東急線アンダーパス「木月トンネル」の歩道・エレベーター供用開始、「武蔵小杉1号踏切」が廃止に
都市計画道路「苅宿小田中線」のⅢ期工事として、東急線(武蔵小杉駅~元住吉駅間)の踏切「武蔵小杉1号踏切」を立体高架化により解消する「木月トンネル」が2024年3月28日(木)14時に車道供用開始となりました。
この段階ではまだ歩道とエレベーターが利用できないため、引き続き踏切が稼働していたのですが、6月27日14時に元住吉側の歩道・エレベーターが供用開始になりました。
これにより車道通行が禁止されていた自転車と、歩行者も木月トンネルを利用できるようになったため、6月28日深夜1時をもって踏切が廃止となりましたので、お伝えいたします。
■木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始と「武蔵小杉1号踏切」廃止
■供用開始になった元住吉側の歩道
東急東横線・目黒線の大部分は、多くの区間で高架化や地下化が行われましたが、東急武蔵小杉駅~元住吉駅間においてはスペースが限られていたため、「高架上部が東横線」「高架下部が目黒線」という上下2層構造による複々線化が行われました。
このため高架化後も目黒線が地上を走り、都市計画道路「苅宿小田中線」が東急線を横断する「武蔵小杉1号踏切」が稼働を続けてきました。
これを解消するのが、アンダーパス構造の「木月トンネル」です。
木月トンネルには武蔵小杉側・元住吉側の両側に歩道が設置されます。今回は元住吉側の歩道・エレベーターが供用開始になりました。
■武蔵小杉側の歩道は工事中
武蔵小杉側の歩道は、現在も工事中です。
こちらは8月末の供用開始を目指すということです。
■東急線そばのエレベーター
そして元住吉側の歩道には、東急線の東西両側にエレベーターが設置されました。
「武蔵小杉1号踏切」が廃止されましたので、これがないと東急線の側道から線路をまたぐには木月トンネルの入口まで大きく迂回しないといけなくなります。
また木月トンネルは緩やかではありますが長い坂道でもありますから、高齢者や車椅子の方などはこのエレベーターを使ったほうがフラットな道で移動できます。
■エレベーターの稼働時間は6:00~23:00
但し、エレベーターの稼働時間は6:00~23:00です。
また自転車は利用できませんので、ご注意ください。
■夜間の木月トンネル
夜間の木月トンネルは、ご覧の通り照明が点灯します。
カメラが明るめに補正してしまっている部分もありますが、少なくとも真っ暗ということはありません。
エレベーター部分には監視カメラも設置されていました。
■工事プロセスや施工会社の皆さんの写真展示
トンネルの中央部には、数年にわたった工事プロセスや、施工会社の皆さんの写真が展示されていました。
これらは3月に開催された「現地見学会」でも掲示されていたものです。
一定の掲示期間があると思いますので、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。
■廃止された「武蔵小杉1号踏切」
そして歩道とエレベーターの供用開始に伴って6月28日に廃止されたのが、「武蔵小杉1号踏切」です。
通過する目黒線の本数が多く、踏切による交通の分断が長年の課題となっていましたが、ついに解消されたというわけです。
■残された踏切の設備
現地には、踏切の信号など設備がまだ残されていました。
踏切は廃止されていますので、ミスリードにならないように黒いシートで覆われています。
こうした設備等も、そのうち撤去されるのではないでしょうか。
■自転車は徐行
なお、車道を自転車で走行する方が散見されますが、この木月トンネルでは自転車は歩道を徐行するようになっています。
トンネル中央に向かって下り坂でスピードが出やすく、なおかつエレベーター利用者が横道から出てくることになりますので、十分お気を付けください。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 「武蔵小杉1号踏切」が廃止!木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始
また木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始と、「武蔵小杉1号踏切」の廃止については武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで動画収録していますので、あわせてご視聴ください。
【関連リンク】
・フジタ・織戸共同企業体 中原区内都市計画道路苅宿小田中線(Ⅲ期)道路築造(立体交差化)工事ウェブサイト
・川崎市ウェブサイト 事業路線情報 苅宿小田中線(第3期工区)
・2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
・2011/9/5エントリ 苅宿小田中線 東横立体工区の踏切解消計画
・2020/5/7エントリ 三菱ふそう川崎工場第二敷地が商業・スポーツ施設等併設の大規模物流施設開発に向け解体進む、在りし日の姿をアーカイブ
・2020/12/7エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線立体交差化工事が本格着手、2024年3月完成に向けアンダーパス整備
・2021/12/21エントリ 関東労災病院南側の苅宿小田中線・東急線立体交差化事業が専用ウェブサイトで工事情報を発信、2022年2月から4か月間踏切が半日車両通行止めに
・2023/4/17エントリ 木月住吉町「不思議な70m自転車専用レーン」前後に自転車ナビマークが設置、東急線アンダーパスや物流施設完成に向け交通環境整備
・2024/1/20エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線踏切解消アンダーバス構造がお目見え、2024年3月末供用に向け工事終盤に
・2024/3/24エントリ 東急線下のアンダーパス「木月トンネル」が3/28車道供用開始控え現地見学会開催、地下部施工プロセスも写真公開
この段階ではまだ歩道とエレベーターが利用できないため、引き続き踏切が稼働していたのですが、6月27日14時に元住吉側の歩道・エレベーターが供用開始になりました。
これにより車道通行が禁止されていた自転車と、歩行者も木月トンネルを利用できるようになったため、6月28日深夜1時をもって踏切が廃止となりましたので、お伝えいたします。
■木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始と「武蔵小杉1号踏切」廃止
■供用開始になった元住吉側の歩道
東急東横線・目黒線の大部分は、多くの区間で高架化や地下化が行われましたが、東急武蔵小杉駅~元住吉駅間においてはスペースが限られていたため、「高架上部が東横線」「高架下部が目黒線」という上下2層構造による複々線化が行われました。
このため高架化後も目黒線が地上を走り、都市計画道路「苅宿小田中線」が東急線を横断する「武蔵小杉1号踏切」が稼働を続けてきました。
これを解消するのが、アンダーパス構造の「木月トンネル」です。
木月トンネルには武蔵小杉側・元住吉側の両側に歩道が設置されます。今回は元住吉側の歩道・エレベーターが供用開始になりました。
■武蔵小杉側の歩道は工事中
武蔵小杉側の歩道は、現在も工事中です。
こちらは8月末の供用開始を目指すということです。
■東急線そばのエレベーター
そして元住吉側の歩道には、東急線の東西両側にエレベーターが設置されました。
「武蔵小杉1号踏切」が廃止されましたので、これがないと東急線の側道から線路をまたぐには木月トンネルの入口まで大きく迂回しないといけなくなります。
また木月トンネルは緩やかではありますが長い坂道でもありますから、高齢者や車椅子の方などはこのエレベーターを使ったほうがフラットな道で移動できます。
■エレベーターの稼働時間は6:00~23:00
但し、エレベーターの稼働時間は6:00~23:00です。
また自転車は利用できませんので、ご注意ください。
■夜間の木月トンネル
夜間の木月トンネルは、ご覧の通り照明が点灯します。
カメラが明るめに補正してしまっている部分もありますが、少なくとも真っ暗ということはありません。
エレベーター部分には監視カメラも設置されていました。
■工事プロセスや施工会社の皆さんの写真展示
トンネルの中央部には、数年にわたった工事プロセスや、施工会社の皆さんの写真が展示されていました。
これらは3月に開催された「現地見学会」でも掲示されていたものです。
一定の掲示期間があると思いますので、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。
■廃止された「武蔵小杉1号踏切」
そして歩道とエレベーターの供用開始に伴って6月28日に廃止されたのが、「武蔵小杉1号踏切」です。
通過する目黒線の本数が多く、踏切による交通の分断が長年の課題となっていましたが、ついに解消されたというわけです。
■残された踏切の設備
現地には、踏切の信号など設備がまだ残されていました。
踏切は廃止されていますので、ミスリードにならないように黒いシートで覆われています。
こうした設備等も、そのうち撤去されるのではないでしょうか。
■自転車は徐行
なお、車道を自転車で走行する方が散見されますが、この木月トンネルでは自転車は歩道を徐行するようになっています。
トンネル中央に向かって下り坂でスピードが出やすく、なおかつエレベーター利用者が横道から出てくることになりますので、十分お気を付けください。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 「武蔵小杉1号踏切」が廃止!木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始
また木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始と、「武蔵小杉1号踏切」の廃止については武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで動画収録していますので、あわせてご視聴ください。
【関連リンク】
・フジタ・織戸共同企業体 中原区内都市計画道路苅宿小田中線(Ⅲ期)道路築造(立体交差化)工事ウェブサイト
・川崎市ウェブサイト 事業路線情報 苅宿小田中線(第3期工区)
・2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
・2011/9/5エントリ 苅宿小田中線 東横立体工区の踏切解消計画
・2020/5/7エントリ 三菱ふそう川崎工場第二敷地が商業・スポーツ施設等併設の大規模物流施設開発に向け解体進む、在りし日の姿をアーカイブ
・2020/12/7エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線立体交差化工事が本格着手、2024年3月完成に向けアンダーパス整備
・2021/12/21エントリ 関東労災病院南側の苅宿小田中線・東急線立体交差化事業が専用ウェブサイトで工事情報を発信、2022年2月から4か月間踏切が半日車両通行止めに
・2023/4/17エントリ 木月住吉町「不思議な70m自転車専用レーン」前後に自転車ナビマークが設置、東急線アンダーパスや物流施設完成に向け交通環境整備
・2024/1/20エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線踏切解消アンダーバス構造がお目見え、2024年3月末供用に向け工事終盤に
・2024/3/24エントリ 東急線下のアンダーパス「木月トンネル」が3/28車道供用開始控え現地見学会開催、地下部施工プロセスも写真公開