本日未明、午前1時10分から2時ごろにかけて、武蔵小杉駅北口の
武蔵小杉STMビル屋上に設置されたサイレンが鳴り続けるというトラ
ブルがありました。
■武蔵小杉STMビル(パークシティ武蔵小杉から)
■川崎市緊急情報 武蔵小杉駅近辺で発生した騒音(サイレン音)について
http://rescuenow2.cocolog-nifty.com/kawasaki/2009/05/post-0b06.html
川崎市ウェブサイトのトップページにも緊急速報として上記URLと
同一の内容が掲載されていますが、このサイレンは、市民に災害
情報を伝えるために川崎市が設置しているもので、「防災行政無線
同報系屋外受信機」という設備です。
川崎市内に257箇所設置され、武蔵小杉STMビルには1986年に
設置されていました。
サイレンが鳴り続けた原因はまだ不明ですが、機械の不調による
可能性が高いようですね。
深夜、約50分間にわたって鳴り響いたサイレンは、災害情報を伝え
るためのものだけにかなりの音量で、安眠を妨げられた方が多く、
中原警察署に100件以上の通報が寄せられたようです。
それにしても、武蔵小杉STMビルの屋上にそんな設備があったとは
全く知りませんでした。パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーのスカイテラスから撮影した1枚目の写真を見ても、よくわかり
ませんね。
そこで地上から確認してみると、
■武蔵小杉駅北口ロータリーからの武蔵小杉STMビル
おや? 屋上に何か突起しているものがありますね。これをズーム
してみると・・・。
■武蔵小杉STMビル屋上のスピーカー
おお、ありました。3方向に向けたスピーカーが設置されています。
ビルの通常設備でこのようなスピーカーは不要でしょうから、これが
川崎市の「防災行政無線同報系屋外受信機」のスピーカー部分と
思われます。これで広範囲にわたって深夜に鳴り響いていたので
しょう。
災害時の危機管理は非常に重要ですので、こういった設備は必要
なのですが、平時に誤作動するとびっくりしますね。狼少年ではない
ですが、いざという時に「誤作動だろう」という先入観を生み、有事で
の効力も損なってしまうかと思います。
市民の平穏な生活のためにも、今後の危機管理対応のためにも、
しっかりメンテナンスをしてほしいところです。
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【関連リンク】
川崎市 公式ウェブサイト