武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2023年
09月14日

武蔵小杉タワープレイス裏手に「道路から生える」不思議な木が存在、戦前から残る歴史の狭間に

新丸子に写真スタジオ「写真道場」があります。
写真道場の主である「久門先生」は「新丸子路地裏のお店つまみぐいまつり」を企画されるなど地域でも活躍され、弊紙でもこれまでにご紹介しておりました。

ある日、久門先生から「武蔵小杉タワープレイスの裏に『道路から生えている木』があるのですが、何かご存じですか?」というメッセージをいただき、弊紙でも全く分からなかったのですが、とりあえず現地を確認してみました。

■武蔵小杉タワープレイス前の「道路から生えている木」
武蔵小杉タワープレイス裏手の木

武蔵小杉タワープレイス裏手の木

現地に行ってみると、確かに武蔵小杉タワープレイスの裏手に、「アスファルトから生えている木」がありました。

通常、こういった街路樹は歩道の植栽部分から生えていると思うのですが、ここは歩道が木を避けて作られているような恰好になっています。

■木の名前は「スダジイ」
スダジイの葉っぱ

弊紙では何もお力にはなれなかったのですが、久門先生が区役所に聞くなどしていろいろお調べくださいました。

木の名前は「スダジイ」ということで、これはGoogleの画像検索などでも確かそうでした。

木は戦前からここにあり、道路が広いためにそのまま残ったとのこと、
区役所で伐採をしようとすると反対の声も上がるため、現在に至るそうでした。

■日本医科大学武蔵小杉病院跡地再開発により伐採の可能性も
日本医科大学武蔵小杉病院の再開発により伐採の可能性も

日本医科大学武蔵小杉病院の再開発  

なお、このスダジイは、日本医科大学武蔵小杉病院跡地の再開発工事により、伐採の可能性もあるようです。

街の歴史が残した、ちょっとしたエアポケットのような不思議な存在を、本記事に記録として残しておきたいと思います。

また情報提供をいただきました「写真道場」の久門先生にも、改めて御礼申し上げます。

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