工事が先行して着工していました。
そしてこのたび、川崎市側の「P3橋脚」と「A2橋台」の躯体がほぼ完成しましたので、ご紹介します。
■「等々力大橋」の「P3橋脚」(右)と「A2橋台」
まずこちらが、等々力大橋の川崎側施工エリアです。
写真右手、河川敷に立ち上がった構造物が「P3橋脚」です。
左手、土手の上の構造物が「A2橋台」です。
■等々力大橋の橋梁断面イメージ図
ここで、等々力大橋の橋脚断面イメージ図をおさらいしておきましょう。
橋脚は東京側河川敷、多摩川中央、川崎側河川敷に合計3基。
順番にP1、P2、P3です。
橋台は両岸の土手に設置され、東京側がA1、川崎側がA2です。
■川崎側河川敷の「P3橋脚」
そしてこちらが、川崎川河川敷に完成した「P3橋台」です。
2022/2/9エントリで工事経過をお伝えした際には鉄骨が露出していましたが、綺麗に仕上がりました。
これは丸子橋下などで、馴染みのある構造物ですね。
■川崎側土手の「A2橋台」
続いてこちらが、川崎側土手の「A2橋台」です。
地上に露出している部分は大人の身長よりも高い程度ですが、前掲の断面図の通り、躯体と梁は地中深くまで埋まっています。
■橋台下の整備された土手
橋台下の土手は、ご覧の通りコンクリートで固めて整備されていました。
これは丸子橋下や東急線の多摩川橋梁下なども、このように固められていますね。
■「等々力大橋(仮称)」見学会
また現地には、「エクセレント西宮内保育園 りんご組」による、「等々力大橋(仮称)見学会」の絵が展示されていました。
工事中の様子を見学したものを、園児の皆さんが絵にかいてくれたものです。
この子どもたちが大きくなったころに、等々力大橋が完成しているでしょうか。
■川崎側の道路予定地
最後に、川崎側の道路予定地です。
こちらは前回エントリ時点から進捗がありません。
ここに4車線道路「宮内新横浜線」が接続されるわけですが、まだ相当の時間がかかりそうです。
2022年2月4日に発表された川崎市「第2次道路整備プログラム(後期)」では、等々力大橋と接続される宮内新横浜線の整備は2029年度においても完成はしていない想定となっています。
同プログラムでは等々力大橋自体は2025年度までに完成予定とありますが、今後東京都側も含め全体の事業がどのように進捗していくか、確かな見通しはわかりません。
川崎側の橋脚・橋台の躯体はほぼ完成したものの、当面はこの状態で進捗を待つことになるでしょう。
■宮内新横浜線の4車線開通部分(西下橋交差点)
■宮内新横浜線と等々力大橋の整備マップ
【関連リンク】
・川崎市 第2次川崎市道路整備プログラムについて【計画期間:平成28年度から令和11年度】
・2008/12/8エントリ 宮内新横浜線と多摩川新橋
・2010/8/31エントリ 二ヶ領用水・西下橋交差点から等々力緑地付近
・2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
・2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編)
・2015/9/11エントリ 「デスノート」「ドS刑事」などロケの定番、宮内の「廃工場スタジオ」
・2019/2/25エントリ 「(仮称)等々力大橋」建設の護岸設置工事が着工、目黒通りと宮内新横浜線を接続する橋梁イメージ写真が現地に掲示
・2021/11/25エントリ 中原区宮内と目黒通りを接続「等々力大橋(仮称)」の橋脚・橋台が着工、11/19発表川崎市道路整備プログラム案で2029年度も事業継続見通し
・2022/2/9エントリ 中原区と目黒通りを接続「等々力大橋(仮称)」の橋脚がお目見え、工事現場13m地下泥岩から貝の化石も発見
同橋梁は中原区宮内「宮内新横浜線」と世田谷区玉堤「目黒通り」をつなぐものです。
川崎市側では「宮内新横浜線」の橋梁接続部はまだまだ未整備であるものの、橋梁下部の橋脚・橋台の建設工事が先行して着工していました。
そしてこのたび、川崎市側の「P3橋脚」と「A2橋台」の躯体がほぼ完成しましたので、ご紹介します。
■「等々力大橋」の「P3橋脚」(右)と「A2橋台」
まずこちらが、等々力大橋の川崎側施工エリアです。
写真右手、河川敷に立ち上がった構造物が「P3橋脚」です。
左手、土手の上の構造物が「A2橋台」です。
■等々力大橋の橋梁断面イメージ図
ここで、等々力大橋の橋脚断面イメージ図をおさらいしておきましょう。
橋脚は東京側河川敷、多摩川中央、川崎側河川敷に合計3基。
順番にP1、P2、P3です。
橋台は両岸の土手に設置され、東京側がA1、川崎側がA2です。
■川崎側河川敷の「P3橋脚」
そしてこちらが、川崎川河川敷に完成した「P3橋台」です。
2022/2/9エントリで工事経過をお伝えした際には鉄骨が露出していましたが、綺麗に仕上がりました。
これは丸子橋下などで、馴染みのある構造物ですね。
■川崎側土手の「A2橋台」
続いてこちらが、川崎側土手の「A2橋台」です。
地上に露出している部分は大人の身長よりも高い程度ですが、前掲の断面図の通り、躯体と梁は地中深くまで埋まっています。
■橋台下の整備された土手
橋台下の土手は、ご覧の通りコンクリートで固めて整備されていました。
これは丸子橋下や東急線の多摩川橋梁下なども、このように固められていますね。
■「等々力大橋(仮称)」見学会
また現地には、「エクセレント西宮内保育園 りんご組」による、「等々力大橋(仮称)見学会」の絵が展示されていました。
工事中の様子を見学したものを、園児の皆さんが絵にかいてくれたものです。
この子どもたちが大きくなったころに、等々力大橋が完成しているでしょうか。
■川崎側の道路予定地
最後に、川崎側の道路予定地です。
こちらは前回エントリ時点から進捗がありません。
ここに4車線道路「宮内新横浜線」が接続されるわけですが、まだ相当の時間がかかりそうです。
2022年2月4日に発表された川崎市「第2次道路整備プログラム(後期)」では、等々力大橋と接続される宮内新横浜線の整備は2029年度においても完成はしていない想定となっています。
同プログラムでは等々力大橋自体は2025年度までに完成予定とありますが、今後東京都側も含め全体の事業がどのように進捗していくか、確かな見通しはわかりません。
川崎側の橋脚・橋台の躯体はほぼ完成したものの、当面はこの状態で進捗を待つことになるでしょう。
■宮内新横浜線の4車線開通部分(西下橋交差点)
■宮内新横浜線と等々力大橋の整備マップ
【関連リンク】
・川崎市 第2次川崎市道路整備プログラムについて【計画期間:平成28年度から令和11年度】
・2008/12/8エントリ 宮内新横浜線と多摩川新橋
・2010/8/31エントリ 二ヶ領用水・西下橋交差点から等々力緑地付近
・2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
・2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編)
・2015/9/11エントリ 「デスノート」「ドS刑事」などロケの定番、宮内の「廃工場スタジオ」
・2019/2/25エントリ 「(仮称)等々力大橋」建設の護岸設置工事が着工、目黒通りと宮内新横浜線を接続する橋梁イメージ写真が現地に掲示
・2021/11/25エントリ 中原区宮内と目黒通りを接続「等々力大橋(仮称)」の橋脚・橋台が着工、11/19発表川崎市道路整備プログラム案で2029年度も事業継続見通し
・2022/2/9エントリ 中原区と目黒通りを接続「等々力大橋(仮称)」の橋脚がお目見え、工事現場13m地下泥岩から貝の化石も発見