ナイスアーバン中丸子A・Bの計画概要揃う
2009/4/4エントリにおいて、中丸子地区に開発予定のマンション、
「ナイスアーバン中丸子B」の計画概要をお伝えいたしましたが、
隣接した平山ファインテクノの本社工場跡地の計画概要も明らかに
なりました。
現地に「建築計画のお知らせ」が公示されており、こちらはやはり
「ナイスアーバン中丸子A」としてマンション開発が行われるもの
です。
■ナイスアーバン中丸子A・Bの事業範囲
■ナイスアーバン中丸子A・Bの公示
上記マップの通り、敷地の北側(主に平山ファインテクノ本社工場
跡地)がナイスアーバン中丸子A、南側(主に駐車場跡地)がナイス
アーバン中丸子Bとなります。
さて、それぞれの計画概要を比較してみましょう。
(全項目は武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区を
参照ください)
■ナイスアーバン中丸子A・Bの計画概要
中丸子A | 中丸子B | |
用途地域 | 工業地域 | 工業地域 |
用途 | 共同住宅 | 共同住宅 |
住戸数 | 74戸 | 85戸 |
階数 | 地上15階 | 地上7階 |
高さ | 44.99m | 19.99m |
敷地面積 | 2,167.60㎡ | 2,785.77㎡ |
建築面積 | 616.08㎡ | 1,327.25㎡ |
延べ面積 | 5,950.39㎡ | 7,010.00㎡ |
着工予定 | 2010年3月1日 | 2009年12月15日 |
完了予定 | 2011年10月31日 | 2011年3月30日 |
中丸子Bでは、十分に歩道に面した敷地がないためか高さ制限の
緩和が適用されず、高さ19.99mとなりましたが、中丸子Aは緩和が
適用となり、高さ44.99m、15階建ての建築物となります。
この地区の高さ制限の緩和については2009/3/16エントリでも取り
上げましたが、もう一度おさらいしておきます。
この場所は正確には中丸子地区C-2地区にあたり、20mの高さ制限
があります。ただし、敷地面積が2,000㎡以上でその敷地内に道路に
接する幅員4mの歩道状空地を設け、かつ、建築物の外壁又はこれ
に代わる柱を敷地境界線から5m以上後退させたものについては、
45m以下とすることができるようになっています。
今回の中丸子Aは敷地面積2,167.60㎡と基準を満たしておりますの
で、道路側に4m以上の歩道上空地を設置した上で高層化することに
なります。A・Bともに高さ制限ぎりぎり一杯まで活用したかたちですね。
この前の道路は他にもすでにシティハウス武蔵小杉、プラウド武蔵
小杉グリーンフロントによって歩道状空地が整備されており、今後、
(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)(南)においても、同様に歩道
が整備される計画になっています。
■シティハウス武蔵小杉の歩道状空地
■プラウド武蔵小杉グリーンフロントの歩道状空地
断続的な歩道にはなってしまいますが、行政としては長期的に、この
ような建築物の更新にあわせて順次歩道スペースを確保していき、
最終的には歩道を完成させたい、ということなのでしょう。
前回のエントリでは未確認だったスケジュールですが、中丸子Aが
2011年10月、中丸子Bが2011年3月ということで、予想通り中丸子
Bが7ヶ月ほど先に完成する予定になっています。
戸数はそれほど多くありませんが、販売スケジュールも分散するの
ではないでしょうか。
いずれにせよ販売開始はもう少し先になるのかな、と思います。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2009/2/23エントリ 中丸子地区C地区にナイスの新規分譲マンション
2009/3/16エントリ 中丸子地区C地区にナイスの新規分譲マンション・続報
2009/4/4エントリ ナイスアーバン中丸子Bの計画概要