武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2025年
04月05日

二ヶ領用水「宿河原堀」探訪、「二ヶ領せせらぎ館」や満開の桜を南武線がくぐる名所「船島川橋梁」など見所たくさん

この週末は、絶好のお花見日和となりました。
昨日は武蔵小杉周辺のソメイヨシノをご紹介しましたが、今回は少し足を伸ばして楽しめる、宿河原の二ヶ領用水沿いを訪れてみました。

多摩川の生物を知ることができる「二ヶ領せせらぎ館」や、南武線がソメイヨシノの中を通過する「船島川橋梁」など見どころもありました。

■二ヶ領用水・宿河原堀のソメイヨシノ満開
船島川橋梁

■二ヶ領用水の取水口「宿河原堰」




今回の推奨経路は、南武線登戸駅から二ヶ領沿いを宿河原駅まで歩いていくコースです。
登戸駅から多摩川沿いに出ると、すぐ下流に二ヶ領用水の取水口「宿河原堰」が見えます。

二ヶ領用水はここともう1か所「上河原堰」から多摩川の水を取っていました。

■多摩川との分岐点からソメイヨシノ並木がスタート


■多摩川の生物などを学べる「二ヶ領せせらぎ館」






宿河原堰のそばには、多摩川の生物や防災、歴史、文化などについて学べる「二ヶ領せせらぎ館」があります。
これは国土交通省の二ヶ領宿河原堰管理所の一画にあって、水防活動資材の備蓄所でもあります。

行政とNPO法人多摩川エコミュージアムを中心とした市民との協働で運営され、京浜河川事務所の「多摩川流域リバーミュージアム(TRM)」や川崎市「多摩川エコミュージアムプラン」と連携してさまざまな学びを提供しています。

■黄金のナマズとして知られた「たまずん」は2025年2月13日に旅立ち





二ヶ領せせらぎ館では、珍しい黄金色のナマズ「たまずん」が飼育されていました。

「たまずん」は2020年に高津区宇奈根あたりの多摩川で捕獲されて、以来二ヶ領せせらぎ館で飼育されてきました。
「たまずん」という名前は、川崎市による市民公募で決定したものです。

■「二ヶ領せせらぎ館通信」X

弊紙、武蔵小杉ライフ公式Xは中原区内を中心とした二ヶ領用水の情報発信をしているご縁か、数年前から二ヶ領せせらぎ館公式X「二ヶ領せせらぎ館通信」にフォローをいただいていました。

それもあっていずれ訪問し、「たまずん」も見てみたいと思っていたのですが、2か月ほど遅かったのは残念でした。

■多摩川上流・中流域の魚類


■多摩川下流域の魚類と甲殻類


■多摩川に住む魚


■水辺の鳥たち


■空を飛ぶ猛禽


■岸辺の野鳥たち


■環境や河川に関する本


■多摩川流域の航空写真


■さまざまな学びも提供


■宿河原堰の模型


たまずんは旅立ちましたが、二ヶ領せせらぎ館では写真の通り、多摩川に関するさまざまな学びを得ることができます。

イベントなども開催していますので、公式ウェブサイトやSNSなどをご参照ください。

■専大マラソン部のシューズ入れがありました


■川崎市市制100周年記念表彰も受賞


二ヶ領せせらぎ館を運営するNPO法人多摩川エコミュージアムは、川崎市市制100周年記念表彰を受賞していました。

■二ヶ領用水沿いを南下






さて、宿河原堰からはじまる二ヶ領用水沿い「宿河原堀」は、ソメイヨシノの名所になっています。

本日は満開になってから初の好天の週末とあって、たいへん多くの方が花見をされていました。

■二ヶ領用水と南武線が交差する「船島川橋梁」


■すぐ頭上が南武線の線路


二ヶ領用水・宿河原堀を南下すると、こちらの「船島川橋梁」につきあたります。
これは南武線と二ヶ領用水が交差する橋梁なのですが、非常に橋げたが低くて大人はしゃがまないと通れません。

頭上がすぐ南武線の線路という、珍しい構造になっています。

■満開のソメイヨシノの中を南武線が通過




そしてここは線路の両脇にも緩衝帯などがなく、間近に南武線が通過します。

さらにソメイヨシノが線路にも迫って枝を伸ばしているため、ご覧のように南武線が満開の桜の中を通過するような姿を楽しむことができます。

いわゆる「撮り鉄」(鉄道写真愛好家)の中では有名なスポットとなっています。

■南武線クイズ&スタンプラリーの賞品のひとつ「南武線消しゴム」の舞台にも登場
宿河原のお花見スポット

なお、2月~3月に開催されていた南武線クイズ&スタンプラリーの賞品のひとつ、南武線消しゴムを飾る台紙は、この船川島橋梁をイラスト化したものになっていました。

弊紙でも上記写真をご紹介しておりまして、今回実際にソメイヨシノ満開にあわせて訪問してみた、というわけです。

■まだまだ続く桜並木




■キテレツ大百科のブロンズ像


宿河原堀の桜並木は、船川島橋梁を過ぎてもまだまだ続く見事なものです。

途中、藤子・F・不二雄さんの「キテレツ大百科」のブロンズ像を通過すると、そろそろ宿河原駅近くになります。

次の交差点で北側に曲がって商店街に入ると、宿河原駅に到着します。

■宿河原駅


■宿河原駅前の「藤子・F・不二雄ミュージアム」仕様のローソン




宿河原駅は、藤子・F・不二雄ミュージアムの最寄り駅でもありましたね。
駅前の特別仕様のローソンを、開館当時ご紹介しておりました。

ミュージアムは事前予約でのチケット販売となっていますので、公式ウェブサイトをご参照ください。

登戸駅から宿河原駅まで徒歩30分程度というところで、二ヶ領せせらぎ館やソメイヨシノ、船川島橋梁と南武線などを楽しみながらほどよい運動になりました。

「武蔵小杉周辺はお馴染みなのでちょっと目線を変えてお花見してみたい」、という方にはお勧めです。



■南武線のご当地発車メロディ一覧(2025年3月14日まで導入)
川崎駅 川崎市歌
武蔵小杉駅 ナンバーワン野郎!(ザ・クロマニヨンズ)
武蔵中原駅 FRONTALE2000(川崎方面)
FRONTALE20000(立川方面)
武蔵溝ノ口駅 Jupiter(平原綾香さん)
宿河原駅 夢をかなえてドラえもん(川崎方面)
すいみん不足(立川方面)
登戸駅 ぼくドラえもん(立川方面1番線)
きてよパーマン(川崎方面2番線)
ドラえもんのうた(川崎方面3番線)
稲田堤駅 丘を越えて
矢野口駅 稲城繁盛節

ところで、登戸駅、宿河原駅の南武線発車メロディは3月14日まで上記の通りオリジナルの「ご当地メロディ」でした。
藤子・F・不二雄ミュージアムへのアクセスルートとして、いずれも藤子作品のメロディですね。

しかしながら、3月15日よりダイヤ改正と共にワンマン運転が実施されました。
ワンマン運転では再生・停止操作する車掌さんがいなくなってしまったために、オリジナル発車メロディは残念ながら廃止になってしまいました。

本日訪問時も、JR東日本の標準のメロディになっていました。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 南武線ワンマン運転化で廃止!「ご当地発車メロディ」8駅12曲をアーカイブ


両駅を含む各駅のオリジナル発車メロディは武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルでアーカイブしておりますので、上記よりご視聴ください。

■今回の推奨経路
今回の推奨経路

■船島川橋梁のマップ


【関連リンク】
二ヶ領せせらぎ館 ウェブサイト
藤子・F・不二雄ミュージアム ウェブサイト
2011/9/23エントリ 「藤子・F・不二雄ミュージアム」鑑賞レポート
2025/2/17エントリ 「南武線消しゴム」などプレゼント!南武線と川崎市の魅力知る施設巡る「クイズ&スタンプラリー」開幕
2025/3/4エントリ 南武線3/15ワンマン運転化で廃止「ご当地発車メロディ」8駅12曲をアーカイブ!川崎フロンターレ応援歌や「Jupiter」とお別れ

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