武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2018年
03月07日

武蔵小杉からリムジンバスで50分。羽田空港国際線ターミナルから見た、武蔵小杉の高層ビル群

【Reporter:はつしも】

今から約7年前、2011年3月16日より、武蔵小杉駅より羽田空港行のリムジンバスが運行されています。
本サイトでは2011/5/8エントリ2011/5/9エントリにおいて、リムジンバスに乗って羽田空港国内線ターミナルを訪問するレポートをお届けしておりました。

当時、また国際線ターミナルも訪問してみたいと考えておりましたが、このたび7年越しのレポートをお届けいたします。

■羽田空港国際線ターミナルのバス停
国際線ターミナルのバス停

羽田空港行のリムジンバスは、武蔵小杉駅を出発して大田区内のバス停のいくつか停車したのち、最初に国際線ターミナル、続いて国内線の第2、第1ターミナルに到着します。

国際線ターミナルまで所要50分、終点の第1ターミナルまで所要65分というところですので、国際線ターミナルの方が少しアクセスが良いということになります。

■国際線ターミナルのロビー
国際線ターミナルのロビー 

国際線ターミナルのロビーは、天井の曲線が特徴的な吹き抜けになっていました。
ここからチェックインして、アジア・北米・欧州など世界各国へ飛び立つことができます。

■総檜造りの「はねだ日本橋」
総檜造りの「はねだ日本橋」

はねだ日本橋

はねだ日本橋

こちらは、2014年に拡張された「はねだ日本橋」です。
江戸の日本橋を総檜造りで、2分の1サイズで再現をしています。

またこれに直結して、「和」をテーマにした飲食店などがオープンしていました。

国際線ターミナルだけに、海外からの観光客が喜ぶような演出が施されています。

■「はねだ日本橋」から見た国際線ターミナル
「はねだ日本橋」から見た国際線ターミナル

「はねだ日本橋」からは、国際線ターミナルのロビーを一望できました。
なかなかに気持ちが良いものです。

■国際線の展望デッキ
国際線の展望デッキ

国際線の展望デッキ

国内線でもご紹介しましたが、国際線ターミナルにも勿論展望デッキがあります。
ここから一部の路線の離着陸を眺めることができます。

…が、東京湾方面に向かったこの展望デッキからでは、本サイトが求めるものを見ることができません。

■国際線ターミナルから見える武蔵小杉の高層ビル群
国際線ターミナルから見た武蔵小杉の高層ビル群

国際線ターミナルから見えた武蔵小杉の高層ビル群

…本サイトを長くご覧の方でしたらおわかりかと思いますが、見たかったのは武蔵小杉の高層ビル群であります。

手前に少々視界を遮るビルもありますが、高層ビルの上部がはっきりと見えました。

6年前、国内線ターミナルから武蔵小杉を見たときは大気の状態が悪くぼんやりしていたのですが、今回は比較的クリアな姿をとらえることができました。

■国際線ターミナルから見えた富士山
国際線ターミナルから見た富士山

羽田空港から武蔵小杉方面を見ているわけですから、少し角度をずらせば富士山も見えます。

これはもっと冬場でしたら、雪に染まった綺麗な姿を撮影することができるかと思います。


そのようなわけで、武蔵小杉と富士山を眺めて、本サイトといたしましては最大の目的を達成することができました。

それ以外にも商業施設や展望デッキなどもありますから、飛行機がお好きな方でしたら、休日の「プチ観光」としてもそれなりに楽しめるのではないでしょうか。

とりあえず7年越しのシリーズがひと段落つきまして、ほっとしております。

【関連リンク】
京浜急行バス 羽田空港⇔武蔵小杉
羽田空港 国際線ターミナル ポータルサイト
2008/3/4エントリ バスに乗って、ラゾーナへ(前編)
2008/3/5エントリ バスに乗って、ラゾーナへ(後編)
2008/4/5エントリ グリーンラインで、ノースポートへ(前編)
2008/4/6エントリ グリーンラインで、ノースポートへ(後編)
2008/7/19エントリ バスに乗って、トレッサ横浜へ(前編)
2008/7/20エントリ バスに乗って、トレッサ横浜へ(後編)
2008/8/13エントリ バスに乗って、IKEA港北へ(前編)
2008/8/14エントリ バスに乗って、IKEA港北へ(後編)
2008/11/29エントリ ラゾーナで食べる「佐世保バーガー」
2009/6/22エントリ ラゾーナ川崎プラザで買う「堂島ロール」と「ぼくのプリン」
2009/9/21エントリ ラゾーナ国のナゾーラ総理
2011/4/27エントリ 東急線に乗って、二子玉川ライズへ
2011/5/8エントリ リムジンバスに乗って、羽田空港へ(リムジンバス編)
2011/5/9エントリ リムジンバスに乗って、羽田空港へ(羽田空港編)
2015/2/7エントリ 南武支線を経由しても、行ける。「キリンビール横浜工場ファミリーツアー」参加レポート
2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編)
2015/8/11エントリ 東横線に乗って、みなとみらいの「カップヌードルミュージアム」
2015/9/5エントリ 武蔵小杉・二子玉川を結ぶ「玉11系統 FUTAKOSU BUS」本日運行開始、武蔵小杉目線で巡る乗車レポート

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2018年
02月23日

新鶴見操車場跡地をまたぐ「小倉跨線橋」から見た、武蔵小杉の高層ビル群

【Reporter:はつしも】

新川崎駅の周辺には、広大な「新鶴見操車場跡地」があります。
これはかつて京浜工業地帯への原料や製品等を運搬するための輸送インフラとして1929年に整備されたもので、現在はその役割を終えてマンションや事業所、慶應義塾大学の施設などの再開発が行われています。

この操車場があったために、東西に分かれた地域を行き来するためには現在でも大きな跨線橋で線路をまたぐ必要があります。
本エントリでは、そのうちのひとつ「小倉跨線橋」から見た武蔵小杉方面の風景をご紹介したいと思います。

■「小倉跨線橋」
小倉跨線橋

「小倉跨線橋」は、新川崎駅の南側にあります。
ここからさらに線路沿いに南下すると、2017/6/18エンリでご紹介した「ECOやぎプロジェクト」や、2017/5/25エントリでご紹介した「島忠ホームズ新川崎店」があります。

■跨線橋西側から見た武蔵小杉の高層ビル群
跨線橋西側から見た武蔵小杉の高層ビル群

西側から跨線橋にのぼると、武蔵小杉の高層ビル群がよく見えました。
右手奥に見える緑地は、「さいわいふるさと公園」や慶應義塾大学の新川崎タウンキャンパス(K2タウンキャンパス)のものです。

高層ビル群の左には、現在建設中の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」のタワークレーンの姿も確認することができました。

■跨線橋東側から見た武蔵小杉の高層ビル群
跨線橋東側から見た武蔵小杉の高層ビル群

一方、跨線橋の東側まで来てみると、さきほどは建物の陰で見えなかった「NEC玉川ルネッサンスシティ」もとらえることができました。
その左側には「レジデンス・ザ・武蔵小杉」「シティハウス武蔵小杉」「野村不動産武蔵小杉ビルN棟」など80m級のビルも見えます。

ここは横須賀線の線路があるため、武蔵小杉までの視界が大きく開けているのが特徴です。

横須賀線の線路を通過する、さまざまな貨物列車などを眺める鉄道ファンの方も多いようです。

■立ち並ぶ武蔵小杉のタワーマンション
立ち並ぶ武蔵小杉のタワーマンション

ある程度離れてみると、遠近感の補正は必要ですが、武蔵小杉のタワーマンションの位置関係・高さ・大きさなどをまた違った視点で確認することができます。

黒い躯体の「シティタワー武蔵小杉」は、高さ190mで「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」に次ぐ高さを有するとともに、建築面積が広い(太い)マンションです。

■富士通新川崎テクノロジースクエア
富士通新川崎テクノロジースクエア

小倉跨線橋に隣接した新鶴見操車場跡地には、「富士通新川崎テクノロジースクエア」が進出していました。
ここはかつてはパイオニアの本社がありましたが、2016年3月にヒューリックに売却されて富士通が入居、現在に至ります。

「富士通新川崎テクノロジースクエア」は、富士通のテレワーク制度(場所や時間にとらわれない労働形態)を支えるサテライトオフィスとしての機能を備えるほか、グループ企業の富士通クオリティ・ラボの本社なども入居しています。

■新鶴見操車場跡地に進出した「島忠ホームズ新川崎店」
島忠ホームズ新川崎店 

新鶴見操車場跡地には、バブル末期にはドーム球場建設などの計画が持ち上がりました。

その後経済状況も変わりまして長年未利用の状態が続いていましたが、近年になって前述の通り、マンションや島忠ホームズなどの商業施設の開発、慶應義塾大学や企業の進出などが形になってきています。

そんな新川崎周辺の変貌の向こうに武蔵小杉の高層ビル群を眺めつつ、時代の移り変わりを感じました。

【関連リンク】
川崎市幸区 新鶴見操車場
2013/8/17エントリ 横須賀線に乗って、夢見ヶ崎動物公園へ
2015/3/26エントリ 武蔵小杉目線で巡る、「新川崎スクエア」本日開業レポート
2017/5/25エントリ 武蔵小杉駅東口から臨港バスに乗って、「島忠ホームズ新川崎店」へ
2017/6/8エントリ 横須賀線沿い、新川崎駅近くのマンション建設予定空き地でヤギを飼育中。地域で人気の「ECOやぎプロジェクト」

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2018年
02月15日

中原地区消防出初式に登場した中原消防署の双腕作業機「ASTACO」を、つぶさに観察

【Reporter:はつしも】

2018年1月に等々力緑地で開催された「中原地区消防出初式」において、災害救助等に使われる双腕作業機「ASTACO」が展示されました。

「ASTACO」は2008年10月に東京消防庁にはじめて配備されたのち、2機目の改良型が2011年3月に東京消防庁および川崎市消防局(中原消防署)に配備されたたいへんユニークな作業機です。

今回の展示では出初式終了後もしばらくフリーで「ASTACO」を見ることができましたので、この機会に細かいところまで観察してみました。

■双腕作業機「ASTACO」
双腕作業機ASTACO 

■「ASTACO」のネーム
「ASTACO」のネーム

「ASTACO」は、日立建機が2005年に開発した作業機です。

「ASTACO」とは「Advance System with Twin Arm for Complex Operation)」の略で、その名前の通り役割の異なるツインアームを複合的に稼動させてさまざまな作業をこなすことができます。

■「ASTACO」のツインアーム
「ASTACO」のツインアーム

■右腕「つかむ」
 右腕「つかむ」

■左腕「切る」
左腕「切る」

「ASTACO」のツインアームは、右腕が「つかむ」手、左腕が「切る」カッターになっています。

この組み合わせにより、「つかみながら切る」「支えながら引っ張り出す」「長いものを折り曲げる」などの作業ができます。

さらには「軟らかく壊れやすいものをしっかり持つ」といった、デリケートな操作も可能ということで、リサイクル分野、危険物処理、災害救助などのシーンで活躍しています。
災害救助であれば、崩れないようにがれきを支えながら下敷きになったものを引っ張り出したりもできるわけですね。

■「ASTACO」の長いアーム
「ASTACO」の長いアーム 
 
■操縦席
操縦席

操縦席 

ご覧の通りアームは長く、複数の関節で動くようになっています。

その操作方法は、座席の左右に配置されたジョイスティック型のレバーを前後左右に動かすと、アームがそれに同期した動きをするというものです。

「機動戦士ガンダム」などのロボットアニメーション作品では一般的な操作体系ですが、現実の作業機等でこれを実現したものは当時世の中にはなく、画期的なものでした。

「ASTACO」の開発者は、実は無類のガンダムファンだったのだそうです。
長年の夢が結実したのが、この双腕作業機だったのではないでしょうか。

■旋回内立ち入り禁止
旋回内立ち入り禁止

この日は間近で観察することができましたが、稼働中はもちろん旋回内立ち入り禁止です。
挟まれている「ピクトさん」が、受難の図ですね。

■「ASTACO」と武蔵小杉のタワーマンション
「ASTACO」と武蔵小杉のタワーマンション

等々力緑地の広場からは、「ASTACO」の向こうに武蔵小杉のタワーマンションをのぞむことができました。

「ASTACO」はこれまでにも「なかはら“ゆめ”区民祭」や「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」などにも登場していますし、また中原消防署でもその姿を見ることができます。

イベントや中原消防署に立ち寄られた際に、細部を見てみると面白いと思います。

■区民祭での「ASTACO」展示
区民祭での「ASTACO」展示

【関連リンク】
日立建機ウェブサイト 事業紹介 双腕作業機
2011/6/29エントリ 中原消防署に双腕作業機「ASTACO」配備
2013/1/2エントリ 中原消防署の消防車ペーパークラフト
2014/9/13エントリ 中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」で団員募集PR
2016/10/16エントリ 「第38回なかはら“ゆめ”区民祭」開催レポート:川崎市消防救助隊発足50周年記念展示に双腕工作車「ASTACO」が登場

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2018年
02月11日

平間配水所用地に16,000平米の多目的広場「FUSOグリーンガーデン」が供用開始、川崎市中部学校給食センターに続き用地の有効活用が進む

【Reporter:はつしも】

川崎市では、平間配水所の用地の有効活用を進めています。
川崎市立中学校の学校給食を提供する「川崎市中部学校給食センター」が2017年12月1日から稼働しているほか、その隣接地には「川崎市動物愛護センター」の建設も進められています。

このたび、川崎市中部学校給食センターの隣接地に多目的広場「FUSOグリーンガーデン」が完成し、2018年1月10日より供用開始となりましたので、ご紹介します。

■川崎市中部学校給食センター
川崎市中部学校給食センター 

まずこちらは、川崎市中部学校給食センターです。
その稼働開始については、2017/12/1エントリにおいてご紹介をしておりました。

同センターは1日1万食の供給能力を有しており、今井中・住吉中・井田中・中原中・宮内中・西中原中・玉川中・平間中・日吉中・高津中・西高津中・野川中・平中・稲田中への配送が行われています。

上記は同センターの写真ですが、その左側に見えているのがこのたび供用開始になった「FUSOグリーンガーデン」です。

■「FUSOグリーンガーデン」
「FUSOグリーンガーデン」

「FUSOグリーンガーデン」

■「FUSOグリーンガーデン」の案内図
「FUSOグリーンガーデン」の案内図

「FUSOグリーンガーデン」は、川崎市が平間配水所の土地利用を推進するにあたり、パブリックコメントに基づいて整備方針を定めました。

災害時に一時避難場所にも活用できる芝生の広場や多目的広場を設置することなどを貸付条件として一般競争入札を実施し、三菱ふそうトラック・バス株式会社に貸付されたものです。

同社がこの広い用地の整備を実施し、同社のブランド名を冠した「FUSOグリーンガーデン」としてオープンしています。

敷地面積は約16,000㎡、そのうち芝生の広場が約9,200㎡、多目的広場が約2,000㎡という構成になっています。

■多目的広場
多目的広場

敷地の大部分を占める芝生の広場は養生中につき、2018年6月頃まで利用ができないのですが、上記写真の多目的広場はすでに供用開始されています。

多目的広場はグラウンドゴルフを除き「球技の試合」には使えませんが、これだけのスペースが活用できます。

■ストレッチ・運動器具
ストレッチ器具

ストレッチ器具 

運動器具 

「FUSOグリーンガーデン」には、2か所に運動器具・ストレッチ器具が設置されています。
上記1点目は腹筋運動、2点目は座って後ろにのけぞるストレッチ、3点目はあん馬のような運動器具です。

■あん馬ベンチのピクト
あん馬ベンチの説明

それぞれの器具には、使い方を示すピクトが貼付されています。

腹筋などは簡単ですが、「あん馬ベンチ」はなかなか難しそうですね。

■あずまや
あずまや

■太陽光発電の照明
太陽光発電の照明

敷地内は広場が中心で、あまり人工物は設置されていません。

その中でもあずまやや、太陽光発電の照明などが目に留まりました。

■車いす対応の水道
車椅子対応の水道 

車椅子対応の水道

こちらは、車椅子対応の水道です。

右側の蛇口に、車椅子を寄せて利用できるようになっています。
そのため、周囲に手すりが設置されているわけです。

■「FUSOグリーンガーデン」から見た川崎市中部学校給食センター
「FUSOグリーンガーデン」から見た川崎市中部学校給食センター

■同じく、平間配水所の調圧塔
平間配水所の調圧塔

視界の開けた「FUSOグリーンガーデン」からは、隣接する川崎市中部学校給食センターや、平間配水所の調圧塔などが見えました。

平間配水所の調圧塔については、2016/9/7エントリでもご紹介しておりますので、目の前から見上げた姿などはそちらをご参照ください。

■利用時間
利用時間

最後に、「FUSOグリーンガーデン」の利用時間をご紹介しておきましょう。
上記の通り、4月~9月は6:00~18:00、10月~3月は7:00~17:00となっています。

その他、都合により当日閉園する可能性もありますので、ご留意くださいね。



■三菱ふそう川崎工場での「ダイムラー・グループファミリーデー」
高所作業のリフト 

ふわふわ 

■「三菱ふそうトラック・バス川崎工場」の「福島ひまわり里親プロジェクト」
「三菱ふそうトラック・バス川崎工場」の「福島ひまわり里親プロジェクト」

「FUSOグリーンガーデン」をご紹介してお分かりの通り、これは三菱ふそうトラック・バスにとってはコスト負担はあっても売上等につながるものではありません。

「FUSO」の名前を冠してPR効果見込めますが、基本的に地域貢献活動の一環ということになるでしょう。

本サイトでは、これまでに中原区の三菱ふそう川崎工場における「ダイムラー・グループファミリーデー」や「福島ひまわり里親プロジェクト」などをご紹介してきました。

同社は中原区・幸区に大規模な工場を展開する企業として、地域貢献の視点も重視しているように思います。

■「FUSOグリーンガーデン」のマップ


【関連リンク】
川崎市上下水道局 ~平間配水所用地の有効利用~ 「FUSOグリーンガーデン」がオープンします!

(平間関連)
2011/7/16エントリ 「ガス橋」と平間の渡し
2014/11/21エントリ 下平間のバス停「住宅前」と、「武道館前」
2014/11/28エントリ 川崎市動物愛護センターが中原区上平間に2018年度移転へ
2015/5/26エントリ  南武線各駅開業88周年記念展示(4):「平間駅」
2016/9/7エントリ 臨海部の工業用水を支える「平間配水所」の調圧塔と、川崎市中部学校給食センター・動物愛護センター整備
2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる
2017/12/1エントリ 川崎市立中学校の学校給食が本日より完全実施、中原区内では上平間の中部学校給食センターから配送を開始
2018/1/9エントリ 多摩川近くの風車状交差点「古市場交差点」周辺の、昭和の街並みを巡る

(三菱ふそう関連)
2016/11/27エントリ 武蔵小杉視点で巡る、三菱ふそう川崎工場の「2016ダイムラー・グループ ファミリーデー」開催レポート
2017/2/25エントリ 三菱ふそうが中原区西加瀬の「川崎工場第二敷地」約10万平米を大和ハウス工業に売却、2019年3月以降に大規模開発を実施へ
2017/8/15エントリ 三菱ふそうトラック・バス川崎工場が「福島ひまわり里親プロジェクト」でヒマワリを栽培中、育てた種はふたたび福島へ
2017/8/18エントリ 時代の波に消えた、市ノ坪の強豪「三菱ふそう硬式野球部」と、グラウンド跡地にオープンした「新・川崎住宅公園」

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2018年
02月05日

2018年1月23日、大雪翌朝の武蔵小杉の雪景色。多摩川には幻想的な「川霧」が発生

【Reporter:はつしも】

2018年1月22日の関東地方は、4年ぶりの大雪となりました。
武蔵小杉周辺も雪景色となりまして、当日夜の模様を同日のエントリでご紹介しておりました。

湿度が上がった翌日1月23日の朝方には、多摩川の一面に幻想的な「川霧」が発生していましたので、その他の雪景色とともにご紹介します。

■武蔵小杉から多摩川方面の雪景色
武蔵小杉から多摩川方面の雪景色

武蔵小杉からは、遠く多摩川方面を望むことができます。
前夜に降り続いた雪が周辺のビル屋上などを真っ白に染めて、朝には風景が一変していました。

■等々力陸上競技場と、多摩川の川霧
多摩川の「川霧」

二子玉川と、多摩川の川霧 

「川霧」とは、冷え切った大気が暖い川の水に触れて湯気のように立ち上ることで発生します。
多摩川の水も勿論冷たいわけですが、それよりも気温が下がるのが発生条件です。

ご覧の通り多摩川の水面が見えないほどに霧で覆われ、たいへん幻想的な風景となりました。

この川霧が多摩川で発生するのは珍しく、近隣で撮影をされた方も多かったようです。

■新設「小杉小学校」の雪景色
新設「小杉小学校」の雪景色

それでは続けて、一夜明けた雪景色を見ていきましょう。
こちらは新設される「小杉小学校」の雪景色です。

こういった人が立ち入らない、広い敷地は見事に雪が積もりますね。

■武蔵小杉駅北口の雪景色
武蔵小杉駅北口の雪景色

一方こちらは、武蔵小杉駅北口ロータリーの雪景色です。
バスなど車が通りますから、雪がシャーベット状になります。

■武蔵小杉駅に入線した南武線
武蔵小杉駅に入線した南武線

この日は南武線の線路や、車両の上にも雪が積もっていました。

線路内も整備などを除いて基本的には人が立ち入りませんから、綺麗なものです。

■ガリバー武蔵小杉店の車
ガリバー武蔵小杉店の車

他に雪が積もりやすいところといえば、車の上です。
小杉御殿町交差点の中古車販売店「ガリバー武蔵小杉店」に展示された車の上には、こんもりとした雪が積もっていました。

■二ヶ領用水の雪景色
二ヶ領用水の雪景色

二ヶ領用水の雪景色

最後に、二ヶ領用水にも立ち寄ってみたいと思います。

二ヶ領用水沿いの遊歩道も、真っ白になっていました。

■ベンチに積もった雪
ベンチに積もった雪

ベンチの上を見ると、積雪量がわかりやすいですね。

武蔵小杉でこのくらいの積雪になることは、例年あまりありません。

いつもの風景が一変した姿を、本エントリに記録として残しておきたいと思います。

【関連リンク】
2008/1/23エントリ 武蔵小杉に降る雪
2008/2/3エントリ 武蔵小杉に降る雪(再)
2008/4/30エントリ 武蔵小杉にツツジが咲く頃
2010/2/5エントリ 武蔵小杉に降る雪(2010年2月)
2011/2/16エントリ 武蔵小杉に降る雪(2011年2月)
2012/1/24エントリ 武蔵小杉に降る雪(2012年1月)
2012/1/29エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地に残る雪
2012/2/29エントリ 武蔵小杉に降る雪(2012年2月)
2013/1/14エントリ 武蔵小杉に降る雪(2013年1月)と、東急バスのタイヤチェーン装着
2014/2/8エントリ 武蔵中原に降る雪
2014/2/9エントリ 大雪の翌日、武蔵小杉の雪だるまと雪かき作業
2014/2/15エントリ 東急元住吉駅で東横線衝突事故が発生:一部区間で運転再開、16日始発より全線復旧見込
2014/2/18エントリ 2月14日の大雪により、二ヶ領用水の八重桜が倒れる
2016/1/18エントリ 武蔵小杉のこすぎコアパーク・家族の絆モニュメント・新駅前・グランツリーなど新スポットに今冬初の積雪
2018/1/22エントリ 武蔵小杉に4年振りの大雪。JR武蔵小杉駅入場規制の行列が伸び、武蔵小杉東急スクエア・ららテラス武蔵小杉が19時に早期閉館

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2018年
01月24日

川崎市が「Colors,Future! いろいろブックフェア」を展開、来春リニューアル準備中の「屋台のある本屋 新城劇場」が1月27日(土)まで「よりみちブックス」を開店中

【Reporter:たちばな】

2017年4月1日に、武蔵新城駅前に古本屋を軸にしたコミュニティスペース「屋台のある本屋 新城劇場」が実験的にオープンしました。

読書会・朝ごはん会などのイベント開催のほか、本を販売する「屋台」を小ブロックごとに貸し出す取り組みなどを展開していましたが、実験期間を終えて同年9月30日をもって一旦営業終了となっていました。

「新城劇場」は、来春に「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」としてリニューアルオープンを予定しています。

それに先立って、同店では川崎市シティプロモーション室の事業「Colors,Future! いろいろブックフェア」の一環として、1月27日(土)まで「よりみちブックス」の名称でブックフェアを開催していますので、ご紹介します。

■「屋台のある本屋 新城劇場」(よりみちブックス)
リニューアル中の「新城劇場」

「屋台のある本屋 新城劇場」 

新城劇場

「屋台のある本屋 新城劇場」は、JR武蔵新城駅の駅前一等地にあります。
ガラス張りの明るい店内の中に、いくつかの本棚が並んでいます。

川崎市の報道発表資料では「よりみちブックス」が名称になっていますが、お店の看板は従来通り「屋台のある本屋 新城劇場」です。

■ブックフェア企画①「Colors,Future!ブックセレクション」
ブックフェア企画①「Colors,Future!ブックセレクション」

今回のブックフェアの企画の一つが、「Colors,Future!ブックセレクション」(上記写真中央のタワー)です。

ここでは多様性・つながりを共通テーマとして、幅広い本をレコメンド(おすすめ)しています。

■ブックフェア企画②「つながり絵本の展示」
Colors,Future!ブックセレクション 

「つながり絵本の展示」

もうひとつの企画が、「つながり絵本の展示」です。

テーマに沿ってご近所さん、知り合いから募った「次世代に届けたい絵本」をメッセージ付きで展示しています。
この中には、かわさきFMの番組「まるラジ」メンバーが選んだ絵本の展示も行われていました。

なお、この企画はどなたでも「次世代に届けたい絵本」を持参して参加ができるということです。
詳細につきましては、店舗にてご確認ください。

■ブックフェア企画③「キットパスでお絵かき」
キットパスでお絵かき 

そしてもうひとつの企画は、「キットパスでお絵かき」です。

絵本を読んでイメージした絵を、「新城劇場」のウインドウに大きく描くワークショップが最終日、1月27日(土)13:30~15:00に開催されます。
このワークショップは無料で、予約等も不要で当日参加できます。

現在描かれているのは、人気の高い絵本「スイミー」の世界です。

■従来からの「新城劇場」の本
従来からの「新城劇場」の本

その他、従来より「新城劇場」で取り扱っていた古本も本棚に並んでいました。
こちらはコミュニティスペースらしく、まちづくりやソーシャルデザイン関係の書籍が多く並んでいます。

本の量は多くありませんが、言ってみればセレクトショップのようなものです。
まちづくりなどに関心のある方なら、楽しめるのではないでしょうか。

このセレクトは、新潟で「ツルハシブックス」などユニークな書店を立ち上げてきた西田卓司さんの手によるもので、「10代に読んでほしい本」をひとつのコンセプトにしているということです。

■「新城劇場」のリニューアル模型
「新城劇場」のリニューアル模型 

冒頭に申しあげた通り、「新城劇場」(よりみちブックス)は1月27日(土)をもって終了し、
 来春に「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」としてリニューアルオープンします。

その完成模型が、店内に展示してありました。


「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」では、従来の古本のセレクトショップは「よりみちブックス」コーナーとして残しつつ、作家のてづくり品を販売できる「物販レンタルボックス」、読書やラジオ収録など多目的な「ちいさいおうちスタジオ」、川崎さんの野菜や果物を使ったクレープ・ジェラートを販売する「Rivegee」が加わります。

ざっくり申し上げれば、コミュニティ機能を有した地産地消ブックカフェということになろうかと思います。

■武蔵新城駅前の店舗
武蔵新城駅前の店舗

ここまで読んでいただいて、「そんなコンセプトの書店をよく駅前で?」とお思いになった方も多いのではないかと思います。

この場所は駅前の利便性の高い場所ですから、ビルオーナーとしてはより収益性の高いテナントを誘致することも可能なはずです。
一方「新城劇場」は、あくまでも「人と本」「人と人」が出会うコミュニティスペースで、大きな売上が立つようなお店ではありません。

実はこれはビルオーナーの方ご自身が「こういうコンセプトでやってみたいと」前述の西田さんと協力して始められたもので、ビルの賃料相場や、利益等は完全に度外視されているそうです。

武蔵小杉でもさまざまな地域活動、イベントを展開するのに「場所がない」という声を聞きますが、このようにビルオーナーの方が協力されるのは、たいへんありがたいことですね。

昨年の「社会実験」を経て、「新城劇場」改め「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」がどのような発展をしていくか、楽しみにしております。


「新城劇場」または「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」の情報は、facebookページなどに掲載されています。

なお、遠方ですのでイメージギャップがないように念のためおことわりしておきますが、単に本屋に行きたいだけであれば、武蔵小杉からわざわざ出向かなくても良いと思います。
蔵書量は限られていますし、紀伊國屋書店武蔵小杉店でも、ソーシャル系の本棚は比較的充実しています。

新しいまちづくりの取り組みやコミュニティに触れてみたい方でしたら、訪問してみると面白いのではないでしょうか。

■元住吉の個性ある古書店「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」
元住吉の個性ある古書店「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」

そういえば、2017/1/31エントリでは、元住吉のサブカル系に強い古本・中古CDのお店「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」をご紹介しました。

大型書店も良いですが、こういった個性のある古書店も楽しいと思います。

■「いろいろブックフェア」(新城劇場)の開催概要
開催日時 2018年1月21日(日)~27日(土)11:00~20:00
会場 「新城劇場」(よりみちブックス)中原区上新城2-9-1
内容 ●「Colors,Future!ブックセレクション」
よりみちブックスのテーマは多様性、つながり、メッセージ。  絵本からマンガまで、大人も楽しめる幅広い選書が特徴。

●「つながり絵本の展示」
テーマに沿ってご近所さん、知り合いから募った「次世代に届けたい絵本」をメッセージ付きで展示 かわさきFM「まるラジ」メンバーが選んだ絵本の展示もあります。

●「キットパスでお絵かき」
絵本を題材にして、店舗正面のショーウィンドウにキットパスでお絵かき。
Web ●川崎市ウェブサイト Colors,Future!いろいろブックフェア 本でつながる川崎の多様性~次世代へのメッセージ~
●新城劇場 facebookページ
●Book&Cafe stand Shinjo Gekijo facebookページ

■マップ


【関連リンク】
まるラジ ウェブサイト
ツルハシブックス ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:書店 屋台のある本屋 新城劇場
2017/1/31エントリ 元住吉の、遊び心のある古本と中古CD・自主制作CDのお店。「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」

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2018年
01月20日

スポーツ・防災・安全安心イベント「110カップ」が等々力陸上競技場で本日開催、非常食アレンジメニューや機動隊車両、富士通レッドウェーブシュートチャレンジが人気に

【Reporter:はつしも】

本日、等々力陸上競技場とその周辺において「平成29年度第67回 110カップ」が開催されました。

等々力陸上競技場で開催された「第67回神奈川県中学校サッカー大会」を中心としつつ、それに並行して「中原警察署広報大使 川崎純情小町☆110番啓発イベント」「スポーツふれあいコーナー」「安全安心 大ふれあいコーナー」「災害フードフェス」が同時に競技場前で展開されました。

■「平成29年度第67回 110カップ」
110カップ 

「神奈川県全国中学校サッカー大会」は、これまで67回にわたって開催されてきた毎年恒例のスポーツ大会です。
その準決勝・決勝が本日の等々力陸上競技場(準決勝1試合は等々力第1サッカー場)で行われました。

ただ、今回は等々力陸上競技場前で防災・安全安心・スポーツをテーマにした企画が展開され、合同イベントの形式となりました。
「110カップ」とは、それらを包括する全体イベント名称です。

■「災害フードフェス」
「防災フードフェス」

まずは「災害フードフェス」からご紹介していきましょう。
「災害フードフェス」は昨年こすぎコアパークで初開催されたイベントで、防災に関連する食品や備品、生活ノウハウなどに触れることができます。

■アルファ米「レスキューライス」
アルファ米「レスキューライス」

こちらは、アルファ米「レスキューライス」です。

アルファ米とはお米を炊き上げたあとに急速乾燥させたもので、お湯をかけるとまた食べられるようになります。

ただ、非常食ですので、当然ながら味や食感の面では今どきの炊飯器の「炊き立てごはん」と比べることはできません。

■備蓄食品アレンジメニュー「アルファ米のトマトリゾット」
トマトリゾット

「災害フードフェス」は、そのような備蓄食品をおいしくいただく「アレンジメニュー」の販売が行われていました。

こちらはアルファ米を使った「トマトリゾット」です。

リゾットとして調理することで、アルファ米が魔法のように美味しく、食感も心地よく仕上がっていました。

■非常食クラッカーのアレンジフード(チーズ)
備蓄食品クラッカーのチーズサンド

続いてこちらは、非常食のクラッカーでチーズを挟んだアレンジフードです。
食べ方としてはポピュラーなものですね。

備蓄する非常食にも賞味期限がありますから、必要に応じてうまくアレンジして消費していくとよいと思います。

■通常のスペアリブ
スペアリブ

「災害フードフェス」では、非常食やアレンジフードだけでなく、通常のフード・ドリンクも販売されていました。

こちらでランチを済まされていた方も、いらっしゃったかと思います。

■「TAMAGAWA CAMP」の炊飯手法紹介
「TAMAGAWA CAMP」の炊飯手法紹介

続いて、多摩川河川敷などでのキャンプ体験を推進するグループ「TAMAGAWA CAMP」による出展です。

上記写真はアウトドアでのお米の炊飯手法を紹介したもので、お米と水を普通のジップロックに入れて、それをお鍋で加熱しています。

これの何が良いかと申しますと、きれいな水はジップロックの中だけの最小限だけでよく、お鍋の水は飲食に適していなくても炊飯ができるということです。

こうしたノウハウは、アウトドアだけでなく、水が貴重品となる災害時にも同様に役立つというわけです。

■水・火・電気が確保できるサバイバルパッケージ
水・火・電気が確保できるパッケージ

「TAMAGAWA CAMP」では、水・火・電気が確保できるサバイバルパッケージを推奨していました。

水を持ち歩くのは限界がありますので、パッケージに入っているのはコンパクトな浄水器。
火はマグネシウムを活用した発火器がありました。
電気は、太陽光で発光や携帯電話の充電ができます。

■湯沸かし器
湯沸かし器

こちらはそのパッケージ内に入っていたもので、湯沸かし器です。

下から燃料で加熱すると、その熱は湯沸かし器中央の空洞を通って上に抜けていきます。
それにより、少ない燃料を最大限活用して湯沸かしができるというものです。

■「TAMAGAWA CAMP」の火おこし体験
火おこし体験

「TAMAGAWA CAMP」では、火おこし体験も行っていました。
小さいお子さんでも頑張って、苦戦しながらも最後には見事に火をおこすことができました。

■「安全安心 大ふれあいコーナー」での働く車の展示「GTRパトカー」
「安全安心 大ふれあいコーナー」での働く車の展示

GTRパトカー

それでは続いて、「安全安心 大ふれあいコーナー」も見ていきましょう。
ここでは神奈川県警・川崎市消防局・川崎市清掃局による「働く車」の展示が行われていました。

上記写真は日本で1台しかいない、現役の「GTRパトカー」です。

■「DJポリス」車両
「DJポリス」車両

こちらは、下は通常の車両ですが、その上に警察官が登れるお立ち台が設置されています。

渋谷の交差点で有名になった「DJポリス」が混雑整理のために使っていたものと同タイプの車両で、大きなスピーカーがついていました。

神奈川県では、花火大会などで使われているということです。

■神奈川県警のブルトーザー
神奈川県警のブルトーザー

フロンターレブルーのような青がまぶしかったのは、ブルトーザーです。
これも神奈川県警の車両でした。

普段はなかなか見る機会がないタイプの警察車両ですね。

■機動隊車両
機動隊車両

さらにこちらも神奈川県警の、機動隊車両です。
扉が開いていまして、この中には何があるかと申しますと…、

■トイレ車両
トイレ車両

トイレ車両

■シャワー車両
シャワー車両

複数の機動隊車両の中には、トイレやシャワーなどがありました。

非常時など、さまざまな利用シーンを想定したものかと思います。
用途に応じて、出動する機動隊車両が決定されるのでしょう。

■神奈川県警第二機動隊のマーク
神奈川県警第二機動隊のマーク

これらの車両には、いずれも上記の「2」のマークがついていました。
これは、神奈川県警第二機動隊のマークです。

神奈川県警第二機動隊は、中原区木月の矢上川沿いに大きな施設がありまして、「地元部隊」ということになります。

■川崎市消防局の車両
川崎市消防局の車両

■ミニ制服を着ての記念撮影
ミニ制服を着ての記念撮影

■スケルトンごみ収集車
スケルトンごみ収集車

■スケルトンごみ収集車の内部
スケルトンごみ収集車

「働く車」は、神奈川県警以外にも、川崎消防局の車両や、清掃局の「スケルトンごみ収集車」が来ていました。

「スケルトンごみ収集車」はコスギフェスタにも毎年登場するなど、本サイトでこれまでにもご紹介をしておりました。

■「ピーガルくん」と「リリポちゃん」
「ピーガルくん」と「リリポちゃん」

会場には、神奈川県警のマスコットキャラクター「ピーガルくん」と「リリポちゃん」が来ていました。
「リリポちゃん」の着ぐるみは、初めて見たかもしれません。

二人はちゃんと身長差が設定されていたのですね。

■富士通レッドウェーブの「スポーツふれあいコーナー」
富士通レッドウェーブの「スポーツふれあいコーナー」

スポーツふれあいコーナー

そして今回の中心はスポーツということで、「スポーツふれあいコーナー」です。
ここでは「富士通レッドウェーブ」のバスケットゴールチャレンジが行われていました。

1球で見事ゴールできると、富士通レッドウェーブの観戦チケットがプレゼントされました。

■「川崎純情小町☆」もチャレンジ
川崎純情小町☆もチャレンジ

今回の「110カップ」には、中原警察署広報大使として川崎市のご当地アイドル「川崎純情小町☆」も参加しています。

「川崎純情小町☆」の皆さんも、啓発活動の合間にシュートチャレンジをしていました。

■神奈川県中学校サッカー大会決勝 希望ヶ丘vs千代戦
神奈川県中学校サッカー大会 決勝「希望ヶ丘vs千代戦」

神奈川県中学校サッカー大会

「川崎純情小町☆」が110番啓発イベントを行っていたのが、「平成29年度第67回 神奈川県中学校サッカー大会」です。

その準決勝・決勝が等々力陸上競技場で本日実施されました。
決勝戦は希望ヶ丘中学校と千代中学校の対戦となり、希望ヶ丘が優勝しました。

残念ながら武蔵小杉周辺の地元チームは上位進出なりませんでしたが、中学校のトップレベルの試合はやはり上手で、普通に観戦しても楽しめました。

等々力陸上競技場では今年、お正月に全国高校サッカーも開催されていました。
川崎フロンターレのトップチームだけでなく、ユース、高校サッカー、中学校と、さまざまな試合が行われています。

 今回の「110カップ」を通じて、また新しい発見がいくつもありました。

今後継続的に開催されるかどうかはわかりませんが、初開催の合同イベントとしてご紹介させていただきました。

■「110カップ」の開催概要
日時 2018年1月20日(土)9:00~16:00
会場 等々力陸上競技場およびその周辺(B階段側 旧日本庭園付近)
入場料 無料
内容
※詳細後記
<等々力陸上競技場内>
●第67回神奈川県中学校サッカー大会
●中原警察署広報大使 川崎純情小町☆ 110番啓発イベント
<等々力陸上競技場外>
●スポーツふれあいコーナー
●安全安心 大ふれあいコーナー
●災害フードフェス
主催 神奈川県中原警察署
協力 神奈川県中学校体育連盟 サッカー専門部、一般社団法人神奈川県サッカー協会3種中学校部会、株式会社川崎フロンターレ、株式会社ホワイトウルフ、川崎市役所、中原区役所、中原消防署、かわさきスポーツパートナー、トビラ株式会社、溝の口減災ガールズ、TAMAGAWA CAMP、株式会社ホクシン
協賛 南荘石井事務所 セシーズイシイ、ジェクト株式会社、株式会社エヌアセット
Web ●中原警察署 平成29年度 第67回 110カップ
●第67回神奈川県中学校サッカー大会


【関連リンク】
川崎純情小町☆ ウェブサイト
2017/11/26エントリ 中原警察署×コスギスイッチON!「交番の日制定記念日イベント」が11月27日(月)開催、「災害フードフェス」も同時開催
2018/1/18エントリ 等々力陸上競技場でスポーツ・防災・安全安心の合同イベント「110カップ」が1月20日(土)開催、「川崎純情小町☆」啓発ミニライブや「災害フードフェス」など同時開催

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2018年
01月18日

等々力陸上競技場でスポーツ・防災・安全安心の合同イベント「110カップ」が1月20日(土)開催、「川崎純情小町☆」啓発ミニライブや「災害フードフェス」など同時開催

【Reporter:はつしも】

2018年1月20日(土)に、等々力陸上競技場とその周辺においてスポーツと防災の合同イベント「110カップ」が開催されます。

「110カップ」とは、中原警察署が神奈川県中学校体育連盟や川崎フロンターレなどの協力により開催する合同イベントの総称です。
1月10日の「交番の日」にあわせて、「110番」を身近に感じていただきつつ、安全安心の地域社会の実現を目指すものとなっています。

本イベントでは、大きく分けて「第67回神奈川県中学校サッカー大会」「中原警察署広報大使 川崎純情小町☆110番啓発イベント」「スポーツふれあいコーナー」「安全安心 大ふれあいコーナー」「防災フードフェス」の5つのイベントが同時開催されます。

■「平成29年度第67回 110カップ」
平成29年度第67回 110カップ

■「110カップ」の開催概要
日時 2018年1月20日(土)9:00~16:00
会場 等々力陸上競技場およびその周辺(B階段側 旧日本庭園付近)
入場料 無料
内容
※詳細後記
<等々力陸上競技場内>
●第67回神奈川県中学校サッカー大会
●中原警察署広報大使 川崎純情小町☆ 110番啓発イベント
<等々力陸上競技場外>
●スポーツふれあいコーナー
●安全安心 大ふれあいコーナー
●災害フードフェス
主催 神奈川県中原警察署
協力 神奈川県中学校体育連盟 サッカー専門部、一般社団法人神奈川県サッカー協会3種中学校部会、株式会社川崎フロンターレ、株式会社ホワイトウルフ、川崎市役所、中原区役所、中原消防署、かわさきスポーツパートナー、トビラ株式会社、溝の口減災ガールズ、TAMAGAWA CAMP、株式会社ホクシン
協賛 南荘石井事務所 セシーズイシイ、ジェクト株式会社、株式会社エヌアセット
Web ●中原警察署 平成29年度 第67回 110カップ
●第67回神奈川県中学校サッカー大会

■「110カップ」のプログラム
第67回神奈川県中学校サッカー大会

中原警察署広報大使 川崎樹上小町☆ 110番啓発イベント
●10:00 準決勝① 桐蔭学園vs希望ヶ丘(等々力第1サッカー場)
●10:00 準決勝② 鵠沼vs千代(等々力陸上競技場)
●11:15 第3位表彰式(※延長繰下げあり)
●13:20 川崎純情小町☆啓発イベント(10分)
●14:00 決勝キックオフ
●14:30 川崎純情小町☆啓発イベント(10分
●15:15 優勝・準優勝表彰式(※延長繰下げあり)
スポーツふれあいコーナー ●9:00~14:00
かわさきスポーツパートナー・富士通レッドウェーブによるバスケットシュートチャレンジ。
高得点の方には試合観戦チケットをプレゼント!
安全安心 大ふれあいコーナー 普段じっくり見ることのないパトカー、ミニ白バイ、機動隊車両、消防車、ごみ収集車(スケルトン車)等、多数の働く車を展示!
記念撮影や乗車体験も。日本で最後の1台!現役GTRパトカーも登場!
災害フードフェス 防災や安全にまつわる備品や食品、ノウハウについて楽しく気軽に触れていただき、いざという時に活かしてもらう、普段の備えを見直してもらう機会をご提供。物販や備蓄食品のアレンジメニュー、ワークショップのほか、市内のキッチンカーも災害フードフェスに登場。備蓄食品アレンジメニューのほかにも、中原区の人気の飲食店のフードやドリンクを楽しんで!

<出店店舗>
●菓子工房ichie
●Fromage&Food mikoto
●新城テラス
●Cafe Hat
●la mia formace
●KITCHEN.3104
●三陸女川漁師処 藩次郎
●溝の口減災ガールズ
●ジェクト株式会社
●JTRコーポレーション
●TAMAGAWA CAMP
●スペアリブハウス HOWDY

■「川崎純情小町☆」
 「川崎純情小町」

「110カップ」では、「第67回神奈川県中学校サッカー大会」の開催を中心としつつ、その周辺でスポーツや防災、働く車の展示など、さまざまな企画が展開されています。

サッカー大会においては、準決勝と決勝の間、そして決勝のハーフタイムにご当地アイドル「川崎純情小町☆」が登場し、110番の啓発活動としてミニライブを実施します。

■各種イベントが開催される等々力陸上競技場前
等々力陸上競技場 

■富士通レッドウェーブ
持ち上げてもらってシュート
※写真は富士通フェスティバル。本イベントで車いすは登場しません。

そして等々力陸上競技場前では、さまざまなイベントが開催されます。
ひとつはスポーツつながりで、富士通の女子バスケットボール部「富士通レッドウェーブ」による「スポーツふれあいコーナー」です。

上記写真(富士通フェスティバルで車椅子バスケをテーマにしたもの)とはイベント内容が異なりまして、今回は会場に設置したバスケットゴールでシュートチャレンジを行います。

高得点の方にはレッドウェーブの観戦チケットがプレゼントされるということです。

■「安心安全 大ふれあいコーナー」ではパトカーなどを展示
ふれあいコーナー

パトカーなどの展示
※写真はこすぎコアパークでの「交番の日制定イベント」(提供写真)

また今回は「安心安全 大ふれあいコーナー」と題して、パトカー、ミニ白バイ、機動隊車両やごみ収集車など「働く車」が展示されます。
地域イベントでお馴染みの、車両との記念撮影もできます。

今回は日本で最後の1台と言われる、現役の「GTRパトカー」も登場予定です。

■「災害フードフェス」(※写真は第1回)
災害フードフェス

災害フードフェス

災害フードフェス
※写真はこすぎコアパークでの「交番の日制定イベント」(提供写真)

さらに等々力陸上競技場前では、「災害フードフェス」も開催されます。

「災害フードフェス」は、2017年11月27日にこすぎコアパークで開催された「交番の日制定イベント」で初めて実施されたものです。

川崎市内の団体による災害備蓄品のアレンジフードの紹介、ワークショップに加えて、今回はキッチンカーも登場して中原区内の人気店のフード・ドリンクも楽しめる構成になっています。


「110カップ」は、スポーツからご当地アイドル、防災・防犯、そしてグルメまで、幅広くカバーしたイベントに仕上がっています。

このような形の合同イベントとして開催されるのは初めてのことですので、等々力陸上競技場まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

■等々力陸上競技場
6階から眺めるピッチ 

【関連リンク】
川崎純情小町☆ ウェブサイト
2017/11/26エントリ 中原警察署×コスギスイッチON!「交番の日制定記念日イベント」が11月27日(月)開催、「災害フードフェス」も同時開催

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2018年
01月16日

ガス橋を起点に、多摩川河川敷を移動しつつ見た武蔵小杉

【Reporter:はつしも】

2011/7/16エントリにおいて、多摩川を渡る「ガス橋」と、橋上から見た武蔵小杉の高層ビル群などをご紹介しました。

ガス橋を渡ってから大田区側の河川敷を丸子橋方面に北上していくと、武蔵小杉の高層ビル群の角度が徐々に変わっていく姿を見ることができましたので、ご紹介します。

■多摩川を渡る「ガス橋」
多摩川を渡る「ガス橋」

ガス橋は、中原区上平間と大田区下丸子をつなぐ橋梁です。
元々は「瓦斯人道橋」として東京ガス鶴見製造所のガスを都内に供給することを目的として建設されたものですが、その後交通ニーズが高まり、1960年には2車線道路を有する現在のガス橋に架け替えられました。

ガス橋には、現在も上記写真のように水色のガス管が通っています。
橋の向こうに見えるのは、下丸子のキヤノン本社です。

それでは、ガス橋付近の大田区側多摩川河川敷を移動しながら、武蔵小杉の高層ビルを見ていきましょう。

■ガス橋付近から見た武蔵小杉の高層ビル
ガス橋付近から見た武蔵小杉の高層ビル

ガス橋付近から見ると、NEC玉川ルネッサンスシティがタワーマンションの一番左側に見えます。

タワーマンションと違って平べったい、ルネッサンスシティの見える位置や角度を目安にすると、撮影場所が徐々に変わっていくのがわかると思います。

■徐々に丸子橋方面に移動
徐々に丸子橋方面に移動

河川敷を丸子橋方面に歩いていくと、NEC玉川ルネッサンスシティが徐々に右側に移動していきます。

■高層ビルがバランスよく見えるアングル
高層ビルがバランスよく見えるアングル

そしてここで、NEC玉川ルネッサンスシティがほぼ中央にきました。
このアングルは、各タワーマンションが比較的バランスよく見えるアングルです。

ただ、「エクラスタワー武蔵小杉」がかろうじて「パークシティ武蔵小杉 ステーションフォレストタワー」の左側に見える一方、完全に隠れているのは「パークシティ武蔵小杉 ザ グランドウイングタワー」「プラウドタワー武蔵小杉」です。

■少し移動してみると・・・
少し移動してみると…

何とかベストアングルはないものかと移動してみると、「グランドウイングタワー」「プラウドタワー」が見えるかわりに「エクラスタワー武蔵小杉」が隠れてしまいました。

いろいろ試してみましたが、地上から「タワーマンションが全て見える」アングルはこの付近には見当たらないようです。

■東京高校付近から
東京高校付近から

さらに東京高校付近まで来ると、高層ビル群を東から見る形になりました。
ここではNEC玉川ルネサンスシティの奥行きがわからず、他のタワーマンションと同じように見えますね。

これ以降、丸子橋付近からの眺めはこれまでにテーマを変えて何度かご紹介していますので、本エントリはここまでにしておきましょう。

■ガス橋付近で、カヌーを練習する人
ガス橋付近で、カヌーを練習する人

ガス橋付近に戻ってくると、多摩川でカヌーを練習する人の姿が見えました。
大田区には「大田区カヌー協会」というものがありまして、多摩川のガス橋付近や平和島などでツーリング・スクールを実施しています。

大田区の方でなくても参加は可能ということですから、ご関心ある方は、エントリ末尾の協会ウェブサイトをご参照ください。

■「あぶない 愛のひとこえを」
「あぶない 愛のひとこえを」

なお、ここまで河川敷を歩いてまいりましたが、河川敷の一部は近隣の学校が占有許可を受けて野球の練習をしている区画もありますし、川岸が滑りやすくなっているところもあります。

お子さん連れでのお散歩の際など、どうぞご注意くださいね。

■ガス橋の橋上から見た武蔵小杉の高層ビル
ガス橋の橋上から見た武蔵小杉の高層ビル

【関連リンク】
大田区カヌー協会 ウェブサイト

(ガス橋関連)
2011/7/16エントリ 「ガス橋」と平間の渡し
2012/8/15エントリ ガス橋から見た、六郷土手の花火大会
2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列

(大田区から見た武蔵小杉関連)
2011/6/1エントリ 丸子橋の大田区側の親柱
2011/11/25エントリ 大田区側から見る武蔵小杉再開発ビルと、富士山
2015/3/22エントリ 多摩川浅間神社の見晴らし台から望む、武蔵小杉周辺パノラマ
2015/8/21エントリ 多摩川浅間神社・河川敷から見る武蔵小杉の高層ビルと、富士山の夏景色
2016/2/5エントリ 大田区側の多摩川河川敷から見る、武蔵小杉の 鏡面世界パノラマ
2016/4/8エントリ (番外編):旧中原街道「桜坂」から見えるソメイヨシノと、武蔵小杉の高層ビル群
2016/7/7エントリ 丸子橋周辺の多摩川水位を、24時間ライブ配信。「国土交通省京浜河川事務所 田園調布出張所」の鉄塔探訪
2016/12/27エントリ 多摩川の大田区側河川敷・多摩川浅間神社から見る、マジックアワー武蔵小杉
2016/8/6エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):大田区側「おいと坂」と、「美富士橋」から見る武蔵小杉の高層ビル群

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2018年
01月09日

多摩川近くの風車状交差点「古市場交差点」周辺の、昭和の街並みを巡る

【Reporter:はつしも】

川崎市幸区に、「古市場」という地名があります。

本サイトでは不定期連載「多摩川を下る」の第2回で、古市場小学校前歩道橋からの多摩川パノラマをご紹介しておりました。

そこからほど近くの場所に、「古市場交差点」という名称の交差点がありまして、かねてから地図上でその形状に興味を持っておりましたので、ついでに訪れてみました。

■「古市場交差点」のマップ


古市場は、幸区の中では比較的区画整理された住宅街になっています。
その中央にあるのが「古市場交差点」で、住宅街を横断・縦断する幹線道路が風車のようにカーブしながら交差する形状になっています。

長年地図上で目にするだけで、実際に見たことはなかったのですが、機会を得て現地に行ってみました。

■「古市場交差点」への道路
「古市場交差点」への道路

古市場交差点へアプローチする道路は、4方向どこから入っても45度右折します。
その先に見えるのが、古市場交差点です。

■「古市場交差点」
「古市場交差点」

そしてこちらが、古市場交差点です。
マップでも道路の幅の割には交差点にかなり大きなスペースが使われていたのが確認できましたが、実際に見てみると交差点の4つ角の部分にそれぞれ広場スペースが設けられていました。

そのため、ゆったりとした空間になっています。

■広場の銅像「希望の朝」(圓鍔元規氏作)
広場の銅像「希望の朝」(圓鍔元規氏作)

広場にはベンチのほか、「希望の朝」と題した銅像も建立されていました。
これは川崎市在住の彫刻家・圓鍔元規氏の作品です。

■同じく圓鍔元規氏作、中原平和公園の「はばたけ」
同じく圓鍔元規氏作作品、中原平和公園の「はばたけ」

圓鍔元規氏といえば、中原平和公園に「はばたけ」という作品も残しています。
同氏の作品は、川崎市の各地に建立されているようです。

■交差点の古い建物
交差点の古い建物

交差点に面しては、交番のほか、古い建物が多く並んでいました。
この建物には、銭湯の煙突が見えます。

■「スーパーGOKO(五光)」
スーパーGOKO

■「越の湯」
「越の湯」

「越の湯」

ここには1階に「スーパーGOKO(五光)」が、上階に銭湯の「越の湯」がありました。

「GOKO(五光)」といえば、川崎区・幸区・中原区を地盤とする地場のスーパーで、向河原駅前にも出店していましたが、昨年お伝えした通り、2017年12月17日をもって全店舗の営業を終了させました。

■向河原駅前で営業していた五光の店舗「向河原駅前市場」
向河原駅前市場

向河原駅前の「スーパーGOKO」は、2016年にリニューアルされまして、「向河原駅前市場」という名称になっていましたが、こちらも閉店しました。

古市場交差点の「GOKO」とともに、地域を支えるスーパーマーケットでした。

■「BARBER長森」
「BARBER長森」

こちらも交差点に面した店舗で、「BARBER長森」です。
昔ながらの床屋さんですね。

■古市場銀座
古市場銀座

交差点から1本裏手に入ると、「古市場銀座」と呼ばれる商店街がありました。
ここは駅から離れていることもあって人出はそれほどないのですが、歴史の長そうなお店が並んでいました。

川崎市の資料によると、「古市場」の地名の由来は定かではありませんが、「昔盛んな市(いち)がたっていたところ」という意味のようです。
村に古い天神社があり、昔そこで年に2回、大きな市が立っていたことに由来するという説や、鶴見の市場町に対して、こちらが古い市場であることを示したものという説などがあります。

現在は住宅地としての性質が強まっていますが、かつては市場が賑わいを見せていたのではないでしょうか。

■ロッテの古い看板
ロッテの古い看板

■「でんわ でんぽう」
「でんわ でんぽう」

古市場の周辺には、古い建物が多数残っていました。
「でんわ でんぽう」の看板がまだ健在ですが、今やメールの時代もこえてLINEやメッセンジャーなどのSNSツールが盛んになっています。

時代も変わったものですね。

■婦人交通整理員詰所
婦人交通整理員詰所

古市場に隣接して、川崎市バスの上平間営業所があります。
ここには、「婦人交通整理員詰所」なるものがありました。

女性の交通整理員が待機する詰所のようですが、なかなか見かけることがありません。


古市場周辺を歩いてみますと、新しい住宅やビルの中にも古い建物や商店、看板などが残っているところが多く、全体として「昭和のたたずまい」を色濃く感じることができました。

地図上で見るだけでは、何となく区画整理の進んだ新しい住宅街のような印象を持ってしまっていたのですが、実際に現地を見ないとわからないことがやはり多いですね。

今回ご紹介したエリアも、またいずれ風景が変わっていくのだと思います。
著名な観光スポットはいくらでも写真が残るのですが、何気ない街並みは意外と残っていないことが多くあります。

地域の街並みの記録として、本エントリをここに残しておくこととしました。

【関連リンク】
(「多摩川を下る」連載)
2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列
2017/2/19エントリ 多摩川を下る(2):中原区・幸区の境界・多摩川を渡る送電線と、古市場小学校前歩道橋からのパノラマ
2017/4/17エントリ 多摩川を下る(3):ランステーション「多摩川交流センター」から見える、新川崎・武蔵小杉・多摩川大橋・「SHISHAMO」出身校の川崎総合科学高等学校
2017/5/5エントリ 多摩川を下る(4):川崎競馬場の練習馬場・小向トレーニングセンターを駆ける競走馬
2017/10/16エントリ 多摩川を下る(5):川崎競馬場の練習馬場(続)・朝練を終えて多摩沿線道路を渡る競走馬
2017/11/20エントリ 多摩川を下る(6):多摩川河川敷から、神奈川県に番組を発信。「アール・エフラジオ日本川崎幸放送局」の送信設備

(平間関連)
2011/7/16エントリ 「ガス橋」と平間の渡し
2014/11/21エントリ 下平間のバス停「住宅前」と、「武道館前」
2014/11/28エントリ 川崎市動物愛護センターが中原区上平間に2018年度移転へ
2015/5/26エントリ  南武線各駅開業88周年記念展示(4):「平間駅」
2016/9/7エントリ 臨海部の工業用水を支える「平間配水所」の調圧塔と、川崎市中部学校給食センター・動物愛護センター整備
2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる

(圓鍔元規氏関連)
2017/1/12エントリ 中原平和公園の「川崎市核兵器廃絶平和都市宣言」と、周辺の平和像など

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