武蔵小杉から見える「白い煙突」の正体。建て替え工事中の川崎市ごみ処理施設「橘処理センター」
武蔵小杉から西方面に、白い煙突のようなものが見えていました。
これがかねてから気になっていたものですから、正体を確認しに行ってみました。
■武蔵小杉から西に見える「白い煙突」
武蔵小杉のタワーマンションなど、一定以上の高さから西を見ると、かねてからご覧のような白い煙突、あるいや搭のようなものが見えていました。
足元の部分は良く見えませんので、これが一体何なのか遠景ではわかりませんでした。
■尻手黒川道路から見上げた白い煙突
煙突に近づくには、尻手黒川道路をひたすら西に向かうのが良いようでした。
高津区に入り、2023/1/6エントリでご紹介した「梶ヶ谷貨物ターミナル」付近まで来ると、高台の住宅街の上に煙突が見えてきました。
■巨大な煙突と建設中の建造物
近づいてみると、白い煙突は想像以上に巨大なものでした。
また、あわせて大規模な建造物が建設中でした。
現地の掲示を確認すると、これは川崎市の廃棄物処理施設「橘処理センター」の建て替え工事でした。
工事に関するウェブサイトが開設されて、情報が公開されています。
従来の橘処理センターは、稼働から40年か経過して老朽化のため建て替えが必要となっていました。
同センターの焼却処理施設は2014年度末に、粗大ごみ処理施設は2015年度末で稼働休止しています。
現在は上記写真の通り、敷地の高低差を利用した造成地盤を設置して、限られた敷地を立体利用する工事が進められています。
この白い煙突の高さは、100mということでした。
武蔵小杉でいえば、北口の武蔵小杉タワープレイスとちょうど同じ高さです。
新たな橘処理センターは、ごみ焼却処理施設としては3炉で1日600トン、ミックスペーパー資源化処理施設としては2ラインで1日45トンの処理能力を有します。
■市民プラザ通り側の建物
■隣の市民プラザ
この「橘処理センター」は、北側は「市民プラザ通り」に面し、隣は川崎市民プラザです。
市民プラザ通り沿いでは、建物の外壁も出来上がってきていました。
また、建て替えにより隣接する川崎市民プラザとは一体的な土地利用を行うものとしています。
■川崎市橘リサイクルコミュニティセンター
■「かわるん」の自動販売機
また敷地内にでは、川崎市橘リサイクルコミュニティセンターが建て替え中も営業してきましたが、こちらも2022年度末(2023年3月末)で廃止されます。
こちらはどなたでも入館でき、リサイクル講座の開催やリサイクル品の回収、バザーなどのイベント開催を行ってきました。
リサイクル品の回収なども順次終了となりますが、本エントリに記録を残しておきたいと思います。
新たな橘処理センターは、2023年に完成、2024年にかけて試運転を行う工事日程となっています。
工事もこれから終盤に入り、完成の姿も見えてくるのではないでしょうか。
■近接するJR梶ヶ谷貨物ターミナル駅の空撮
(撮影:northsan)
■川崎市のごみを運搬するコンテナ
なお、橘処理センター近くの梶ヶ谷貨物ターミナルからは、臨海部に川崎市のごみを輸送する「クリーンかわさき号」が運行されています。
詳細は関連リンクよりご参照ください。
■「橘処理センター」のマップ
【関連リンク】
・橘処理センター建設工事 ウェブサイト
・川崎市橘リサイクルコミュニティセンター ウェブサイト
・川崎市民プラザ ウェブサイト
・2018/6/27エントリ 武蔵小杉の地下を走る貨物線「武蔵野南線」に給電、上小田中の「梶ヶ谷変電所」で見る「金矢」の字
・2018/9/11エントリ 武蔵小杉の地下を走る貨物線「武蔵野南線」探訪(2)「今井仲町立坑」 ・2023/1/6エントリ 武蔵小杉地下を走る「武蔵野南線」の「梶ヶ谷貨物ターミナル駅」探訪、川崎市のごみを運搬「クリーンかわさき号」も運行
これがかねてから気になっていたものですから、正体を確認しに行ってみました。
■武蔵小杉から西に見える「白い煙突」
武蔵小杉のタワーマンションなど、一定以上の高さから西を見ると、かねてからご覧のような白い煙突、あるいや搭のようなものが見えていました。
足元の部分は良く見えませんので、これが一体何なのか遠景ではわかりませんでした。
■尻手黒川道路から見上げた白い煙突
煙突に近づくには、尻手黒川道路をひたすら西に向かうのが良いようでした。
高津区に入り、2023/1/6エントリでご紹介した「梶ヶ谷貨物ターミナル」付近まで来ると、高台の住宅街の上に煙突が見えてきました。
■巨大な煙突と建設中の建造物
近づいてみると、白い煙突は想像以上に巨大なものでした。
また、あわせて大規模な建造物が建設中でした。
現地の掲示を確認すると、これは川崎市の廃棄物処理施設「橘処理センター」の建て替え工事でした。
工事に関するウェブサイトが開設されて、情報が公開されています。
従来の橘処理センターは、稼働から40年か経過して老朽化のため建て替えが必要となっていました。
同センターの焼却処理施設は2014年度末に、粗大ごみ処理施設は2015年度末で稼働休止しています。
現在は上記写真の通り、敷地の高低差を利用した造成地盤を設置して、限られた敷地を立体利用する工事が進められています。
この白い煙突の高さは、100mということでした。
武蔵小杉でいえば、北口の武蔵小杉タワープレイスとちょうど同じ高さです。
新たな橘処理センターは、ごみ焼却処理施設としては3炉で1日600トン、ミックスペーパー資源化処理施設としては2ラインで1日45トンの処理能力を有します。
■市民プラザ通り側の建物
■隣の市民プラザ
この「橘処理センター」は、北側は「市民プラザ通り」に面し、隣は川崎市民プラザです。
市民プラザ通り沿いでは、建物の外壁も出来上がってきていました。
また、建て替えにより隣接する川崎市民プラザとは一体的な土地利用を行うものとしています。
■川崎市橘リサイクルコミュニティセンター
■「かわるん」の自動販売機
また敷地内にでは、川崎市橘リサイクルコミュニティセンターが建て替え中も営業してきましたが、こちらも2022年度末(2023年3月末)で廃止されます。
こちらはどなたでも入館でき、リサイクル講座の開催やリサイクル品の回収、バザーなどのイベント開催を行ってきました。
リサイクル品の回収なども順次終了となりますが、本エントリに記録を残しておきたいと思います。
新たな橘処理センターは、2023年に完成、2024年にかけて試運転を行う工事日程となっています。
工事もこれから終盤に入り、完成の姿も見えてくるのではないでしょうか。
■近接するJR梶ヶ谷貨物ターミナル駅の空撮
(撮影:northsan)
■川崎市のごみを運搬するコンテナ
なお、橘処理センター近くの梶ヶ谷貨物ターミナルからは、臨海部に川崎市のごみを輸送する「クリーンかわさき号」が運行されています。
詳細は関連リンクよりご参照ください。
■「橘処理センター」のマップ
【関連リンク】
・橘処理センター建設工事 ウェブサイト
・川崎市橘リサイクルコミュニティセンター ウェブサイト
・川崎市民プラザ ウェブサイト
・2018/6/27エントリ 武蔵小杉の地下を走る貨物線「武蔵野南線」に給電、上小田中の「梶ヶ谷変電所」で見る「金矢」の字
・2018/9/11エントリ 武蔵小杉の地下を走る貨物線「武蔵野南線」探訪(2)「今井仲町立坑」 ・2023/1/6エントリ 武蔵小杉地下を走る「武蔵野南線」の「梶ヶ谷貨物ターミナル駅」探訪、川崎市のごみを運搬「クリーンかわさき号」も運行