南武線の児童用トンネルが10/20閉鎖、人道地下通路を部分供用開始
南武線を地下でくぐる児童用通学路が2009年10月20日10:00に
閉鎖されることとなり、同時に横須賀線武蔵小杉駅連絡通路と併せ
て工事が行われている新しい人道地下通路が部分的に供用開始
されることとなりました。
■児童用通学路の入口(南側)
現在、児童用通学路の入口や内部にお知らせが掲示されています。
■児童用通学路閉鎖・人道地下通路供用のお知らせ
この「子供トンネル」とも呼ばれる児童用通学路は、これまでにも
取り上げてきましたが、南武線をまたぐ使いやすいルートが他に
無いこともあり、その名称とは裏腹に大人も多く利用する通路となっ
ています。
■児童用通学路の内部
しかしながらご覧の通り天井が非常に低く、自転車では通行しにくい
など以前から地域の課題となっていました。
この児童用通学路を、横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路設置工事と
併せて改良し、大人も通行できる人道地下通路とすることは、当初の
工事説明会等でも事前に告知がなされていたものです。
(2007/5/31エントリ参照)
新しい人道地下通路は事前の告知どおり従来より東急武蔵小杉駅
寄りになりまして、概ね下記に示した位置になります。
■新しい人道地下通路の位置
現在の工事の進捗を見ると、まだまだ工事中ではありますが、一応
写真右端には地下通路の入口となるスロープの白い壁が確認でき
ます。
また、南武線の下にトンネルができていることも、以前の写真と比べ
るとわかりやすいかと思います。
■2009/10/1エントリ時点での人道地下通路予定地
この時点では、まだ旧・フローラルガーデンが建っていますね。人道
地下通路が建設された部分の南武線の線路を見比べると、その部分
だけ形状が変わっており、現在ではトンネルの施工がなされたことが
わかります。
ただし、写真を見ても判るとおり現在も工事は進んでいる最中で、
今回供用開始となる人道地下通路には制約があります。
・22:00~6:00の間は通行ができません。
・エレベーターはまだ使用できません。
・通路の一部の屋根がまだ未完成です。
完成は2010年2月頃とのことで、横須賀線武蔵小杉駅の開業より
一足先に完全供用となるようです。
まだ未完成の状態で供用開始する理由は、現在の児童用通学路の
南側入口部分は、横須賀線武蔵小杉駅連絡通路の工事が横切る
ことで封鎖されてしまうためであると思われます。
横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路は待ったなしの状態ですので、
10月20日に現在の児童用通学路を閉鎖した後、連絡通路をつなげ
る工事を急ピッチで進めることになるのでしょう。
新しい連絡通路が具体的にどのような通路かは通ってみないとわか
りませんが、少なくとも従来よりは使いやすいものになっているので
はないかと思います。
特にエレベーターの設置は、周辺のバリアフリーアクセスの向上に
寄与するのではないでしょうか。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
2007/5/31エントリ 武蔵小杉再開発:横須賀線武蔵小杉駅説明会
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)