川崎市・川崎フロンターレがSDGs協定締結し会見、地域社会のインフラ目指し「かわさきこども食堂ネットワーク」をパートナーと支援
2022年8月7日、川崎フロンターレvs横浜F・マリノス戦が開催された日、大一番の試合開催前の等々力陸上競技場において、川崎市と川崎フロンターレが持続可能な開発目標(SDGs)に関する協定締結の記者会見が行われました。
本協定に基づく取り組みとして、「かわさきこども食堂ネットワーク」が抱える課題を持続可能な方法で解決するため、川崎フロンターレがクラブパートナーと共に支援を行うこととなり、関係当事者とともに取り組みの説明が行われました。
■川崎市・川崎フロンターレのSDGs協定記者会見
この協定の正式名称は、「川崎市と川崎フロンターレが実施する持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定書」です。
①スポーツを通じた社会・経済・環境の課題解決に関すること
②SDGsの推進及び達成に向けた連携・協力実施に関すること
③その他、本協定の目標達成のために必要な事項に関すること
大きく上記の3点が定められ、詳細及び具体的事項については協議の上決定することとしています。
また前述の通り、この協定に基づいた「かわさきこども食堂ネットワーク」の支援が行われることとなり、川崎市の福田紀彦市長、川崎フロンターレの吉田明宏社長、かわさきこども食堂ネットワークの佐藤由加里代表、クラブパートナーのロッテ、マルコメの担当者とコアラのマーチ君が一堂に会しました。
■協定に基づく「かわさきこども食堂ネットワーク」支援の取り組み図
(c)KAWASAKI FRONTALE
こちらが、本協定に基づく「かわさきこども食堂ネットワーク」支援の取り組みを図にしたものです。
「こども食堂」とは、さまざまな事情のある子どもたちが一人でも安心して利用できる、無料または廉価な食事を提供する食堂のことです。
「かわさきこども食堂ネットワーク」は、川崎市内のこども食堂の連携ネットワークで、情報共有や交流、課題解決を目的に活動しています。
この取り組みでは、川崎フロンターレがクラブパートナー企業や川崎市が認定する「かわさきSDGsパートナー」と「かわさきこども食堂ネットワーク」のマッチングを行い、食品や置き場の提供を行うことで、子ども食堂の課題解決につなげます。
また川崎フロンターレは、子ども食堂を利用する子どもたちを試合に招待するなどの取り組みも行うということです。
記者会見ではまず、川崎市と川崎フロンターレのSDGs協定締結について、川崎市の福田紀彦市長、川崎フロンターレの吉田明宏社長からご挨拶がありました。
本エントリでは、その全文をお届けいたします。
■川崎市 福田紀彦市長
<福田市長コメント>
川崎フロンターレがSDGsの推進に向けて本市と連携して積極的に取り組んでいただくこととなり、たいへん心強く感じております。本市にはさまざまな困難な課題を市民・事業者と連携して解決してきた歴史がございます。こうした実績とSDGsの推進に向けた高いポテンシャルが評価され、国から「SDGs未来都市」に認定されています。
「SDGs未来都市」として誰ひとり取り残さず、これからも持続可能な都市であり続けるため、川崎フロンターレをはじめ、市内のさまざまなステークホルダーと連携して持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。
このたびスポーツを通じて、社会・経済・環境の課題解決に取り組むことで、SDGsの達成に向けた取り組みを推進するという、川崎フロンターレのSDGs推進に対する熱い思いにたいへん共感いたしました。協定締結を通じて、両社がより一層連携して取り組むことで、よりSDGsのゴール達成に向けた取り組みを効果的に進められると考えております。本市では昨年の3月から登録認証制度「かわさきSDGsパートナー」を開始しておりまして、フロンターレもパートナーとなっていただいておりますけれども、現在2,000社を超える企業・団体がパートナーとなる見込みとなっております。
『かわさきこども食堂ネットワーク』支援にあたりましては、このパートナーの皆さまに対してSDGsプラットフォームを通じこのプロジェクトへの参加協力を依頼するなど、サポートをさせていただきたいと考えております。
このムーブメントをより大きく、力強いものとしたいと考えておりまして、川崎フロンターレが持つ発信力や影響力に大いに期待しております。Jリーグも熱戦が続いておりますけれども、今後もJリーグ全体をけん引する強豪チームとして、市民の皆さまとともにふたたび喜びを分かち合えることを祈念しております。
最後に今回の協定締結をきっかけに川崎フロンターレとのパートナーシップを深めて、ともに持続可能な社会の実現に取り組んでまいりたいと考えております。
■川崎フロンターレ 吉田明宏社長
<吉田社長コメント>
今回は4月に発表させていただいた、クラブパートナーの「染めQテクノロジィ」様・川崎市産業振興財団様との会見を致しました、「川崎フロンターレSDGs」の取り組み第2弾ということで、今回発表させていただきます。
まずは川崎市様と、スポーツを通じた社会・経済・環境の課題解決に関することについて、さらなる相互連携・協力を行ってまいります。さらにかわさきこども食堂ネットワーク様が抱えている課題を、川崎市様、川崎フロンターレパートナー企業様にもご協力いただきまして、少しでも解決していけるように努力してまいります。
川崎フロンターレには有難いことに、約1,000社のパートナー様がいらっしゃいます。この取り組みについてもすでにご協力をご検討いただいております、他のパートナー企業様もたくさんいらっしゃいます。
我々川崎フロンターレが携わることで、川崎市様やパートナー企業様には、これまで実施できなかったことを少しでもやさしく実施できるようにともに、社会により良いインパクトになるように我々がスケールできればと考えております。
このように川崎フロンターレでは、「川崎フロンターレSDGs」で多くの皆さまとつながることに寄り、単なるサッカークラブではなく、地域の社会インフラとしての役割、つまり生活の一部としてなくてはならない存在としてのクラブを目指してまいります。
続いて、本協定に基づいた「かわさきこども食堂ネットワーク」の支援の取り組みについて、川崎フロンターレとともに参加するパートナー企業のロッテ、マルコメ、ドールと、かわさきこども食堂ネットワークの代表者からご挨拶がありました。
ロッテはコアラのマーチ、マルコメは味噌や米麴製品など、ドールはバナナなどの提供を行います。
またこの日は欠席となりましたが、富士通川崎工場も、子ども食堂向けの寄贈品の保管場所を提供されるということで、ご紹介がありました。
■ロッテ マーケティング本部ブランド戦略部焼き菓子企画課 金田真里恵様、コアラのマーチくん
<ロッテ 金田さんコメント>
このたび川崎フロンターレ様の呼びかけに賛同しまして、かわさきこども食堂ネットワーク様の支援を開始することになりました。
コアラのマーチについて少しだけ紹介させていただきますと、このようについ誰かに話したくなるような、かわいらしいコアラのキャラクターが特徴的なお菓子でございます。そんなコアラのマーチを通して、お子様方に美味しさだけではなく、楽しい時間をお届けできたらいいなと思っております。
■マルコメ マーケティング本部マーケティング部部長 岸直人さん
<マルコメ岸さんコメント>
私もこどもが二人おりまして、子どもたちに対してお腹いっぱい食べ物を差し上げたいという親としての思いを当然理解しております。
我々は味噌汁は勿論、その原料である米糀を使った製品、大豆を使った製品、いろいろ商品がございます。いずれもお子様たちの健康に寄与できる食べ物だと思っております。微力ながらこういったかたちで参加できたら嬉しく思っております。
■ドール 生鮮第一本部バナナ部 草本里緒さん
<ドール 草本さんコメント>
弊社ではドールの理念に則り、一昨年度から一部地域ではございますが、子ども食堂にバナナを提供することを行ってまいりました。
今回は川崎フロンターレ様にお声がけいただき、その活動にご協力できることをとても嬉しく思っております。私たちの提供するバナナが子ども食堂を利用する皆さまの一助となれば幸いです。
■かわさきこども食堂ネットワーク代表 佐藤由加里さん
<かわさきこども食堂ネットワーク 佐藤さんコメント>
私自身も高津区で子ども食堂を2017年より開始しております。
今年、2022年は大田区で始まった子ども食堂がちょうど10周年になる、「子ども食堂10周年」の年にあたるそうです。
当団体は2018年9月に本格的な活動を開始しまして、主に寄贈品や助成金の情報などを市内の子ども食堂などに提供している団体でございます。
昨年は約6トンの寄贈品を市内の子ども食堂に配布することをしておりまして、そのうち昨年は約3トン、今年に入ってからは約2.7トンの大量の寄贈品がございまして、その一時保管場所として、富士通の工場の一部をお借りして実現できたということがございます。
そのときにも一時保管場所として受けてくれる場所があるかないかということで、それらの品物を有効的に活用できるかできないか、という課題が最初にくるので、非常に助かっております。
川崎フロンターレさんには子どもとその保護者を試合観戦にご招待をいただいておりますが、その話を進めていく中で、今回のようなスポンサー企業の皆さまに多大なるご協力をいただけるお話があり、たいへん感謝しております。
このような支援をいただけるということは、常に運営費をどうしようと悩んでいる子ども食堂にとっては非常に助かるお話ですし、また今回ご提供いただけるロッテさん、ドールさん、マルコメさん、子どもたちが大好きな商品がいっぱいございますので、そのへんでもものすごくみんな喜んでいて、次はいつなんだろうともう話しているという状態です。
川崎市内で子ども食堂をやっていてよかったなと心から感謝しております。
このような、スポーツチームが子ども食堂のネットワーク全体を支援するという取り組みは全国で初めてのさきがけとなる取り組みのようでございますことも、あわせてご紹介させていただきます。
まだまだ課題はいろいろありますが、輸送の部分や一時置き場の件などでお問合せご協力いただけるということがございましたら、ご連絡いただければと思います。
今回はすでにプロジェクトに参加されているパートナー企業が会見に参加されましたが、今後川崎市と川崎フロンターレのSDGs協定に基づき、クラブパートナーやかわさきSDGパートナーへの呼びかけにより、協力の環が広がっていくことが想定されます。
「子ども食堂」は無料または低廉な料金で子どもたちに食事を提供するため、資金や物資などのリソースに課題があります。
そんな課題が多くの企業や団体とのマッチングにより、解決に結びついていくことが期待されます。
【関連リンク】
・川崎フロンターレ 川崎市と「持続可能な開発目標(SDGs)に関する協定」締結 ならびに川崎フロンターレパートナー企業との「かわさきこども食堂ネットワーク」支援開始のお知らせ
・川崎フロンターレウェブサイト 川崎フロンターレSDGs
・かわさきこども食堂ネットワーク ウェブサイト
・2022/4/3エントリ 川崎フロンターレが抗菌・防カビ等技術企業「染めQテクノロジィ」とSDGs協業に調印、6/18「かわさきSDGsランド」出展など活動推進
(こども食堂関連)
・2021/4/15エントリ 向河原のこども食堂「ふれあい食堂」がNECルネッサンスシティで特別開催、人気ラーメン店「一風堂」がキッチンカーで子どもたちに無料提供
・2021/10/23エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで向河原のこども食堂「ふれあい食堂」らがハロウィンイベント開催、In Unityステージイベントなど多彩な企画に笑顔
・2021/11/16エントリ 向河原で温かい居場所作り「むかいがわら こども食堂じぃーじぃーず」がオープン、朝300円・昼夜600円の定食に夜はお酒も提供 ・2021/12/17エントリ NEC田んぼ作りプロジェクトのお米がこども食堂向けに川崎市へ贈呈、玉川事業場で贈呈式と「ふれあい食堂」らによるクリスマスイベント開催
・2022/2/5エントリ 川崎ブレイブサンダースがSR渋谷2連戦でSDGs推進、武蔵小杉駅北口のバスケットステーション「ザ・ライトハウス」こども食堂でお弁当配布も
・2022/6/19エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・公園緑地協会・富士通川崎工場が「第1回かわさきSDGsランド」開催、「水曜どうでしょう」コラボイベントも
本協定に基づく取り組みとして、「かわさきこども食堂ネットワーク」が抱える課題を持続可能な方法で解決するため、川崎フロンターレがクラブパートナーと共に支援を行うこととなり、関係当事者とともに取り組みの説明が行われました。
■川崎市・川崎フロンターレのSDGs協定記者会見
この協定の正式名称は、「川崎市と川崎フロンターレが実施する持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定書」です。
①スポーツを通じた社会・経済・環境の課題解決に関すること
②SDGsの推進及び達成に向けた連携・協力実施に関すること
③その他、本協定の目標達成のために必要な事項に関すること
大きく上記の3点が定められ、詳細及び具体的事項については協議の上決定することとしています。
また前述の通り、この協定に基づいた「かわさきこども食堂ネットワーク」の支援が行われることとなり、川崎市の福田紀彦市長、川崎フロンターレの吉田明宏社長、かわさきこども食堂ネットワークの佐藤由加里代表、クラブパートナーのロッテ、マルコメの担当者とコアラのマーチ君が一堂に会しました。
■協定に基づく「かわさきこども食堂ネットワーク」支援の取り組み図
(c)KAWASAKI FRONTALE
こちらが、本協定に基づく「かわさきこども食堂ネットワーク」支援の取り組みを図にしたものです。
「こども食堂」とは、さまざまな事情のある子どもたちが一人でも安心して利用できる、無料または廉価な食事を提供する食堂のことです。
「かわさきこども食堂ネットワーク」は、川崎市内のこども食堂の連携ネットワークで、情報共有や交流、課題解決を目的に活動しています。
この取り組みでは、川崎フロンターレがクラブパートナー企業や川崎市が認定する「かわさきSDGsパートナー」と「かわさきこども食堂ネットワーク」のマッチングを行い、食品や置き場の提供を行うことで、子ども食堂の課題解決につなげます。
また川崎フロンターレは、子ども食堂を利用する子どもたちを試合に招待するなどの取り組みも行うということです。
記者会見ではまず、川崎市と川崎フロンターレのSDGs協定締結について、川崎市の福田紀彦市長、川崎フロンターレの吉田明宏社長からご挨拶がありました。
本エントリでは、その全文をお届けいたします。
■川崎市 福田紀彦市長
<福田市長コメント>
川崎フロンターレがSDGsの推進に向けて本市と連携して積極的に取り組んでいただくこととなり、たいへん心強く感じております。本市にはさまざまな困難な課題を市民・事業者と連携して解決してきた歴史がございます。こうした実績とSDGsの推進に向けた高いポテンシャルが評価され、国から「SDGs未来都市」に認定されています。
「SDGs未来都市」として誰ひとり取り残さず、これからも持続可能な都市であり続けるため、川崎フロンターレをはじめ、市内のさまざまなステークホルダーと連携して持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。
このたびスポーツを通じて、社会・経済・環境の課題解決に取り組むことで、SDGsの達成に向けた取り組みを推進するという、川崎フロンターレのSDGs推進に対する熱い思いにたいへん共感いたしました。協定締結を通じて、両社がより一層連携して取り組むことで、よりSDGsのゴール達成に向けた取り組みを効果的に進められると考えております。本市では昨年の3月から登録認証制度「かわさきSDGsパートナー」を開始しておりまして、フロンターレもパートナーとなっていただいておりますけれども、現在2,000社を超える企業・団体がパートナーとなる見込みとなっております。
『かわさきこども食堂ネットワーク』支援にあたりましては、このパートナーの皆さまに対してSDGsプラットフォームを通じこのプロジェクトへの参加協力を依頼するなど、サポートをさせていただきたいと考えております。
このムーブメントをより大きく、力強いものとしたいと考えておりまして、川崎フロンターレが持つ発信力や影響力に大いに期待しております。Jリーグも熱戦が続いておりますけれども、今後もJリーグ全体をけん引する強豪チームとして、市民の皆さまとともにふたたび喜びを分かち合えることを祈念しております。
最後に今回の協定締結をきっかけに川崎フロンターレとのパートナーシップを深めて、ともに持続可能な社会の実現に取り組んでまいりたいと考えております。
■川崎フロンターレ 吉田明宏社長
<吉田社長コメント>
今回は4月に発表させていただいた、クラブパートナーの「染めQテクノロジィ」様・川崎市産業振興財団様との会見を致しました、「川崎フロンターレSDGs」の取り組み第2弾ということで、今回発表させていただきます。
まずは川崎市様と、スポーツを通じた社会・経済・環境の課題解決に関することについて、さらなる相互連携・協力を行ってまいります。さらにかわさきこども食堂ネットワーク様が抱えている課題を、川崎市様、川崎フロンターレパートナー企業様にもご協力いただきまして、少しでも解決していけるように努力してまいります。
川崎フロンターレには有難いことに、約1,000社のパートナー様がいらっしゃいます。この取り組みについてもすでにご協力をご検討いただいております、他のパートナー企業様もたくさんいらっしゃいます。
我々川崎フロンターレが携わることで、川崎市様やパートナー企業様には、これまで実施できなかったことを少しでもやさしく実施できるようにともに、社会により良いインパクトになるように我々がスケールできればと考えております。
このように川崎フロンターレでは、「川崎フロンターレSDGs」で多くの皆さまとつながることに寄り、単なるサッカークラブではなく、地域の社会インフラとしての役割、つまり生活の一部としてなくてはならない存在としてのクラブを目指してまいります。
続いて、本協定に基づいた「かわさきこども食堂ネットワーク」の支援の取り組みについて、川崎フロンターレとともに参加するパートナー企業のロッテ、マルコメ、ドールと、かわさきこども食堂ネットワークの代表者からご挨拶がありました。
ロッテはコアラのマーチ、マルコメは味噌や米麴製品など、ドールはバナナなどの提供を行います。
またこの日は欠席となりましたが、富士通川崎工場も、子ども食堂向けの寄贈品の保管場所を提供されるということで、ご紹介がありました。
■ロッテ マーケティング本部ブランド戦略部焼き菓子企画課 金田真里恵様、コアラのマーチくん
<ロッテ 金田さんコメント>
このたび川崎フロンターレ様の呼びかけに賛同しまして、かわさきこども食堂ネットワーク様の支援を開始することになりました。
コアラのマーチについて少しだけ紹介させていただきますと、このようについ誰かに話したくなるような、かわいらしいコアラのキャラクターが特徴的なお菓子でございます。そんなコアラのマーチを通して、お子様方に美味しさだけではなく、楽しい時間をお届けできたらいいなと思っております。
■マルコメ マーケティング本部マーケティング部部長 岸直人さん
<マルコメ岸さんコメント>
私もこどもが二人おりまして、子どもたちに対してお腹いっぱい食べ物を差し上げたいという親としての思いを当然理解しております。
我々は味噌汁は勿論、その原料である米糀を使った製品、大豆を使った製品、いろいろ商品がございます。いずれもお子様たちの健康に寄与できる食べ物だと思っております。微力ながらこういったかたちで参加できたら嬉しく思っております。
■ドール 生鮮第一本部バナナ部 草本里緒さん
<ドール 草本さんコメント>
弊社ではドールの理念に則り、一昨年度から一部地域ではございますが、子ども食堂にバナナを提供することを行ってまいりました。
今回は川崎フロンターレ様にお声がけいただき、その活動にご協力できることをとても嬉しく思っております。私たちの提供するバナナが子ども食堂を利用する皆さまの一助となれば幸いです。
■かわさきこども食堂ネットワーク代表 佐藤由加里さん
<かわさきこども食堂ネットワーク 佐藤さんコメント>
私自身も高津区で子ども食堂を2017年より開始しております。
今年、2022年は大田区で始まった子ども食堂がちょうど10周年になる、「子ども食堂10周年」の年にあたるそうです。
当団体は2018年9月に本格的な活動を開始しまして、主に寄贈品や助成金の情報などを市内の子ども食堂などに提供している団体でございます。
昨年は約6トンの寄贈品を市内の子ども食堂に配布することをしておりまして、そのうち昨年は約3トン、今年に入ってからは約2.7トンの大量の寄贈品がございまして、その一時保管場所として、富士通の工場の一部をお借りして実現できたということがございます。
そのときにも一時保管場所として受けてくれる場所があるかないかということで、それらの品物を有効的に活用できるかできないか、という課題が最初にくるので、非常に助かっております。
川崎フロンターレさんには子どもとその保護者を試合観戦にご招待をいただいておりますが、その話を進めていく中で、今回のようなスポンサー企業の皆さまに多大なるご協力をいただけるお話があり、たいへん感謝しております。
このような支援をいただけるということは、常に運営費をどうしようと悩んでいる子ども食堂にとっては非常に助かるお話ですし、また今回ご提供いただけるロッテさん、ドールさん、マルコメさん、子どもたちが大好きな商品がいっぱいございますので、そのへんでもものすごくみんな喜んでいて、次はいつなんだろうともう話しているという状態です。
川崎市内で子ども食堂をやっていてよかったなと心から感謝しております。
このような、スポーツチームが子ども食堂のネットワーク全体を支援するという取り組みは全国で初めてのさきがけとなる取り組みのようでございますことも、あわせてご紹介させていただきます。
まだまだ課題はいろいろありますが、輸送の部分や一時置き場の件などでお問合せご協力いただけるということがございましたら、ご連絡いただければと思います。
今回はすでにプロジェクトに参加されているパートナー企業が会見に参加されましたが、今後川崎市と川崎フロンターレのSDGs協定に基づき、クラブパートナーやかわさきSDGパートナーへの呼びかけにより、協力の環が広がっていくことが想定されます。
「子ども食堂」は無料または低廉な料金で子どもたちに食事を提供するため、資金や物資などのリソースに課題があります。
そんな課題が多くの企業や団体とのマッチングにより、解決に結びついていくことが期待されます。
【関連リンク】
・川崎フロンターレ 川崎市と「持続可能な開発目標(SDGs)に関する協定」締結 ならびに川崎フロンターレパートナー企業との「かわさきこども食堂ネットワーク」支援開始のお知らせ
・川崎フロンターレウェブサイト 川崎フロンターレSDGs
・かわさきこども食堂ネットワーク ウェブサイト
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