新複合施設「コスギアイハグ」開業記念式典開催、「農・食・健康」各施設公開しオープニングイベントに賑わい
本日、川崎市総合自治会館跡地の複合施設「コスギアイハグ(KOSUGI iHUG)」が部分開業しました。
雨天ではありましたが開業記念式典やイベントが開催され、川崎市の福田紀彦市長や地域関係者が来場して施設の内覧も行われました。
2023/3/22付記事でご紹介した「コスギアイハグ」内「コスギグリルマーケット」のメディア公開レポートに続いて、お伝えいたします。
■シェアリングファームでの収穫体験
■「コスギアイハグ」の施設配置図
「コスギアイハグ」は、府中街道と二ヶ領用水の間の川崎市総合自治会館跡地に整備された複合施設です。
川崎市の用地提供のもと、東レ建設株式会社を代表企業とし、ナチュラなどが参画する共同企業体の事業提案が採択されて完成にいたりました。
「農」を体験できるシェアリングファーム「トレファーム」と、先日メディア公開をレポートさせていただいた「食」の施設「アウトドアダイニング棟」、そして産前産後ケア施設やクリニックが入居する「健康」の「ウェルネスリビング棟」で構成されています。
■「コスギアイハグ」の開業記念式典
本日の開業記念式典は、当初は施設中央の広場「アイハグパーク」で開催される予定でしたが、雨天のため急遽アウトドアダイニング棟内のテラスに会場が変更されました。
■東レ建設株式会社 角川政信社長
(東レ建設株式会社 角川社長挨拶)
「2020年2月に川崎市様が発表されました土地利用方針に基づき、豊かな居心地の良い空間の創出、多世代の交流や賑わいの創出、魅力の向上をはかり、農業を多くの人とシェアするトレファームを核とした総合施設として本計画を立案し、具体化したものがこの『コスギアイハグ』であります。
そしてこの二ヶ領用水沿いの緑道の整備も行うことで、この施設と一体化したよりよい空間づくりを演出できたと感じております。
このコスギアイハグは農業の「農」、食事の「食」、健康の「健」、これらをあわせた複合施設として、新しい都市型のコミュニティスペースとして今後20年、その先も事業継続ができるよう、地域の皆さまに愛されて新しい価値を生み出す、武蔵小杉地区のみならず川崎市のもっとも幸せな街、『最幸のまちづくり』に大いに貢献する場となることを祈念して、はなはだ簡単ではありますがわたくしの挨拶とさせていただきます」
■川崎市 福田紀彦市長
(川崎市 福田社長挨拶)
「少し式典らしくない話をしますけれども、この土地には私も色々思い入れがありまして、総合自治会館をどうするのかといったときに、売却という話もありました。財政的に厳しい時代だから売ったほうが良いのではないかという議論もありましたが、私は『売らない』といいました。
小杉というのは全国から憧れられるような素晴らしい街になりましたけれども、しかしもっともっと文化を育てていきたい。ただ利便性がいいだけの街では、持続可能な街にならないと思っておりました。
どういう風にこの素晴らしい土地を活用していこうかということで、私も色々なアイデアを巡らせましたけれども、結局民間事業者のみなさまにいろいろなサウンディングをしていただき、こういう活用の方法があるのではないかということを御意見をいただきました。結果的にこういった、川崎市でも「PPP(民間活用)」の推進方針というものをつくりまして、そのまさに第1号となるご提案をいただいて、こういった活用をすることができたということで、非常に感慨深いです。
この提案を寄せていただきたとき、非常にワクワクしました。農・健康・食が集まった新しいコミュニティスペースを作っていただいたというのは、便利さだけでなく文化を創り出す、そういったスペースになるのではないかと思っております。多世代が交流する、賑わう、そして素晴らしい小杉を発信して頂く、そういったスペースになることを期待しております。
この選定に当たって、地域代表の皆さんにも入っていただいて、審査にあたっていただきました。まさにこれからがスタートだと思います。これからも末永く地域の皆さんに愛される、ここにあってよかったなと思って頂ける活用ができると大変うれしいなと思います。ご協力いただいたすべての皆さまに感謝を申し上げて、今日のお祝いの言葉とさせていただきます。」
開業記念式典では、東レ建設株式会社の角川政信社長、川崎市の福田紀彦市長が挨拶をされました。
福田市長は、上記の通り、川崎市総合自治会館跡地について「売却」という選択肢もあったもののそれは採らなかったこと、各方面でのヒアリング結果も踏まえた民間提案により「コスギアイハグ」が完成に至った意義についてあらためて振り返りつつ、今後の活用について期待を寄せました。
■定植式
今回の開業記念式典では、「農」「食」をテーマにしたコスギアイハグらしく、「定植式」が行われました。
枡に盛られた土に、植物を植えるというセレモニーです。
■シェアリングファーム「トレファーム」の内覧
■「オテリー」を収穫した角川社長と福田市長
■中原区の板橋区長も参加
開業記念式典に続いて、施設の内覧が行われました。
写真は東レ建設によるシェアリングファーム「トレファーム」での、バタビアレタスの仲間「オテリー」の収穫体験です。
「バタビア」は、オランダ語でジャカルタを意味するそうです。
「トレファーム」は、高床式になっていて、腰をかがめなくても農体験ができます。
今回、車椅子の方も参加されていて、一緒に体験されていました。
現在、「オテリー」のほか、「グリーンバター」「フリルレタス」と、いずれもレタスの仲間が栽培されています。
■エコ対応の食器
続いて、アウトドアダイニング棟の「コスギグリルマーケット」で使われている、エコ対応の食器はリサイクルコットントートバックの紹介です。
こちらはメディア公開の際にもご紹介をしておりました。
店内のカトラリーは、日本発のお米のバイオマスプラスチック 「ライスレジン」でできています。
食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、 飼料としても処理されず、廃棄されてしまうお米を、 新しいテクノロジーでプラスチックへとアップサイクルしています。
またテイクアウト用の食器は、これまで捨てられていた食物の皮や芯などの“食物残渣”を、独自の技術で成型した製品「エディッシュ」です。
■「エディッシュ」を堆肥として再利用するための回収ボックス
「エディッシュ」は、使用後にはこの食器が「回収ボックス」で分別回収され、粉砕して良質な堆肥として生まれ変わります。
近隣農家の野菜や花の堆肥となり、再び飲食の場に戻していくということです。
そしてコットントートバッグは、CO2削減率(デカボスコア)57%の素材でできています。
■「NATURA BAR」のフレッシュスムージーを飲む福田市長
こちらは、アウトドアダイニング棟にオープンする「NATURA BAR」です。
今回はフレッシュスムージーの試飲がありました。
このフレッシュスムージーは、さきほどの「トレファーム」で収穫した野菜を使っていくということです。
■食品卸問屋が出店する「コスギグリルマーケット」(3/22メディア公開時)
■コスギグリルマーケットの説明をするナチュラ河合社長
「コスギグリルマーケット」では、プロデュースを担ったナチュラの河合倫伸社長がコンセプトついて説明をしていました。
「コロナ禍において、一番大変だったのは我々飲食店ではないんです。飲食店は休業補償などがありましたが、食品の卸問屋が大変苦しい状況になりました」
「(食品の卸問屋が出店する)コスギグリルマーケットは、そんな卸問屋を支援することがコンセプトの一つです」
また今後、さまざまな食育イベントなども開催していくということです。
■ウェルネスリビング棟の調剤薬局
続いて、クリニックや産前産後ケア施設が入居する「ウェルネスリビング棟」の内覧です。
こちらは今後順次開院していくかたちになります。
上記は調剤薬局「そうごう薬局」です。
■産前産後ケア施設「ヴィタリテハウス(Vitalite House)」
■「ヴィタリテハウス」の滞在施設
■暖炉のあるリビング・ダイニングルーム
内覧会の最後は、産前産後ケア施設「ヴィタリテハウス(Vitalite House)」でした。
事前情報では「クレイドルニューボーンハウス」という名称でしたが、変更されたようです。
アートにもこだわったインテリアで、助産師をはじめとした専門家の支援のもとに産前産後のケアを行います。
産前のママに加えて、家族の宿泊滞在も可能となっています。
■食事は料理研究家・植松良枝氏プロデュース
また食事は料理研究家・植松良枝氏のプロデュースです。
内覧会では美味しいスープの試飲がありました。
■「ヴィタリテハウス」の説明を聞く福田市長
「ヴィタリテハウス」の説明では、昨今は高年齢での出産も増加し、さらに高齢な親もとへの里帰りができなくなっている傾向から同施設のような産前産後ケアの需要が高まっているということでした。
福田市長は
「武蔵小杉には地域に知り合いが少ない新住民の方も多く、心強いのではないでしょうか」
と同施設に期待を寄せていました。
■オープニングイベントに登場したミミケロ
中原区で子育て支援といえば、中原区役所の子育て支援キャラクター「ミミ」と「ケロ」ですね。
本日、開業記念式典後に開催されたオープニングイベントでは、グリーティングで登場していました。
本日のオープニングイベントは雨天ではありましたが、和太鼓のステージイベントも開催され、多くの方が「コスギアイハグ」を訪れていました。
■今後のイベントスケジュール
■1時間無料の駐輪場
「コスギアイハグ」の芝生の広場「アイハグパーク」では、今後も引き続きイベントが予定されています。
また施設には1時間無料の時間貸し駐輪場も設置されていますので、春のお散歩ついでに訪れてみてはいかがでしょうか。
■「KOSUGI Grill Market(コスギグリルマーケット)」の店舗情報
●所在地:川崎市中原区小杉町3-24-10 アウトドアダイニング棟1階
●営業時間:
卸問屋直売所11:00~21:00
グリルテーブル利用11:00~22:00
※グリルテーブル(店内飲食)4/6(木)開始予定
●定休日:なし
●Instagram:https://www.instagram.com/kosugi.grill.market/
■マップ
【関連リンク】
・KOSUGI iHUG ウェブサイト
・KOSUGI iHUG twitter
・KOSUGI iHUG Instagram
・KOSUGI iHUG facebookページ
・東レ建設 トレファーム
・川崎市報道発表資料 川崎市総合自治会館跡地等活用事業の施設名称と開業日が決まりました
・川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
・川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
・2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
・2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想
・2018/11/8エントリ 川崎市が総合自治会館跡地活用・等々力緑地再編整備について民間事業者からの事業提案を募る「マーケットサウンディング」を実施、2019年1月までに結果公表へ
・2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
・2021/2/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地にシェアリングファーム・地産地消飲食・子育て支援の複合施設が2022年度中整備へ、武蔵小杉の人気店「ナチュラ」が事業参画 ・2021/9/30エントリ 府中街道沿いの旧川崎市総合自治会館が更地に、俯瞰&地上写真で在りし日の姿から解体までを振り返る
・2022/6/30エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設の建物躯体が登場、シェアリングファームや地産地消ダイニング・子育て支援施設の年度内運用に向け工事進む
・2022/7/25エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設の詳細イメージパースが公開、「農・食・健・憩」を通じたコミュニティの場が2023年春に誕生へ
・2022/9/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設整備工事で二ヶ領用水沿いが年末まで通行止めに、緑道再整備のイメージ図も公表
・2022/11/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地複合施設「(仮称)武蔵小杉PROJECT」のプロジェクトサイトが開設、11月末まで施設名称3案の投票実施中
・2023/1/17エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設「(仮称)武蔵小杉PROJECT」のフロア構成(予定)が判明、二ヶ領用水沿いの歩道が供用開始に
・2023/1/31エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設名称「KOSUGI iHUG(コスギアイハグ)」と3月25日開業が決定、公式サイトで施設概要も公開
・2023/3/22エントリ 3/25部分開業「KOSUGI iHUG」の「コスギグリルマーケット」がメディア公開、肉・魚・米・キムチ・カフェが出店しグリルテーブルで調理
雨天ではありましたが開業記念式典やイベントが開催され、川崎市の福田紀彦市長や地域関係者が来場して施設の内覧も行われました。
2023/3/22付記事でご紹介した「コスギアイハグ」内「コスギグリルマーケット」のメディア公開レポートに続いて、お伝えいたします。
■シェアリングファームでの収穫体験
■「コスギアイハグ」の施設配置図
「コスギアイハグ」は、府中街道と二ヶ領用水の間の川崎市総合自治会館跡地に整備された複合施設です。
川崎市の用地提供のもと、東レ建設株式会社を代表企業とし、ナチュラなどが参画する共同企業体の事業提案が採択されて完成にいたりました。
「農」を体験できるシェアリングファーム「トレファーム」と、先日メディア公開をレポートさせていただいた「食」の施設「アウトドアダイニング棟」、そして産前産後ケア施設やクリニックが入居する「健康」の「ウェルネスリビング棟」で構成されています。
■「コスギアイハグ」の開業記念式典
本日の開業記念式典は、当初は施設中央の広場「アイハグパーク」で開催される予定でしたが、雨天のため急遽アウトドアダイニング棟内のテラスに会場が変更されました。
■東レ建設株式会社 角川政信社長
(東レ建設株式会社 角川社長挨拶)
「2020年2月に川崎市様が発表されました土地利用方針に基づき、豊かな居心地の良い空間の創出、多世代の交流や賑わいの創出、魅力の向上をはかり、農業を多くの人とシェアするトレファームを核とした総合施設として本計画を立案し、具体化したものがこの『コスギアイハグ』であります。
そしてこの二ヶ領用水沿いの緑道の整備も行うことで、この施設と一体化したよりよい空間づくりを演出できたと感じております。
このコスギアイハグは農業の「農」、食事の「食」、健康の「健」、これらをあわせた複合施設として、新しい都市型のコミュニティスペースとして今後20年、その先も事業継続ができるよう、地域の皆さまに愛されて新しい価値を生み出す、武蔵小杉地区のみならず川崎市のもっとも幸せな街、『最幸のまちづくり』に大いに貢献する場となることを祈念して、はなはだ簡単ではありますがわたくしの挨拶とさせていただきます」
■川崎市 福田紀彦市長
(川崎市 福田社長挨拶)
「少し式典らしくない話をしますけれども、この土地には私も色々思い入れがありまして、総合自治会館をどうするのかといったときに、売却という話もありました。財政的に厳しい時代だから売ったほうが良いのではないかという議論もありましたが、私は『売らない』といいました。
小杉というのは全国から憧れられるような素晴らしい街になりましたけれども、しかしもっともっと文化を育てていきたい。ただ利便性がいいだけの街では、持続可能な街にならないと思っておりました。
どういう風にこの素晴らしい土地を活用していこうかということで、私も色々なアイデアを巡らせましたけれども、結局民間事業者のみなさまにいろいろなサウンディングをしていただき、こういう活用の方法があるのではないかということを御意見をいただきました。結果的にこういった、川崎市でも「PPP(民間活用)」の推進方針というものをつくりまして、そのまさに第1号となるご提案をいただいて、こういった活用をすることができたということで、非常に感慨深いです。
この提案を寄せていただきたとき、非常にワクワクしました。農・健康・食が集まった新しいコミュニティスペースを作っていただいたというのは、便利さだけでなく文化を創り出す、そういったスペースになるのではないかと思っております。多世代が交流する、賑わう、そして素晴らしい小杉を発信して頂く、そういったスペースになることを期待しております。
この選定に当たって、地域代表の皆さんにも入っていただいて、審査にあたっていただきました。まさにこれからがスタートだと思います。これからも末永く地域の皆さんに愛される、ここにあってよかったなと思って頂ける活用ができると大変うれしいなと思います。ご協力いただいたすべての皆さまに感謝を申し上げて、今日のお祝いの言葉とさせていただきます。」
開業記念式典では、東レ建設株式会社の角川政信社長、川崎市の福田紀彦市長が挨拶をされました。
福田市長は、上記の通り、川崎市総合自治会館跡地について「売却」という選択肢もあったもののそれは採らなかったこと、各方面でのヒアリング結果も踏まえた民間提案により「コスギアイハグ」が完成に至った意義についてあらためて振り返りつつ、今後の活用について期待を寄せました。
■定植式
今回の開業記念式典では、「農」「食」をテーマにしたコスギアイハグらしく、「定植式」が行われました。
枡に盛られた土に、植物を植えるというセレモニーです。
■シェアリングファーム「トレファーム」の内覧
■「オテリー」を収穫した角川社長と福田市長
■中原区の板橋区長も参加
開業記念式典に続いて、施設の内覧が行われました。
写真は東レ建設によるシェアリングファーム「トレファーム」での、バタビアレタスの仲間「オテリー」の収穫体験です。
「バタビア」は、オランダ語でジャカルタを意味するそうです。
「トレファーム」は、高床式になっていて、腰をかがめなくても農体験ができます。
今回、車椅子の方も参加されていて、一緒に体験されていました。
現在、「オテリー」のほか、「グリーンバター」「フリルレタス」と、いずれもレタスの仲間が栽培されています。
■エコ対応の食器
続いて、アウトドアダイニング棟の「コスギグリルマーケット」で使われている、エコ対応の食器はリサイクルコットントートバックの紹介です。
こちらはメディア公開の際にもご紹介をしておりました。
店内のカトラリーは、日本発のお米のバイオマスプラスチック 「ライスレジン」でできています。
食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、 飼料としても処理されず、廃棄されてしまうお米を、 新しいテクノロジーでプラスチックへとアップサイクルしています。
またテイクアウト用の食器は、これまで捨てられていた食物の皮や芯などの“食物残渣”を、独自の技術で成型した製品「エディッシュ」です。
■「エディッシュ」を堆肥として再利用するための回収ボックス
「エディッシュ」は、使用後にはこの食器が「回収ボックス」で分別回収され、粉砕して良質な堆肥として生まれ変わります。
近隣農家の野菜や花の堆肥となり、再び飲食の場に戻していくということです。
そしてコットントートバッグは、CO2削減率(デカボスコア)57%の素材でできています。
■「NATURA BAR」のフレッシュスムージーを飲む福田市長
こちらは、アウトドアダイニング棟にオープンする「NATURA BAR」です。
今回はフレッシュスムージーの試飲がありました。
このフレッシュスムージーは、さきほどの「トレファーム」で収穫した野菜を使っていくということです。
■食品卸問屋が出店する「コスギグリルマーケット」(3/22メディア公開時)
■コスギグリルマーケットの説明をするナチュラ河合社長
「コスギグリルマーケット」では、プロデュースを担ったナチュラの河合倫伸社長がコンセプトついて説明をしていました。
「コロナ禍において、一番大変だったのは我々飲食店ではないんです。飲食店は休業補償などがありましたが、食品の卸問屋が大変苦しい状況になりました」
「(食品の卸問屋が出店する)コスギグリルマーケットは、そんな卸問屋を支援することがコンセプトの一つです」
また今後、さまざまな食育イベントなども開催していくということです。
■ウェルネスリビング棟の調剤薬局
続いて、クリニックや産前産後ケア施設が入居する「ウェルネスリビング棟」の内覧です。
こちらは今後順次開院していくかたちになります。
上記は調剤薬局「そうごう薬局」です。
■産前産後ケア施設「ヴィタリテハウス(Vitalite House)」
■「ヴィタリテハウス」の滞在施設
■暖炉のあるリビング・ダイニングルーム
内覧会の最後は、産前産後ケア施設「ヴィタリテハウス(Vitalite House)」でした。
事前情報では「クレイドルニューボーンハウス」という名称でしたが、変更されたようです。
アートにもこだわったインテリアで、助産師をはじめとした専門家の支援のもとに産前産後のケアを行います。
産前のママに加えて、家族の宿泊滞在も可能となっています。
■食事は料理研究家・植松良枝氏プロデュース
また食事は料理研究家・植松良枝氏のプロデュースです。
内覧会では美味しいスープの試飲がありました。
■「ヴィタリテハウス」の説明を聞く福田市長
「ヴィタリテハウス」の説明では、昨今は高年齢での出産も増加し、さらに高齢な親もとへの里帰りができなくなっている傾向から同施設のような産前産後ケアの需要が高まっているということでした。
福田市長は
「武蔵小杉には地域に知り合いが少ない新住民の方も多く、心強いのではないでしょうか」
と同施設に期待を寄せていました。
■オープニングイベントに登場したミミケロ
中原区で子育て支援といえば、中原区役所の子育て支援キャラクター「ミミ」と「ケロ」ですね。
本日、開業記念式典後に開催されたオープニングイベントでは、グリーティングで登場していました。
本日のオープニングイベントは雨天ではありましたが、和太鼓のステージイベントも開催され、多くの方が「コスギアイハグ」を訪れていました。
■今後のイベントスケジュール
■1時間無料の駐輪場
「コスギアイハグ」の芝生の広場「アイハグパーク」では、今後も引き続きイベントが予定されています。
また施設には1時間無料の時間貸し駐輪場も設置されていますので、春のお散歩ついでに訪れてみてはいかがでしょうか。
■「KOSUGI Grill Market(コスギグリルマーケット)」の店舗情報
●所在地:川崎市中原区小杉町3-24-10 アウトドアダイニング棟1階
●営業時間:
卸問屋直売所11:00~21:00
グリルテーブル利用11:00~22:00
※グリルテーブル(店内飲食)4/6(木)開始予定
●定休日:なし
●Instagram:https://www.instagram.com/kosugi.grill.market/
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