川崎フロンターレが「2022ファン感謝デー」を等々力陸上競技場で3年ぶり開催、6,523人が来場し選手らの全力ステージに笑顔
ここ2年は新型コロナウイルスの影響によりオンラインが中心となってきましたが、今回は3年ぶりに等々力陸上での開催となりました。
■3年ぶりに等々力陸上競技場で開催された川崎フロンターレ「2022ファン感謝デー」
川崎フロンターレの「ファン感謝デー」は、選手会の協力のもと、川崎フロンターレ後援会とクラブ主催により毎年夏頃に開催されています。
後援会員限定のイベントで、ファンと選手らの貴重な触れ合いの場として選手らが主体的に企画にも参加しています。
3年ぶりとなる等々力陸上競技場開催では、等々力陸上競技場内外にさまざまなアトラクションやお店が展開されました。
■はしご車体験
メインスタンド前で目を引いたのは、はしご車体験です。
中原消防署の協力によりはしご車が出動し、高く高く伸びたはしごの上からメインスタンド周辺の眺望を楽しむことができました。
こちらが事前抽選で、本サイトでも実際に載せていただいたことがありますがメインスタンドの屋根を見下ろせて壮観でした。
■フロンターレトレイン
■キッズカート
お子さん向けの「乗り物系」では、他に「フロンターレトレイン」や「キッズカート」がありました。
「フロンターレトレイン」は、川崎フロンターレのエンブレムやマスコットキャラクターでラッピングされています。
■アスレチックラン
こちらは30mにおよぶ「アスレチックラン」です。
普段は3分割されているアスレチックが一体になり、よりダイナミックに楽しめるようになっていました。
小さいお子さんですと、「ファン感謝デー」といっても選手にはまだそこまで興味を持っていない場合もあります。
そんなお子さんたちでも、楽しめる企画が満載でした。
■シュートチャレンジ
■等々力陸上競技場のピッチでサッカー
■等々力陸上競技場ピッチでのベンチシート体験
そしてもちろん、せっかく等々力陸上競技場で開催するのですからピッチを使ったイベントもありました。
ピッチでのサッカー体験は、実際やってみると綺麗な芝の上をボールが良く走ってとても気持ち良いです。
またトラックにはベンチシートも置かれ、普段は監督や選手らが座るシートを体験することができました。
■川崎新田ボクシングジムのミット打ち体験
川崎フロンターレは、市内のボクシングジム「川崎新田ボクシングジム」とのコラボレーションを以前から実施しています。
今回のファン感謝デーにも、同ジムによるミット打ち体験の出展がありました。
現役のプロボクサーの皆さんらが、初心者にもやさしく教えてくれました。
■等々力魅力づくりPRブース
■等々力緑地・等々力陸上競技場再編整備のイメージ
■昔の等々力陸上競技場の映像
■七夕願掛け
川崎市では、民間活力を導入した等々力緑地の再編整備を進めており、本サイトでもお伝えした通り、等々力陸上競技場については球技専用スタジアムへの改修が計画されています。
今回のファン感謝デーでは、等々力緑地・等々力陸上競技場の再編整備イメージの展示や昔の等々力陸上競技場の映像展示、時期は少々過ぎていますが七夕の願掛けが行われていました。
再編整備のイメージは、すでに本サイトでお伝えしたものです。
七夕の願掛けでは、やはり多くの方が川崎フロンターレの優勝を願っていました。
■竹を使った工作体験
また「等々力緑地魅力づくりPRブース」では、2024年度に川崎市で開催を予定している「都市緑化かわさきフェア」に向けた啓発活動の一環として、竹を使った工作体験もありました。
こちらも普段はなかなかできない体験ですね。
■明治大学との共同による「フロンタウン生田」模型
■生田周辺地域の地形模型
川崎フロンターレでは、2023年春に複合スポーツ施設「フロンタウン生田」を開業させる予定です。
今回のファン感謝デーでは、明治大学理工学部建築学科山本俊哉研究室と共同で作成したフロンタウン生田の模型と、周辺地域の地形模型が展示されていました。
生田には明治大学のキャンパスがありますので、そのご縁でしょう。
■明治大学のマスコットキャラクター「めいじろう」
そのようなわけで、今回のファン感謝デーには明治大学のマスコットキャラクター「めいじろう」が来場していました。
「めいじろう」は、川崎フロンターレが天皇杯で明治大学と対戦した際にも、等々力陸上競技場に来ていたのを本サイトでご紹介しておりました。
■ふろん太君、たかたのゆめちゃんとめいじろう
「めいじろう」は、川崎フロンターレの「ふろん太」、陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」とも記念撮影していました。
マスコット撮影会をしていた「ふろん太」「たかたのゆめちゃん」に飛び入りしたものです。
■ふろん太
■たかたのゆめちゃん
川崎フロンターレは陸前高田市と友好協定を締結し、相互の課題解決に協力しています。
陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」は、その交流の中で川崎フロンターレのマスコット「カブレラ」と交際しゴールインしました。
今回はかわいらしい浴衣での来場です。
■山根選手のミキティーノ
また「ファン感謝デー」では、スタジアムグルメも注目の一つです。
上記は日本代表・山根視来選手をテーマにした「ミキティーノ」です。
当日は天気も良くかなり暑い日でしたから、冷たいミキティーノが大人気でした。
山根選手が好きだというドライフルーツがたっぷり入っています。
■選手来場が中止になったかわりに、トレカのプレゼント
ファン感謝デーでは、通常はこうした選手ごとの企画に選手本人が登場して販売をします。
しかしながら、今回は開催前に新型コロナウイルス感染症の「第7波」が急拡大してしまい、選手が直接ファンと触れ合うイベントは基本的に中止となりました。
そのかわりにプレゼントされたのが、ファン感謝デー仕様の選手トレカです。
■山村和也選手の「ヤマぜたん」
こちらは山村和也選手をテーマにした「ヤマぜたん」です。
元祖ニュータンタンメン本舗がスタジアムグルメ用に開発した商品です。
ファン感謝デー特別仕様でニンニク味噌ともやしが「ヤマ」盛りになっており、人気で早い時間帯に完売していました。
■二階堂コーチによる試合前ミーティング映像体験(中止)の修了証
■プレゼントのコーチトレカ
■アンカーの充電器もプレゼント
また今回は選手だけでなく、コーチに関してもファンと直接触れ合う企画は中止となりました。
コーチ経由で選手などクラブ内に感染が広がってしまうことを懸念したものでしょう。
今回は二階堂悠コーチが、試合前に選手向けの分析映像を見せながらのミーティングを疑似体験できるイベントが予定されていたのですが、こちらも中止となってしまいました。
そこでイベント当選者には、予定されていた修了証と、二階堂コーチのトレカ、そしてスポンサーのアンカー・ジャパン提供の充電器がプレゼントされました。
■ステージでのグルメPR(ジェジエウ選手)
■インタビューに答えるマルシーニョ選手
■同じくインタビューに答えるチョン・ソンリョン選手
また、選手らは直接触れ合う企画が中止になったものの、ステージでのグルメPRや、インタビューに登場してくれました。
直近で世界的ビッグクラブの「パリ・サンジェルマン」と親善試合で対戦した時の感想など、外国籍の選手らも通訳を介してインタビューに答えました。
焼きそばをPRしたジェジエウ選手は、昨年の負傷からちょうど復帰してきたところで、川崎フロンターレが誇る驚異の身体能力を持つセンターバックとして今後の活躍が期待されます。
■フロンターレ美術王決定戦
■似顔絵の「お題」は鬼木透監督
続いてステージでは、「フロンターレ○○王決定戦」と題して、「クイズ王決定戦」「美術王決定戦」が開催されました。
「美術王決定戦」のお題は「鬼木監督の似顔絵」です。
■お手本の小林悠選手による鬼木監督の似顔絵
こちらは、お手本として紹介された小林悠選手による鬼木監督の似顔絵です。
ポイントはふくらはぎの筋肉ということで、確かに前掲の鬼木監督に写真を見てみると、ふくらはぎがかなりたくましいですね。
顔の特徴などもよくとらえているのではないでしょうか?
■チョン・ソンリョン選手
■チャナティップ選手
■ジェジエウ選手
■ジョアン シミッチ選手
■レアンドロ ダミアン選手
■マルシーニョ選手
「フロンターレ美術王決定戦」に参加したのは、ソンリョン、チャナティップ、ジェジエウ、シミッチ、ダミアンの外国籍5選手です。
いずれも個性あふれる似顔絵になりましたが…、
■美術王に選ばれたシミッチ選手
今回フロンターレ美術王に決定したのは、シミッチ選手です。
シミッチ選手が描いた似顔絵に添えられていた吹き出しのセリフは、鬼木監督が良く言う「丁寧に」という意味なのだそうです。
■洗足学園音楽大学の皆さんによるパフォーマンス
ステージでは、洗足学園音楽大学の皆さんによるパフォーマンスも行われました。
吹奏楽に加えて、ミュージカル科の皆さんによる歌唱も声が良く通って、エネルギッシュでした。
■「フロンタールズ」のパフォーマンス
洗足学園音楽大学に続いて、川崎フロンターレのチアリーダーズ「フロンタールズ」のパフォーマンスです。
こちらも「ファン感謝デー」恒例ですね。
■「激アツLIVE」のトップバッターは吉田社長の「長渕剛」
■チャナティップ選手も登場
そして川崎フロンターレの「ファン感謝デー」のメインイベントは、選手らが歌い踊る「激アツLIVE」です。
トップバッターは今季より藁科氏から社長を引き継いだ吉田社長の「長渕剛」でした。
チャナティップ選手も途中から加わって、想像以上のクオリティです。
■ステージプロデュースは登里享平選手の「ノボP」
ステージ演出は、今年もプロデューサー・登里享平選手の「ノボP」です。
選手が受け身ではなく、主体的に企画してファンを楽しませようとするのも、川崎フロンターレのファン感謝デーの魅力です。
■「Snow Man」の「ブラザービート」
■松井蓮之選手(左)、橘田健人選手(右)
■瀬古樹選手
■遠野大弥選手
■永長鷹虎選手(左)、五十嵐太陽選手(右)
松井蓮之(まついれんじ)、橘田健人(たちばなだけんと)、瀬古樹(せこたつき)、永長鷹虎(えいながたかとら)、五十嵐太陽(いがらしたいよう)の5選手は「Snow Man」の「ブラザーヒート」を歌いました。
橘田健人選手は、昨年ルーキーイヤーながら大活躍し中心選手となりました。
他の4人はそれぞれ新加入選手で、今後の活躍が期待されます。
■「EXILE」ならぬ「FXILE(エフザイル)」
■早坂勇希選手
■佐々木旭選手
■宮城天選手(左)、マルシーニョ選手(右)
早坂勇希(はやさかゆうき)選手、佐々木旭(ささきあさひ)選手、宮城天(みやぎてん)選手、マルシーニョ選手は「FXILE」での登場です。
ファン感謝デー直前に選手の移籍があり、メンバーが少なくなりましたがよく頑張りました。
■宮城天選手はソロでも熱唱
宮城天選手は、歌手になりたかったといいます。
そんなこともあってか、今回はソロでも「BUMP OF CHICKEN」の「天体観測」を熱唱してくれました。
宮城天選手は川崎フロンターレユース出身で、学校は下小田中小学校から井田中、幸高校に通っていました。
「ブレーメン通り商店街最高傑作」とも一部で呼ばれる地元選手です。
■ドラムは安藤駿介選手
宮城天選手のソロ歌唱を支えたのは、ドラムの安藤駿介選手でした。
2週間くらい練習されたそうですが、「ノボP」にうっかり紹介を忘れられる一幕も…。
■小林悠選手による中島みゆき「糸」
小林悠選手が歌ったのは、中島みゆきの「糸」です。
小林選手はこの歌詞を替えて、
「このクラブに入って13年、フロンターレに関わるすべてのみなさんに出逢えたことを」
「僕は幸せと呼びます」
と歌ったのが本日のハイライトでした。
■最後は「いい湯だな」と鬼木監督からのご挨拶
最後のアンコールは全員で「26(フロ)周年」にかけた「いい湯だな」を歌い、エンディングです。
鬼木監督も挨拶に立ち、残るタイトル「J1リーグ」「ルヴァンンカップ」の獲得に向けて全力を尽くすことを誓いました。
■ステージはYoutubeチャンネルでもアーカイブ配信
なお、ステージの様子は川崎フロンターレのYoutubeチャンネルでもアーカイブ配信されていますので、ご覧ください。
■激アツLIVE客席購入者にプレゼントされたフラッグ
■スタンプラリー参加者にプレゼントされた「26(フロ)周年」仕様トレカ
今回のレポートは、以上です。
当初の予定とは異なり、新型コロナウイルス感染症の急拡大により変更を余儀なくされましたが、それでも多くのファン・サポーターが家族で楽しんでいたと思います。
川崎フロンターレでは、毎年このようなファンとの触れ合いを力にかえて、シーズン後半に臨んでいます。
現在はJ1リーグで3位につけ、まだまだこれから3連覇に向かって戦いが続いていきます。
またカップ戦では「ルヴァンカップ」が残っており、「2冠」を目指していくことになるでしょう。
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