新丸子駅が「下丸子駅ではありません!」と注意喚起、キヤノン小杉事業所と下丸子の本社を間違える方も実在
多摩川を挟んで、川崎市中原区側と東京都大田区側の両方に「丸子」という地名があります。
これはかつて「あばれ川」と呼ばれた多摩川が氾濫するたびに流れが変わり、かつて大田区側にあった土地が現在の川崎市側に取り残されたりした名残で、駅名でも「新丸子(しんまるこ)」と「下丸子(しもまるこ)」という、よく似たものが併存しています。
中には駅を間違える方も皆無ではないようで、新丸子駅には「注意 下丸子駅ではありません!」という注意喚起が各所に掲示されていました。
■新丸子駅「ここは下丸子駅ではありません!」
こちらが、新丸子駅のコンコース各所に掲示されている、注意喚起です。
コンコース1階にありますから、実際に間違えて新丸子駅で降りてしまった方は、ここで気付いてもホームに戻って乗り直さないといけませんが、気付かずに外に出てしまうよりはよいでしょう。
「神奈川県川崎市中原区新丸子町766」と新丸子駅の所在地も記載され、東京都大田区ではなく川崎市中原区であることが強調されています。
この掲示は、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
■下丸子駅
一方こちらは、東京都大田区の「下丸子駅」です。
新丸子駅にあれだけ注意喚起があるのですから、下丸子駅には「新丸子駅ではありません!」という掲示があるのでは?という想像のもとに行ってみたのですが、こちらではそのような掲示は確認できませんでした。
確かに、各駅停車駅とはいえ東急東横線・目黒線の「新丸子駅」に比べると、東急多摩川線の「下丸子駅」の方が知名度は低いでしょう。
定量的な指標で見ると、例えばGoogle検索結果で「新丸子駅」は約433万件、「下丸子駅」は約223万件と差があります。
結果として、「新丸子駅」の方が知られているので、「新丸子駅」と間違えて「下丸子駅」に来てしまう方は、逆に比べると少ない、ということになるではないかと思います。
■中原区のキヤノン小杉事業所
■大田区のキヤノン本社
ひとつ、新丸子駅と下丸子駅の間違いを誘発する要因として、中原区今井上町にはキヤノンの小杉事業所が、大田区下丸子には同本社が所在しているということがあります。
「そんなの間違える人いるの?」という疑問もあるかと思いますが、弊紙では現実に、キヤノン小杉事業所の前で、真夏に大汗をかき、大慌ての会社員の方に「キヤノン本社はどこですか?」と聞かれたことがあります。
だいぶ昔の話で、今はスマートフォンで検索などしますから、間違えるのはだいぶレアケースになっているかもしれませんが、土地勘が無いと、検索アプリの変換候補でうっかり違う駅名を入れてしまう可能性もありそうです。
■新丸子駅の「日本医科大学武蔵小杉病院」の案内
なお、新丸子駅には「日本医科大学武蔵小杉病院 最寄駅」という看板がホームに出ています。
同病院はもともと武蔵小杉駅北口の、武蔵小杉タワープレイスのすぐ北側にありましたが、現在は再開発により従来よりも武蔵小杉駅から少し新丸子駅寄りに離れました。
名前は「武蔵小杉病院」でも最寄り駅は新丸子駅ということで、案内を出したものですね。
(はつしも)
■新丸子駅・下丸子駅のマップ
【関連リンク】
・2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
・2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編)
・2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列
これはかつて「あばれ川」と呼ばれた多摩川が氾濫するたびに流れが変わり、かつて大田区側にあった土地が現在の川崎市側に取り残されたりした名残で、駅名でも「新丸子(しんまるこ)」と「下丸子(しもまるこ)」という、よく似たものが併存しています。
中には駅を間違える方も皆無ではないようで、新丸子駅には「注意 下丸子駅ではありません!」という注意喚起が各所に掲示されていました。
■新丸子駅「ここは下丸子駅ではありません!」
こちらが、新丸子駅のコンコース各所に掲示されている、注意喚起です。
コンコース1階にありますから、実際に間違えて新丸子駅で降りてしまった方は、ここで気付いてもホームに戻って乗り直さないといけませんが、気付かずに外に出てしまうよりはよいでしょう。
「神奈川県川崎市中原区新丸子町766」と新丸子駅の所在地も記載され、東京都大田区ではなく川崎市中原区であることが強調されています。
この掲示は、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
■下丸子駅
一方こちらは、東京都大田区の「下丸子駅」です。
新丸子駅にあれだけ注意喚起があるのですから、下丸子駅には「新丸子駅ではありません!」という掲示があるのでは?という想像のもとに行ってみたのですが、こちらではそのような掲示は確認できませんでした。
確かに、各駅停車駅とはいえ東急東横線・目黒線の「新丸子駅」に比べると、東急多摩川線の「下丸子駅」の方が知名度は低いでしょう。
定量的な指標で見ると、例えばGoogle検索結果で「新丸子駅」は約433万件、「下丸子駅」は約223万件と差があります。
結果として、「新丸子駅」の方が知られているので、「新丸子駅」と間違えて「下丸子駅」に来てしまう方は、逆に比べると少ない、ということになるではないかと思います。
■中原区のキヤノン小杉事業所
■大田区のキヤノン本社
ひとつ、新丸子駅と下丸子駅の間違いを誘発する要因として、中原区今井上町にはキヤノンの小杉事業所が、大田区下丸子には同本社が所在しているということがあります。
「そんなの間違える人いるの?」という疑問もあるかと思いますが、弊紙では現実に、キヤノン小杉事業所の前で、真夏に大汗をかき、大慌ての会社員の方に「キヤノン本社はどこですか?」と聞かれたことがあります。
だいぶ昔の話で、今はスマートフォンで検索などしますから、間違えるのはだいぶレアケースになっているかもしれませんが、土地勘が無いと、検索アプリの変換候補でうっかり違う駅名を入れてしまう可能性もありそうです。
■新丸子駅の「日本医科大学武蔵小杉病院」の案内
なお、新丸子駅には「日本医科大学武蔵小杉病院 最寄駅」という看板がホームに出ています。
同病院はもともと武蔵小杉駅北口の、武蔵小杉タワープレイスのすぐ北側にありましたが、現在は再開発により従来よりも武蔵小杉駅から少し新丸子駅寄りに離れました。
名前は「武蔵小杉病院」でも最寄り駅は新丸子駅ということで、案内を出したものですね。
(はつしも)
■新丸子駅・下丸子駅のマップ
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