武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2016年
01月30日

「かわさきボランティア・市民活動フェア『ごえん楽市』」開催レポート:ふろん太くんなどマスコットキャラクター多数登場

【Reporter:はつしも】

本日、中原市民館・かわさき市民活動センターにおいて「かわさきボランティア・市民活動フェア『ごえん楽市』」が開催されました。

本イベントでは、川崎市などのさまざまなキャラクターが登場していました。

■「かわさきボランティア・市民活動フェア『ごえん楽市』」
「かわさきボランティア・市民活動フェア『ごえん楽市』」 

本イベントは、公益財団法人かわさき市民活動センター主催による市民向けイベントです。毎年川崎市内の各種ボランティア団体や市民活動団体、NPOが参加し、各団体の発表・活動体験などが行われています。
市民が各種活動に加わるきっかけとしてもらうとともに、団体同士の交流もはかることで活動を活性化していくことを目的としています。

■「エコちゃんず」記念撮影
「エコちゃんず」記念撮影 

まず、中原市民館のロビーで出迎えてくれたのは、カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略(CCかわさき)のイメージキャラクター「エコちゃんず」です。

■「エコちゃんず」ウェブサイト
http://www.cckawasaki.jp/eco_chans/

「エコちゃんず」は、エコロジーの心とエコノミーの心が共鳴して生まれた双生児です。

緑色のほうが、地球を大切にするエコロジーの「ろじぃちゃん」
オレンジ色のほうが、資源を大切にするエコノミーの「のみぃちゃん」です。

 ■「エコちゃんず」と記念撮影でもらえるバルーンアート
「エコちゃんず」と記念撮影でもらえるバルーンアート 

「エコちゃんず」と記念撮影をすると、バルーンアートがもらえました。
このバルーンアート、川崎市職員の方が一生懸命作っていました。実に幅広いスキルをお持ちです。

■チャリティ販売など
チャリティ販売など

1階の「かわさき市民活動センター」のエリアでは、チャリティバザーや市民活動団体によるフリーマーケット、川崎市内の福祉作業所による販売などが行われていました。

「夢工房」のチャリティ販売 

本サイトでも以前ご紹介した手芸品のチャリティ販売グループ「夢工房」や、「おかし工房しいの実」もこちらに参加していました。

■2階多目的ホールのパネル展示
2階多目的ホールのパネル展示

2階の多目的ホールでは、「なかはらミュージカル」のオープニングパフォーマンスに続いて、各団体のパネル展示が行われていました。

今回はパネル展示を待ってもらうための施策として、「ボランティア団体への寄付体験」という企画が行われていました。
これはおもちゃのチケット「1,000円分」×3枚を最初にもらって、「自分が寄附したいと思った団体にチケットを渡す」というものです。

どんな団体だったら寄附しても良いか? という視点で回ると、また違った見方があります。

■寄付体験のゴール賞品
寄付体験のゴール賞品 

「寄付体験」のゴールには、川崎市が多数抱える「マスコットキャラクター」などのグッズが賞品として葉逸されていました。

この中でどれくらいご存知でしょうか?
「かわるん」「グリンピー」「キレイクン」などは本サイトでも過去に紹介していますし、さきほどの「エコちゃんず」の姿も見えますね。

■「太助」のバッヂ
「太助」のバッヂ

本サイトはというと、川崎市消防局のマスコットキャラクター「太助」のバッヂをいただいてまいりました。

■零戦とB-29
零戦とB-29 

こちらは、パネル展示中で見かけた「川崎中原の空襲・戦災を記録する会」による「零戦(零式艦上戦闘機)」と「B-29」の模型展示です。

これらは共通の縮尺で作られていまして、大きさの対比は実際のスケールが反映されています。

機動的な小型の「零戦」に対して、「B-29」は「超空の要塞」と呼ばれる大型の爆撃機でした。
いずれも日本ではたいへん知名度の高い軍用機ですが、あらためてその大きさの違いを実感しました。

■「ふろん太くん」と「かにゃお」
NPO支援を呼びかける「ふろん太君」と「かにゃお」」

そして、グランツリー武蔵小杉の前に出張してNPO支援をPRしていたのが、ふろん太くんと「かにゃお」です。

「かにゃお」は神奈川県のキャラクターで、まち歩きが好きな魚食系男子ねこです。
NPO支援や企業の社会貢献活動などが仕事で、神奈川県内の「いいこと」をねこなりに見つけ、ねこなりに結びつけ、ねこなりに発信する「いいにゃクリエイター」なのだそうです。

■かにゃおのマント
かにゃおのマント

「かにゃお」のマントには、「NPO」の文字がありました。
今まで彼の姿を見たことはありませんで、ひょっとしたら武蔵小杉初登場だったかもしれませんね。


「かわさきボランティア・市民活動フェア『ごえん楽市』」は、各種キャラクターを動員しつつ、子供から大人まで楽しめる構成になっていました。

川崎市内には多くのボランティア団体・市民活動団体・NPOなどがありますが、その中でもウェブやSNSを活用して情報発信をしている単体は非常に限られています。

こういったイベントに参加すると、ウェブなどでは全く情報が見つからないにもかかわらず、非常に興味深い活動をしている団体に触れることができます。
その点でも、個人的には意義のあるものではないかと思います。

■ごえん楽市 facebookページ

ごえん楽市 無事終了いたしました。ご来場の皆様、ゲストの皆様、参加団体の皆様、ありがとうございました。川崎市長のご挨拶、なかはらミュージカルの歌とダンス、お芝居、そのあとのかわさきブラス・ファミリアの演奏でスタートし、パネル展示会場...

Posted by ごえん楽市(かわさきボランティア・市民活動フェア) on 2016年1月30日


なお、「ごえん楽市」は、fecebookも開設されています。
ご関心ありましたら、参照くださいませ。

【関連リンク】
かわさき市民活動センター かわさきボランティア・市民活動フェア
2014/2/12エントリ 平成25年度「かわさきボランティア・市民活動フェア」開催レポート

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2016年
01月29日

グルメガイド本「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」が本日発売、こすぎナイトキャンパスによる「ジモト飯を語る会」が2月23日(火)開催・参加申込受付開始

【Reporter:はつしも】

本日、角川マガジンズよりタウンムック「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」が発売されました。
本書では武蔵小杉周辺から日吉、綱島にかけての広範囲をカバーするムックで、「グルメガイド」に特化して飲食店120店舗を掲載しています。

■「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」
「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」

本書のタイトルは、角川マガジンズのウェブサイト等でも「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」となっていますが、表紙を見ると小さく「新丸子・元住吉」も記載されています。
新丸子駅は武蔵小杉駅からきわめて近い位置にありますし、武蔵小杉・日吉を取り上げるのに中間にある元住吉をスキップすることも現実的に考えにくいでしょう。

■本書のカバーエリア
本書のカバーエリア

東急東横線の駅でいえば、新丸子駅・武蔵小杉駅・元住吉駅・日吉駅・綱島駅周辺の沿線一帯を紹介するタウンムックということになります。

■グルメガイドに特化した「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」
グルメガイドに特化した「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」

本書はグルメガイドに特化し、100ページに120店舗を掲載しています。
エリアとしては広く浅くということになりますが、1店舗当たりの紙面はそれなりに割かれているように思いました。

武蔵小杉周辺では、「アイリッシュバー マッキャンズ」「ビストロランタン」「華かんざし」「KOSUGI CURRY」など多数が掲載されています。

■「武蔵小杉を見守り続ける 老舗物語」
「武蔵小杉を見守り続ける 老舗物語」

その中でも「街」に少しスポットを当てたページとして、「武蔵小杉を見守り続ける 老舗物語」がありました。
センターロードに割拠する老舗店舗の視点から、時代の移り変わりを紹介しています。

■巻末のクーポン
巻末のクーポン

そして今回も、巻末のクーポンは健在です。
ついつい使いそびれますので、本を購入して使う機会があれば、忘れずに消費したいところです。

■2014年発刊「武蔵小杉Walker最新版」
2012年発刊「武蔵小杉Walker」

武蔵小杉においては、角川マガジンズがこれまでに2012年に「武蔵小杉Walker」、2014年に「武蔵小杉Walker最新版」を発刊していまして、本サイトも編集協力を行っておりました。

武蔵小杉を題材にした各社タウンムックの先陣を切る形になった「武蔵小杉Walker」はたいへん好評を博し、異例の増刷がかかる結果となって「最新版」の発刊へとつながりました。

特に最初の「武蔵小杉Walker」においては、地元企業探訪などグルメ以外の「街ネタ」にも重点を置いていましたが、さすがに1年半程度のスパンでの刊行を続けるとなると重複を避けることが難しくなってきます。
今回はカバー範囲を広げ、グルメガイドに特化した内容にシフトすることで従来本との差別化をはかったものと思います。

■中原ブックランドTSUTAYA小杉店の「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」
中原ブックランドTSUTAYA小杉店の「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」



なお、今回の「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」の発売を受けて、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの読書会グループ「こすぎナイトキャンパス」が、同書を課題図書とした「地元トークイベント」を開催します。

■第75回こすぎナイトキャンパス「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯を語る会」の開催概要
日時 2016年2月23日(火)19:30~21:00
会場 NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント事務所 リエトプラザ【アクセス
※変更される可能性があります。その場合は参加者にご連絡します。
課題図書 「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」(角川マガジンズ)
http://www.amazon.co.jp/dp/4048947931
参加費 200円程度
※上記会場の場合は参加費無料となりますが、会場変更により200円程度かかる場合があります。
※課題図書は持参ください。
詳細および申込 下記ページより詳細確認および申し込みをお願いいたします。
http://www.kokuchpro.com/event/knc75/
主催 NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント

武蔵小杉の読書会「こすぎナイトキャンパス」による「武蔵小杉Walkerで地元を語る会」
武蔵小杉の読書会「こすぎナイトキャンパス」による「武蔵小杉Walkerで地元を語る会」

「こすぎナイトキャンパス」では、過去の「武蔵小杉Walker」においても、同様のイベントを開催していました。
多くの方が集まり、地元トークで盛り上がっていました。

近年、武蔵小杉を題材にしたタウンムックはたいへん多くなりましたし、グルメガイド自体に新鮮味はそれほどないのかもしれません。
ただそれを媒介として地元の皆さんで話すと盛り上がりますし、新しい発見があるのではないでしょうか。

【関連リンク】
(武蔵小杉Walker関連)
角川マガジンズ 武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯
amazon 武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯
2012/8/8エントリ 「武蔵小杉Walker」2012年9月6日(木)発売決定
2012/8/29エントリ 2012年9月6日発売「武蔵小杉Walker」にJR武蔵小杉駅の「よんれつ」掲載決定
2012/9/5エントリ 9月6日(木)発売「武蔵小杉Walker」前日早読みレポート、「よんれつ」無事掲載
2012/9/6エントリ 「武蔵小杉Walker」本日発売、各書店でキャンペーン実施し好調なスタート
2012/9/16エントリ 「武蔵小杉Walker」が中原ブックランド2店舗で完売、住吉書房で実売2,000部を突破
2012/10/3エントリ 「武蔵小杉Walker」中原ブックランドに再入荷、初回3,000部入荷の住吉書房も700部追加発注
2013/8/8エントリ 「武蔵小杉Walker」クーポン券の有効期限(2013年9月6日)まで、残り1か月
2014/4/10エントリ 「武蔵小杉Walker」2014年版が刊行決定、5月23日(金)発売予定
2014/4/20エントリ 5月22日(木)発売「武蔵小杉Walker最新版」早読みレポート
2014/5/22エントリ 「武蔵小杉Walker最新版」本日発売、「地元を語る会in中原図書館」参加枠が残り僅かに
2014/6/1エントリ 「武蔵小杉Walker最新版で地元を語る会」開催レポートと、6月の読書会開催予定

(その他タウンムック関連)
2011/9/25エントリ 「田園都市生活」武蔵小杉・元住吉・日吉特集号発売
2013/6/25エントリ 「田園都市生活Vol.49」武蔵小杉特集号が本日発売
2014/9/24エントリ 「田園都市生活Vol.53」武蔵小杉・元住吉・日吉特集号が本日発売
2014/10/18エントリ 「ぴあ武蔵小杉食本」本日発売、「グランツリー武蔵小杉」巻頭特集を掲載

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2016年
01月28日

第1回「武蔵小杉駅マルシェ」開催レポート:川崎産野菜や「わがままいちごのいちごジャム」など販売し大盛況に

【Reporter:たちばな】

2016年1月28日に、JR武蔵小杉駅北口改札前において「武蔵小杉駅マルシェ」が初開催されました。
当日はたいへん多くの方が集まり、販売予定時間を1時間残して川崎産の野菜や加工品が完売となりました。

■「武蔵小杉駅マルシェ」
「武蔵小杉駅マルシェ」

川崎市とJR 東日本は包括連携協定を昨年1月29日に締結し、南武支線新駅設置や地産地消キャンペーンなど、沿線地域を活性化させるためのさまざまな取り組みを行ってきました。

一方、川崎市においては、「一般社団法人カワサキノサキ」が、かねてから「農園フェス」の開催など地産地消の取り組みを草の根で進めてきていました。

「武蔵小杉駅マルシェ」は両者の協力により、JR東日本リテールネットが運営者となり、一般社団法人カワサキノサキが地元農園の協力のもとに販売者となることで実現したものです。

■販売されていた川崎産の野菜
販売されていた川崎産の野菜 

今回販売されていたのは、下記の農園の野菜や加工品です。

■参加農園
小泉農園、杉田農園、井上農園、矢沢農園、木所農園、はぐるま農園


■販売品
いちご、ニンジン、長ネギ、赤カブ、レタス、トマト、みかん、キクイモ、大根(数種類)、白菜(小)、わさび菜、万福寺ニンジン、京芋、シルクスイート、安納芋、聖護院ダイコン、コールラビ、オレンジクイーン、ねばり芋、春菊、ブロッコリー、芽キャベツ、コウサイタイ

先日の「新丸子の路地裏マルシェ」でも販売していた、はぐるま農園のキクイモ(写真手前)がこちらにも登場していました。

■みかん
みかん 

■「小泉農園 わがままいちごのいちごジャム」
「小泉農園 わがままいちごのいちごジャム」 

また「武蔵小杉駅マルシェ」では、野菜のほかにみかん、加工品として小泉農園の「わがままいちごのいちごジャム」、ピクルスなども販売されていました。

「わがままいちご」は小泉農園の看板ともいえる商品です。
低農薬栽培で、朝摘みしたもののうち、最も形がよく香りと味の優れたいちごを選りすぐってブランド化しています。

■小泉農園 わがままいちご
http://www.hkmint.net/ichigo.htm

「わがままいちごのいちごジャム」は、これをジャムにした加工品です!

■野菜で作ったブーケ
野菜で作ったブーケ

これは、野菜で作ったブーケです。
何だか素敵ですね。

■「武蔵小杉駅マルシェ」facebookページ オープン直後の盛況

販売を開始しました!!大盛況\(^o^)/

Posted by 武蔵小杉駅マルシェ カワサキノメグミ on 2016年1月26日


「武蔵小杉駅マルシェ」のfacebookページでも、当日の写真などがアップされています。
オープン直後は特にお客さんが集中して、行列ができたようです。

■「武蔵小杉駅マルシェ」facebookページ 顔ハメ写真など

野菜をお求めにお越しになられた方へ。残り1時間で全て完売してしまいました。大変申し訳ございませんでした。次回は2月24日(水)14:00~ですマルシェは毎月最終水曜日に開催いたします。どうぞよろしくお願いします。関係者の皆様お世話になりました。

Posted by 武蔵小杉駅マルシェ カワサキノメグミ on 2016年1月27日



また、会場には記念撮影用の顔ハメも用意されていました。
このテイストは、見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

同じく小泉農園、はぐるま農園などの野菜を販売する「新丸子の路地裏マルシェ」を開催された雑貨店「Common Life」の方の手作りによるものです。

■「新丸子の路地裏マルシェ」
「Common Life」の「川崎野菜」 

「新丸子の路地裏マルシェ」も、一般社団法人カワサキノサキ 代表理事の田村寛之さんが協力されていますので、そのご縁かと思います。

■川崎市報道発表資料 川崎市内産の農産物を販売する『武蔵小杉駅マルシェ』を開催します!
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/
280/0000074013.html


「武蔵小杉駅マルシェ」は、今後毎月最終水曜日に開催を予定しています。
次回は2月24日、次々回は3月20日の予定となりますが、農産物の生育状況などにより変更される場合もあるということです。

季節の旬の野菜がまた運ばれてくると思いますので、この機会に「川崎野菜」を試してみてはと思います。

【関連リンク】
(農園関係)
社会福祉法人 はるぐまの会
はぐるま稗原農園 facebookページ
小泉農園
小泉農園 facebookページ
矢澤水耕農園 facebookページ

(武蔵小杉駅マルシェ関連)
2016/1/21エントリ 中原区で地産地消イベント連続開催!「武蔵小杉駅マルシェ」が1月27日(水)月イチ開催スタート、「新丸子の路地裏マルシェ」が23日(土)24日(日)開催

(新丸子の路地裏マルシェ関連)
2015/9/19エントリ 川崎野菜を、美味しくいただく。「新丸子の路地裏マルシェ」を「Common Life」「BJcafe」が9月19日(土)・20日(日)コラボで開催
2015/11/7エントリ 第2回「新丸子の路地裏マルシェ」11月7日(土)8日(日)開催、「Common Life」「BJcafe」に加え「SHIBA COFFEE」「KOSUGI CURRY」が初参加
2016/1/24エントリ 第3回「新丸子の路地裏マルシェ」開催レポート:川崎野菜「キクイモ」料理と、1月27日「武蔵小杉駅マルシェ」にも登場予定「小泉農園のわがままいちご」

(川崎市とJR東日本の地産地消・包括連携協定関連)
2014/10/23エントリ 南武線エキナカで、地産地消。「多摩川梨ジャム」使用商品を販売中
2014/10/30エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路で新キャラクター「多摩川梨くん」が南武線新型車両「E233系」を紹介中
2015/2/5エントリ 川崎市とJR東日本が包括連携協定を締結、南武支線に「(仮称)小田栄新駅」を2016年3月開業へ
2015/4/9エントリ 南武線エキナカ店舗限定 地産地消メニューが4月13日(月)まで提供中、南武線オリジナル付箋をプレゼント
2015/12/22エントリ 南武支線の新駅「小田栄駅」が2016年3月26日開業決定、朝ラッシュ時にダイヤ増発
2016/1/9エントリ 南武線「205系」が引退、臨時列車「ありがとう運転」を本日実施/1月31日まで武蔵小杉駅等でJR社員による写真を展示

(その他地産地消関連)
2013/12/3エントリ セントア武蔵小杉に地産地消イタリアン「Piccolo」が12月9日オープン、不動産3店舗目「ピタットハウス」オープンへ
2015/7/5エントリ 「第5回かわさき地産地消フェア with In Unityコアパークライブ」開催レポート
2015/7/30エントリ COSUGICAFEに「青空キッズマルシェ」が8月3日登場、子供たちが地元夏野菜を収穫・お店作り・販売体験
2015/12/10エントリ 武蔵小杉駅北口「COSUGI CAFE」の週末夜間営業開始と、高津区・森正養鶏場の「モリモリ卵」のプリン

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2016年
01月27日

川崎市バスが武蔵小杉駅東口発着の井田方面行きバスを4月1日より大幅増便、井田病院・関東労災病院へのアクセスが向上

【Reporter:はつしも】

川崎市が、武蔵小杉駅東口駅前広場(バス停名称:小杉駅東口)に発着する市バスのうち、主に井田・井田病院方面へのバスを2016年4月1日より大幅に増便することを発表しました。

井田病院と「小杉駅東口」を往復する市バスを、平日1日片道6~7便から24便に増便するとともに、井田営業所との乗継便も同様に増便されます。

「小杉駅東口」から井田病院までの間には関東労災病院や元住吉も経由しており、これにより武蔵小杉駅・関東労災病院・井田病院の間のアクセスが大幅に向上することになります。

■川崎市報道発表資料 平成28年4月1日から小杉駅東口を中心に市バスを増便します
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/820/0000074184.html

■小杉駅東口を中心とした市バスアクセスのイメージ
小杉駅東口を中心とした市バスアクセスのイメージ
※クリックで拡大します。

今回増便される市バス路線のイメージは、上記の通りです。
詳細のダイヤは現在最終調整中であり、報道発表資料には増便される数のみが記載されています。

武蔵小杉駅から井田病院へのバスには、「小杉駅前」(北口)に発着して「横須賀線小杉駅」を経由するものと、「横須賀線小杉駅」・「小杉駅東口」に発着して北口を経由しないものがあります。

今回のダイヤ改正では、このうち前者の「小杉駅前」(北口)に発着する路線が廃止され、「小杉駅東口」を中心としたダイヤに再編成されることになります。

■「井田病院行き」が廃止される北口ロータリー
JR武蔵小杉駅北口(右側がSTMビル)

■「井田病院行き」が大幅増発される武蔵小杉駅東口駅前広場
供用開始された武蔵小杉駅東口駅前広場

また、「小杉駅東口」からは、直接井田病院には向かわずに「井田営業所」に向かうバスがあります。
さらに「井田営業所」から「井田病院」に向かう路線もありまして、ここで乗り継ぐこともできるようになっています。

これらの「小杉駅東口-井田営業所」「井田営業所-井田病院」も、今回大幅増発されることになります。

■「井田営業所」
「井田営業所」

結果として、「井田病院行き」と「井田営業所方面行き」が分岐する手前の「小杉駅東口-井田」の区間では、1日当たり片道50便前後と、それなりの密度で運行されるようになります。

一方で「小杉駅東口-横須賀線小杉駅」の間は1日あたり片道40便前後ですから、約10便ほどが「小杉駅東口」どまりになるということでしょうか。


「横須賀線小杉駅」を発着する各事業者のバスは、当初はかなり利用が低迷して収支としては厳しい状態であったようです。
その後新駅の利用者も増加し、あくまでも見た目の感覚値レベルですが当初よりは乗客の姿が見えるようになってきたように思います。

特に市バスはそもそもの発着本数が少なく、「パッと行ってすぐ乗れる」ような路線ではありませんでした。
本数が少ないから現実的に使えないのか、利用者がいないから本数が少ないのか、これは「ニワトリと卵」の話でなかなか正解が見えませんね。

■川崎市立井田病院
川崎市立井田病院

■関東労災病院
関東労災病院 

井田病院は川崎市立の病院であり、地域医療の中心的な存在です。
必然的に、高齢者の方も多く利用されます。

しかしながらこれまでにもご紹介したとおり「井田山」の上にありまして、駅からも遠くアクセスには恵まれていません。

そこへの交通手段を確保するのは市バスとしての責務でもありますから、今回のダイヤ大幅増便は歓迎すべきことと思います。

今回のダイヤは前述の通り詳細調整中ですが、少なくとも従来のような「1時間に1本未満」ではなく、「1時間に数本」の運行になるでしょう。
井田病院、また路線途中で増便の恩恵を受ける関東労災病院が、さまざまな立場の方にとってより利用しやすい状態になればと思います。

■武蔵小杉駅東口から発着する二子玉川行ラッピングバス
「玉11系統」のラッピングバス 

武蔵小杉駅東口駅前広場は、広場が供用開始されてい以降にも「キヤノン玉川事業所行き」直行バスや「二子玉川行き」バスが新設されてきました。

駅周辺の整備や商業施設の開発の後を追う形で、バスの交通網も当初より充実がはかられています。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:病院

(武蔵小杉駅東口駅前広場関連)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2014/3/21エントリ 川崎市バスが川67・杉02系統の2014年4月1日付武蔵小杉駅東口駅前広場乗り入れを発表
2014/3/21エントリ 臨港バスが杉51・52系統の2014年4月1日付武蔵小杉駅東口駅前広場乗り入れを発表
2014/3/24エントリ 横須賀線武蔵小杉駅発着の羽田空港行きリムジンバスが武蔵小杉駅東口乗り入れを発表
2014/3/29エントリ 「武蔵小杉駅東口駅前広場完成記念式典」「第3回ふるさと交流フェスティバル」開催レポート
2014/3/30エントリ 本日供用開始「武蔵小杉駅東口駅前広場」の防災など各種機能
2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編) 
2015/8/25エントリ 武蔵小杉駅東口と二子玉川駅を結ぶ東急バスが2015年9月5日(土)より土日限定で運行開始
2015/9/5エントリ 武蔵小杉・二子玉川を結ぶ「玉11系統 FUTAKOSU BUS」本日運行開始、武蔵小杉目線で巡る乗車レポート

(井田病院関連)
川崎市立井田病院 ウェブサイト
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3):井田病院の新棟が本日開院
2013/6/1エントリ 井田山(4):中原市民健康の森と、ホタルの放流
2013/5/11エントリ 井田病院において2013年6月29日に「病院レストランを考えよう!ワークショップ」が開催、5月12日朝9時より事前登録開始
2013/7/8エントリ 井田病院の「病院レストランを考えよう!ワークショップ」開催レポート
2014/6/7エントリ 井田病院レストラン「ポールライト」の「からだにおいしい定食」
2015/4/7エントリ 川崎市立井田病院が4月1日全面開院、がん医療・救急医療などを機能強化
2015/5/18エントリ 川崎市立井田病院が半日帰り「がんドック事業」を開始、5月20日(水)より申込スタート
2015/12/29エントリ 武蔵小杉の2015-2016年末年始診療所まとめ:中原休日急患診療所・中部小児急病センター・中原歯科保健センター・井田病院

(関東労災病院関連)
関東労災病院 公式ウェブサイト
 ・2009/1/8エントリ 関東労災病院の新棟
2009/5/25エントリ 武蔵小杉で出産する:関東労災病院(前編)
2009/5/26エントリ 武蔵小杉で出産する:関東労災病院(後編)
2012/12/5エントリ 関東労災病院が2012年12月9日(日)に病院見学会を初開催
2012/12/9エントリ 関東労災病院の病院見学会レポート:屋上パノラマと多彩な催しで初開催
2013/10/3エントリ 「第2回関東労災病院 病院祭」が2013年10月27日(日)開催
2014/10/27エントリ 「第3回関東労災病院 病院祭」が2014年11月8日(土)開催、病院見学ツアー当日枠あり
2014/11/8エントリ 「第3回関東労災病院 病院祭」レポート:手術室見学から医師・薬剤師体験まで多彩に開催
2015/1/29エントリ 関東労災病院のバラ園と、事務管理棟・職員宿舎建設計画
2015/10/30エントリ 「第4回 関東労災病院 病院祭」が2015年11月28日(土)開催、医療講演「ここまで分かった認知症」「病院見学ツアー」「体験企画」など実施
2015/11/28エントリ 「第4回関東労災病院 病院祭」開催レポート:武蔵小杉パノラマと、「ルーティン」を大切に支える地域医療

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2016年
01月26日

「武蔵小杉ワーキングマザー交流会 第4回ワークショップ『仕事もプライベートもhappyに!』」が2月28日(日)開催、参加申込受付中

【Reporter:はつしも】

2016年2月28日(日)に、「武蔵小杉ワーキングマザー交流会 第4回ワークショップ」が開催されます。
今回はご自身もワーキングマザーである株式会社Lifull FaM 代表取締役 秋庭麻衣さんを講師に招き、『仕事もプライベートもhappyに!』する秘訣をテーマにした講演の後にグループディスカッションが行われます。

また今回は初の休日午前中開催+ランチ懇親会という構成により、夕方~夜には出かけづらい方も参加しやすくなっています。
イベントは事前申込制であり、下記ウェブサイトにおいてエントリーが2月21日(日)まで行われています。

■武蔵小杉ワーキングマザー交流会 第4回ワークショップ
武蔵小杉ワーキングマザー交流会 第4回ワークショップ
※クリックで拡大します。

■「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」第4回ワークショップの開催概要
▼日時 2016年2月28日(日)10:00~12:00
(懇親会12:30~14:00頃 ※自由参加)
▼会場 リエトコート武蔵小杉 リエトプラザⅡ【アクセス
▼対象 武蔵小杉在住または住むことを検討されているワーキングマザーの皆様
▼定員 25名(事前申込制)
※申込者多数の場合、抽選となります。
▼参加費 500円(懇親会2,000円)
※懇親会は自由参加です。
▼主催 Mothers Be Anbitious
▼申込・問合せ 以下のWebサイトよりお願いいたします。
http://kokucheese.com/event/index/368575/
※参加対象は、武蔵小杉周辺エリアに在住の方または武蔵小杉に住むことを検討されている方とさせていただきます。
※本イベントは事前申込制となっております。お申し込みはお早めにお願いいたします。なお、申込多数の場合は、抽選とさせていただきます。
※ワークショップ終了後、場所を移して有志メンバーで懇親会を予定しています。ご都合のつく方は、ぜひ懇親会にもご参加ください。
※懇親会終了後、同会場にて「小杉ママのチャリティーリユース」さんによる、子供用品を中心としたリユース品の展示ブースを設けさせて頂く予定です。(http://ameblo.jp/kosugimamacharity/

※会場でのお子様の保育対応は行っておりません。誠に恐れ入りますが、お子様連れでのご参加はご遠慮いただきますよう何卒ご理解のほどお願いいたします。


■第4回ワークショップ プログラム
10:00-10:05 主催者挨拶
10:05-11:00 秋庭麻衣さん 講演
『仕事もプライベートもhappyに!』
質疑応答
11:00-11:55 グループディスカッションおよび発表
テーマ:乗り越えたい壁とそのチャレンジ方法
11:55-12:00 クロージング
テーマ:乗り越えたい壁とそのチャレンジ方法
12:30- 昼食懇親会
※懇親会は自由参加です。会場は参加者に別途ご案内します。

■秋庭 麻衣さん(株式会社Lifull FaM 代表取締役)
株式会社ネクストに新卒で入社し、不動産・住宅情報サイト『HOME’S』の営業を経験。社内第1号となる産休・育休を取得するが、育児をしながら働くには会社のサポート体制が不足していると感じ、経営陣に自ら新たな施策を提案し、社内制度を立案。育休から復帰後は、時短勤務を続けながら人事部で新卒採用や人材育成を担当し、管理職としてメンバーのマネジメントを経験。
仕事と子育ての両立で直面する問題を解決したい、という強い想いから2014年10月にネクストから100%出資を受けて「株式会社Lifull FaM」を設立。社長としてサービスの立ち上げを行う。一児の母。
●株式会社Lifull FaM:
http://lifull-fam.com/

■「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」過去の開催風景
「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」の過去開催風景

「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」は、武蔵小杉のお住まいのワーキングマザーによる「Mothers Be Ambitious」の皆さんが展開するワークショップです。
本サイトとしても信頼できる熱心な方々が有志で運営をされていまして、毎回テーマを設定した講演やグループワークを行い、情報交換や交流を行っています。

これまでも「ワークライフバランス」や「時短術」、「キャリア構築」「心理学理論によるストレスマネジメント」など多彩なテーマにスポットを当て、毎回たいへん好評を博していました。

今回は、前掲の通り株式会社Lifull FaM 代表取締役の秋庭麻衣さんが登壇します。
秋庭さんは1時の母でもあり、株式会社ネクストにおける産休・育休取得第1号にはじまり、育児をしながら働くための社内制度を立案、さらには社内ベンチャーによりLifull FaMを設立し、仕事と子育ての課題を解決するためのサービスを提供しています。

これらの経験も交えて、『仕事もプライベートもhappyに♪』する秘訣を語ってくれるということです。

■グループディスカッションの風景
グループディスカッションの風景

■グループ発表の紹介
グループ発表の紹介

そして今回も、小グループに分かれてのディスカッションが行われます。
最後に各グループで出たアイデアや情報の共有が行われますので、その中からもワーキングマザーの皆さんにとってのヒントが得られるのではないかと思います。

また終了後には自由参加で懇親会も開催されます。
今回は近隣でのランチですから、気軽に参加しやすいのではないでしょうか。

■懇親会後に展示「小杉ママのチャリティリユース」ブログ
http://ameblo.jp/kosugimamacharity/

なお、今回は懇親会後に「小杉ママのチャリティリユース」によるリユース品の展示ブースが設置される予定です。

「小杉ママのチャリティリユース」は、子供用品の寄付を受けて販売を行い、必要経費のみを除いた金額を地域の親子支援を行う団体に寄付をしています。
2015年12月時点での寄付先は、「パパママパークこすぎ」など地域交流活動を行うNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントと、病児・病後児保育を行うNPO法人フローレンスです。

■毎回盛況のワーキングマザー交流会
毎回盛況のワーキングマザー交流会

武蔵小杉には働き盛りの世代が多く、多くのワーキングマザーの方がお住まいです。
「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」はそうした地域ニーズにマッチしたもので、過去3回の開催もたいへん盛況に終わりました。

今回の定員は25名で、参加者多数の場合は抽選となります。

普段、なかなか忙しい方が多いと思いますけれども、新年度から職場環境が変わられたり、お子さんの進級・進学など新しい環境になる方もいらっしゃることと思います。
こんな機会に、地元で交流をちょっと広げてみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
小杉ママのチャリティリユース
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント
NPO法人フローレンス
2014/8/21エントリ 「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」発足、第1回ワークショップを2014年9月27日(土)開催
2014/10/29エントリ 好評企画「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」第2回ワークショップが2014年12月6日(土)開催、参加申込受付中
2015/6/3エントリ 「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」第3回ワークショップ「ママの気分が楽になるレッスン」が7月11日(土)開催、参加申込受付スタート
2015/7/3エントリ 「武蔵小杉ワーキングマザー交流会」第3回ワークショップが好評につきリッチモンドホテルに会場変更、申込締切は7月4日(土)まで

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2016年
01月25日

NEC半導体と共に発展し、半導体と共に玉川事業場を去る。「玉川電器」本社が横浜移転

【Reporter:はつしも】

中丸子の「玉川電器株式会社」本社が2015年12月14日をもって横浜ビジネスパークに移転しました。
本社ビルの解体が着手されるとともに、隣接する同社の駐車場が閉鎖されています。

現段階では跡地の売却等は行われていませんが、また何らか開発等が行われる可能性があります。

■玉川電器ウェブサイト
http://www.td-pla.jp/

■解体が着手された玉川電器本社ビル
解体が着手された玉川電器本社ビル

本社解体のお知らせ

■閉鎖された駐車場
閉鎖された駐車場

玉川電器は、宮越電気として1949年に設立されました。
当時の本社は大井町で、コンプレッション成形加工(プラスチックの成形加工法のひとつ)におけるNECとの取引が事業のスタート地点となりました。

■玉川電器 プラスチック事業
http://www.td-pla.jp/pla/prod.html

同社のプラスチック事業を参照すると、身近なところでは携帯電話のコネクタキャップなどを製造していたことがわかります。

その後NECとの取引が拡大したため、1960年にこの中丸子の土地を取得し、当初はここに工場を置き、のちに本社機能を移転させてくるかたちになりました。
1963年にはNECの半導体事業の部品加工に参入、2003年には武蔵小杉タワープレイスにシステムセンターを移転させるなど、同社はNECとともに、玉川事業場周辺において事業を発展させてきたといえるでしょう。

■玉川電器システムセンターが入居していた武蔵小杉タワープレイス
玉川電器システムセンターが入居していた武蔵小杉タワープレイス

しかしながら、かつて世界最大の半導体メーカーであったNECは、経営環境が厳しさを増していく中で事業の再編・分離を行っていきます。
1999年には、半導体事業のうち汎用DRAM事業をNEC日立メモリ(のちのエルピーダメモリ)として先に分社化するものの同社は経営不振に陥り、2012年には会社更生法を適用します。

残る半導体事業を2002年に分社化したNECエレクトロニクスは、三菱電機・日立製作所から分社化したルネサステクノロジと2010年に経営統合し、ルネサスエレクトロニクスになりました。そして2013年には産業革新機構・トヨタ・日産などを割当先とする1500億円の第三者割当増資を行ったことでNECの持株比率が2015年9月末現在0.75%まで低下し、グループからは離れる形となっています。

玉川電器の主要な取引先は、直近ではルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区)、ルネサスシステムデザイン(本社:東京都小平市)の2社で約20%です。
ルネサスエレクトロニクスは当初はNEC玉川事業場内に「玉川事業所」がありましたが2015年に閉鎖になり、高崎などに集約されるかたちになりました。

このような環境の変化を受けて、玉川電器としてもNEC玉川事業場と距離的な密着を続ける必要性が薄くなったということでしょう。
2011年に武蔵小杉タワープレイスのシステムセンターが、このたび中丸子の本社がいずれも横浜ビジネスセンターに移転したことで、玉川電器はNEC玉川事業場周辺から去る形になりました。

■更地になったNEC玉川事業場7・8号館跡地 更地になったNEC玉川事業場の7・8号館跡地

■新設されたNEC玉川ソリューションセンター
NEC玉川ソリューションセンター

NEC玉川事業場では、かつて三角屋根がレトロな雰囲気を感じさせた旧7号館・8号館が解体され、ここ5年ほど更地になっています。
一方でNEC玉川ルネッサンスシティやNEC玉川ソリューションセンターが建設されるなど、新たな拠点整備・集約も行っているところです。

長年玉川事業場周辺で事業をしていた玉川電器の移転にあたって、そんなNEC玉川事業場の歴史も振り返ってみました。

■中丸子ビル跡地のマンション開発
中丸子ビル跡地のマンション開発

玉川電器に隣接していた「中丸子ビル」跡地では、現在シノケンハーモニーによるマンションが建設されています。
これまでにもお伝えしているように、この周辺地区は従来工場街だったものが急速に住宅地として転換されてきています。

■プリント配線板の平山ファインテクノ
プリント配線板の平山ファインテクノ

そしてこちらも玉川電器の近隣にあるのが、プリント配線板の設計・製造を行う「平山ファインテクノ」の本社です。
これはもともとは武蔵小杉新駅南側にあったものがもう少し南に近距離移転したもので、その跡地が分譲マンション「ナイスシティアリーナ武蔵小杉」になっています。

平山ファインテクノの主要取引先はNEC本体、NECネットワークプロダクツなど現在も大部分がNECグループであり、移転するにしてもNEC玉川事業場の近くに居続ける必要性があったのでしょう。

■ロボット周辺機器の近藤製作所
ロボット周辺機器の近藤製作所

その他、玉川電器の向かい側には、ロボット周辺機器を製造する「近藤製作所」の「東京支店(東京工場)」があります。
これは愛知県蒲郡市に本社を置く企業で、蒲郡市からすれば、中丸子も「東京(近郊)」でくくれるのですね。

なお、同社は特段NECグループが主要取引先というわけではありません。

この周辺地区では、時代の変化に対応して移転する会社もありつつ、引き続きNECグループとの取引やその他の利便性等により拠点を置き続ける会社もあります。
当面は住宅・工業が混在したエリアとして、少しずつ変化をしていくことと思います。

■玉川電器周辺マップ
玉川電器周辺マップ

【関連リンク】
玉川電器 ウェブサイト
近藤製作所 ウェブサイト
平山ファインテクノ ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 D地区
2010/6/27エントリ NEC玉川ソリューションセンター竣工
2011/9/17エントリ NEC玉川事業場の7・8号館解体完了

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2016年
01月24日

第3回「新丸子の路地裏マルシェ」開催レポート:川崎野菜「キクイモ」料理と、1月27日「武蔵小杉駅マルシェ」にも登場予定「小泉農園のわがままいちご」

【Reporter:はつしも】

2016年1月23日(土)、24日(日)の2日間にわたって、第3回目となる「新丸子の路地裏マルシェ」が開催されました。

■「Common Life」と「BJcafe」
「Common Life」と「BJcafe」

■「Common Life」に揃った「川崎野菜」
「Common Life」の「川崎野菜」

「新丸子の路地裏マルシェ」は、雑貨店「Common Life」が中心となって周辺店舗ともコラボレーションしながら進める地産地消企画です。

本企画では地元農園の協力による「川崎野菜」の販売を行うほか、コラボ店舗において「川崎野菜」を使ったメニューの提供を行っていました。

■今回販売されていた「川崎野菜」のリスト
今回販売されていた川崎野菜

今回販売されていた野菜は上記の通りで、
宮前区の「はぐるま農園」からはキクイモ、大根、白菜、ワサビ菜、万福寺人参、「小泉農園」からは人参、長ネギ、「杉田農園」からはカブ各種、「矢澤水耕農園」からはトマトが届きました。

■「矢澤水耕農園」のトマト
「矢澤農園」のトマト

宮前区初山の「矢澤水耕農園」では、その名前の通り水耕栽培でトマトを育てています。
ご覧の通り、瑞々しいトマトが「Common Life」に届きました。

■「はぐるま農園」のキクイモ
「はぐるま農園」のキクイモ

■「キクイモ」の説明
「キクイモ」の説明

今回の目玉のひとつは、「はぐるま農園」の「キクイモ」でした。
キクイモは糖尿病などの成人病にもよいとされ、健康食品として注目されています。

■新丸子の路地裏マルシェfacebookページ キクイモのレシピ

【簡単!キクイモレシピ】〜キクイモとベーコンとドライトマトのポアレ〜 By BJcafe coffee&gourmet用意するもの・キクイモ・・・2かけ・ベーコン・・・お好みの量・ドライトマト・・・5〜6枚(お好み)・パセリ...

Posted by 新丸子の路地裏マルシェ on 2016年1月21日


「新丸子の路地裏マルシェ」のfacebookページでは、「BJcafe」によるキクイモのレシピ「キクイモとベーコンとドライトマトのポアレ」が公開されていましたので、ご参照ください。

■「KOSUGI CURRY」の「キクイモソースのチキンカレードリア」

【KOSUGI CURRY】コスギカレーでは、「キクイモソースのチキンカレードリア」をご用意してますよ!是非みなさん、食べに来てください☆

Posted by 新丸子の路地裏マルシェ on 2016年1月22日

■「キクイモソースのチキンカレードリア」
「キクイモソースのチキンカレードリア」

またコラボレーション店舗「KOSUGI CURRY」では、キクイモを使った「キクイモソースのチキンカレードリア」が2日間提供されていました。

こちらも好評だったようです。

■「つくりて」の焼き菓子
「つくりて」の焼き菓子

また今回も、お菓子作家「つくりて」による卵・バターを使わない焼き菓子が「Common Life」に登場しました。
こちらも同様に「川崎野菜」が使われています。

■「SHIBA COFFEE」の路地裏ブレンド
「SHIBA COFFEE」の「路地裏ブレンド」 

そして今回は、「SHIBA COFFEE」による「路地裏ブレンド」などが「Common Life」に出張してハンドドリップで提供されていました。

テーブルの上にはなぜか「コップのフチ子さん」が…。

■「路地裏ブレンド」
「路地裏ブレンド」

■「SHIBA COFFEE」で販売「小泉農園のわがままいちご」
「SHIBA COFFEE」で販売「小泉農園のわがままいちご」

「路地裏ブレンド」は「SHIBA COFFEE」の店舗でも提供されていたほか、店内で「小泉農園のわがままいちご」が販売されていました。

「小泉農園」では、消費者と生産者がふれあう「農園フェス」やいちご狩りなども開催されていますので、エントリ末尾の関連リンクもご参照ください。

■恒例の「顔ハメ」
恒例の「顔ハメ」

恒例の「顔ハメ」

そして今回もコラボ各店舗で、恒例の「顔ハメ」が展開されていました。
これは「Common Life」によるお手製ということで、皆さん楽しんでいらっしゃいました。

こんな機会に楽しみながら、川崎市の地元野菜を知るきっかけになって良いと思います。



さて、2016/1/21エントリでお伝えした通り、1月27日(水)14:00~18:00には、JR武蔵小杉駅北口改札において「武蔵小杉駅マルシェ」がスタートします。

こちらは今後毎月最終水曜日に定期開催していくかたちになります。

■川崎市報道発表資料 川崎市内産の農産物を販売する『武蔵小杉駅マルシェ』を開催します!
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/
280/0000074013.html

 
■「武蔵小杉駅マルシェ」の開催概要
初回開催日時 2016年1月27日(水)14:00~18:00
※商品がなくなり次第販売終了
会場 JR武蔵小杉駅北口改札外 券売機横
運営者 株式会社JR東日本リテールネット
販売者 一般社団法人カワサキノサキ
内容 川崎市内産の野菜や果物、加工品等を販売※初回は旬のいちごを中心に新鮮な農作物を取りそろえます。また、川崎市内で製造されたジャム等の加工品も販売する予定です。
今後の開催予定 毎月最終水曜日に定期開催予定
次回は2月24日(水)、次々回は3月30日(水)開催予定
※農産物の生育状況により開催日が変更になる可能性があります。

■販売される農産物の例
販売される農産物の例
※川崎市報道発表資料より

「武蔵小杉駅マルシェ」では、加工品として「小泉農園のわがままいちごジャム」も販売が行われる予定です。
こちらもおいしそうですね。


「新丸子の路地裏マルシェ」も、不定期ながら今後も週末に継続開催されるようですので、平日/休日のご都合にあわせて参加して見てはいかがでしょうか。

【関連リンク】
(農園関係)
社会福祉法人 はるぐまの会
はぐるま稗原農園 facebookページ
小泉農園
小泉農園 facebookページ
矢澤水耕農園 facebookページ

(新丸子の路地裏マルシェ関連)
Common Life ウェブサイト
Common Life facebookページ
BJcafe~まるこカフェ日記~
BJcafe facebookページ
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:カフェ BJcafe
SHIBA COFFEE ウェブサイト
KOSUGI CURRY ウェブサイト
2015/9/19エントリ 川崎野菜を、美味しくいただく。「新丸子の路地裏マルシェ」を「Common Life」「BJcafe」が9月19日(土)・20日(日)コラボで開催
2015/11/2エントリ 新丸子の雑貨店「Common Life」で、川崎フロンターレ公認のご当地グッズ「川崎ふきん」販売中
2015/11/7エントリ 第2回「新丸子の路地裏マルシェ」11月7日(土)8日(日)開催、「Common Life」「BJcafe」に加え「SHIBA COFFEE」「KOSUGI CURRY」が初参加
2016/1/21エントリ 中原区で地産地消イベント連続開催!「武蔵小杉駅マルシェ」が1月27日(水)月イチ開催スタート、「新丸子の路地裏マルシェ」が23日(土)24日(日)開催

(武蔵小杉駅マルシェ関連)
2015/9/27エントリ 子どもたちが、こころとからだを知る。「こすぎこども大学医学部」第1回講座「しんぞう、ドッキドキ!」開催レポート

 (川崎市とJR東日本の地産地消・包括連携協定関連)
2014/10/23エントリ 南武線エキナカで、地産地消。「多摩川梨ジャム」使用商品を販売中
2014/10/30エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路で新キャラクター「多摩川梨くん」が南武線新型車両「E233系」を紹介中
2015/2/5エントリ 川崎市とJR東日本が包括連携協定を締結、南武支線に「(仮称)小田栄新駅」を2016年3月開業へ
2015/4/9エントリ 南武線エキナカ店舗限定 地産地消メニューが4月13日(月)まで提供中、南武線オリジナル付箋をプレゼント
 ・2015/12/22エントリ 南武支線の新駅「小田栄駅」が2016年3月26日開業決定、朝ラッシュ時にダイヤ増発
2016/1/9エントリ 南武線「205系」が引退、臨時列車「ありがとう運転」を本日実施/1月31日まで武蔵小杉駅等でJR社員による写真を展示

(その他地産地消関連)
2013/12/3エントリ セントア武蔵小杉に地産地消イタリアン「Piccolo」が12月9日オープン、不動産3店舗目「ピタットハウス」オープンへ
2015/7/5エントリ 「第5回かわさき地産地消フェア with In Unityコアパークライブ」開催レポート
2015/7/30エントリ COSUGICAFEに「青空キッズマルシェ」が8月3日登場、子供たちが地元夏野菜を収穫・お店作り・販売体験
2015/12/10エントリ 武蔵小杉駅北口「COSUGI CAFE」の週末夜間営業開始と、高津区・森正養鶏場の「モリモリ卵」のプリン

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2016年
01月23日

「第6回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表

【Reporter:はつしも】

「第6回なかはらフォトコンテスト」の優秀賞および入選作品が発表されました。
審査員による審査が昨年実施され、優秀賞5作品、入選12作品が選ばれています。

■第6回なかはらフォトコンテスト優秀賞作品
http://nmachi.exblog.jp/22635600/

■第6回なかはらフォトコンテスト入選作品
http://nmachi.exblog.jp/22635599/
   
「なかはらフォトコンテスト」は、中原区まちづくり推進委員会と中原区役所が主催する地域写真コンテストです。
身近な風景の中に「まちの魅力」を認識することで地元への愛着を持っていただくこと、また中原区の魅力を広くPRすることを目的としています。

前回、「第5回」までは「なかはら“ゆめ”区民祭」における市民一般投票も行われていましたが、今回は審査員審査のみとなりました。

なお、本サイト「武蔵小杉ライフ」は今回も東京総合写真専門学校校長 伊奈英次氏、川崎市民ミュージアム写真担当学芸員 深川雅文氏、中原区長 鈴木賢二氏らとともに本コンテストの審査員をつとめさせていただきました。
本コンテストでは写真の撮影技術の優劣ではなく、その場のよさが伝わるかどうかが基準となっています。

それでは早速、優秀賞および入選作品をご紹介していきましょう。
写真下に本サイトの講評を記載しております。
(※本サイト独自のものであり、審査員全体の講評ではありません)


<優秀賞>

一日限定の丸子の渡し
一日限定の丸子の渡し 神田 昭さん 丸子橋で撮影
一日だけの復活丸子の渡し楽しそうに乗っていた

(武蔵小杉ライフ講評)
塗装が終わったばかりの丸子橋と、ボートのブルーが揃って綺麗です。
かつての渡し船が、今は立派な橋梁になっている歴史を1枚の写真の中に納まっています。

丸子橋と船の青色が左肩上がりになっている点も、構図に拡がりを感じました。

もっと笑って!
もっと笑って! 白石 泰司さん 今井上町周辺で撮影
笑顔でお神輿を担ぐ女性とは対照的な女の子の表情がとてもかわいく、思わずカメラを向けてしまいました。緊張した表情の女の子に「もっと笑って~!」の声が上がっていました。


(武蔵小杉ライフ講評)
これは今井神社の神輿ですね。
今井神社の神輿は、昔から女神輿で、男神輿はありません。ラゾーナの裏手に「女躰神社」がありまして、これはかつて「暴れ川」と呼ばれた多摩川を鎮めるために女性がいけにえとなった歴史に由来しています。
今井神社の女神輿の由来はわかりませんが、古来から女性も神事に関わってきています。

神輿に乗っている女の子が硬い表情なのが、絵のように決まった写真よりもリアリティがありました。

一杯飲みに行こう
一杯飲みに行こう 蛭川 匠さん センターロード近くで撮影
昔から武蔵小杉にあるゆかりのあるものを撮りました。再開発が行われ昔の風情がなくなっていく中で残っているものだと思います。


(武蔵小杉ライフ講評)
武蔵小杉の昔からの風景としてよく出てくるセンターロードです。
ただ、その中でも写真の両サイドにうつっている「とり家ゑび寿」「磯丸水産」など、新しい店舗の出店が相次いでいることを本サイトではお伝えしておりました。

この1枚の中にも、新旧が入り混じっているんですよね。

泉澤寺のいちょう
泉澤寺のいちょう 藤田 道夫さん 中原区下小田中7丁目で撮影
日々たくましく変動が続く武蔵小杉のすぐそばに昔変わらぬ美しい自然が大切に残されています。


(武蔵小杉ライフ講評)
泉澤寺は、川崎市の文化財が収蔵されている歴史ある寺院です。
その入口の銀杏が2本双子のように並んで、綺麗でした。

中原街道の反対側歩道からでないと全景が見えません。こうしてみると電柱が惜しいですので、中原街道の景観のためには将来的に地中化できるとよいと思いました。

丸子橋と三日月
丸子橋と三日月 ルンバントルアンソニーさん 丸子橋で撮影
丸子橋と三日月


(武蔵小杉ライフ講評)
丸子橋はよく出てくるテーマですが、これはアーチが可愛らしい丸子橋の「土木的な力強さ」を表現した1枚と思いました。

日没直前のマジックアワーでしょうか。丸子橋の向こうへ、少し家路を急ぐ情景が浮かんできました。


<入選>

ブレーメン市の「豚飼いの像」が元住吉に出現
ブレーメン市の「豚飼いの像」が元住吉に出現 中野 幹夫さん 川崎信用金庫(東側)で撮影
ドイツブレーメン市は音楽隊像と共に豚飼いの像が有名です。川信元住吉支店東口に出現 魚眼用レンズで撮影しました。


(武蔵小杉ライフ講評)
この「豚飼いの像」は2013年に設置されました。また裏側のシャッターアートも2015年に新しく設置されたものです。ブレーメン通り商店街から北側に少し入ったところにありますので、お気づきでない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特にシャッターアートは川崎信金が閉まっている時間帯にしか見られませんので、新しい街の風景を紹介する写真として良いと思いました。

ブレーメン商店街 初秋の夕日
ブレーメン商店街 初秋の夕日 勝見 順さん ブレーメン商店街で撮影
本当に暑かった夏も終わり、ちょっと涼しげな初秋の夕暮れです。


(武蔵小杉ライフ講評)
ブレーメン通り商店街のアーチは、今迄に何度か応募されているテーマのひとつです。
ただ、夕日をバックに、ブレーメンの音楽隊が影絵のようになっているのが面白い構図でした。

ズームレンズは単に遠くのものを拡大するだけでなく、より遠くの被写体をより手前に引っ張る効果がありますので、さらにぐっと手前に引っ張ってみても面白いかもしれません。

新丸子の夏空
新丸子の夏空 後藤 典子さん 新丸子で撮影
中原区で生まれ育ち、33年間ずっと住んでいます。今年は、幼い息子と一緒に青空を見上げています。


(武蔵小杉ライフ講評)
新丸子で見上げた夏空の雲が鮮やかです。
右奥にNEC玉川ルネッサンスシティが見える以外は目立った建物がありませんが、それが新丸子の日常の風景を表現するのにはかえって効果的だったかもしれません。

二ヶ領の八重桜
二ヶ領の八重桜 永井 恵美子さん 二ヶ領用水で撮影
嵐が過ぎた翌朝


(武蔵小杉ライフ講評)
ここは二ヶ領用水と南武沿線道路が交わるところで、本サイトでもご紹介したことがあります。八重桜の花が散るころになると、花びらの絨毯が出来上がります。

花びらがたくさん降り積もって、なおかつまだ綺麗な状態を保っているタイミングをはかるのが難しいのですが、良い時期に撮影されたと思います。

市ノ坪歳末餅つき大会 
市ノ坪歳末餅つき大会 都木 奈月さん 市ノ坪公園で撮影
初めて参加した近所の餅つき大会。自治会の方々はみんな優しく温かい気持ちになれました。振舞われた豚汁もとても美味しかったです。


(武蔵小杉ライフ講評)
地域の餅つき大会です。これはあえてモノクロ写真にしてありますね。
審査会でも話が出たのですが、最近は人を撮影することが難しくなり、さまざまな写真コンテストにおいて風景の「活き活き感」が失われています。

そんな中でも各時代の「人の姿」を残しておくことは意味があると思いますし、街の魅力は建築物や自然の風景だけではなく、「人」が重要な要素でしょう。

地域の人々の姿をとらえた写真として、入選となりました。

2015春、新しい中原、空から
2015春、新しい中原、空から 毛利 元秀さん 多摩川河川敷(等々力緑地)で撮影
完成間近のメインスタンドから広がる中原の空風景。おだやかな春の天気、白くかがやくメインスタンドの屋根にわくわくしていた自分を覚えています。多摩川河川敷からドローン(dji phantom2 vision+)による撮影。


(武蔵小杉ライフ講評)
これはドローンで撮影したものです。今後規制も強化され、撮影が難しくなるであろうということもあり今年の入選となりました。

今後等々力緑地は大規模改修が続き、手前の野球場も2015/12/12エントリでお伝えしたようにすでに解体されています。
将来、等々力緑地の姿を振り返るときに見直してみたい1枚です。

鉄や鋼の行方
鉄や鋼の行方 辻 敬一さん 川崎市市民ミュージアムで撮影
役目を終えた製鋼炉は鉄や鋼が多用されている高層タワーマンションを見据えるように鎮座しています。鉄の活用の多様性と時の移ろいを感じます。


(武蔵小杉ライフ講評)
市民ミュージアム前の「トーマス転炉」です。
被写体としては割合ポピュラーなのですが、テーマとして「役割を終えた転炉」と、その奥に鉄鋼で建てられる「タワーマンション」を対比させています。

優秀賞作品の「丸子橋」と「渡し船」の対比のように、時代の流れを表現している点が良かったです。

望む
望む 近江 章行さん 等々力競技場で撮影
等々力競技場が今年リニューアルしたので、内覧会へ行ってきました。そこから望む景色は普段見ている景色とはまた違った感じでとても新鮮な気持ちになりました。


(武蔵小杉ライフ講評)
これは正直「不覚にも気づかなかった!」と一見して驚いた写真です。
コメントには書いていらっしゃいませんが、等々力陸上競技場の屋根と、丸子橋のアーチがよく似ているんですね。ひょっとして丸子橋をモチーフにしたデザインだったのかしら?と思ったくらいです。

この写真はその新しい発見に尽きまして、見慣れた風景に「あ、こんな見方があったんだ」という1枚がお見事でした。

川崎ものづくりフェアin等々力
川崎ものづくりフェアin等々力 佐藤 幸一さん 等々力で撮影
ゴールデンウィーク、川崎フロンターレの試合前のイベント。近隣の工場がワークショップを開催し、大いに盛り上がった。


(武蔵小杉ライフ講評)
「チーム等々力」は、市民ミュージアムの北側にある町工場グループで、子供向けのワークショップなど、「ものづくり」を伝える活動を熱心に展開されています。
写真はフロンターレとのコラボイベントを撮影したもので、鉄の廃材を使ってパッチワークアートを作る企画でした。「スポーツ」「ものづくり」「アート」という街の魅力が集まった1枚になっています。

調和
調和 新井 貴博さん 平和公園で撮影
平和への祈りが自然と調和しています


(武蔵小杉ライフ講評)
中原平和公園の音楽堂です。平和をイメージ化すると、やはり四角いものよりも曲線を活かしたデザインになるように思います。
音楽堂はシンプルな曲線のみで構成され、色も多用されていないため、周囲の自然とも調和しやすいことをあらためて感じました。

普段はひなびて見えますが、こうしてみると緑と白が鮮やかです。

自然との調和
自然との調和 浅野 慎人さん 武蔵小杉駅前で撮影
高層マンション群という都会的な部分と、憩いの場である自然とが調和している中原区をイメージしました。


(武蔵小杉ライフ講評)
タワーマンションを見上げる構図は本サイトでもよく撮影していますが、これはもうほとんど公開空地の街路樹が画面の大半を占めて、タワーがその間から覗くような構図になっています。

パークシティ武蔵小杉周辺の街路樹は再開発前からあった木も一部生かして、なかなか立派なものがあります。タワーに注目しがちな視点を少し変えて、駅前の風景を切り取った点が面白いです。

いつもの道 真っ白な道
いつもの道 真っ白な道 原 和仁さん 多摩川土手 宮内付近で撮影
雪が降り積もると辺り一面銀世界に変わる。それを思い起こさせるように、この季節だけ、この場所だけ、真っ白になるいつもの道。


(武蔵小杉ライフ講評)
さいごの1枚は、多摩川河川敷です。ユキヤナギが満開のころをとらえたものです。
たいへん奥行きがあって、ちょっと散歩をしてみたくなるような写真です。

サイクリングする人、ランニングする人、ゆっくり歩く人…、普段多摩川で見られる人々の姿が収められています。
また河川敷の写真は丸子橋付近が多いのですが、この写真は宮内です。
普段のエリアからちょっと足をのばしてみるのも良いかなと思います。




今回の優秀賞5作品、入選12作品は以上です。
各作品にはとくに順位等はなく、順不同で掲載しております。

各審査員も含め、当然人それぞれに受け止め方、感じ方が異なると思いますけれども、何かしらひとつでも「今度行ってみよう」と思えるような地元の風景との出会いがありましたらたいへんうれしく思います。

「なかはらフォトコンテスト」は、おそらく今年も開催されるものと思います。
手元のスマートフォンで気軽に応募できますので、その際にはご案内したいと思います。

またコンテスト等に応募有無にかかわらず、普段、ふと楽しい風景を見つけたときにでも街の姿を記録しておくとのちのち良いと思います。

変わりゆく武蔵小杉周辺の姿を、本サイトも記録しつつお伝えしてまいります。

【関連リンク】
中原区まちづくり推進委員会公式ブログ なかまちブログ
2011/12/29エントリ 「第2回なかはらフォトコンテスト」入選作品発表
2013/1/21エントリ 「第3回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入賞作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
2013/4/18エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」に向けた「写真講座」が2013年5月8日(水)開催
2013/9/5エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
2015/1/12エントリ 「第5回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表
2015/8/14エントリ 「第6回なかはらフォトコンテスト」9月30日まで作品募集中

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2016年
01月23日

不要な衣類の有効活用。「洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」vol.3が本日1月23日(土)10時~15時開催

【Reporter:はつしも】

2016/1/23エントリに続き、日付をまたいでの連投となります。

本日、2016年1月23日(土)10時~15時に、法政通り商店街のメンズセレクトショップ「ナクール」において、「洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」vol.3が実施されます。

■洋服ポストウェブサイト 1.23洋服ポスト by nakool 開催します
http://www.yofukupost.net/news/886/
■ナクール オリハシ日記 1月23日(土)10:00-15:00 洋服ポスト武蔵小杉 by nakool 開催します!
http://www.nakool.com/2016/01/21/78761

■「洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」
洋服ポスト武蔵小杉 by nakool 

「洋服ポスト」は、NPO法人洋服ポストネットワークが運営主体となり、まだ着られるにもかかわらず不要となっている衣類を集め、それらがふたたび活用されるようにする仕組みです。

集まった衣類は古着専門店に売却され、マレーシアでの仕分けを経てアジア約15か国で販売されることになります。
「洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」では、売却益の一部(1kgあたり7円)が東日本大震災被災地復興支援を行う「南三陸スマイルアゲインプロジェクト」に寄付されます。

■洋服ポストに持ち込めるもの
http://www.yofukupost.net/about/

洋服ポストには、上記に該当するものを紙やビニール袋に入れて直接お持ちください。

■ナクールのショッピングクーポン
ナクールのショッピングクーポン

 持ち込んだ方には前回同様、「ナクール」のショッピングクーポン1,000円分が贈呈されます。

詳細や過去の開催レポートは、下記の関連リンクをご参照くださいね。

■「洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」
洋服ポスト武蔵小杉 by nakool
 

【関連リンク】
ナクール 公式ウェブサイト
2012/1/4エントリ 法政通り商店街・「ナクール(nakool)」の福袋
2012/3/9エントリ 「ナクール(nakool)」のスウェーデンブランド、「Happy Socks」
2012/8/13エントリ 「nakool(ナクール)」で劇家・高山広さんの東北復興支援一人芝居ライブを開催
2013/2/20エントリ 「ナクール(nakool)」で、劇家・高山広さんの東北復興支援一人芝居ライブ「劇励」第2弾を開催
2013/4/9エントリ 高山広さんの東北復興支援一人芝居ライブ「劇励 in nakool」開催報告
2013/11/14エントリ 「ナクール」のスウェーデンブランド「HAPPY SOCKS」新作入荷
2014/1/18エントリ 武蔵小杉周辺のアート活動:「ナクール」アートパフォーマンスと、「Salt」村上ユカ原画展
2015/7/11エントリ 不要な衣類の有効活用。「洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」が2015年7月18日(土)に登場
2015/7/26エントリ 「第1回洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」実施レポート
2015/10/6エントリ 「コスギフェスタ」「洋服ポスト武蔵小杉 by nakool」「GO!デロリアン走行プロジェクト」古着回収開催レポート/バナナリパブリックに洋服ポストが28日まで設置

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2016年
01月22日

完成近づく「シティタワー武蔵小杉」に2フロア13区画のテナント案内板が登場、2階に認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が4月に開園へ

【Reporter:はつしも】

東京機械製作所玉川製造所第二工場跡地に建設が進められている「シティタワー武蔵小杉」が、2016年5月下旬の入居開始を控えて完成に近づきました。

周辺の公開空地も植栽の整備が進み、1~2階の店舗区画の案内板が設置されました。
店舗区画は13区画に分割されており、そのうち2階の1区画には認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が2016年4月に開園を予定しています。

■完成に近づくシティタワー武蔵小杉
完成に近づくシティタワー武蔵小杉

シティタワー武蔵小杉は、綱島街道と府中街道、グランツリー武蔵小杉に挟まれた場所に53階建てのタワーマンションとして住友不動産が開発を行っています。

高さは約190mにのぼり、約203mのパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーに次ぐ高さとなります。
建築面積も相対的に広いため、これまでの再開発案件で最多の800戸が分譲されることになります。

この1階、2階には店舗が入る予定になっていまして、分譲中の現在はその一部がモデルルームとして利用されているところです。

■店舗区画の案内板
店舗区画の案内板

このたび公開空地に設置されたのが、こちらの店舗区画の案内板です。
ブランクになっている四角い部分には、各店舗のロゴなどが入ることになるのでしょう。

■1階フロア図
1階フロア図

■2階フロア図
2階フロア図

そしてその下には1階、2階のフロア図が表示されています。

店舗区画はA~Mまで13区画に分割されています。前述の四角いロゴスペースは14か所ありますので、ひとつ数が合いませんね。
これは複合型の店舗による区画分割やATMの設置など、なんらか理由があるものと思います。

赤い三角は店舗の入口を表示しているものとみられ、公開空地に面している1階店舗は外側に入口があります。
2階店舗は外からは入れませんので、まずはエレベーター・階段で2階にのぼり、内廊下から各店舗に入っていく形になります。

■1~2階の店舗区画
1~2階の店舗区画

■川崎市 ポポラー川崎武蔵小杉園の概要(PDF)
http://www.city.kawasaki.jp/259/cmsfiles/contents/
0000071/71155/g11.pdf


現状、1階店舗区画の一部がシティタワー武蔵小杉のモデルルームとして活用されているほか、2階の「M」区画は、川崎市認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が開園することが決定しています。

「M」区画の周囲の白い外周部は、認可保育園の園庭にあたるスペースです。

川崎市のウェブサイトには同保育園の概要が掲載されており、2016年4月開園とされています。
タワーマンションの入居は2016年5月下旬とされていますから、店舗区画のオープンの方がそれに先立つことになります。

■シティタワー武蔵小杉周辺の公開空地
シティタワー武蔵小杉周辺の公開空地

■グランツリー武蔵小杉との間の歩道状空地
グランツリー武蔵小杉との間の歩道状空地

また、シティタワー武蔵小杉周辺の公開空地や、歩道状空地も完成に近づいています。

グランツリー武蔵小杉や綱島街道側の歩道も先行事業によって従来よりも拡幅されていましたが、これにシティタワー武蔵小杉の歩道状空地が加わることで、さらに広がります。

周辺地域の方も通行がしやすくなって、あとはどのような店舗が入るか、気になるところですね。
隣接してグランツリー武蔵小杉がありますから、内容によっては少し足を延ばすこともあるかもしれません。

基本的には幅広く集客をするようなものというよりは、例えばクリーニング店やコンビニエンスストアのような生活利便店舗のような気がいたしますが、わかることがあればお伝えしたいと思います。

■完成が近づく「シティタワー武蔵小杉」
完成が近づく「シティタワー武蔵小杉」

【関連リンク】
ラビ・ポポ.com(ポポラー川崎武蔵小杉園運営会社)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ
2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度完成、2015年度に全体完成
2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と高層マンションの詳細情報
2010/10/24エントリ 東京機械製作所が玉川製造所第二工場用地を住友不動産に売却を決議、2011年3月23日引渡しへ
2013/1/7エントリ 住友不動産が東京機械製作所跡地「シティタワー武蔵小杉」を発表
2013/4/3エントリ 東京機械製作所玉川製造所跡地の再開発工事と、工事車両向けの注意書き
2013/4/24エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉から見た、「(仮称)アリオ武蔵小杉」「シティタワー武蔵小杉」建設工事
2015/2/20エントリ シティタワー武蔵小杉のタワークレーンとPC工法

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