武蔵小杉のシネコン計画と駅前ロータリー延期情報
もう1ヶ月前の話になりますが、タウンニュース中原区版の2009年
7月3日号に、「保存版 新生小杉始動」という4ページ物の企画
記事がありました。
■タウンニュース中原区版 保存版 新生小杉始動
内容的には武蔵小杉の再開発関連スポットのほか、上丸子小学校
の仮設校舎や新日本石油社宅の太陽光発電などを写真で紹介する
紙面と、地元議員さんなどキーマンの寄稿、新住民17人を対象に
したアンケートなどで構成されていました。
内容的にはほとんど武蔵小杉ライフの既存記事範囲内(アンケー
トにしても『武蔵小杉ライフアンケート』のミニ版のようなもの)だった
のですが、2点だけ目を引く部分がありました。
■うしおだ智信議員の寄稿
1点目は、川崎市議会のうしおだ智信議員の寄稿記事内において、
「再開発エリアにはシネマコンプレックスの進出も予定されている
ようですが、」というくだりがあったことで、現段階でシネコンの計画が
出ていることがわかりました。
これはもちろん予定のレベルの話ですので、今後さまざまな要因に
より状況が変わる可能性はあるものと思います。ただ、川崎市議会
議長である議員さんのコメントですので、とりあえずそういった計画が
聞こえてきているのは事実なのでしょう。
■東京機械製作所玉川製造所
再開発エリアでシネコンが進出しうる場所となると、やはり東京機械
製作所玉川製造所跡地ということになるのでしょうか。
ここは大型複合商業施設が開発されることが公表されていますが、
その種の開発ではシネコンが入るケースは確かに多いですね。
そういう意味では、特に意外という感じはありません。
まあ、前述の通り今後流動的な部分もあるでしょうし、状況の変化も
踏まえつつ、現状浮上している計画のひとつ、という程度で聞いて
おくのが良いかもしれません。
続いて、2点目に気になった記事ですが・・・、
■武蔵小杉駅南口地区東街区の完成予定
ご覧の通りですが、この記事は「武蔵小杉駅南口地区東街区第一種
市街地再開発事業」の完成予定に関するもので、記事中では「2014
年度(平成26年度)完成をめざす」とされていました。
2010年度上期に中小企業婦人会館の取り壊しを行う予定であるとも
記載されていましたが、ロータリーを含む地区一体の完成は2014年度、
つまり最大で2015年3月末まで延期されうる、ということになります。
■中小企業婦人会館
もともとこの東街区は予定が遅れていましたが、これまでの最新の
情報では「2013年度完成」という話でした。今回の記事が正しいと
すれば、それがさらに1年延期されたことになります。
(なお、環境アセスメントを実施していた段階での当初予定では、
2010年度完成予定となっていました)
いろいろと事情はあるものと思いますが、この再開発事業は単に
マンションと商業施設の建設に留まらず、駅前ロータリーという
重要な都市機能を整備するものですので、早期の完成が期待され
るところです。
・・・ということで、1ヶ月寝かしましたが、タウンニュース中原区版の
特集記事をご紹介いたしました。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2008/4/15エントリ 小杉駅南部地区C地区、2009年度着工へ
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2008/11/6エントリ 小杉駅南部地区C地区のイメージパース
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2008/1/14エントリ 小杉駅南部地区C地区の再開発組合が設立認可
2009/1/23エントリ 小杉駅南部地区C地区が2010年度着工の見通
2009/2/19エントリ 中小企業婦人会館の植栽メンテナンス
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
2008/1/30エントリ 東京機械製作所 玉川製造所の再編
2008/2/14エントリ 綱島街道拡幅と東京機械製作所
2009/5/1エントリ 綱島街道拡幅用地の有害物質とビニールシート
2009/7/8エントリ 東京機械製作所玉川製造所の移転が2年延期
2009/3/18エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート