川崎鶴見臨港バス労働組合が36年ぶりの24時間ストライキを12月4日(日)決行し約10万人に影響、本日5日(月)始発より平常通り運行
2016年12月4日(日)、川崎鶴見臨港バスが労使交渉の不調により、36年ぶりの24時間ストライキ実施となりました。
一部路線を除いて始発から約4,000本のバスが運休し、約10万人に影響が生じました。
これにより武蔵小杉駅から発着する加瀬方面の路線「杉51系統」「杉52系統」も始発から運休となりました。
■臨港バス ストライキに関するお詫び
http://www.rinkobus.co.jp/20161204owabi.pdf
■臨港バス ストライキに伴う臨港バス定期乗車券の取り扱いについて
http://www.rinkobus.co.jp/1204teikienchou.pdf
■臨港バス交通労働組合 facebookページ
https://www.facebook.com/1648717202114295/
24時間ストライキは12月4日でいったん終了し、本日は始発より通常通り運行となりました。
しかしながら労使交渉はまとまっておらず、今後の動向が注目されます。
■臨港バス
■武蔵小杉駅東口駅前広場の臨港バスのバス停
武蔵小杉駅からの臨港バスは、横須賀線武蔵小杉駅、武蔵小杉駅東口より発着しています。
ストライキが決行された12月4日、当然ながらバスの車両の姿はありませんでした。
■会社側からの予告
■労働組合側からの予告
労使交渉の内容については、実際に交渉の場に本サイトが同席してつまびらかに検証をしたわけではございませんので、ここではどちらかの立場に寄った論評等は差し控えたいと思います。
会社側、労働組合から発信されている情報をそれぞれ参照のうえ、判断ください。
●労働組合側としては、人手不足のしわ寄せが長時間勤務などの労働条件悪化につながっており、安全面からも改善を要求したい。
●会社側としては、それに対して具体的な数字を含む提案を行ったが、同意に至らなかった。
おおよそ、上記のような見解が両者より示されています。
ストライキ実施当日のバス停には、前掲の写真の予告が、会社側、労働組合側両者から掲示されていました。
■平常通り運行となった本日
■会社側からのお詫び
そして本日12月5日は始発から通常通り運行となり、臨港バスのバス停に車両の姿が戻りました。
バス停には、会社側からのお詫びが掲示されていました。
前述の通り、このストライキを経て労使交渉がまとまったわけではありません。
今後も労使間の協議が進められていくものと思われ、武蔵小杉周辺の足の一部を担う公共交通機関として、本サイトとしても注目しております。
【関連リンク】
・川崎鶴見臨港バス ウェブサイト
・臨港バス交通労働組合 facebookページ
・2010/2/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の臨港バス実地研修
・2014/3/21エントリ 臨港バスが杉51・52系統の2014年4月1日付武蔵小杉駅東口駅前広場乗り入れを発表