小杉町3丁目中央地区再開発を清水建設・野村不動産・相鉄不動産に委託
武蔵小杉駅西側の再開発、小杉町3丁目中央地区第一種市街地
再開発事業の特定業務代行者が清水建設・野村不動産・相鉄不
動産の3社からなるグループに決定されました。
これは、3月4日付の日刊建設工業新聞において報じられている
ものです。
■日刊工業新聞の当該記事
これにより、再開発ビルの施工や保留床の最終処分がこの3社グル
ープによって行われることになります。平たくいえば、野村不動産+
相鉄不動産によるマンション・商業施設の開発が清水建設の施工で
行われる、ということになるものと思われます。
ただ、この再開発事業は組合施行によるものですので、あくまで
事業主体は再開発組合になります。記事によれば、
・2009年度早々 再開発組合設立認可取得
・2010年度 再開発ビル着工
・2013年度 再開発ビル竣工
上記のスケジュールで事業を進めていく計画となっています。これ
は、2008/10/21エントリでも取り上げてきたスケジュール感と同じ
ものですね。
(再開発事業のスキームについても2008/10/21エントリで触れて
おりますので、ご参照ください)
その他、記事中に記載されていた再開発ビルの構成等については
これまで武蔵小杉ライフに掲載してきた情報と同一でしたので、
ここでは割愛いたします。
再開発事業の特定業務代行者は、デベロッパーや建設業者からの
プロポーザルを受けて再開発組合側が選定するものですので、
少なくとも清水建設・野村不動産・相鉄不動産からは事業参画の
申し出・提案があったことになります。
アメリカの金融危機を契機に世界的に経済情勢が傾いている環境
下、再開発事業の足踏み等も懸念されましたが、どうやら小杉町
3丁目中央地区に関しては進捗していけるようですね。
■小杉町3丁目中央地区イメージパース
今回の記事が掲載された日刊建設工業新聞の記事は、ウェブ上
にはフィードされておらず、業界紙ですので一般の図書館には
あまり置いてありません。
私もそこまでカバーするのは困難なのですが、今回は情報提供を
いただきまして記事化させていただきました。ありがとうございました。
小杉町3丁目地区については、より武蔵小杉駅よりの「東地区」も
再開発事業が進められており、まだまだ武蔵小杉再開発は続いて
いくことになりそうです。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉3丁目地区
2007/10/19エントリ 小杉町3丁目中央地区計画公表!
2007/10/21エントリ 小杉町3丁目中央地区イメージパース
2007/10/24エントリ 小杉町3丁目中央地区フロア構成
2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
2008/9/15エントリ 旧中原消防署の跡地利用と小杉3丁目中央地区
2008/10/21エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発が本組合に移行へ
2008/11/19エントリ 小杉町3丁目東地区再開発のコンサルを日本設計に委託