シティハウス武蔵小杉の1階店舗判明、2階賃料値下げ
中丸子地区のシティハウス武蔵小杉の完成が近付き、来月末には
入居が始まる予定となっていますが、1~2階のテナントスペースの
うち、1階店舗部分の構成が判明しました。
■シティハウス武蔵小杉1階店舗の構成
・コンビニエンスストア
・クリーニング店
・調剤薬局
・銀行ATM
上記の4店の入居が決まっているようです。概ね入居開始にあわせ
てオープンする予定となっていますが、2階医療モールのオープンは
2009年4月以降となっていることから、上記のうち調剤薬局について
のみ医療モールのオープンを待つことになります。
(※この件については後述します)
やはり、顔ぶれは嗜好に依存するようなものではなく、日常生活で
利用する店舗となりました。それはそれで必要ですが、いずれも
パークシティ武蔵小杉の店舗と重複していますね。
店舗の詳細はわかりませんが、住友不動産のマンションですから、
銀行ATMは三井住友銀行ということになるのでしょうか?
※ ※ ※
さて、少々心配なのは2階医療モールです。
医療モールは区画を3分割して募集を行っていますが、現時点で
入居が決まった病院は無い状態で、1月6日より賃料値下げを行っ
ています。
これは、医院に特化したテナント物件仲介を行う医院開業支援セン
ターのウェブサイトにて開示されています。
■医院開業支援センター JR武蔵小杉新駅前医療モール
http://www.jamis.jp/b_detail.cgi?bid=127
■シティハウス武蔵小杉 テナントスペース
従来、この医療モールは坪単価20,000円で募集されていましたが、
2009年1月6日より、坪単価18,500円となり、7.5%値引きとなりま
した。
当然ながら、現段階でテナントが埋まる見込みが立たないために
賃料値下げを迫られたということでしょう。
この医療モールは約90坪ですので、
1,500円値引き×90坪×12ヶ月=年間1,620,000円値引き
上記のような計算になりますね。10年契約のようですので、10年間
で1,620万円が値引きされることとなります。
(そもそも区画が埋まらなければその分全額穴があいていくことに
なりますが)
ただし、3区画のうち、一番小さい区画については、住友不動産が
1年間賃借契約をしています。これは完売していないシティハウス
武蔵小杉の棟内インフォメーションセンターになるようです。
住友不動産は売れ残り物件の値引きを行わずに、気長に販売して
いくことで有名ですので、その拠点を1年間は確保したということで
しょう。
このためとりあえず1区画分、1年間の賃料は確保されていることに
なります。
この医療モールの開業可能時期は2009年4月以降となっています
が、すぐに開業医院が決まった場合でも、開業は5月くらいまでは
かかるようです。
ですので、医療モールのオープンは、現実的には4月ではなく6月
以降、状況によってずれこむ可能性あり、と考えておいたほうがよさ
そうです。
ところで、ひとつだけ医院開業支援センターの募集ページに突っ込み
たいのですが、募集ページ内に「コメント」として下記のような売り文
句があります。
「再開発地区内の医療テナントはこの物件だけです。お見逃しなく!!」
フーディアム武蔵小杉内にも医療テナントは2院ありますし、今後
小杉駅南部地区C地区にはより規模の大きいメディカルモールが
建設される予定になっておりますので、ここは不適切ですね。あと
あと開業医さんと「話が違う」とトラブルにならないといいのですが。
■小杉駅南部地区C地区 イメージパース
それはさておき、せっかくの武蔵小杉新駅前の商業スペースです
ので、なるべく早く埋まるとよいと思います。賃料値引きにより、どの
程度インパクトがあるでしょうか。
このテナントスペースの向かい側、レジデンス・ザ・武蔵小杉1階の
デリド武蔵小杉店も苦戦を強いられている状況で、シティハウスの
テナントの今後の状況が気になるところです。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2008/7/16エントリ シティハウス武蔵小杉建設中
2008/7/30エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)の計画図
2008/8/19エントリ シティハウス武蔵小杉の外観とテナントスペース
2008/12/14エントリ シティハウス武蔵小杉、完成間近