【Reporter:はつしも】
2014年12月19日に、JR東日本が2015年3月のダイヤ改正を発表しました。
今回のダイヤ改正においては南武線の快速運転区間が川崎~立川間に拡大、成田エクスプレスの運転時刻が見直されるとともに、「上野東京ライン」が開業することになります。
本エントリでは「武蔵小杉目線」で今回のダイヤ改正等をご紹介します。
■JR東日本ニュースリリース 2015年3月ダイヤ改正について
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141222.pdf
■南武線の新型車両「E233系」
JR南武線は、ドル箱の黒字路線でありながら、長年「JRに放置された路線」といわれていました。
しかしながら、近年は首都圏を環状につなぐ「東京メガループ」として位置付けられ、快速電車の運行再開や新型車両「E233系」の導入などが続いています。
現在の快速電車は、2011年4月9日に運行がスタートしたものですが、これまでは運行区間が川崎~稲城長沼間に限られており、稲城長沼~立川は各駅停車となっていました。
このたび快速運転区間が立川まで延長され、川崎~立川間の所要時間が47分から42分に短縮されることになります。
■快速電車の停車駅比較
上記の赤丸の部分が新たな快速運転区間で、ここで5分短縮することになります。
それ以外の快速停車駅の変更はありません。
武蔵小杉から山梨県へ旅行しようとすると立川までが長いのですが、5分速達は有難いですね。
(快速電車の運行時間帯が限られているのですが…)
また今回のダイヤ改正では、成田エクスプレスの運転時刻見直しも行われました。
早朝時間帯に運転している1往復を廃止する一方、成田空港駅を12時台に到着・発車する列車が増発されます。
■成田エクスプレスの増発列車
▼成田エクスプレス21号
池袋発11:03 東京発11:34 空港第2ビル着12:27 成田空港着12:31
▼成田エクスプレス22号
成田空港発12:45 空港第2ビル発12:48 東京着13:44 大船着14:31
増発される成田エクスプレス22号の武蔵小杉着が、14時くらいになるでしょうか。
■御幸踏切を通過する成田エクスプレス
また、成田エクスプレスはこれまで全席指定でしたが、乗車日・乗車区間のみを指定して列車・座席を指定しない特急券「座席未指定券」を新たに販売します。
これにより、直前まで乗車列車が決まらない場合や満席時などにも利用することができるようになります。
なお、料金は通常の指定席特急料金と変わらないということです。
そして、今回のダイヤ改正の目玉の一つは、「上野東京ライン」の開業です。
これはご存じの通り、宇都宮線・高崎線・東海道線が相互直通運転を開始し、常磐線が品川駅まで直通運転を行うという新路線です。
武蔵小杉目線でみると「上野東京ライン」は品川駅から利用することになろうかと思いますが、宇都宮線・高崎線・東海道線はすでに「湘南新宿ライン」が相互直通運転を行っており、わざわざ品川駅で乗り換える必要がありませんね。
となると、武蔵小杉からは常磐線の利便性向上がもっとも大きく寄与しそうです。
■常磐線特急・現「スーパーひたち」
現在の常磐線の長距離特急「スーパーひたち」・中距離特急「フレッシュひたち」は、新たに「ひたち」「ときわ」として再編され、全74本中44本が品川駅発着となります。
これにより、従来武蔵小杉から常磐線に乗車するためには
武蔵小杉⇒(横須賀線)⇒品川⇒(山手線・京浜東北線)⇒上野⇒(常磐線)
という2回の乗り換えが必要だったものが、
武蔵小杉⇒(横須賀線)⇒品川⇒(常磐線)
このように乗り換え1回ですむようになります。
到達時間も品川~水戸間が現行96分から改正後83分と、13分の短縮になります。
なお、常磐線については現在は指定席車両・自由席車両の混合になっていますが、すべての車両で事前の座席指定が可能になるほか、座席指定が無くても社内の空席が利用できるサービスを導入するということです。
今回のダイヤ改正のご紹介は、以上です。
世間的に、今回のダイヤ改正の目玉はもちろん「北陸新幹線」の長野~金沢間の開業かと思います。
ただ、本サイトは「武蔵小杉ライフ」ですので、あくまでも「武蔵小杉目線」でご紹介をさせていただきました。
南武線の新型車両「E233系」の姿を見ることも、大分多くなってきたように思います。
今後もより利便性が高まり、快適に利用できるようになると良いですね。
【関連リンク】
JR東日本プレスリリース 通勤形車両の新造計画について(2014年7月2日発表)
JR東日本ニュースリリース 2014年10月、いよいよ南武線にE233系車両がデビューします!~南武線オリジナルロゴのデザインが決定しました!~(PDF)(2014年7月24日発表)
2011/4/13エントリ 南武線快速電車が運行開始
2014/8/6エントリ JR南武線新型車両「E233系」が2014年10月導入、新型車両で叶える「あなたの夢」募集中
2014/10/4エントリ JR南武線新型車両「E233系」本日投入、武蔵小杉駅等で記念商品販売と「懐かしの写真展」がスタート
2014/10/23エントリ 南武線エキナカで、地産地消。「多摩川梨ジャム」使用商品を販売中
2014/10/30 JR武蔵小杉駅の連絡通路で新キャラクター「多摩川梨くん」が南武線新型車両「E233系」を紹介中
2014/11/5エントリ JR南武線新型車両「E233系」乗車レポート
2014年12月19日に、JR東日本が2015年3月のダイヤ改正を発表しました。
今回のダイヤ改正においては南武線の快速運転区間が川崎~立川間に拡大、成田エクスプレスの運転時刻が見直されるとともに、「上野東京ライン」が開業することになります。
本エントリでは「武蔵小杉目線」で今回のダイヤ改正等をご紹介します。
■JR東日本ニュースリリース 2015年3月ダイヤ改正について
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141222.pdf
■南武線の新型車両「E233系」
JR南武線は、ドル箱の黒字路線でありながら、長年「JRに放置された路線」といわれていました。
しかしながら、近年は首都圏を環状につなぐ「東京メガループ」として位置付けられ、快速電車の運行再開や新型車両「E233系」の導入などが続いています。
現在の快速電車は、2011年4月9日に運行がスタートしたものですが、これまでは運行区間が川崎~稲城長沼間に限られており、稲城長沼~立川は各駅停車となっていました。
このたび快速運転区間が立川まで延長され、川崎~立川間の所要時間が47分から42分に短縮されることになります。
■快速電車の停車駅比較
駅名 | 改正前 | 改正後 |
川崎 | ● | ● |
尻手 | ||
矢向 | ||
鹿島田 | ● | ● |
平間 | ||
向河原 | ||
武蔵小杉 | ● | ● |
武蔵中原 | ● | ● |
武蔵新城 | ● | ● |
武蔵溝ノ口 | ● | ● |
津田山 | ||
久地 | ||
宿河原 | ||
登戸 | ● | ● |
中野島 | ||
稲田堤 | ● | ● |
矢野口 | ||
稲城長沼 | ● | ● |
南多摩 | ● | |
府中本町 | ● | ● |
分倍河原 | ● | ● |
西府 | ● | |
谷保 | ● | |
矢川 | ● | |
西国立 | ● | |
立川 | ● | ● |
上記の赤丸の部分が新たな快速運転区間で、ここで5分短縮することになります。
それ以外の快速停車駅の変更はありません。
武蔵小杉から山梨県へ旅行しようとすると立川までが長いのですが、5分速達は有難いですね。
(快速電車の運行時間帯が限られているのですが…)
また今回のダイヤ改正では、成田エクスプレスの運転時刻見直しも行われました。
早朝時間帯に運転している1往復を廃止する一方、成田空港駅を12時台に到着・発車する列車が増発されます。
■成田エクスプレスの増発列車
▼成田エクスプレス21号
池袋発11:03 東京発11:34 空港第2ビル着12:27 成田空港着12:31
▼成田エクスプレス22号
成田空港発12:45 空港第2ビル発12:48 東京着13:44 大船着14:31
増発される成田エクスプレス22号の武蔵小杉着が、14時くらいになるでしょうか。
■御幸踏切を通過する成田エクスプレス
また、成田エクスプレスはこれまで全席指定でしたが、乗車日・乗車区間のみを指定して列車・座席を指定しない特急券「座席未指定券」を新たに販売します。
これにより、直前まで乗車列車が決まらない場合や満席時などにも利用することができるようになります。
なお、料金は通常の指定席特急料金と変わらないということです。
そして、今回のダイヤ改正の目玉の一つは、「上野東京ライン」の開業です。
これはご存じの通り、宇都宮線・高崎線・東海道線が相互直通運転を開始し、常磐線が品川駅まで直通運転を行うという新路線です。
武蔵小杉目線でみると「上野東京ライン」は品川駅から利用することになろうかと思いますが、宇都宮線・高崎線・東海道線はすでに「湘南新宿ライン」が相互直通運転を行っており、わざわざ品川駅で乗り換える必要がありませんね。
となると、武蔵小杉からは常磐線の利便性向上がもっとも大きく寄与しそうです。
■常磐線特急・現「スーパーひたち」
現在の常磐線の長距離特急「スーパーひたち」・中距離特急「フレッシュひたち」は、新たに「ひたち」「ときわ」として再編され、全74本中44本が品川駅発着となります。
これにより、従来武蔵小杉から常磐線に乗車するためには
武蔵小杉⇒(横須賀線)⇒品川⇒(山手線・京浜東北線)⇒上野⇒(常磐線)
という2回の乗り換えが必要だったものが、
武蔵小杉⇒(横須賀線)⇒品川⇒(常磐線)
このように乗り換え1回ですむようになります。
到達時間も品川~水戸間が現行96分から改正後83分と、13分の短縮になります。
なお、常磐線については現在は指定席車両・自由席車両の混合になっていますが、すべての車両で事前の座席指定が可能になるほか、座席指定が無くても社内の空席が利用できるサービスを導入するということです。
今回のダイヤ改正のご紹介は、以上です。
世間的に、今回のダイヤ改正の目玉はもちろん「北陸新幹線」の長野~金沢間の開業かと思います。
ただ、本サイトは「武蔵小杉ライフ」ですので、あくまでも「武蔵小杉目線」でご紹介をさせていただきました。
南武線の新型車両「E233系」の姿を見ることも、大分多くなってきたように思います。
今後もより利便性が高まり、快適に利用できるようになると良いですね。
【関連リンク】
JR東日本プレスリリース 通勤形車両の新造計画について(2014年7月2日発表)
JR東日本ニュースリリース 2014年10月、いよいよ南武線にE233系車両がデビューします!~南武線オリジナルロゴのデザインが決定しました!~(PDF)(2014年7月24日発表)
2011/4/13エントリ 南武線快速電車が運行開始
2014/8/6エントリ JR南武線新型車両「E233系」が2014年10月導入、新型車両で叶える「あなたの夢」募集中
2014/10/4エントリ JR南武線新型車両「E233系」本日投入、武蔵小杉駅等で記念商品販売と「懐かしの写真展」がスタート
2014/10/23エントリ 南武線エキナカで、地産地消。「多摩川梨ジャム」使用商品を販売中
2014/10/30 JR武蔵小杉駅の連絡通路で新キャラクター「多摩川梨くん」が南武線新型車両「E233系」を紹介中
2014/11/5エントリ JR南武線新型車両「E233系」乗車レポート