6月6日に川崎市が2005の国勢調査結果を元にした将来推計人口を発表しました。
日本の人口は2005年に減少に転じています。
しかし首都圏では全般的にもう少し人口増加が続く見込みであり、神奈川県は2019年、横浜市も2020年までは増加するようです。そして川崎市ですが、今回の市の発表によると2025年まで人口増加が続き、各区別も含めたデータは以下の通りになっています。
■川崎市の将来推計人口の概要
2005年人口 ピーク人口 ピーク年
川崎市 132万7,000人 146万6,300人 2025年
川崎区 20万3,800人 21万6,800人 2020年
幸 区 14万4,500人 15万0,300人 2010年
中原区 21万0,500人 24万2,600人 2035年
高津区 20万1,800人 24万9,300人 2045年
宮前区 20万7,900人 21万7,100人 2020年
多摩区 20万5,400人 22万4,600人 2030年
麻生区 15万3,100人 20万0,500人 2045年
このような想定になっており、武蔵小杉再開発のインパクトが大きい中原区は今後30年近く人口増加が続くものとなっています。
■状況の変化・・・わずか4年経過でピーク予想が20年変動
なお、前回(2003年)の川崎市の推計では川崎市全体・中原区のピークはいずれも2015年となっており、わずか4年の状況変化により人口増加が川崎市全体では10年、中原区では何と20年も延びていることになります。
人口増加する理由ですが、自然増よりも他の自治体からの転入超過による社会増の要因が大となっています。
今回の推計では「大規模開発に伴う2025年までの人口増加」を中原区で1万人と見込んでいますが、武蔵小杉再開発は北口地区や東京機械製作所跡地など、さらなる拡大が確実な状況です。
現時点で未確定な開発情報は当然ながら推計に反映されていないものとみられ、中原区に関しては2035年からさらにピークが延びていくことも十分ありえるのではないでしょうか?
(より広範な社会情勢の変化により、先のことはどうなるか誰も確かなことは
わかりませんが)
再開発の進む武蔵小杉
【関連リンク】
川崎市 川崎市新総合計画 川崎再生フロンティアプラン
神奈川新聞 カナロコ 将来人口推計を発表/川崎市