法政通り商店街の二ヶ領用水沿いにあった屋台の焼き鳥店「味よし」が8月頃に閉店し、屋台が撤去されていました。
■閉店した「味よし」
「味よし」は、法政通り商店街と二ヶ領用水が交わる「今市橋」のそば(ニカッパ君の近く)にありました。
なんと40年以上にわたって営業をされていたようです。
屋台と言っても移動式の車輪がついたものではなく、固定式の小さな建物のようになっていました。
写真の通りお花見の時期には、多くの方が焼き鳥を買い求めていました。
■「味よし」跡地への鉄柱設置工事
ところが8月のある日「味よし」の屋台がなくなりまして、跡地に鉄柱が設置されていました。
■鉄柱設置後の跡地
「味よし」があったのは路上の公有地であり、長年の営業で既成事実化されていたような格好ではありましたが、原則として占有はできない場所ですね。
行政がしかるべく手続きをとった、ということのようです。
■鉄柱に貼ってあった手紙
「味よし」跡地の鉄柱には、お客さんからと思われる手紙が貼ってありました。
「味よしのおじちゃんおばちゃん ぼくはなんこつが大すきです。」
・・・文面からすると、お子さんが書いたものでしょうか?
■サライ通り商店街の炭火焼鳥「わいわい」
■オズ通り商店街の炭火焼鳥「わいわい」
なお、一方で「味よし」のご親族の方による炭火焼鳥店「わいわい」が、2013年7月31日にサライ通り商店街に、2014年8月24日に元住吉・オズ通り商店街にオープンしています。
こちらはテイクアウト・イートインが可能な、通常の建物内の店舗となります。
長年営業していた「味よし」はファンの方も多く、行政も認めるわけにはいかないもののこれまで強制撤去等は行われず、お目こぼしのような状態になっていました。
ただ、この状態を次世代に引き継いで固定化・永続化していくというわけには、さすがにいかなかったでしょう。
大手タウン誌の店舗紹介なども、近年では掲載基準にコンプライアンスの視点が入ってくる(疑義のある店舗は掲載しない)など、数十年の間に時代も大きく変わりました。
「味よし」の方は「わいわい」でも現役で焼鳥をつくられているときがあり、今後は通常店舗の「わいわい」に味が引き継がれていくことになります。
■サライ通り商店街「わいわい」の焼鳥
【関連リンク】
炭火焼鳥わいわい ウェブサイト
2013/8/9エントリ サライ通り商店街の「オリーブ亭」跡地に炭火焼鳥「わいわい」がオープン