武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2016年
09月29日

ドン・キホーテグループの日本アセットマーケティングが武蔵小杉駅北口「小杉ビルディング」売却を決定、売却先は非公開

【Reporter:はつしも】

ドン・キホーテグループの不動産賃貸・不動産管理会社「日本アセットマーケティング」が、武蔵小杉駅北口の「小杉ビルディング」を売却しました。

売却先は非公開(国内の一般事業会社)であり、2016年9月23日付で契約を締結、2017年3月31日付で引き渡しが行われる予定です。

■日本アセットマーケティング 固定資産(信託受益権)の譲渡及び特別利益の計上並びに
業績予想の修正に関するお知らせ(PDFファイル)
http://www.jasset.co.jp/pdf/ir/2016/ir20160923_391.pdf

■武蔵小杉駅北口の「小杉ビルディング」
計画には加わらない「小杉ビルディング」

小杉ビルディングは、ドン・キホーテグループの「日本商業施設」が「有限会社レナ・ホールディングス」から2012年8月に取得した物件です。
その後証券化され、信託受益権の形で同グループの「日本アセットマーケティング」が保有をしていました。

同グループは、小杉ビルディングを改修し、新たなテナントを誘致するなどして、駅前の商業ビルとしてのバリューアップを行ってきたところです。


売却先に対する守秘義務により譲渡額は不明ですが、同社は当期決算において73.9億円の固定資産売却益を特別利益として計上するものとしています。
譲渡額はこれを上回る金額ということになるでしょう。

リリースでは同社純資産の「30%以上」であることが明記されていますが、これは上場企業としての開示基準(重要事実に該当)に基づくもので、実際の譲渡額がその近似値であるということを意味するものではありません。

■120億円で譲渡されたTKS武蔵小杉ビル
 

なお、同じく武蔵小杉駅前の「TKS武蔵小杉ビル」は、ケネディクスが2014年3月にケネディクス・オフィス投資法人に120億円で売却を行っていました。

ケネディクスが2013年7月に同ビルを取得した際の金額は約90億円であり、同社は当時約27億円の特別利益を計上することになりました。

築年数の浅さや面積の違いはありますが、多少、「小杉ビルディング」の譲渡額の参考になるかもしれません。

その他近年の武蔵小杉駅周辺の取引では、東京機械製作所玉川製造所第二工場の土地を住友不動産が取得した金額が、160億円でした。

■再整備が構想される武蔵小杉駅北口ロータリー
再整備が構想される武蔵小杉駅北口ロータリー

■小杉ビルディング、ホテル・ザ・エルシィ跡地と南武沿線道路
小杉ビルディング、ホテル・ザ・エルシィ跡地と南武沿線道路

さて、「小杉ビルディング」は、武蔵小杉駅前にあってペデストリアンデッキを含むロータリー再整備や、隣接する「ホテル・ザ・エルシィ」「NEC小杉ビル」跡地の「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」との兼ね合いがかねてから注目されていました。

「小杉ビルディング」のオーナーが変わることでどのような影響があるか、また気になるところですね。


「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」
については、2016/8/9エントリでお伝えした通り、三井不動産レジデンシャルが別個の事業として計画をすでに近隣住民向けに発表をしています。

■「小杉駅北口地区計画」の施設配置図
「小杉駅北口地区計画」の計画図

■「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」の立面図
「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」の立面図 

この計画は現段階で環境アセスメントや都市計画決定をしているわけではありませんから、もちろん根底から見直しになる可能性がゼロと断言できるものではありません。

ただ現状のステータスとしては、三井不動産レジデンシャルが上記の通り計画を提示しているということです。


いずれにしても「小杉ビルディング」は私有の固定資産ですので、権利者のご意向次第、というのは従来と変わりません。
現状は不明である取得者がどこか、に大きく左右されるでしょう。

本件につきましては、また今後の動きをお伝えしてまいりたいと思います。

【関連リンク】
日本アセットマーケティング ウェブサイト
日本商業施設株式会社 実績紹介
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2013/1/29エントリ 小杉ビルディングをドン・キホーテグループの日本商業施設が取得
2013/11/16エントリ 「塚田農場武蔵小杉北口店」が2013年11月28日(木)オープン、予約受付開始
2014/1/20エントリ 小杉ビルディングにカラオケ店「コート・ダジュール」2店舗目、武蔵小杉北口店が2014年3月上旬オープンへ
2014/10/9エントリ 小杉ビルディングのデイリーヤマザキ跡地に「ファミリーマート武蔵小杉北口店」が2014年10月31日(金)オープン予定
2014/12/19エントリ 小杉ビルディングのスパニッシュバル「BALSA BALSA」のパスタランチと、「ガスト」12月26日オープン準備中
2014/12/30エントリ 小杉ビルディングの「ガスト」が本日グランドオープン、旧ドコモショップ跡地は2分割に
2015/2/27エントリ 本日「東急ストア新丸子店」リニューアルオープン、「auショップ武蔵小杉北口」移転オープン
2015/5/2エントリ 小杉ビルディングに「マツモトキヨシ武蔵小杉駅北口店」がオープン、処方箋受付を4月1日開始
2015/6/29エントリ 武蔵小杉のソムリエ対決開幕。府中街道「クレフ」に続き、小杉ビルディング「ビストロランタン」本日オープン
2016/8/9エントリ 三井不動産レジデンシャルがエルシィ跡地「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」の概要を発表:170mタワー・3層程度の商業施設に文化交流施設等誘致、再開発ビル東西に広場を整備

Comment(3)

2016年
09月23日

小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画を川崎市が本日認可、商業・業務・公共施設4フロア・24区画の平面図が公示

【Reporter:はつしも】

小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画が、本日2016年9月23日付で川崎市の認可を受けました。
これにより、10月1日付で現在の地権者の権利が再開発ビルに変換されることになります。

■小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース
小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース

小杉町3丁目東地区は、旧中原図書館、川崎信用金庫、みずほ銀行、UR小杉アパート、小杉こども文化センター、TSUTAYAの入居するビル等により構成される駅前商業地域です。

これらの既存構築物を解体したうえで、上記イメージパースのような再開発ビルを建設するのが、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業です。
再開発ビルは4階までの商業・業務施設、5階~44階までのタワーマンションで構成されています。

この再開発ビルを建設するにあたっては、地区内に多数存在する地権者の権利を再開発ビルの「権利床」の所有権に変換を行います。

これが「権利変換」で、地権者の方はこの「権利床」を使って再開発ビル内に既存の店舗を移転させたり、または権利床を売却することも可能です。

この権利変換は川崎市による認可が必要であり、さまざまな地権者の権利、要望を調整したうえで、本日その認可が下りたものです。

■再開発ビル平面図(1階)
認可を受けた再開発ビルの平面図(1階) 

権利変換計画が認可を受けたということは、再開発ビル内の区画の分け方が決定したということです。
そのため、認可を受けた再開発ビルの平面図が公示されていました。

本エントリではそのうちの一部、1階~5階までをご紹介しましょう。
(地下1~2階はさまざまなバックヤードで、5階以上はタワーマンションのほとんど同じ平面図になります)

まずこちらは1階で、商業区画が7区画、業務区画が2区画あります。
以降、低層部は左側のタワーマンション棟が業務施設、右側の商業棟が商業施設という住み分けになっています。

多くの区画のファサード(店舗正面)が外側の路面を向いており、商店街の連続性を保つことになっています。

■再開発ビル平面図(2階)
再開発ビルの平面図(2階)

続いて2階は、商業区画が3区画、業務区画が2区画あります。
オレンジ色の部分が外廊下になっています。

業務区画は、川崎信用金庫など現在の地権者である金融機関などが入居するのではないでしょうか。

■商業施設3階の平面図(3階)
商業施設3階の平面図(3階)

続いて3階は、商業区画が6区画、業務区画が3区画に加えて、公共施設が1区画あります。
50㎡以下の、かなり小規模な区画もありますね。

公共施設は、3階に1区画約500㎡、4階に1区画約1,500㎡の合計約2,000㎡あります。
ここには小杉こども文化センターと総合自治会館が配置される計画であることを、本サイトでもすでにお伝えしておりました。

■再開発ビルの平面図(4階)
再開発ビルの平面図(4階) 

4階からは、左側のタワーマンション棟の「業務区画ゾーン」が終了し、マンション住戸が並びます。

右側の商業棟は1区画で全フロアを使い、約1,500㎡の公共施設となっています。
3階の公共施設1区画とあわせて、前述の通り公共施設(小杉こども文化センター・総合自治会館)が約2,000㎡となります。

ここまでが低層部の商業・業務施設で、合計すると以下のようになるでしょう。

●商業区画:16区画(約3,820㎡)
●業務区画:6区画(約3,850㎡)
●公共施設:2区画(約2,000㎡、小杉こども文化センター・総合自治会館に分割)

大きな区画は最終的なテナント入居で分割されることもあるかもしれませんが、再開発ビルの基本的な構造としては、まずはこのような形になります。

■再開発ビルの平面図(5階)
再開発ビルの平面図(5階)

5階以上は、タワーマンションの各フロアほぼ同じ平面図となります。
右側の商業棟は、屋上が見えています。

タワーマンションは三角形をしていまして、住戸をどのように配置するものか疑問に思っておりましたが、ご覧のようにハート形のように住戸が並ぶのですね。

あとは、44階までほぼ同じような形ですので、本エントリでは割愛させていただきます。

今回の権利変換計画の認可により、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業は「地権者の権利調整」という大きな山場を越えたことになります。

現在、既存店舗などの立ち退きが順次進められており、本年度中には既存構築物の解体等も着手されていくことでしょう。

■閉鎖された小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」
小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
2013/6/28エントリ 「マルエツ小杉店 ダイソーFC店」が240坪で本日オープン
2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ
2016/3/10エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:旧中原図書館の暫定バイク駐車場が6月末閉鎖、再開発地区内の移転進む
2016/6/6エントリ 「小杉こども文化センター」代替施設が中原区役所敷地内に6月1日暫定開設、小杉町3丁目東地区再開発地区内に整備する仮施設に同施設や「メガネのオーサカ」が移転へ
2016/7/4エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:「川崎信金武蔵小杉支店」が2016年10月11日府中街道沿いに移転決定、旧中原図書館のバイク駐車場が6月末で閉鎖完了
2016/9/6エントリ 大野屋前の「旧第一勧業銀行」跡地を「みずほ銀行武蔵小杉支店」として再整備、小杉町3丁目東地区再開発により現店舗から移転へ
2016/9/22エントリ 小杉町3丁目東地区の「ダイソー マルエツ小杉店」が10月12日(水)閉店決定、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店4階にダイソー新店が10月28日(金)オープンへ

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2016年
09月22日

小杉町3丁目東地区の「ダイソー マルエツ小杉店」が10月12日(水)閉店決定、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店4階にダイソー新店が10月28日(金)オープンへ

【Reporter:はつしも】

小杉町3丁目東地区の100円ショップ「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」が、2016年10月12日(水)をもって閉店することが決定しました。

そして10月28日(金)には、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店4階に「ザ・ダイソー」がオープンすることになりました。

形しては、店舗が移転する格好になります。

■小杉町3丁目東地区の「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」
小杉町3丁目東地区の「ザ・ダイソー FCマルエツ小杉店」 

現在の「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」の場所には、かつて「マルエツ小杉店」がありました。

その後武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業により、「マルエツ小杉店」は武蔵小杉東急スクエアと同居する形で「マルエツ武蔵小杉駅前店」として再開発ビルに移転しました。

移転跡地は引き続きマルエツが入居しつつ、マルエツ名義のFC店舗として100円ショップ「ザ・ダイソー」が2013年6月28日にオープンしました。
これはこの店舗区画のおける「又貸し」が禁止されていたため、「あくまでもマルエツの売り場である」という建前が必要であったことによるもののようです。

しかしながら、この建物も「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」の区域内であり、立ち退きが必要となります。
区域内の多くの店舗が本年度中の立ち退きを予定しており、このたび「ダイソー マルエツ小杉店」についても閉店を余儀なくされることとなりました。

■「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」閉店および新店舗オープン告知
ダイソー閉店および新店舗オープンのお知らせ 

先日より、「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」には、閉店および新店舗オープンの告知が掲示されています。

現在の店舗の最終営業日は10月12日(水)です。
一方、新店舗のオープン日は10月28日(金)、場所は「イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」の4階となっています。

■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店

■空きスペースのある4階
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の4階

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の4階は、割合売り場に余裕がありました。

商品を並べる什器等は簡単に移動ができますから、「ザ・ダイソー」の売り場を作ることも十分可能と思います。

■レジに長蛇の列ができる「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」
「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」 

現在の「ザ・ダイソー マルエツ小杉店」は、連日盛況でレジに行列ができています。

法政通り商店街の「キャンドゥ」も閉店したいま、武蔵小杉から100円ショップが消滅しますと、不便を感じる方も多いでしょう。

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の4階にすぐに新店舗ができるのは、良かったと思います。

新店舗はマルエツ名義のフランチャイズではなく、ダイソーの店舗ということになるのではないでしょうか。

■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の営業時間短縮
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の営業時間短縮

なお、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店は、10月1日より2階から5階までの営業時間を短縮し、22時閉店→21時閉店となります。
近隣に「イトーヨーカドーグランツリー武蔵小杉店」も併存する中、営業形態のコンパクト化を行うものです。

確かに夜間の2階以上の集客は少ない状態でしたので、今回の「ザ・ダイソー」の出店は、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店にとっても一定の起爆剤になるかもしれません。

イトーヨーカドーの売り場が2店舗で重複するよりも、専門店を入れていくのはひとつの方策ですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
2013/6/28エントリ 「マルエツ小杉店 ダイソーFC店」が240坪で本日オープン
2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
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2016/9/6エントリ 大野屋前の「旧第一勧業銀行」跡地を「みずほ銀行武蔵小杉支店」として再整備、小杉町3丁目東地区再開発により現店舗から移転へ

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2016年
09月11日

グランツリー武蔵小杉に秋の新店。フーディアム2階から「auショップ」が10月7日(金)移転、「AZUL by moussy」が10月オープン

【Reporter:はつしも】

フーディアム武蔵小杉2階の「auショップ武蔵小杉」が、グランツリー武蔵小杉3階の「フィールドリーム」跡地に「auショップグランツリー武蔵小杉」として10月7日(金)に移転することがわかりました。

また残る6区画のいずれかに、カジュアル系のアパレル店「AZUL by moussy(アズールバイマウジー)」が10月に出店することがわかりました。

■グランツリー武蔵小杉の「フィールドドリーム」跡地
グランツリー武蔵小杉3階の「フィールドドリーム」跡地

■「フィールドドリーム」閉店告知と「auショップ」オープン告知
「フィールドドリーム」閉店挨拶と「auショップ」オープン告知

グランツリー武蔵小杉では、開業2周年を迎えるこの秋に店舗の入れ替えが相次いでいます。

従来より2店舗が空き区画だったのに加えて、8月に5店舗が連続閉店したことで、現在7区画が空きの状態になっていることを2016/8/22エントリでお伝えしておりました。

「auショップ」がオープンするのは、そのうち一番最後、8月28日に閉店した「フィールドドリーム」の跡地です。

ご覧の通り、すでに現地区画に10月7日のオープン告知が掲示されています。

■移転となるフーディアム武蔵小杉2階「auショップ武蔵小杉」
移転するフーディアム武蔵小杉2階の「auショップ武蔵小杉」

前述の通り、10月7日にオープンする「auショップグランツリー武蔵小杉」は、フーディアム武蔵小杉2階の「auショップ武蔵小杉」が移転オープンするものです。

これによりフーディアム武蔵小杉開業当時からのスターティングメンバー「オリジナル16」(※)が、また1店舗同店から姿を消すことになります。

※「オリジナル16」
フーディアム武蔵小杉開業時の16の専門店を指す、本サイトの造語。現在は「auショップ」のほか「カラダファクトリー」「日本旅行OMC」「白洋舎」「保険見直し店舗」が健在です。

■フーディアム武蔵小杉2階の「クリニックステーション」
武蔵小杉くれ耳鼻咽喉科

フーディアム武蔵小杉2階は、2016年4月1日にリニューアルを行い、医療モール「クリニックステーション」をオープンさせました。

ただ、「auショップ」の跡地はきっちりとした外壁で区切られておらず、フロア中央部で簡易ブースのように仕切られていますから、クリニックに転換は向いていないような気がします。

跡地はどのような活用になるか、今後を見守りたいと思います。

■「ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店」
ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店

■「ソフトバンクららテラス武蔵小杉」
ソフトバンクららテラス武蔵小杉

一方、携帯電話キャリアの競合という視点で見ると、武蔵小杉東急スクエアには「ドコモショップ」、ららテラス武蔵小杉には「ソフトバンク」があります。

今回グランツリー武蔵小杉に「auショップ」が進出することで、はからずも武蔵小杉の3大商業施設にキャリア3社が出そろう形になりました。

■グランツリー武蔵小杉向かいの「ドコモショップ武蔵小杉店」
グランツリー武蔵小杉向かいの「ドコモショップ武蔵小杉店」

■小杉ビルディングの「auショップ武蔵小杉北口」
小杉ビルディングの「auショップ武蔵小杉北口」

またこのほか、グランツリー武蔵小杉の向かいの三角地帯には「ドコモショップ武蔵小杉店」が、北口の小杉ビルディングにはドコモショップの跡地に「auショップ武蔵小杉北口」が店舗を構えています。

ドコモショップ、auショップは2店舗体制で、鉄道路線で分断された武蔵小杉の顧客をカバーするネットワークを広げてきました。

これらの中では、商業施設としても一番客足の多い「ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店」がもっとも混雑しているように思われます。
フーディアム武蔵小杉2階の「auショップ」は、ユーザーとしては穴場スポットのような面もありましたが、グランツリー武蔵小杉に移転することで、どうなるでしょうか。



続いて、グランツリー武蔵小杉の新店舗「AZUL by moussy(アズールバイマウジー)」をご紹介しましょう。

こちらもオープン予定は10月ですが、現段階で出店場所は「空き区画のいずれか」としかわかりません。

■「AZUL by moussy」
「アズールバイマウジー」

「アズールバイマウジー」

「AZUL by moussy」は、ジーニングウェアに加えて、音楽・アートなどのカルチャー発信も行うカジュアル系のアパレルブランドです。

ららぽーと、イオンモール、アリオなど各地の多くの商業施設に出店をしており、武蔵小杉周辺ではラゾーナ川崎プラザ、横浜ポルタなどに店舗があります。

■「AZUL by moussy」Facebookページ


ブランドの詳細は、上記Facebookページもご参照ください。
タイムリーなところでは、広島カープとのコラボアイテムなども販売しています。

■グランツリー武蔵小杉の空き店舗
グランツリー武蔵小杉の空き区画

2016/8/22エントリでグランツリー武蔵小杉で7区画が空きになることをお伝えして以降、空き区画には、「この秋新しいお店がオープンします。今しばらくお待ち下さいませ。」というメッセージが追加されました。

もともと「OPENING SOON!」と書いてあるのですが、空き区画の数が多いこともあり、「次が決まっている」ことをよりはっきりと示す必要があると考えられたのでしょう。


このたび7区画のうち2区画が「auショップ」「AZUL by moussy」で埋まることが明らかになりましたので、残りは5区画です。

最近の傾向からすると、

●「GRAND PARK」→「妖怪ウォッチオフィシャルショップ ヨロズマートミニ」
●「フィールドドリーム」→「auショップ」

上記のように、アパレルから他業種への転換が見られますね。

この秋に順次オープンということになりそうですので、どのような業種になるものか楽しみです。

【関連リンク】
(グランツリー武蔵小杉関連)
AZUL by moussy ウェブサイト
グランツリー武蔵小杉 ウェブサイト
武蔵小杉ブログ グランツリー武蔵小杉関連エントリ
2015/5/15エントリ グランツリー武蔵小杉で初の店舗入れ替え。西武・そごう「カッフェアマービレ」跡地に紳士・婦人雑貨売り場が5月30日(土)オープンへ
2015/6/4エントリ グランツリー武蔵小杉の「西武・そごう武蔵小杉SHOP」がリフレッシュオープン、紳士・婦人雑貨を拡充
2015/8/29エントリ グランツリー武蔵小杉の「BURROWS & SUN」が、「レベッカミンコフ」に続きブランド撤退により2015年8月31日(月)閉店
2015/10/16エントリ グランツリー武蔵小杉のカジュアル強化。レベッカミンコフ跡地「リプレイ」に続き、サマンサタバサが「リッチミーNY」を「サマンサ ベガ」に切り替え本日オープン
2015/11/14エントリ 1周年近づくグランツリー武蔵小杉の新店舗。「バロウズアンドサン」跡地に「CHOOSE LIFE」が11月20日オープン
2015/11/23エントリ グランツリー武蔵小杉1周年。新店舗2店オープン・おもちゃ売り場3倍増・地元店舗「メチエのシュトーレン」「イクミママ」登場
2016/4/13エントリ グランツリー武蔵小杉「マウイマイクス」閉店・跡地にスープ春雨&カフェ「ハオツァイ」が本日オープン/「グランピット」4月1日仕様変更
2016/6/30エントリ 「妖怪ウォッチオフィシャルショップ ヨロズマートミニ グランツリー武蔵小杉店」が7月20日(水)出店を正式リリース、出店場所は3階「Grand PARK」跡地
2016/8/22エントリ グランツリー武蔵小杉で5店舗が8月17日~28日連続閉店、従来より閉店の2店舗と合わせ7区画が空き区画に

(フーディアム武蔵小杉関連)
ダイエー店舗情報 フーディアム武蔵小杉
2015/7/18エントリ 「フーディアム武蔵小杉」本日リニューアルオープンレポート
2016/4/6エントリ フーディアム武蔵小杉2階専門店フロアがリニューアルオープン、クリニック4院+調剤薬局の「クリニックステーション」が開院

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2016年
09月09日

シティタワー武蔵小杉商業施設・最後の1区画にクリニックを募集、「関原デンタルオフィス」とのバッティングは回避

【Reporter:はつしも】

シティタワー武蔵小杉の商業施設に残された最後の1区画において、クリニックの募集が行われていることがわかりました。
現地において、募集告知が掲示されています。

■シティタワー武蔵小杉と低層部の商業施設(2階のクリニック募集区画)
シティタワー武蔵小杉と低層部の商業施設 

シティタワー武蔵小杉は、東京機械製作所玉川製造所第二工場跡地を住友不動産が買収・開発した53階建てのタワーマンションです。

その1階~2階には商業施設と駐輪場が整備されており、これまでに上記写真2階に見える区画以外のテナントについては、本サイトで一通りご紹介してきました。

■2階のクリニック募集告知
2階のクリニック募集告知

先日より、2階に残されたさいごの1区画に、クリニック募集の告知が掲示されているのが見えました。

■クリニック募集の区画
クリニック募集の区画

クリニック募集の区画

2階に残されているのは、認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」の手前の1区画です。

ここはクリニック募集告知によると、38.94坪あるということです。

■メディカル・イノベーション 開業物件 シティタワー武蔵小杉
http://www.medicalinnovation.co.jp/property/211.html

募集元の「メディカル・イノベーション」のウェブサイトには、シティタワー武蔵小杉のクリニック募集情報が掲載されていました。

2016年1月30日には掲載されていたようですから、かねてからクリニックを募集していたもののなかなか埋まらず、今回現地にも掲示を出した、ということのようです。

■募集区画の内部
募集区画の内部

募集企画はT字のような、やや変則な形をしていますが、クリニックを開業するには十分な面積があります。

前掲の募集サイトによると、募集する診療科は内科・眼科・耳鼻咽喉科・小児科・婦人科・皮膚科・心療内科・その他ご相談となっています。

「歯科以外の募集」となっていますが、これは商業施設1階にはすでに「関原デンタルオフィス」が開業していることによるものです。
同商業施設で歯科が2院バッティングしてはいけないですから、当然の措置といえるでしょう。

■1階「関原デンタルオフィス」
関原デンタルオフィス

「関原デンタルオフィス」は、武蔵小杉新駅前「シティハウス武蔵小杉」2階の「関原デンタルクリニック」の分院にあたります。

本院の「関原デンタルクリニック」では予約が取りづらい状況になっており、同じく住友不動産分譲物件「シティタワー武蔵小杉」にも進出することとなったものです。

「関原デンタルオフィス」は、シティタワー武蔵小杉商業施設のテナントとしては早めの、7月1日に開院していました。

■シティタワー武蔵小杉商業施設1階の平面図
シティタワー武蔵小杉商業施設1階の平面図 

■2階の平面図
2階の平面図

さて、そのようなわけで、仮に入居するクリニックが首尾よく見つかれば、上記のような形で商業施設の全体が固まることになります。

ただ、現在のクリニック募集は少なくとも1月から実施しているわけですから、不調に終わって別業種の募集に切り替える可能性もゼロとはいえません。

府中街道沿いの「すきずき」の雑居ビルをクリニックモールに建て替える計画が具体化してから白紙になった実例もありますし、シティタワー武蔵小杉の商業施設も当初はクリニック3院の募集を行っていたものが途中で切り替えになりました。

とりあえず、現段階ではさいごの1区画でクリニックの募集が行われている、というのが確認できる事実ということになります。

武蔵小杉周辺のクリニックは混雑しているところも多いですし、地域のニーズに応えるようなクリニックが入ると良いですね。

■シティタワー武蔵小杉
シティタワー武蔵小杉

【関連リンク】
関原デンタルクリニック ウェブサイト
公文式ウェブサイト シティタワー武蔵小杉教室
住友不動産総合マンションギャラリー武蔵小杉館
住友不動産ニュースリリース 住友不動産リフォームギャラリー武蔵小杉グランドオープン
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ
2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度完成、2015年度に全体完成
2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と高層マンションの詳細情報
2010/10/24エントリ 東京機械製作所が玉川製造所第二工場用地を住友不動産に売却を決議、2011年3月23日引渡しへ
2013/1/7エントリ 住友不動産が東京機械製作所跡地「シティタワー武蔵小杉」を発表
2013/4/3エントリ 東京機械製作所玉川製造所跡地の再開発工事と、工事車両向けの注意書き
2013/4/24エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉から見た、「(仮称)アリオ武蔵小杉」「シティタワー武蔵小杉」建設工事
2015/2/20エントリ シティタワー武蔵小杉のタワークレーンとPC工法
2016/1/22エントリ 完成近づく「シティタワー武蔵小杉」に2フロア13区画のテナント案内板が登場、2階に認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が4月に開園へ
2016/3/15エントリ 「シティタワー武蔵小杉」竣工・公開空地オープン、店舗13区画のうち2階にクリニック3院のオープンを計画
2016/4/19エントリ シティタワー武蔵小杉1~2階の325台駐輪場が供用開始、定期利用も受付中
2016/5/8エントリ シティタワー武蔵小杉商業施設1階にシティハウス武蔵小杉の「関原デンタルクリニック」分院が7月1日開院決定
2016/5/10エントリ シティタワー武蔵小杉商業施設2階に「公文式」が7月オープン、2階1区画にも住友不動産マンションギャラリーが入居へ
2016/6/3エントリ シティタワー武蔵小杉1~2階商業施設が7区画に再編、大部分が住友不動産総合マンションギャラリー武蔵小杉館に
2016/6/7エントリ シティタワー武蔵小杉商業施設1階の残り区画に「(仮称)武蔵小杉住不そっくりショールーム」が入居、総合マンションギャラリーと併せ商業施設の大半が住友不動産の販売拠点に
2016/7/2エントリ シティタワー武蔵小杉に「関原デンタルオフィス」「公文式」「住友不動産総合マンションギャラリー2階増床」がオープン
2016/7/30エントリ シティタワー武蔵小杉商業施設1階最後の空き区画に「住友不動産リフォームギャラリー武蔵小杉」が本日オープン

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2016年
09月06日

大野屋前の「旧第一勧業銀行」跡地を「みずほ銀行武蔵小杉支店」として再整備、小杉町3丁目東地区再開発により現店舗から移転へ

【Reporter:はつしも】

小杉町3丁目の「大野屋小杉店」の向かい側で長年塩漬けになっていた「旧第一勧業銀行武蔵小杉支店」が、現在の「みずほ銀行武蔵小杉支店」の移転先として再整備されることとなりました。

長年建物前を覆っていた仮囲いが取り外され、搬出入が可能なフェンスに取り換えられました。

■旧第一勧業銀行武蔵小杉支店
旧第一勧業銀行武蔵小杉支店

■「第一勧業銀行」の文字の跡
「第一勧業銀行」の文字の跡

みずほ銀行は、2002年に当時の第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の分割・合併によりみずほコーポレート銀行とともに誕生したメガバンクです。

2013年にみずほコーポレート銀行に吸収される形で消滅しましたが、新称号をあらためて「みずほ銀行」としたため、一般利用者としてはみずほ銀行が変わらず法人として存続しているように見える形態になっています。

大手都市銀行であった第一勧業銀行と富士銀行の統合により、当時は主要各駅において両行の支店が「みずほ銀行」として重複するかたちになりました。

それらの店舗は順次、統廃合が進められてきたところです。

■現在の「みずほ銀行武蔵小杉支店」
現在の「みずほ銀行武蔵小杉支店」

そうした中、多くの街と同様に、武蔵小杉においても両行の2支店が重複になりました。

「みずほ銀行武蔵小杉支店」(旧第一勧業銀行・大野屋前)、「みずほ銀行武蔵小杉駅前支店」(旧富士銀行・中原図書館隣)として一時併存していたものの、2006年2月13日に前者が存続、後者が廃止という形で統廃合が行われました。

この際、非常にわかりにくいのですが、旧第一勧業銀行(大野屋前)が存続したものの、店舗の建物は廃止になった旧富士銀行(中原図書館隣)を使用するというかたちがとられました。
そのため、一見すると旧富士銀行の店舗が残ったようですが、実は旧第一勧業銀行の店舗が存続したということになります。

これは、前述のみずほ銀行・みずほコーポレート銀行の統合の仕方と、少し似ていますね。
パズルのように複雑ですが、当時日本橋支店、松戸支店、向ヶ丘支店など、多数の支店で同様の統合手法がとられています。

■開閉式のフェンス設置
開閉式のフェンス設置

■「みずほ銀行武蔵小杉支店改修工事」
「みずほ銀行武蔵小杉支店改修工事

しかしながら、現在のみずほ銀行武蔵小杉支店は、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業により本年度中に立ち退きを行う必要があります。
そこでかねてから塩漬けにしてあった、旧第一勧業銀行武蔵小杉支店の建物が再度活用されることになったわけです。

これはおそらく、ある程度予定されていたものでしょう。

みずほ銀行武蔵小杉支店の移転にあたり、冒頭に申しあげた通り、10年以上閉鎖されていた旧第一勧業銀行武蔵小杉支店の仮囲いが取り外され、開閉式のフェンスになりました。
また出入口には、「みずほ銀行武蔵小杉支店改修工事」の看板が出ています。

長年使っていなかった古い建物ですから、あちこち不具合も出ているでしょう。
それらの改修を行ったうえで、「みずほ銀行武蔵小杉支店」としてあらためてオープンするものと思います。

旧第一勧業銀行の支店が、10年越しに戻ってくるということになりますね。



■小杉町3丁目東地区の「川崎信用金庫武蔵小杉支店」
小杉町3丁目東地区の「川崎信用金庫武蔵小杉支店」

さて一方、小杉町3丁目東地区には、同じく金融機関として「川崎信用金庫武蔵小杉支店」があります。
こちらは府中街道沿いに2016年10月11日に移転することを、2016/7/4エントリでお伝えしました。

■川崎信金移転先の仮店舗ビル
川崎信金移転先の仮店舗ビル

川崎信金移転先の仮店舗ビル

移転先の仮店舗は「64Cafe+Ranai」前の駐車場用地に4階建てで新築
され、ほぼ外観は完成しています。
金融機関ですから、高度なセキュリティやシステムインフラの構築なども移転までに行われることでしょう。

これらの金融機関2店舗に加えて旧中原図書館もすでに移転が完了していますので、小杉町3丁目東地区の立ち退きもいよいよ本格的に進捗してきた感があります。

【関連リンク】
みずほ銀行 店舗統合のお知らせ(2011年資料。PDFファイル)川崎信用金庫ウェブサイト 武蔵小杉支店仮店舗移転のお知らせ
小杉町3丁目東地区市街地再開発組合
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
2008/11/19エントリ 小杉町3丁目東地区再開発のコンサルを日本設計に委託
2010/10/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発事業の試験掘り実施
2011/7/26エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で商業・公共公益施設とタワーマンションを建設へ
2011/10/28エントリ 小杉町3丁目東地区再開発に三井不動産レジデンシャル・東急不動産が参画
2012/1/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発計画の素案を2012年2月提出へ、2013年3月の都市計画決定目指す
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
2015/7/29エントリ 小杉町3丁目東地区:川崎信金武蔵小杉支店が「64Cafe」前に仮設店舗で2016年7月以降移転へ
2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ
2016/3/10エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:旧中原図書館の暫定バイク駐車場が6月末閉鎖、再開発地区内の移転進む
2016/6/6エントリ 「小杉こども文化センター」代替施設が中原区役所敷地内に6月1日暫定開設、小杉町3丁目東地区再開発地区内に整備する仮施設に同施設や「メガネのオーサカ」が移転へ
2016/7/4エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:「川崎信金武蔵小杉支店」が2016年10月11日府中街道沿いに移転決定、旧中原図書館のバイク駐車場が6月末で閉鎖完了

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2016年
09月05日

リッチモンドホテルプレミア隣接の川崎バルブ用地に「スーパーホテル」に加え「トヨタレンタリース神奈川武蔵小杉駅前店」が10月15日(土)オープン決定

【Reporter:はつしも】

リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉隣接の「株式会社川崎バルブ」の用地に、「トヨタレンタリース神奈川(トヨタレンタカー) 武蔵小杉駅前店」が2016年10月15日(土)にオープンすることがわかりました。

■「トヨタレンタリース神奈川 武蔵小杉駅前店」がオープンする川崎バルブの用地
「トヨタレンタカー武蔵小杉駅前店」のオープン予定地

■同用地にオープンする「スーパーホテル」の看板
スーパーホテルの看板

株式会社川崎バルブの用地は、リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉、東海道新幹線、上丸子跨線橋に挟まれた三角地帯になります。

ここは川崎バルブの事務所のほか、周辺工事の作業ヤード、駐車場として活用されてきましたが、工事の進捗によりこのたび事務所の建て替えおよび同社を事業主とした「スーパーホテル」が建設されることがあきらかになっています。

■株式会社川崎バルブの新事務所の建物
川崎バルブの新事務所の建物

■新事務所建設の看板
新事務所建設の看板

「トヨタレンタリース神奈川 武蔵小杉駅前店」は、川崎バルブの新事務所の建物内に入居するようです。

この事務所は2階建てで、ニッポンレンタカーが利用するのはその一部ということになるでしょう。

■武蔵小杉新駅コンコースのオープン告知
武蔵小杉駅コンコースのオープン告知

武蔵小杉駅コンコースのオープン告知

武蔵小杉新駅のコンコースには、「トヨタレンタリース神奈川 武蔵小杉駅前店」のオープン告知が掲示されていました。

この地図を参照すると、確かに川崎バルブの事務所にオープンすることがわかります。

■トヨタレンタリース神奈川 武蔵小杉店
トヨタレンタリース神奈川武蔵小杉店

■トヨタレンタリース神奈川 店舗案内 武蔵小杉店
http://www.r-kanagawa.co.jp/shop/musashikosugi.html

トヨタレンタカーは、中原区にはすでに小杉御殿町交差点北側の府中街道沿いに「武蔵小杉店」があります。

こちらは東急線より西側のエリアをカバーし、新店舗の「武蔵小杉駅前店」は東側をカバーするということでしょう。

■ニッポンレンタカー中原区役所前営業所
ニッポンレンタカー中原区役所前営業所

■ニッポンレンタカー武蔵小杉駅北口営業所
ニッポンレンタカー武蔵小杉駅北口営業所

レンタカーの店舗としては、ほかに武蔵小杉駅周辺にはニッポンレンタカー2店舗などがあります。

このうち東急線高架下、「NATURA MARKET」隣の店舗は、9月1日付で名称が「武蔵小杉駅前営業所」から「武蔵小杉駅北口営業所」に変更されました。

たまたまでしょうが、はからずも「トヨタレンタカー武蔵小杉駅前店」と店舗名の重複を回避するような格好になりました。


このたびオープンする「トヨタレンタリース神奈川 武蔵小杉駅前店」は、武蔵小杉再開発地区では初のレンタカー店舗となります。
電車ネットワークが至便な武蔵小杉駅前のマンションで、車を持たずに機能的に暮らす方も多く、近年は周辺の「三井のリパーク」などでカーシェアリングの営業も増えてきました。

人口も増加する中、レンタカーについても一定のニーズが見込めるということなのでしょうね。

【関連リンク】
スーパーホテル ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区
2008/1//27エントリ ホテル・ザ・エルシィ解体開始
2008/3/24エントリ リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉オープン
2008/4/21エントリ 中原消防署 新庁舎移転
2011/5/22エントリ リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉の窓掃除
2012/8/23エントリ 武蔵小杉の不動産屋さん「帝観ホテル」と、「ビジネスホテル小杉」
2016/1/15エントリ 「ホテル精養軒」の新本館がグランドオープン、レストランラウンジで「おかし工房しいの実」コラボのシフォンケーキ提供中
2016/1/20エントリ リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉隣接地に「(仮称)ビジネスホテル武蔵小杉」が出店、小杉駅東部地区A地区に6年ぶりの開発
2016/8/14エントリ リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉隣接のビジネスホテル計画が格安ホテル「スーパーホテル」に決定

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2016年
09月03日

パークシティ武蔵小杉のシンボルツリー「ヒマラヤスギ」が倒木リスクのために本日伐採

【Reporter:はつしも】

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー・ミッドスカイタワーのシンボルツリーとなるヒマラヤスギのうち、ステーションフォレストタワー側が本日伐採されました。

※9/8追記
なお、このヒマラヤスギは両タワーで別個に維持管理されており、ミッドスカイタワー側のヒマラヤスギについては現在特に倒木リスク等は認められておらず、伐採の予定もないということです。
 
■伐採前のヒマラヤスギ
伐採前のヒマラヤスギ 

東急武蔵小杉駅東口においては、再開発初期においてパークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー・ミッドスカイタワーが建設されました。

それに伴って両タワーの間には、綱島街道まで「都市計画道路 武蔵小杉駅南口線」が整備されました。
この道路と綱島街道の交差点にタワーと一緒にそびえたっていたのが、2本のヒマラヤスギです。

伐採後のヒマラヤスギ
伐採後のヒマラヤスギ

本日、前述の通りパークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー側のヒマラヤスギが伐採されました。

写真右手に、ヒマラヤスギの姿が消えているのがわかるでしょうか。

■ヒマラヤスギの伐採跡
ヒマラヤ杉の伐採跡

ヒマラヤスギの伐採跡

こちらが、本日のヒマラヤスギの伐採跡です。

現地には切り株が残り、伐採されたヒマラヤスギは小分けにされてトラックの荷台に積み込まれています。

■伐採前、倒木の危険が懸念されたヒマラヤスギ(2016年4月)
伐採前、倒木の危険が懸念されたヒマラヤスギ

■ヒマラヤ杉の倒木防止
ヒマラヤ杉の倒木防止

■倒木危険により通行止め
倒木危険により通行止め

このヒマラヤスギは、2016年4月ごろには倒木の危険があるということで、周囲に補強が施されるとともに立ち入り禁止になっていました。

それから5か月ほどが経過したのち、結局伐採ということになりました。


大きな木ですので残せたほうがもちろん良いのですが、もし倒れれば大変危険です。
台風の季節を迎え、万が一けが人等が出てしまうことがあってはいけませんし、やむなしというところでしょう。



■川崎市平和館前の街路樹伐採
川崎市平和館前の街路樹伐採

川崎市平和館前の街路樹伐採

なお、タイミングを同じくして、綱島街道沿いでは中原平和公園の川崎市平和館前の街路樹が伐採されていました。

こちらもなかなか立派な木でしたが、何らかリスクがあったのでしょう。

■「巽橋」そばのソメイヨシノ伐採
渋川「巽橋」付近のソメイヨシノ伐採 

武蔵小杉では、北口の南武沿線道路においてケヤキの倒木事故が発生して以来、街路樹の検査が行われていました。

その一環で、2016年5月には渋川沿いのソメイヨシノが腐朽のため伐採されています。


街路樹の命も永遠ではありませんので、定期的な健康診断は必須ですし、大切に育てていくことも大切ですね。

■倒木の断面(@gom6105さん提供)
倒木の断面

【関連リンク】
2013/5/7エントリ 武蔵小杉タワープレイス前の街路樹が倒れ、南武沿線道路が一時不通に
2013/5/10エントリ 武蔵小杉タワープレイスの街路樹倒木後、川崎市が南武沿線道路の街路樹を調査
2013/5/18エントリ 武蔵小杉タワープレイス前の倒木事故を受け、川崎市が街路樹剪定作業を実施
2013/5/24エントリ 武蔵小杉タワープレイス周辺風害対策の追加植樹が完了
2013/7/18エントリ 武蔵小杉タワープレイス前の倒木事故を受け、南武沿線道路の街路樹を一部伐採
2016/7/12エントリ 渋川沿い、法政二中・高前のソメイヨシノが伐採、植樹60年を数え各所で腐朽が進む

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2016年
09月01日

「小杉らぁめん夢番地」が「ヨンパチ食堂」跡地に本日オープン、「S.N.Bビルディング」1階の「ファミリーマート」がオープンセール実施中

【Reporter:はつしも】

小杉町3丁目の「小杉らぁめん夢番地」が、本日武蔵小杉西街区ビル1階の「和inBAR ヨンパチ食堂」跡地に移転オープンしました。

■武蔵小杉西街区ビルの「小杉らぁめん夢番地」
武蔵小杉西街区ビル1階の「小杉らぁめん夢番地」

「小杉らぁめん夢番地」

「小杉らぁめん夢番地」は、小杉町3丁目の「小杉こども文化センター」隣接で営業していた「大野屋」グループのラーメン店です。

小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の進捗により旧店舗の立ち退きが必要となり、8月18日には閉店をしていました。

その移転先となったのが、武蔵小杉西街区ビルで2016年4月30日に閉店した「和inBAR ヨンパチ食堂」跡地です。

この区画は大野屋グループが所有する地権者店舗の区画であり、同グループが店舗を入れ替えた形になります。

■新店舗でのメニュー
新店舗のメニュー

こちらが、移転に伴って新しくなったメニューです。
店内では先に食券を購入する形式で、これは旧店舗から変わりません。

■「和inBAR ヨンパチ食堂」跡地の店内
「和inBAR ヨンパチ食堂」跡地の店舗

「小杉らぁめん夢番地」は、「和inBAR ヨンパチ食堂」の店内を改装しています。
ホールの中央にはカウンターが設置され、こすぎコアパーク寄りには2名のテーブル席も設置されていました。

■鶏白湯らぁめん
鶏白湯らぁめん

こちらは、新「夢番地」が推す「鶏白湯らぁめん」です。
とろみのある塩味スープに鶏の旨味がよく出て、細麺によく絡んでおいしかったです。

■閉店後の旧「小杉らぁめん夢番地」
閉店した「小杉らぁめん夢番地」 

閉店後の「小杉らぁめん夢番地」は、すみやかに看板が取り外されていました。

小杉町3丁目東地区の既存店舗等は本年度中に立ち退きを完了し、解体が着手される見込みです。

新たに移転した「小杉らぁめん夢番地」は駅直結で立地もよいですので、以前よりも認知度が向上してお客さんも多く入るのではないでしょうか。



一方、「小杉らぁめん夢番地」からすぐ近く、こすぎコアパーク前の「S.N.Bビルディング」1階の「ファミリーマート武蔵小杉駅西店」は、昨日8月31日にオープンしました。

■8月31日オープンの「ファミリーマート武蔵小杉駅西店」
「ファミリーマート武蔵小杉西店」

■「ファミリーマート武蔵小杉駅西店」のオープンセール
「ファミリーマート武蔵小杉駅西店」のオープンセール 

「ファミリーマート武蔵小杉駅西店」は明日、9月2日(金)までオープンセールを実施しています。

店内は少々狭いように感じましたが、こちらも駅前ですので、「立地が一番」といわれるコンビニエンスストアとしては優位性がありそうですね。

「S.N.Bビルディング」では、今後10月にかけて順次テナントオープンが続きます。

【関連リンク】
(小杉町3丁目東地区関連)
小杉町3丁目東地区市街地再開発組合
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
2015/7/29エントリ 小杉町3丁目東地区:川崎信金武蔵小杉支店が「64Cafe」前に仮設店舗で2016年7月以降移転へ
2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ
2016/3/10エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:旧中原図書館の暫定バイク駐車場が6月末閉鎖、再開発地区内の移転進む
2016/6/6エントリ 「小杉こども文化センター」代替施設が中原区役所敷地内に6月1日暫定開設、小杉町3丁目東地区再開発地区内に整備する仮施設に同施設や「メガネのオーサカ」が移転へ
2016/7/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:「川崎信金武蔵小杉支店」が2016年10月11日府中街道沿いに移転決定、旧中原図書館のバイク駐車場が6月末で閉鎖完了
2016/8/3エントリ 小杉町3丁目東地区「小杉らぁめん夢番地」が、同じ大野屋グループ「ヨンパチ食堂」跡地に9月上旬入居決定

(S.N.Bビルディング関連)
Bees武蔵小杉店 ウェブサイト
アオイチデンタルクリニック ウェブサイト 歯科医スタッフ紹介
Di PUNTO(ディプント)ウェブサイト
2015/5/12エントリ 武蔵小杉駅前「お好み焼 忍」旧店舗が50年の歴史に幕、ビル建替えにより2016年秋再オープンへ
2015/6/18エントリ 武蔵小杉駅前の「お好み焼 忍」が解体開始、7階建て商業ビルの建築計画が公示
2016/7/9エントリ 東急武蔵小杉駅南口駅前「お好み焼 忍」の新築ビル「S.N.B」の一部がお目見え、「忍」は上階に入居へ
2016/8/2エントリ 武蔵小杉駅南口駅前「お好み焼き 忍」のS.N.Bビル1階に「ファミリーマート武蔵小杉駅西店」が8月末出店決定
2016/8/4エントリ 武蔵小杉駅南口駅前「お好み焼 忍」のS.N.Bビルにワインバル「Di PUNTO(ディプント)」が8月下旬以降出店決定
2018/8/17エントリ 「お好み焼き 忍」のS.N.Bビルに8月31日「ファミリーマート」9月18日ワインバル「Di PUNTO」10月3日「オーセント歯科クリニック」オープン決定
2016/8/21エントリ 「お好み焼き 忍」のS.N.Bビルに小杉町3丁目東地区の美容室「Bees」が「Ash」に名称変更し9月28日移転決定、1~5階までのテナント出揃う

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2016年
08月25日

グランツリー武蔵小杉・ららテラス武蔵小杉の「ムサコ」たち。「むさこdeシュー」「むさこロール」「ムサコスムージー」「I LOVE MUSAKO」

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉は近年の再開発により、テレビ番組・コマーシャル・新聞・雑誌・映画など各種メディアに登場する機会が非常に多くなってきました。
メディアの中においては、武蔵小杉の奥様方が「ムサコマダム」として紹介されるなど、地域の呼称として「ムサコ」が使われるケースが増えています。

これに乗るかたちで、駅前の商業施設「グランツリー武蔵小杉」「ららテラス武蔵小杉」では、「ムサコ」の名前を冠した商品が展開されています。

■グランツリー武蔵小杉の「パティスリー・シュシュクリエ」
グランツリー武蔵小杉の「パティスリー・シュシュクリエ」

グランツリー武蔵小杉の「パティスリー・シュシュクリエ」は、三軒茶屋の洋菓子店「ラ・ファミーユ」が立ち上げた新ブランドです。
同店がオープンしたのち、2015年10月に三軒茶屋の店舗も「シュシュクリエ」に転換されています。

■「パティスリー・シュシュクリエ」の「むさこde シュー」
「パティスリー・シュシュクリエ」の「むさこdeシュー」

■同じく「むさこロール」
同じく「むさこロール」

「シュシュクリエ」で展開されているのが、「むさこdeシュー」と「むさこロール」です。

「むさこdeシュー」は、マカロン生地を乗せて焼き上げたシュー生地に、御養卵を使用したカスタードクリーム・生クリームのミックスが入っています。拳程度の大きさで、クリームの重みとボリューム感があります。

カスタードクリームを詰めてからの時間の経過に満足度が左右される商品で、運よくできたてが食べられると、特徴であるサクサク生地の食感が楽しめます。

「むさこロール」は、フワフワでしっとりとしたスフレ生地に、北海道阿寒の生クリーム、御養卵を使用したカスタードクリームが入っています。

2種のうち、気軽に食べられる「むさこdeシュー」は特に人気があり、ひとり5個までと個数制限があります。
毎月第2火曜日は「むさこdeシュー」の日で、通常価格220円が180円(限定500個)となりますので、この時がチャンスですね。

■「むさこdeシュー」とセットで展示「ムサコ論争」の新聞記事
「むさこdeシュー」とセットで展示「ムサコ論争」の新聞記事

「むさこdeシュー」とセットで展示「ムサコ論争」の新聞記事

この「むさこdeシュー」が、2016年5月24日付の東京新聞に取り上げられまして、しばらくの間「シュシュクリエ」のカウンターに展示されていました。

ちょうど「ムサコってどこ?『本家論争』…現地は三所三様」という記事で、武蔵小杉に関する部分だけをまとめると、下記のような要旨になっています。

●再開発にあたって川崎市が2005年度にMUSACOを愛称としたが定着しなかった
●最近、子育て世代の新住民が増え、時折「ムサコ」の略称が使われるようになった
●駅近くの洋菓子店(シュシュクリエ)では地元の名物になるようにとシュークリームに「むさこdeシュー」と名付け販売
●古い住民は「コスギ」と呼ぶことが多い
●プロ野球選手のパンチ佐藤さんはインタビューに答え「街や電車で『むさこマダム』なんて耳にしますが、ダルビッシュ有選手を『ダビリッシュ』と間違えるより恥ずかしい。コスギです!」と熱く訴えた


なお、記事中に登場するパンチ佐藤さん は、ブログでも「コスギ」を熱く訴えています。

■パンチ佐藤オフィシャルブログ パンチ佐藤の一 日一膳 老舗を探せ!
http://ameblo.jp/punch-sato/entry-11794730247.html

この東京新聞では、武蔵小杉以外の「武蔵小山」「武蔵小金井」の状況についても取り上げられています。
ご関心のある方は、図書館などで閲覧してみてください。

■グランツリー武蔵小杉「レインボースペクトラム」の「I LOVE MUSAKO」
グランツリー武蔵小杉「レインボースペクトラム」の「I LOVE MUSAKO」

グランツリー武蔵小杉「レインボースペクトラム」の「I LOVE MUSAKO」

また、同じくグランツリー武蔵小杉の雑貨店「レインボースペクトラム」では、「I LOVE MUSAKO」という看板が掲示されています。

「SINCE 2014.11」ということで、開業時から同店なりに「地元(ムサコ)愛」を示したものでしょうか。

■ららテラス武蔵小杉「九州屋」の「MUSAKOスムー ジー」
ららテラス武蔵小杉「九州屋」の「MUSAKOスムージー」

ららテラス武蔵小杉「九州屋」の「MUSAKOスムージー」

一方、ららテラス武蔵小杉の「九州屋」では、 「MUSAKOスムージー」が販売されています。
「MUSAKOグリーン」など種類がありまして、特に材料など武蔵小杉につながりはないようですが、フルーツなどをミックスしています。

このように大型商業施設においては、メディアと歩調を合わせた「ムサコ」名称が各所で使われています。

「シュシュクリエ」は大手資本ではなく、三軒茶屋ではまさに「地元のお店」ですが、新たに進出した武蔵小杉では地元の感覚等を把握しきれない部分もあったかと思います。
または把握はしたうえで、メディアに乗った方が良いという判断もあったのかもしれません。


いずれにしましてもこれらは洋菓子であり、ドリンクであります。名前はさておき、とりあえずは美味しくいただけるかどうかが一番重要といえるでしょう。

せっかくですので「ムサコ論争」を話題にしつつ、 「ムサコ」フードを試してみるのも良いと思います。



なお余談ですが、武蔵小杉特化のラジオ番組「コスギスイッチON!」では、2016年4月28日放送分において、武蔵小杉駅前「こすぎコア パーク」での「武蔵小杉を何と呼ぶか」街頭インタビューを実施しておりま した。

その結果が、想像以上に「ムサコ」が多く、正確な集計は番組中で発表されていないものの20人ほどにインタビューをしたところ「コスギ」「ムサコ」でおおよそ半々だったということです。

■コスギスイッチON! ウェブサイト
http://radioksg.com/
※2016年4月28日放送分 21分28秒あたりからス タートします。

インタビューの声からすると若い方が多かったようですが、「ムサコはメディアだけ、地元では誰一人使わない」とは現実に言い切れなくなってきているのかもしれません。

番組をお聞きになるとわかりますが番組製作スタッフはかねてから強く「コスギ」を支持されていますので、大手メディアと歩調を合わせたバイアスがかかっているわけではまったくありません。むしろ「コス ギ」と答える方が多いことを希望してインタビューされた結果かと思います。

私個人は「ムサコ」を使うことは全くありませんが、「MUSACO」が定着しなかったように、こういった名称や言葉の使い方は誰かが「コスギだ」「ムサコだ」と決めて一律に市民全体に強制できる類のものではないですね。

今後どのような流れになっていくものか、注目されるところです。

【関連リンク】
グランツリー武蔵小杉 ショップ情報 パティスリー・シュシュクリエ
レインボースペクトラム ウェブサイト
ららテラス武蔵小杉 ショップ情報 九州屋
2008/5/17エントリ 「MUSACO」に関するアンケート結果

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