中原変電所地下化工事の地上に貯水槽出現
中原変電所の地下化工事部分について、2008/7/12エントリで取
り上げてから1年近くが経過しました。地上の建造物が出来上がっ
てからしばらく外見的な動きが見えなかったのですが、最近新しい
建造物が見えるようになりました。
■中原変電所の地上部分
こちらは以前ご紹介した部分で、東急武蔵小杉駅に隣接するかたち
で、四角いコンクリートの建造物が出来上がっているほか、その
手前やや右手に、地下へつながる三角形の建造物が見えます。
■中原変電所地下部への三角形の入口(前回撮影)
この2つの建造物が出来上がってしばらく経過しましたので、地上に
露出する建造物はこれだけなのかな、と思っていたのですが、この
向かって右側に新しい建造物らしきものがつくられています。
■中原変電所地上部分の新しい建造物
少しカメラアングルを右に変えたところですが、大きな円柱のような
建造物が見えますね。周囲に足場が組まれていることからまだ
工事中のようですが、ちょっとズームしてみましょう。
■耐震性貯水槽
ズームしてみると、上部に文字が書いてあります。写真ではわかり
にくいですが、これは「耐震性貯水槽」と書いてありました。
「耐震性」というとある程度恒久的なものでしょうし、この変電所工事
は2009年夏には完了予定ですので、この貯水槽は工事途中の一時
的なものではなく、完成後も建造物として残るものではないかと思い
ます。
変電所の建造物に関しては、以前、「小杉駅周辺まちづくり推進地域
構想説明会」において、「これでは駅前にふさわしくなく、駅前らしい
外見にしてほしい」という意見が出されていました。(2008/9/18エントリ)
当時は今回取り上げた貯水槽はまだなかったのですが、あらためて
全体の風景を見てみると、うーん、確かにこのままだと厳しいですね。
例えば貯水槽の周囲を植栽で覆うとか、最終的にはもう少し何とか
してほしいところです。
変電所を地下化したスペースは駅前広場になることが予定されて
おり、さすがに川崎市や再開発事業者も景観について考えていない
わけではないでしょうから、今後の再開発工事の進捗を見守りたいと
思います。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
2007/7/1エントリ 武蔵小杉再開発:変電所が地上3階?
2008/5/3エントリ 中原変電所工事の建造物
2008/7/12エントリ 中原変電所工事の建造物・2008年7月
2008/9/18エントリ 小杉駅周辺まちづくり推進地域構想説明会・質疑応答編(上)