川崎フロンターレらが発達障がい児向けサッカー観戦「2024えがお共創プロジェクト」開催、大島僚太ら6選手と交流も
2024明治安田J1リーグ最終節「川崎フロンターレvsアビスパ福岡戦」が、12月8日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)で開催されました。
この試合後に開催された「鬼木監督の退任セレモニー」、ホームゲームイベント「陸前高田ランド・冬」「安全・安心フェアin等々力」についてはそれぞれレポートさせていただきました。
そしてこの試合では、発達障がいのある子どもとその家族のための観戦イベント「2023えがお共創プロジェクト」も開催されていましたので、3つ目・最後のレポートとしてお伝えします。
■2024えがお共創プロジェクト
「えがお共創プロジェクト」は、川崎フロンターレがパートナー各社と協業して2019年から継続してきた取り組みです。
感覚過敏などにより外出やスタジアムなどでのサッカー観戦が困難な小学生のお子さんとそのご家族を対象に、等々力陸上競技場でのサッカー体験を提供します。
今回も川崎フロンターレのほか、JTB・全日本空輸・富士通、保育雑誌等を出版する世界文化ワンダークリエイトが共催、障がい者向けの玩具等を販売するコス・インターナショナルが協力し、川崎市の後援のもと開催されました。
発達障がいは、日本に約48万人いるといわれています。
決して少なくない数で多くの方の身近にもいるはずなのですが、一見してわかりにくいこと、また理解不足などにより「単なるわがまま」と誤解されてしまうこともあります。
発達障がいの特徴として感覚過敏により大きな音や強い光が苦手な場合もあり、外出を控えてしまうケースも多くあります。
「えがお共創プロジェクト」は、そんな発達障がいのある子どもたちの可能性を広げることを目的としています。
スポーツをひとつのツールとして活用し、そこに適切な配慮や思いやりを加えることで、子どもたちがスポーツを楽しんだり、それをきっかけとして社会とさらにかかわりを深めていく可能性を広げる取り組みです。
川崎フロンターレが掲げる、パートナーと協力を広げつつ「スポーツの力で地域射社会にとって欠かせないインフラとなる」理念に沿ったプロジェクトです。
■メインスタンド前での集合
集合場所は、メインスタンド前です。
JTBなどスタッフの方の安定感のある対応も、子どもたちの安心につながります。
■観戦ガイド
集合場所はメインスタンド前で、最初に配られるのがこの観戦ガイドです。
カードの綴りになっていて、このあとどのような流れでイベントが進行していくのか、イラストや写真入りでやさしく書かれています。
発達障がいのある子どもたちにとっては、事前に「どんな場所で」「どんなことがあるのか」か情報が提供されていることも、安心して過ごせる大切な要素ということです。
■全日本空輸のスタッフも応対
全日本空輸のスタッフも、制服でお出迎えです。
接客のプロですので、子どもたちのおもてなしも安定感抜群でした。
■選手へのメッセージ作り
受付したら、選手への応援メッセージを自由に書くことができます。
このメッセージカードは、このあとで選手を出迎える際に掲げます。
このお子さんは、橘田健人選手が好きということでした。
■マスコットのお出迎え
■選手らのお出迎え
そして、ウォーミングアップのためにピッチに登場してくる選手たちを出迎えました。
写真はしっかりと腰を落として子どもたちに目線を合わせる、笑顔の小林悠選手。
この辺りは本当にさすがです。
応援メッセージを書いた子はここで掲げ、選手らも見てくれていました。
なお、スタジアムは観客席からチャント(応援歌)やスタジアムMCの声などで結構大きな音がしますので、苦手なお子さんはピッチサイドには出ずに6階のセンサリールームに直行してもOKです。
今回は、全員がお出迎えを希望されたとのことでした。
■応援歌の応援
観戦するのは、メインスタンドの6階です。
エレベーター待ちの間、応援歌(チャント)の練習もしました。
歌詞は受付で配られた観戦ガイドにも書いてあります。
■6階のセンサリールーム
メインスタンドの6階に、子どもたちが安心して観戦できる「センサリールーム」が設置されていました。
ここはウインドウで仕切られていて、Uvanceとどろきスタジアムの大歓声などが緩和された状態で観戦できます。
発達障がいにはさまざまな個性があり、前述の通り大きな音や強い光が苦手な「感覚過敏」を生じる場合がありますが、センサリールームは、そんな個性をもった子どもたちでも落ち着いて感染ができるように配慮されています。
■外側の観戦席も
音が大丈夫という子どもたちは、センサリールームの隣にある外側の観戦席を利用することもできます。
もし辛くなってきた場合でも、すぐセンサリールームに戻れます。
■応戦席からのメッセージ
■スタメン紹介もひらがな
試合開始前、応援席に子どもたちへのメッセージが横断幕で掲出されました。
またスタメン紹介なども、毎回ひらがな・かたかなになっています。
またスタジアムのオーロラビジョンにはテラス席の子どもたちの映像も映し出され、それを見て手を振って喜んでいました。
このように会場全体で歓迎されている、というムードが感じられることも大切かと思います。
■スヌーズレンルーム
また、「えがお共創プロジェクト」は観戦イベントですが、「じっと座って観戦しなくてはいけない」ものではありません。
センサリールームの一角には、障がいがあっても受容しやすい視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの感覚刺激を与える機器やおもちゃが配置された「スヌーズレンルーム」が設けられていました。
これらはコス・インターナショナルの協力によるもので、試合観戦などで刺激が強いと感じた場合、ここでリラックスできるようになっています。
子どもたちもご覧の通り、スタッフの方たちと楽しく遊んでいました。
■世界文化ワングループ協力による本・ぬりえコーナー
続いてこちらは、世界文化ワンダーグループによるぬりえコーナーです。
同社が出版する発達支援の保育雑誌「PriPriパレット」から提供されたものです。
「黒ぬりえ」は、色がはみ出しても大丈夫なのが特徴です。
上手く塗れなくても出来栄えに満足でき、達成感が得られることでポジティブな気持ちにを促進するようになっています。
■ぬりえを席にもっていってもOK
■席で遊んでもOK
ぬりえは席にもっていってもOKですし、席で遊んでいても良いのです。
「しっかり試合を観ないとダメ」「じっとしていないとダメ」「おとなしくしていないとダメ」など、子どもたちに縛りをかけないことを大切にされています。
■カブレラ、ふろん太、ワルンタ
そんな中、カブレラ、ふろん太、ワルンタの3人のマスコットたちもお寛ぎでした。
■お願い事はイラストでわかりやすく
また子どもたちへのお願い事や注意事項は、イラストで分かりやすく掲示されていました。
■トイレの案内
またトイレの案内も、分かりやすくなっています。
トイレの中についても、受付で配られた観戦ガイドに写真入りで掲載されていました。
■重度の身体障がいのあるお子さんも参加
今回、重度の身体障がいのあるお子さんも、2名参加していました。
保護者の方にお話を伺うと、まだまだ障がいについて知られていない面があり、積極的に外に出ていくことで是非皆さんに知っていただきたい、とのことでした。
■ケアに利用できる個室も
今回は会場に、ケアが必要になった際に利用できる個室も用意されていました。
こうした配慮も、大変安心できて有難いとのことでした。
■富士通による感覚過敏体感VRゴーグル
こちらは、富士通による感覚過敏をリアルに体感できるゴーグルです。
この動画はYoutubeで公開されていますので、記事末尾よりご参照ください。
■川崎市の福田市長も来場
この試合、冒頭であいさつをされていた川崎市の福田市長も、センサリールームを訪問されました。
参加者の話を聞かれたり、スヌーズレンルームの説明も熱心に聞くなど、強く関心を持たれているようでした。
■ふろん太・カブレラと記念撮影タイム
■選手らと記念撮影タイム
そしてマスコットのふろん太・カブレラとの記念撮影タイムに続いて、選手6人もセンサリールームを訪れてくれました。
早坂勇希選手、大島僚太選手、安藤駿介選手、セサル アイダル選手、ゼ ヒカルド選手、パトリッキ ヴェロン選手です。
■選手らとの交流
選手らとハイタッチしたり、サインをもらったりと交流もできました。
皆さん嬉しそうで、宝物になりそうですね。
■試合終了後には本などのプレゼントも
試合終了後には、本などのプレゼントもありました。
「楽しかった」という体験をすることで、また外に出てみたいというポジティブな気持ちになりやすくなります。
実際にお話を伺うと、この「えがお共創プロジェクト」に参加したことをきっかけに外に出られるようになった、スポーツ観戦できるようになったという声を複数利くことができました。
川崎フロンターレのこれまでの発達障がいのある子どもたちに向けた取り組みは、2020年5月にJリーグの社会連携プロジェクト「シャレン!アウォーズ」のチェアマン特別賞を受賞しています。
「シャレン!」とは、Jリーグがより豊かな社会を共創していくための取り組みで、「社会連携」を略した言葉です。
3者以上の協力により、幅広い社会テーマに取り組むものです。
川崎フロンターレが協力の輪を広げることで、「スポーツの力」の可能性がさらに広がり、クラブが目指す「社会にとって欠かせないインフラになる」理念に近づいていくわけです。
■川崎フロンターレ公式Youtubeチャンネル 感覚過敏の疑似体験
こちらは前述の、富士通による感覚過敏の世界を体感できるVR映像ゴーグルの動画です。
再掲しておきますので、ご参照ください。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 川崎フロンターレら取り組む障がい児のサッカー観戦体験!「2024えがお共創プロジェクト」
また今回も、「2024えがお共創プロジェクト」レポート動画を武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで公開いたしました。
イベントの流れや雰囲気6人の選手らとの交流タイムの様子がよくわかり、さらに安藤駿介選手のコメントも収録していますので、どうぞご視聴ください。
【関連リンク】
・シャレン!Jリーグ社会連携ウェブサイト 2020Jリーグシャレン!アウォーズ・Jリーグチェアマン特別賞『発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム/川崎フロンターレ』活動レポート
・川崎フロンターレ 「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」の取り組み 2020Jリーグシャレン!アウォーズ「Jリーグチェアマン特別賞」受賞のお知らせ
(えがお共創プロジェクト関連)
・2020/6/18エントリ Jリーグ社会連携で表彰、川崎フロンターレの「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」番外編トークイベント開催レポート
・2020/11/22エントリ 川崎フロンターレが11/21大分戦で開催、「発達障がい児向け親子サッカー教室&パブリックビューイング」密着取材レポート
・2021/11/21エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・JTB・ANA・富士通らが「2021えがお共創プロジェクト」開催、等々力陸上競技場で発達障がい児向けサッカー教室やパブリックビューイング実施
・2022/3/13エントリ 川崎フロンターレ・富士通が「街歩きバリアフリーマップ」で等々力陸上競技場までのアクセス情報を提供、車いすでの来場取材レポート
・2022/8/11エントリ 川崎フロンターレらが「2022えがお共創プロジェクト」開催、等々力陸上競技場「センサリールーム」で発達障がい児向けサッカー観戦を実施
・2023/9/30エントリ 川崎フロンターレらが発達障がい児向けサッカー観戦「2023えがお共創プロジェクト」開催、4年ぶり選手交流復活し子どもたちに笑顔
(富士通フロンティアーズのセンサリールーム関連)
・2023/9/28エントリ 富士通フロンティアーズがアメフトXリーグで発達障がい児向け「センサリールーム」体験イベント実施、スポーツの力で可能性広げ
この試合後に開催された「鬼木監督の退任セレモニー」、ホームゲームイベント「陸前高田ランド・冬」「安全・安心フェアin等々力」についてはそれぞれレポートさせていただきました。
そしてこの試合では、発達障がいのある子どもとその家族のための観戦イベント「2023えがお共創プロジェクト」も開催されていましたので、3つ目・最後のレポートとしてお伝えします。
■2024えがお共創プロジェクト
「えがお共創プロジェクト」は、川崎フロンターレがパートナー各社と協業して2019年から継続してきた取り組みです。
感覚過敏などにより外出やスタジアムなどでのサッカー観戦が困難な小学生のお子さんとそのご家族を対象に、等々力陸上競技場でのサッカー体験を提供します。
今回も川崎フロンターレのほか、JTB・全日本空輸・富士通、保育雑誌等を出版する世界文化ワンダークリエイトが共催、障がい者向けの玩具等を販売するコス・インターナショナルが協力し、川崎市の後援のもと開催されました。
発達障がいは、日本に約48万人いるといわれています。
決して少なくない数で多くの方の身近にもいるはずなのですが、一見してわかりにくいこと、また理解不足などにより「単なるわがまま」と誤解されてしまうこともあります。
発達障がいの特徴として感覚過敏により大きな音や強い光が苦手な場合もあり、外出を控えてしまうケースも多くあります。
「えがお共創プロジェクト」は、そんな発達障がいのある子どもたちの可能性を広げることを目的としています。
スポーツをひとつのツールとして活用し、そこに適切な配慮や思いやりを加えることで、子どもたちがスポーツを楽しんだり、それをきっかけとして社会とさらにかかわりを深めていく可能性を広げる取り組みです。
川崎フロンターレが掲げる、パートナーと協力を広げつつ「スポーツの力で地域射社会にとって欠かせないインフラとなる」理念に沿ったプロジェクトです。
■メインスタンド前での集合
集合場所は、メインスタンド前です。
JTBなどスタッフの方の安定感のある対応も、子どもたちの安心につながります。
■観戦ガイド
集合場所はメインスタンド前で、最初に配られるのがこの観戦ガイドです。
カードの綴りになっていて、このあとどのような流れでイベントが進行していくのか、イラストや写真入りでやさしく書かれています。
発達障がいのある子どもたちにとっては、事前に「どんな場所で」「どんなことがあるのか」か情報が提供されていることも、安心して過ごせる大切な要素ということです。
■全日本空輸のスタッフも応対
全日本空輸のスタッフも、制服でお出迎えです。
接客のプロですので、子どもたちのおもてなしも安定感抜群でした。
■選手へのメッセージ作り
受付したら、選手への応援メッセージを自由に書くことができます。
このメッセージカードは、このあとで選手を出迎える際に掲げます。
このお子さんは、橘田健人選手が好きということでした。
■マスコットのお出迎え
■選手らのお出迎え
そして、ウォーミングアップのためにピッチに登場してくる選手たちを出迎えました。
写真はしっかりと腰を落として子どもたちに目線を合わせる、笑顔の小林悠選手。
この辺りは本当にさすがです。
応援メッセージを書いた子はここで掲げ、選手らも見てくれていました。
なお、スタジアムは観客席からチャント(応援歌)やスタジアムMCの声などで結構大きな音がしますので、苦手なお子さんはピッチサイドには出ずに6階のセンサリールームに直行してもOKです。
今回は、全員がお出迎えを希望されたとのことでした。
■応援歌の応援
観戦するのは、メインスタンドの6階です。
エレベーター待ちの間、応援歌(チャント)の練習もしました。
歌詞は受付で配られた観戦ガイドにも書いてあります。
■6階のセンサリールーム
メインスタンドの6階に、子どもたちが安心して観戦できる「センサリールーム」が設置されていました。
ここはウインドウで仕切られていて、Uvanceとどろきスタジアムの大歓声などが緩和された状態で観戦できます。
発達障がいにはさまざまな個性があり、前述の通り大きな音や強い光が苦手な「感覚過敏」を生じる場合がありますが、センサリールームは、そんな個性をもった子どもたちでも落ち着いて感染ができるように配慮されています。
■外側の観戦席も
音が大丈夫という子どもたちは、センサリールームの隣にある外側の観戦席を利用することもできます。
もし辛くなってきた場合でも、すぐセンサリールームに戻れます。
■応戦席からのメッセージ
■スタメン紹介もひらがな
試合開始前、応援席に子どもたちへのメッセージが横断幕で掲出されました。
またスタメン紹介なども、毎回ひらがな・かたかなになっています。
またスタジアムのオーロラビジョンにはテラス席の子どもたちの映像も映し出され、それを見て手を振って喜んでいました。
このように会場全体で歓迎されている、というムードが感じられることも大切かと思います。
■スヌーズレンルーム
また、「えがお共創プロジェクト」は観戦イベントですが、「じっと座って観戦しなくてはいけない」ものではありません。
センサリールームの一角には、障がいがあっても受容しやすい視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの感覚刺激を与える機器やおもちゃが配置された「スヌーズレンルーム」が設けられていました。
これらはコス・インターナショナルの協力によるもので、試合観戦などで刺激が強いと感じた場合、ここでリラックスできるようになっています。
子どもたちもご覧の通り、スタッフの方たちと楽しく遊んでいました。
■世界文化ワングループ協力による本・ぬりえコーナー
続いてこちらは、世界文化ワンダーグループによるぬりえコーナーです。
同社が出版する発達支援の保育雑誌「PriPriパレット」から提供されたものです。
「黒ぬりえ」は、色がはみ出しても大丈夫なのが特徴です。
上手く塗れなくても出来栄えに満足でき、達成感が得られることでポジティブな気持ちにを促進するようになっています。
■ぬりえを席にもっていってもOK
■席で遊んでもOK
ぬりえは席にもっていってもOKですし、席で遊んでいても良いのです。
「しっかり試合を観ないとダメ」「じっとしていないとダメ」「おとなしくしていないとダメ」など、子どもたちに縛りをかけないことを大切にされています。
■カブレラ、ふろん太、ワルンタ
そんな中、カブレラ、ふろん太、ワルンタの3人のマスコットたちもお寛ぎでした。
■お願い事はイラストでわかりやすく
また子どもたちへのお願い事や注意事項は、イラストで分かりやすく掲示されていました。
■トイレの案内
またトイレの案内も、分かりやすくなっています。
トイレの中についても、受付で配られた観戦ガイドに写真入りで掲載されていました。
■重度の身体障がいのあるお子さんも参加
今回、重度の身体障がいのあるお子さんも、2名参加していました。
保護者の方にお話を伺うと、まだまだ障がいについて知られていない面があり、積極的に外に出ていくことで是非皆さんに知っていただきたい、とのことでした。
■ケアに利用できる個室も
今回は会場に、ケアが必要になった際に利用できる個室も用意されていました。
こうした配慮も、大変安心できて有難いとのことでした。
■富士通による感覚過敏体感VRゴーグル
こちらは、富士通による感覚過敏をリアルに体感できるゴーグルです。
この動画はYoutubeで公開されていますので、記事末尾よりご参照ください。
■川崎市の福田市長も来場
この試合、冒頭であいさつをされていた川崎市の福田市長も、センサリールームを訪問されました。
参加者の話を聞かれたり、スヌーズレンルームの説明も熱心に聞くなど、強く関心を持たれているようでした。
■ふろん太・カブレラと記念撮影タイム
■選手らと記念撮影タイム
そしてマスコットのふろん太・カブレラとの記念撮影タイムに続いて、選手6人もセンサリールームを訪れてくれました。
早坂勇希選手、大島僚太選手、安藤駿介選手、セサル アイダル選手、ゼ ヒカルド選手、パトリッキ ヴェロン選手です。
■選手らとの交流
選手らとハイタッチしたり、サインをもらったりと交流もできました。
皆さん嬉しそうで、宝物になりそうですね。
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試合終了後には、本などのプレゼントもありました。
「楽しかった」という体験をすることで、また外に出てみたいというポジティブな気持ちになりやすくなります。
実際にお話を伺うと、この「えがお共創プロジェクト」に参加したことをきっかけに外に出られるようになった、スポーツ観戦できるようになったという声を複数利くことができました。
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