【Reporter:はつしも】
中原区の魅力を紹介する写真コンテスト
「第8回なかはらフォトコンテスト」の入賞作品が2018年2月に発表されました。
今年は
最優秀作品が1点選ばれたほか、
「一般部門」「イベント・行事部門」の各部門から優秀作品・入選作品が合計12点、それぞれ選ばれました。
■中原区まちづくり推進委員会 なかまちブログ 「第8回なかはらフォトコンテスト」入賞作品紹介!
https://nmachi.exblog.jp/26475579/
「なかはらフォトコンテスト」は、市民活動団体である中原区まちづくり推進委員会と、中原区役所が協働で主催する地域写真コンテストです。
身近な風景の中に「まちの魅力」を認識することで地元への愛着を持っていただくこと、また中原区の魅力を広くPRすることを目的としています。
本コンテストは川崎市市民ミュージアムの写真担当学芸員の先生や地域で活躍される方等、複数の審査員によって審査が行われており、
「武蔵小杉ライフ」も本コンテストの審査員をつとめさせていただきました。
本エントリでは受賞作品を順番にご紹介してまいりたいと思います。
写真下に本サイトの講評を記載しておりますが、本サイト独自のものであり、審査員全体の講評ではありません。この点、あらかじめご了解ください。
<最優秀作品>
タイトル:ベストショット
撮影者:平野昌子 さん
撮影場所:元住吉駅
(武蔵小杉ライフ講評)
元住吉駅の展望デッキ。きわめて日常的な場所が「晴れの舞台」になるという、新しい顔を切り出しています。
またこの場所は武蔵小杉のタワーマンションが毎年増えていくのが見られ、実はそれが年月を特定できるタイムスタンプにもなっていますから、結婚式の写真としても良いのではないでしょうか。
<優秀作品 一般部門>
タイトル:桜と武蔵小杉
撮影者:浅井和範 さん
撮影場所:多摩川
(武蔵小杉ライフ講評)
大田区側から、武蔵小杉の高層ビル群を捉えた写真。本サイトも多摩川の土手を移動しながら、タワーの配置が綺麗に見えるアングルを探していますが、この構図がベスト、と思っています。
きっと同じように土手を散策しながら、試行錯誤されたのではないでしょうか?
タイトル:サッカーを観る幼女
撮影者:西堀幹人 さん
撮影場所:等々力緑地
(武蔵小杉ライフ講評)
川崎市市民ミュージアムの北側にあるサッカー場です。川崎フロンターレの協力により綺麗な人工芝と夜間照明設備が設置されているのですが、存在を知らない方も多いのではないでしょうか。
フロンターレユースの練習にも使われ、川崎市の未来のスターが誕生する場所に、豊かな将来をお持ちの小さいお子さんを写した構図に魅力を感じました。
タイトル:中原地区に巨大絵「黒猫の散歩」出現
撮影者:中野幹夫 さん
撮影場所:等々力緑地
(武蔵小杉ライフ講評)
等々力緑地近くの宮内中学校の美術部による共同製作です。工事中の場所が多い中原区では、各所でこのような仮囲いの活用が行われています。
硬式野球場が完成するまでの、今だけの風景ですし、記録としても残しておきたいと思いました。
<入選作品 一般部門>
タイトル:夜のシダレザクラ
撮影者:神田 守 さん
撮影場所:等々力緑地(テニスコート側)
(武蔵小杉ライフ講評)
夜の等々力緑地ですが、一見して場所がどこかわかりませんでした。等々力緑地は日常的に訪れている場所ですが、それでもまだこんな切り取り方があったのですね。
ソメイヨシノの写真の応募が多いのですが、シダレザクラも良いと思います。
タイトル:せせらぎ花壇
撮影者:平本康治さん
撮影場所:江川せせらぎ
(武蔵小杉ライフ講評)
本サイトでもご紹介してきた、江川せせらぎ遊歩道の花々です。ちょうどこれから綺麗に咲く季節ですね。
せせらぎの水面に映る花々を、普段の人間の視点とは違った切り取り方をしているのが上手でした。
タイトル:カラフル花壇
撮影者:山本一夫 さん
撮影場所:中丸子南緑道
(武蔵小杉ライフ講評)
武蔵小杉周辺の応募写真が多い中で、平間寄りの中丸子南緑道にスポットを当てた写真です。この緑道は地域の町内の皆様のご協力により、毎年綺麗な花壇が出来上がっています。
タイトル:たった一度のクリスマス
撮影者:近江章行 さん
撮影場所:市民ミュージアム
(武蔵小杉ライフ講評)
本サイトでもご紹介した、「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」のクリスマスウインドウアートです。完成してしまうともうできませんから、今回だけの風景を残した写真です。
また右側に市民ミュージアムの「トーマス転炉」を入れているのもワンポイント加算です。
タイトル:フロンターレを応援するすずめたち
撮影者:ハピネス さん
撮影場所:等々力緑地公園入り口の信号機の下
(武蔵小杉ライフ講評)
これは「ピコリーノ」という車止めの商品で、小鳥のオブジェがついています。川崎フロンターレのホームゲーム開催時、この小鳥に手編みのフロンターレカラーの服を着せている方が地域にいらっしゃるようで、サポーターの名所のようになっているものです。
本サイトではよくこの写真とは反対側、等々力陸上競技場をバックに撮影することが多いのですが、この周辺はフロンターレブルーで塗装されていますから、こちらのアングルも「あり」だということを教えてくれた写真です。
<優秀作品 イベント・行事部門>
タイトル:伝承の背
撮影者:平本康治さん
撮影場所:神明大神
(武蔵小杉ライフ講評)
近年、クレームリスクを原因として人の顔が写った街の写真を撮ることが難しくなりました。顔を避けた撮影は、本来の街の風景のダイナミズムを失わせてしまうことが多いのですが、この写真はそれに当てはまらず、まさに「背中が雄弁に語る」写真ですね。
華やかなお祭り写真などよりも地味な、静かな風景だと思いますが、地域の力を感じます。
<入選作品 イベント・行事部門>
タイトル:日枝神社のシンボル
撮影者:山本一夫さん
撮影場所:日枝神社
(武蔵小杉ライフ講評)
日枝神社のお神輿の写真です。これはストレートに正面からとらえた写真で、皆さんの活力や、楽しそうな空気感が伝わってきます。
タイトル:ステージ
撮影者:藤江 健次さん
撮影場所:等々力緑地
(武蔵小杉ライフ講評)
「なかはら“ゆめ”区民祭」のステージです。最近の「コスギフェスタ」など、比較的ニューファミリーを中心としたイベントが増えてきましたが、区民祭はシニア層の参加も多いイベントです。
この写真のように、お子さんからシニアまで、幅広い層が活躍している姿を本サイトもご紹介してきたいと思っています。
タイトル:輝け小杉
撮影者:加藤晃一さん
撮影場所:コアパーク
本サイトでもご紹介した、こすぎコアパークでの「キリン」のイルミネーションです。
昨年の新しい企画を、いちはやくとらえた写真ですね。
以上、13作品をご紹介させていただきました。
本サイトは、毎回「なかはらフォトコンテスト」での新しい発見があることを楽しみにしてまいりました。
何度も訪問してきた場所でも
「しまった、こんな撮り方があったのか!」と驚くことがあり、その「しまった!」の発見がたいへん貴重なものでした。
「なかはらフォトコンテスト」は、これまで8回という回数を重ねてきたこともありまして、次回以降については白紙の状態です。
また開催されるかどうか、現段階ではわかりませんが、ただ、
日常の風景を記録に残したり、新しい切り口を見つけたりすることは楽しいですし、将来的振り返った時にも価値の残ることです。
立派なカメラや熟練の撮影テクニックは、全く必要ありません。 携帯電話のカメラで十分かと思いますので、是非気軽に、これからも中原区の風景を撮影していっていただきたいと思います。
【関連リンク】
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中原区まちづくり推進委員会公式ブログ なかまちブログ
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2011/12/29エントリ 「第2回なかはらフォトコンテスト」入選作品発表
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2013/1/21エントリ 「第3回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入賞作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
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2013/4/18エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」に向けた「写真講座」が2013年5月8日(水)開催
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2013/9/5エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
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2015/1/12エントリ 「第5回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表
・
2016/1/23エントリ 「第6回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表
・2017/3/13エントリ 「第7回なかはらフォトコンテスト」優秀賞6作品・入選12作品発表