武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
09月08日

横須賀線武蔵小杉駅前の新幹線高架下に保育所を新設

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横須賀線武蔵小杉駅の新幹線高架下に、新たに保育所が新設
されることがわかりました。施工業者より近隣に通知が行われて
いるもので、JRによる駅型保育所として運営されるものと思われ
ます。

■新幹線高架下保育所の建設予定地
新幹線高架下保育所の建設予定地

こちらが、保育所の建設が予定されている新幹線高架下です。
写真左手がレジデンス・ザ・武蔵小杉のサブエントランスおよび
デリド武蔵小杉、右手が横須賀線武蔵小杉駅改札口
です。

新駅建設当初にも、テナントスペースにはならないのか、という
希望をコメントでいただいたことがあったのですが、その後も
特段活用はされていませんでした。

中原区内における保育所ニーズは今後も高まることが予想され、
川崎市も鉄道事業者への補助制度を新設して保育所の誘致を
進めてきたところです。
そのような地域の情勢を受けて、JRが保育所用地として高架下を
活用することを決定したものと思われます。

なお、JRは今井仲町の南武線高架下においても保育所の新設を
計画
しています(2011/6/4エントリ参照)。東急電鉄も一昨日、
武蔵小杉駅ビル内での保育所新設をリリース
したばかりです
2011/9/6エントリ参照)。
川崎市の狙い通り、鉄道事業者による保育所新設が相次いで
実施されることになります。

■新横浜ステーション開発株式会社 高架開発事業について
http://www.cubicplaza.com/corporate/kouka.html

今回の建設地となる東海道新幹線はJR東海の管轄であり、
多摩川以南~熱海間の高架下の管理・賃貸・開発は、グループ
企業の新横浜ステーション発株式会社が担当
しています。

同社は新横浜のキュービックプラザを運営している会社ですが、
上記の役回りからすると、武蔵小杉の高架下についても事業者側
として関与することになりそうです。

施工業者は名工建設株式会社となっており、こちらは名古屋市の
地方ゼネコン
です。このあたりも、事業者側がJR東海グループで
あることと関連しているのでしょうね。

■新幹線高架下の現況
新幹線高架下の現況

新幹線高架下の現況はご覧の通りで、今のところ本格的な工事は
着手されていません。
工事期間は2011年8月22日~2012年2月29日とされていますので、
それほど大掛かりな工事ではなさそうです。

この工期からすると2012年4月開園予定ということになりそうですが、
今のところ川崎市、JRからはリリースがありません。
ただ、間違いなく川崎市の鉄道事業者への補助金制度を活用した
ものでしょうし、しかるべく事前相談や届出はなされているでしょう。

いずれどこかの時点で、保育所新設に関するリリースが川崎市から
出るものと思います。

■横須賀線ホームから見る保育所建設予定地
横須賀線ホームから見る保育所建設予定地

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:保育園・幼稚園
2008/5/18エントリ JR東日本、武蔵小杉に120人規模の認可保育園を新設
2008/11/2エントリ 武蔵小杉周辺の保育園新設の進捗
2009/1/26エントリ (仮称)武蔵中原駅周辺保育所建設中
2009/4/18エントリ 「茶々いまい保育園」今井仲町に開園
2011/2/17エントリ 川崎市が保育所整備補助金制度導入:東急武蔵
小杉駅ビル・南武線高架下に新設へ

2011/6/4エントリ 今井仲町の南武線高架下にJRが保育所を新設

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2011年
09月07日

富士通が川崎工場再開発計画をリリース、第一期事業として新棟を2015年度完成へ

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本日付で、富士通が川崎工場再開発プロジェクトについてプレス
リリースを発表
しました。
本再開発計画に関して、本ブログでは2011/8/27エントリですでに
お伝えしておりますが、それが公式にリリースされた形です。

■富士通プレスリリース 川崎工場の再開発プロジェクトについて
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/09/7.html?nw=pr

詳細は上記リリースをご参照いただきたいと思いますが、再開発
計画の概略スケジュール等
が明らかになっています。

■富士通川崎工場再開発計画のスケジュール(予定)
<第一期>
 ○2011~2016年:敷地内に新棟を建設し、老朽化建屋を解体
   2011年9月上旬 環境影響評価手続きの開始
   2013年度下期 建設工事開始(予定)
   2015年度下期 新棟竣工(予定)
<第二期>
  ○時期未定:ビジネス環境に合わせ、さらなる整備を実施


■新棟の概要
 ○建設規模:地上12階、地下1階(高さ:約60m)
 ○延床面積:約12万㎡
 ○入居部門:川崎工場現状入居部門・富士通研究所(川崎地区)


再開発計画は第一期と第二期に分かれており、まずは老朽化した
工場建屋の解体と新棟の建設を行うことになります。

■富士通川崎工場
富士通川崎工場

新棟の階数・高さは前回エントリでお伝えした通りですが、延床
面積が約12万㎡
となっています。
地上12階・地下1階の13フロアですので、単純に12万㎡を13で
割ると1フロアあたり約9,230㎡となります。
(※建物形状がわかりませんので、正確な計算ではありません)

建物が正方形とすれば約96m×96m相当ですからかなり大きい
ですが、少なくともこれで7棟分ということはないように思います。
前回エントリでお伝えした通り、本再開発計画全体では7棟の
建設が予定
されているはずですので、残りの棟は「第二期」構想
ということになるのかもしれません。

第一期でも2016年までかかりますので、第二期まで完了するには
かなりの年数がかかりそう
ですね。富士通の事業環境変化等も
勘案しつつ、中長期的に再開発が進められていくものと思います。

誕生以来70年以上を数えるこの川崎工場も、これから大きく姿が
変わっていくことになります。

■祝70周年 川崎工場(2008年 川崎工場本館にて)
祝70周年 川崎工場(2008年川崎工場本館にて)

【関連リンク】
富士通 公式サイト
2010/4/4エントリ 「2010富士通春まつり」レポート
2010/12/24エントリ 2010富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2011/3/16エントリ 「2011富士通春まつり」が開催中止
2011/5/7エントリ 富士通川崎工場の「緑の景観づくり推進事業」
2011/8/27エントリ 富士通川崎工場再開発計画始動、オフィス
ビル7棟を建設へ

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2011年
09月06日

東急武蔵小杉駅ビルが公式リリース、ビル内に学童保育施設および保育所を開設へ

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本日付で、東急電鉄が東急武蔵小杉駅ビルに関するリリースを
公表
しました。駅ビルのイメージパースが公開されているほか、
テナントとして学童保育施設「キッズベースキャンプ」及び保育所が
開設
されることが明らかになっています。

これまでにも本ブログで取り上げてまいりましたが、あらためて
駅ビルへの改札口新設、東西再開発ビルとの接続についても
本リリースにおいて説明がなされました。

また同日、東急グループの株式会社キッズベースキャンプも
リリースを発信
しました。東急電鉄のリリース同様、東急武蔵小杉
駅ビル内での新施設開設を公表したものです。

■東京急行電鉄 ニュースリリース(PDF)
http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/pdf/
20110906.pdf

■キッズベースキャンプ ニュースリリース(PDFファイル)
http://prtimes.jp/data/corp/1320/1d864375aa495
a846860d97350f985d7.pdf


■東急武蔵小杉駅ビル イメージパース
東急武蔵小杉駅ビル イメージパース

イメージパースを参照すると、駅ビルはブラウンを基調とした建物
で、ホームの新丸子寄りからエスカレーターで新設される改札階
(4階)に上る構造
になっているようです。
また、1階改札階がロータリー側に向かってオープンな形状になって
いるところも注目されるところです。

駅ビルに開設される学童保育施設「キッズベースキャンプ」ですが、
運営会社は東急グループとしてこれまで東急沿線に施設を展開
していました。

以前、2007/12/3エントリで取り上げたことがありましたが、すでに
「キッズベースキャンプ武蔵小杉」が木月大町に開設されています。
東急武蔵小杉駅ビルの施設は、中原区では2つ目となりますね。

■キッズベースキャンプ武蔵小杉
http://www.kidsbasecamp.com/location/
musashikosugi/index.html


なお前述の通り、プレスリリース中、東急武蔵小杉駅ビルにはキッズ
ベースキャンプとは別に保育所も開設
されることが記載されています。
これは2011/2/17エントリで取り上げた、川崎市の鉄道事業者への
補助金制度を活用したものですね。

当時は場所と時期の条件などから「駅ビルに設置と考えてほぼ
間違いないであろう」という判断をしていましたが、これで確定

なりました。
現状わかっている東急武蔵小杉駅ビルのテナントは、
1.保育所
2.キッズベースキャンプ

上記の2つということになります。

両施設は特性上、改札階というよりは上の階層に入居する可能性が
高いような気がいたします。

■東急武蔵小杉駅ビル 2013年3月完成の告知
東急武蔵小杉駅ビル 2013年3月完成の告知

東急武蔵小杉駅では現在、いよいよ本格的な駅ビル建設工事
始まっています。

駅ビルのオープンは2013年3月を予定しており、これから建物
躯体が立ち上がってくるのが非常に楽しみなところです。

■東急武蔵小杉駅ビル建設予定地
東急武蔵小杉駅ビル建設予定地

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2007/12/3エントリ 学童保育アフタースクールが武蔵小杉出店
2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2011/2/17エントリ 川崎市が保育所整備補助金制度導入:東急武蔵
小杉駅ビル・南武線高架下に新設へ

2011/3/10エントリ 東急武蔵小杉駅ビル建設工事により「住まいと
暮らしのコンシェルジュ」が一時休業へ

2011/7/3エントリ 東急武蔵小杉駅の「BOOKS SAGA」が2011年7月
26日閉店

2011/7/14エントリ 東急武蔵小杉駅ビル8月着工に伴いエキナカ
閉店相次ぐ、2013年3月完成へ

2011/7/18エントリ 東急武蔵小杉駅構内「三崎市場」跡地に「越後
つけ麺 維新」が2011年8月21日オープン

2011/7/27エントリ 東急武蔵小杉駅の「BOOKS SAGA」が閉店、
東急武蔵小杉駅ビル着工へ

2011/8/15エントリ 東急武蔵小杉駅ビル着工、南北自由通路が
2011年8月30日閉鎖へ

2011/9/3エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の工事進捗と、
東急武蔵小杉駅ビル新設改札との接続

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2011年
09月05日

苅宿小田中線 東横立体工区の踏切解消計画

【Reporter:はつしも】

関東労災病院の南側の東急線の踏切を立体交差にする事業がかねてより計画されています。先般コメントもいただきました通り、既に事業用地は取得が完了しているようで、今後の工事着工を待つばかりの状態になっています。

■川崎市 事業路線情報 苅宿小田中線 東横立体工区
http://www.city.kawasaki.jp/53/53gairo/home/kariyado3/kariyado3.htm

■苅宿小田中線 東横立体工区
苅宿小田中線 東横立体工区

この道路は苅宿小田中線と呼ばれ、川崎市の道路整備プログラムにおいて整備が予定れています。名前の通り苅宿から小田中を結ぶ道路ですが、そのうち東急線と交差する部分は「東横立体工区」として、立体交差によって交通環境を改善する計画となっています。

■苅宿小田中線 東横立体工区の事業計画
苅宿小田中線 東横立体工区の事業計画

■完成イメージ
完成イメージ

現地には事業計画の図面等が掲示されていまして、これを参照すると、立体交差のイメージを理解することができます。
両側に歩道が設置された本線が中央を通り、これが東急線の下をくぐることによって踏切が解消される計画です。

東急東横線・東急目黒線は高架化や地下化が進んでいますが、この区域は目黒線の延伸に伴って、高架上が東横線・高架下が目黒線という2層構造になっています。
つまり、上記完成イメージのような立体交差にしない限りは、踏切が解消できないわけですね。

■苅宿小田中線 東横立体工区の事業用地
苅宿小田中線 東横立体工区の事業用地

■トヨタレンタリースの立ち退き跡
トヨタレンタリースの立ち退き跡

このため、東横立体工区内では既存の道路の両側が事業用地として確保されています。見る限り、事業用地の確保は完了しているようで、立ち退き後の更地が残されていました。

この状態からしばらく動きが見えないようなのですが、川崎市の道路整備プログラムによれば、この区間は平成26年度(2014年度)までに完成を予定しています。

■川崎市建設緑政局 川崎市の道路整備プログラム
http://www.city.kawasaki.jp/53/53doukei/home/seibi_program/seibi_program.htm

鉄道と立体交差する道路となるとそれなりに工期がかかるはずですので、そのうち工事が始まってもおかしくないのでは・・・と思いますね。

中原区の道路事情は決して良好とは言えませんし、少しずつでも改善されていくとよいと思います。

■立体交差が予定される踏切
立体交差が予定される踏切

【関連リンク】
2010/10/22エントリ 開かずの御幸踏切と、隣接の歩道橋

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2011年
09月04日

川崎歴史ガイド・中原街道ルート(14):「泉沢寺と門前市」

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川崎歴史ガイド・中原街道ルートの第14回は、「泉沢寺と門前市」
です。

泉沢寺は浄土宗の寺院であり、1491年(延徳3年)に武蔵国多摩郡
烏山(現在の世田谷区)に吉良氏の菩提寺として創建
されたのが
はじまりです。
その後1549年(天文18年)に火災により建物が焼失したため、
1550年に世田谷領主吉良頼康が中原街道沿いに再建し、現在
に至ります。

■現在の泉沢寺
現在の泉沢寺

当時、吉良氏は後北条氏のもとで隆盛をきわめており、その勢力は
世田谷だけでなく川崎中央部から横浜蒔田町にまで及んでいました。
その勢力範囲の中心部にあって耕地化が進み、「市(いち)」の
あった上小田中を核として、吉良氏は権勢の拡大を図ろうとしたの
であろう
といわれています。

泉沢寺に所蔵されている古文書によると、吉良氏は上小田中の市
から泉沢寺の堀際までを寺門前とし、その中は税や労役を免除する
「特区」としていた
ことがわかっています。
そのような優遇により寺門前への居住を促進し、門前市を繁栄させた
ということのようです。

これは、現在にも通じる行政施策ですね。

■「泉沢寺と門前市」のガイドパネル
「泉沢寺と門前市」のガイドパネル

このあたりの経緯が、中原街道沿いに設置されたガイドパネルでも
簡単に触れられています。
優遇施策によって各地から農民の移住が進み、門前市は大いに
賑わった
そうです。

上小田中よりも少し後になって、世田谷にも同様の市ができました。
現在では、泉沢寺の市は「夏の泉沢寺お施餓鬼」、世田谷の市は
「冬の世田谷ボロ市」
として名残りが残っています。

■がんばれぼくらの世田谷線 世田谷ボロ市
http://www.setagaya-line.com/trip/boroichi/

「世田谷ボロ市」といえば、現在でも非常にたくさんの人で賑わう
イベントで、かなり知名度があります。
同様に繁栄していた泉沢寺の門前市が、そのような一大イベントに
育たなかったのは少々残念ではありますが、現在でもお施餓鬼
にはいくつか露店が並び、地元の子どもたちの楽しみとなって
いる
ようです。

なお、泉沢寺には多くの文化財が所蔵されており、以下は
川崎市重要歴史記念物に指定されています。

■泉沢寺所蔵の川崎市重要歴史記念物
・泉沢寺再建に関する吉良頼康関係の判物
・北条氏政の禁制(虎の印判状)
・徳川家康の代官神谷重勝の寺領朱印状下附に関する書状
・徳川氏奉行人連署奉書
・徳川綱吉の霊廟に祀られていた四天立像(木造)
・南北朝時代製作の阿弥陀如来立像(銅像)


これまでに取り上げた西明寺などもそうですが、中原街道沿いの
寺社には、紐解いてみるとさまざまな歴史が残されていますね。

■中原街道と泉沢寺
中原街道と泉沢寺

■「泉沢寺と門前市」のガイドパネルマップ
「泉沢寺と門前市」のガイドパネルマップ

【関連リンク】
(川崎歴史ガイド・中原街道ルート連載)
2009/9/23エントリ (1):「丸子の渡し」
2009/10/6エントリ (2):「旧原家母屋跡地」
2009/11/9エントリ (3):「旧名主家と長屋門」
2009/11/29エントリ (4):「明治の醤油作りと八百八橋」
2009/12/21エントリ (番外編):「武蔵小杉駅の八百八橋」
2010/2/9エントリ (番外編):「丸子の渡しガイドパネル入札不調」
2010/2/14エントリ (5):「小杉御殿と『カギ』の道」
2010/3/30エントリ (6):「小杉御殿の御主殿跡」
2010/5/23エントリ (番外編)「中原区役所の八百八橋」
2010/6/28エントリ (7):「小杉陣屋と次大夫」
2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」
2010/8/19エントリ (9):「西明寺と小杉学舎」
2010/11/12エントリ (10):「小杉駅と供養塔」
2011/2/11エントリ (11):「庚申塔と大師道」
2011/3/27エントリ (12):「小杉十字路」
2011/4/7エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」リニューアル
2011/5/3エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」看板設置と
石橋ベンチ

2011/7/9エントリ (13):「二ヶ領用水と神地橋」

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2011年
09月03日

武蔵小杉駅南口地区西街区の工事進捗と、東急武蔵小杉駅ビル新設改札との接続

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武蔵小杉駅南口地区西街区(エクラスタワー武蔵小杉)の工事
進捗を2011/4/26エントリでご紹介してから、4か月以上が経過
しました。
現在ではさらに低層部商業施設の工事が進み、2本目のタワー
クレーンが登場
しています。

■武蔵小杉駅南口地区西街区のタワークレーン
武蔵小杉駅南口地区西街区のタワークレーン

武蔵小杉駅南口地区西街区では、以前から立派なタワークレーンが
稼働しており、2011/3/3エントリでもご紹介していました。
現在はご覧の通り、ツインタワークレーンになっています。

2本稼働する分、作業スピードも上がるのでしょうね。

■西街区の地下フロア工事
西街区の地下フロア工事

また、地上から西街区の地下フロアをわずかに垣間見ることが
できました。これは、地上の重機クレーンから、資材を地下に下ろし
ているところです。

■西街区の低層部商業施設
武蔵小杉駅南口地区西街区の低層部商業施設

4か月前はむき出しの鉄骨が組まれただけの状態でしたが、現在は
大分建物の原型らしくなってきました。
これで6階部分まで組みあがっており、現在の高さまでが低層部
商業施設
にあたります。

なお、低層部商業施設は現在の躯体の南側にもさらにもう少し追加
される建物躯体
があります。
建物自体はつながりますので別棟というわけではないのですが、
フロア構成上「北商業フロア」「南商業フロア」といった感じになり
ます。

北商業フロアの1階がスーパーマーケット、南商業フロアの1階が
パチンコ店
となる予定です。南商業フロアが、どちらかというと
アミューズメント系になるようです。

■東急武蔵小杉駅ビル4階改札口との接続
東急武蔵小杉駅ビル4階改札口との接続

先日、エクラスタワー武蔵小杉の広告で、駅ビル4階改札口と西街区
の接続図
が公表されていました。

東急武蔵小杉駅ビルに改札口が新設されることは、2009/10/22
エントリ
ですでに取り上げておりましたが、ようやく公式に表に出て
きたことになります。

なお、駅の反対側、武蔵小杉駅南口地区東街区(パークシティ武蔵
小杉ザ・グランドウイングタワー)の商業施設も駅ビルを通してこの
改札口に接続
されることになります。
駅ビルを中心に東西商業施設の連絡が図られ、改札口にも直結
するわけです。
これは、利便性がかなり高まりそうですね。

今後はさらに低層部商業施設の工事が進められ、さらには免震層を
挟んで高層住宅棟の建設が着手されるものと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2010/3/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の工事説明会
2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画

2010/9/18エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区・エクラスタワー武蔵
小杉の商業施設1階にスーパーマーケットが入居

2010/10/21エントリ 「散歩の達人」に武蔵小杉登場、西街区
商業施設にイタリアン出店多し

2010/11/20エントリ エクラスタワー武蔵小杉のモデルルームと
工事進捗

2010/12/8エントリ 新中原図書館整備:川崎市が西街区の保留床を
約33億円で取得へ

2010/12/27エントリ 川崎市議会より:西街区のパチンコ店と新中原
図書館に関する代表質問

2010/12/30エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区再開発ビルの鉄骨
2011/1/2エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区にパンジーで描く
「EXLUS」

2011/1/23エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の権利床とテナント
2011/3/3エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区のタワークレーン
2011/3/17エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の鉄骨
2011/4/26エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の進捗と、イメージ
パース掲示

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2011年
09月02日

東急武蔵小杉駅構内に「越後つけめん維新」オープン

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2011年8月21日、東急武蔵小杉駅構内に「越後つけめん維新」が
オープン
していました。

■東急武蔵小杉駅構内の「越後つけめん維新」
東急武蔵小杉駅構内の「越後つけめん維新」

「越後つけめん維新」のオープンについては、2011/7/18エントリ
おいて取り上げておりました。従来営業していた「三崎市場」が
8月12日に閉店となり、系列店舗である「維新」に業態転換
される
こととなったものです。

「維新」はJR武蔵中原駅構内に先行して別店舗がオープンして
おり(2011/2/22エントリ参照)、中原区2号店ということになります。

■「越後つけめん維新」のつけとん
「越後つけめん維新」のつけとん

「越後つけめん維新」のつけとん

こちらは「越後つけめん維新」のつけとんです。見た目も実際の
味わいも、武蔵中原の店舗とほぼ同じもの
で、豚骨ベースの
つけめんです。

■「新潟こしひかり米粉入り」
「新潟こしひかり米粉入り」

「越後つけめん」とわざわざ店名に冠しているのには理由がありま
して、この店舗の麺には新潟こしひかり米粉が入っているのだそう
です。
私は正直、そこまで味の違いを感じ取ることができなかったの
ですが、私などよりも通の方であればわかるのかもしれません。

■100円トッピングサービス券
100円トッピングサービス

武蔵中原の維新同様、オープニング記念として100円トッピング
サービス券
が配られていました。
これは次回、味玉子などの100円相当のトッピングに使うことが
できます。

駅構内の好立地ということもあり、比較的お客さんは入っている
ようです。つけめんは食べ終わるのも早いですし、エキナカとして
ニーズはありそうです。
休憩時間を使ってか、至近距離にある東急ストアの店員さんも来店
されているのが目に留まりました。

東急武蔵小杉駅構内では駅ビル建設のため、売店なども含め
多くの店舗が閉店
となり、一時的にさびしい状況になっています。
そんな中で新店舗ができるのは、ちょっと新鮮味があって良い
ですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画

2011/2/17エントリ 川崎市が保育所整備補助金制度導入:東急武蔵
小杉駅ビル・南武線高架下に新設へ

2011/2/22エントリ 武蔵中原駅構内に「つけめん維新」オープン
2011/3/10エントリ 東急武蔵小杉駅ビル建設工事により「住まいと
暮らしのコンシェルジュ」が一時休業へ

2011/7/3エントリ 東急武蔵小杉駅の「BOOKS SAGA」が2011年7月
26日閉店

2011/7/14エントリ 東急武蔵小杉駅ビル8月着工に伴いエキナカ
閉店相次ぐ、2013年3月完成へ

2011/7/18エントリ 東急武蔵小杉駅構内「三崎市場」跡地に「越後
つけ麺 維新」が2011年8月21日オープン

2011/7/27エントリ 東急武蔵小杉駅の「BOOKS SAGA」が閉店、
東急武蔵小杉駅ビル着工へ

2011/8/15エントリ 東急武蔵小杉駅ビル着工、南北自由通路が
2011年8月30日閉鎖へ

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2011年
09月01日

今井小学校の新校舎供用開始

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夏休みも終わり、中原区内の学校も授業が始まりました。
すでに完成していた今井小学校の新校舎も、いよいよ供用が開始
されました。

■今井小学校の新校舎と裏門
今井小学校の新校舎と裏門

今井小学校の新校舎建設については、2010/9/15エントリで着工を
お伝えし、2011/5/23エントリで建物躯体の組み上がりの様子を
ご紹介してきました。
建設工事自体は夏休み期間中に完了しており、すでに始業を
待つだけの状態になっていました。

新校舎建設に伴い、写真のように小学校の裏門が設置されました。
ここから、新校舎の姿を見ることができます。

■今井小学校の新校舎
今井小学校の新校舎

新校舎は3階建てで、従来の校舎と違和感無く連続して建てられて
います。
中央に廊下が通り、その両側(写真左手・右手)に教室が配置
されているかたちです。

■新校舎の教室
新校舎の教室

この写真の撮影は8月でしたが、始業を控えてすでに内装も完了
しており、教室のロッカーなどが確認
できました。

■新校舎と旧校舎の接続部
新校舎と旧校舎の接続部

新校舎と旧校舎は、各階の廊下で接続されています。ちょっとした
トンネルをくぐるような感じで、シームレスに利用できるのではない
でしょうか。

武蔵小杉駅周辺では急速な人口流入が続き、それに伴って
中原区内の一部の小学校で生徒が急増、教室の不足が発生して
います。
今井小学校では、2006年度には722人だった生徒数が2011年度
見込みでは811人、2016年度見込みでは1046人まで増加
する
推計となっています。

今後、武蔵小杉周辺ではさらに教室の不足拡大が予想されること
から、今井小学校に続いて上丸子小学校でも新校舎建設に踏み
切る
ことになりました。

■川崎市ウェブサイト 上丸子小学校の改築について
http://www.city.kawasaki.jp/88/88sisetu/
kamimaruko/index.htm


校舎は魔法のようにすぐに現れるものではなく、設計から施工
まである程度の時間を要します。
日本医科大学用地の新設小学校などもそうですが、なるべく
早い手当てが望まれるところですね。

【関連リンク】
2007/6/8エントリ 武蔵小杉の将来推計人口
2008/12/19エントリ 武蔵小杉再開発地区の小学校がキャパオーバーに
2009/4/29エントリ 上丸子小・下沼部小の仮設校舎、間に合わず
2010/6/2エントリ 日本医科大学用地に川崎市立小学校を新設
2010/9/15エントリ 今井小学校の新校舎建設工事着工
2010/11/5エントリ 西中原中学校の大規模改修工事
2011/5/4エントリ 西中原中学校の新校舎完成
2011/5/23エントリ 今井小学校の新校舎建設中

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2011年
08月31日

平間・向河原の有名焼肉店「北京」が武蔵小杉にオープンへ

hatsushimo.gif

中原区役所近くの府中街道沿いに、焼肉の有名店「北京」の支店、
「肉酒場北京」がオープン
することがわかりました。
現在、現地において求人広告が掲示されています。

■「肉酒場北京」オープン予定地
「肉酒場北京」オープン予定地

こちらが、「肉酒場北京」のオープン予定地です。中原区役所の
入口から府中街道沿いを20秒ほど歩いたところにあります。

■「肉酒場北京」の求人広告
「肉酒場北京」の求人広告

オープン予定地のウインドウに、求人広告が掲示されていました。
ここに店舗名が「肉酒場北京」と記載されています。
「北京」は平間を本店として、向河原に支店がありますが、今回は
「肉酒場」ということで、少しコンセプトが違うようです。

なお、求人広告に記載されている電話番号は、向河原の北京の
もの
でした。向河原の支店、ということになるのかもしれませんね。

■オープン予定地内部
オープン予定地内部

オープン予定のテナントスペースは、現在前テナントの撤収が完了
して、空の状態になっています。
これから、「肉酒場北京」の内装工事などが始まることになりますが、
現時点ではオープン日は不明です。

さて、「北京」は地元の焼肉ファンの中では知名度の高いお店です。
平間の本店などはやや敷居の高い部分がありつつも、美味しい
お肉が食べられるお店として支持
されていました。
本ブログにおいても、2010/4/7エントリにおいて向河原店をご紹
しております。

武蔵小杉からは少々距離があったのですが、いよいよ武蔵小杉店
の登場
ということで、北京ファンの皆様には非常に楽しみなところ
かと思います。

■「肉酒場北京」オープン予定地マップ
「肉酒場北京」オープン予定地マップ

【関連リンク】
2010/4/7エントリ ロース焼肉専門店「北京(向河原店)」

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2011年
08月30日

旧新日本石油社宅再開発は180m級タワーマンション2棟に、低層部商業施設がエルシィ跡地とデッキ接続へ

hatsushimo.gif

2011/8/27エントリにおいて、JX日鉱日石不動産と三井不動産レジ
デンシャルによる「小杉町2丁目開発計画」を取り上げました。
その後の確認により、本計画による再開発ビルが高さ約180m・
10万㎡規模のツインタワーとなり、合計で800~1,000戸のタワー
マンションをメインとして計画
されていることがわかりました。

また、ツインタワー同士の低層部商業施設・コンベンション施設
を結ぶデッキは、さらにホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発ビル
にも接続される計画
となっています。

※都市計画決定はまだ行われておらず、今後開発規模・仕様が
 変更される可能性があります。


■JX日鉱日石エネルギー社宅
JX日鉱日石エネルギー社宅

■小杉町2丁目開発計画マップ
小杉町2丁目開発計画マップ
※建物形状等はあくまでもダミーであり、実際とは異なります。

小杉町2丁目地区再開発は、A地区・B地区に二分されており、
そのうち駅寄りのA地区2階にコンベンション施設が整備される
予定です。
この再開発ビルとホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発ビルが
デッキで接続されますと、両施設の回遊性が高まりますし、
将来的な武蔵小杉駅との接続にも期待がつながります。

■ホテル・ザ・エルシィ跡地
ホテル・ザ・エルシィ跡地

なお、ホテル・ザ・エルシィ跡地については、UR都市機構からの
委託による基本計画策定業務を、日本設計が落札
しました。
こちらは2012年10月までに基本計画をまとめることとなっており、
タイミングとしては設計上の連携がとりやすいように思います。

武蔵小杉再開発では、これまで異なる事業者間での連携不足が
指摘されていましたが、このデッキ接続は良い動き
かと思います。

ただ、ホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発は現状ではあくまでも
旧NEC小杉ビルとの「2棟連携」であり、ロータリーに面した小杉
ビルディングを巻き込んだ「3棟連携」に至っていません。
このままですと、ペデストリアンデッキを武蔵小杉駅まで接続
することは難しい状況
ではないかと思います。

ペデストリアンデッキは、やはり理想的には武蔵小杉駅まで
接続
されることが望まれますね。もしそれが実現すれば、

JX日鉱日石社宅跡地―エルシィ跡地―JR武蔵小杉駅―
エクラスタワー商業施設―東急武蔵小杉駅ビル―グランドウイ
ングタワー商業施設


・・・このように、武蔵小杉駅周辺の商業施設・鉄道施設が連続
して接続
されることになるわけです。
現在のエルシィ跡地再開発は、将来的なロータリー拡張を視野に
入れた基本計画を策定することになっており、当然このあたりの
デッキ接続も念頭にはあるものと思います。

■理想的なペデストリアンデッキの接続図(想定)
理想的なペデストリアンデッキの接続図(想定)
※小杉ビルディング部分は現在計画外であり、本図はあくまでも
理想像を描いたものです。


欲を言えばそのままさらに南側の東京機械製作所跡地の「アリオ
武蔵小杉」まで接続してほしいところ
ですが、ここは残念ながら
そのような計画にはなっていません。

さて、このJX日鉱日石エネルギー社宅跡地の開発により、武蔵
小杉で100mを越すタワーマンション(計画含む)は2桁を超えて
きました。

(竣工)THE KOSUGI TOWER
(竣工)リエトコート武蔵小杉イーストタワー
(竣工)リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER
(竣工)パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
(竣工)パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー
(着工)エクラスタワー武蔵小杉
(着工)パークシティ武蔵小杉ザ・グランドウイングタワー
(着工)小杉町3丁目中央地区 野村不動産・相鉄不動産タワー
(計画)東京機械製作所跡地 住友不動産タワー
(計画)JX日鉱日石エネルギー跡地 A地区
(計画)JX日鉱日石エネルギー跡地 B地区
(計画)小杉町3丁目東地区タワー


ホテル・ザ・エルシィ跡地のビルは高さが不明であるほか、
レジデンス・ザ・武蔵小杉、シティハウス武蔵小杉、ブリリア武蔵
小杉
といった80m級の高層マンションも存在しています。

さらにはオフィスビルではNEC玉川ルネッサンスシティの2棟
武蔵小杉タワープレイスなども100m超の高さがあります。
数年の間に、武蔵小杉はすっかり高層ビルの街になっていま
したね。

武蔵小杉駅の東側に加えて西側、北側でも高層化が進んで
いく
ことになり、今後さらに風景が変わっていきそうです。

■ホテル・ザ・エルシィ周辺地区(手前)とJX日鉱日石社宅(奥)
ホテル・ザ・エルシィ跡地周辺地区

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/3/27エントリ 新日本石油社宅の取り壊し
2008/5/4エントリ 新日本石油社宅12号棟・13号棟取り壊し完了
2009/6/21エントリ 新日本石油「小杉社宅」廃止が2年延期、再開発は
2011年3月以降に

2011/8/27エントリ 旧新日本石油社宅跡地にコンベンション施設
整備で川崎市と事業者が合意、2016年度完成へ

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