武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2016年
01月13日

フーディアム武蔵小杉2階が2016年春リニューアル、クリニック4院・調剤薬局によるメディカルモールに一部転換

【Reporter:はつしも】

フーディアム武蔵小杉の2階が、一部メディカルモールとして2016年春にリニューアルされることになりました。

「飯野眼科」の移転後、2015年12月29日に隣接の「フーディアム武蔵小杉薬局」が閉店、さらに隣接の化粧品・ドラッグ売場が1階に移設されました。
その跡地に、内科・皮膚科・耳鼻科が新規開院するとともに、あらためて調剤薬局がオープンします。

これにより、現在の「パークシティ歯科」を含め、4つのクリニックと調剤薬局が並ぶメディカルモールが完成します。

■リニューアルされるフーディアム武蔵小杉の2階
リニューアルされるフーディアム武蔵小杉の2階

■リニューアルの案内
リニューアルの案内

リニューアルの案内

フーディアム武蔵小杉は、武蔵小杉再開発地区における商業施設のパイオニアとして、2008年5月24日にオープンしました。
昨年、「ららテラス武蔵小杉」「グランツリー武蔵小杉」の出店が相次いだこともあって競合環境が激化し、2015年7月には1階食品売り場のフルリニューアルを行っていたところです。

ただ、オープン直後から特に2階の集客には苦戦したようで、本サイトでもお伝えしてきたようにこれまでにテナントの撤退と入れ替えが相次いでいました。

■移転した「飯野眼科」
移転した「飯野眼科」

■閉店した「フーディアム武蔵小杉薬局」
閉店した「フーディアム武蔵小杉薬局」

閉店した「フーディアム武蔵小杉薬局」

■1階に移設された「化粧品・ドラッグストア売場」
1階に移設された「化粧品・ドラッグストア売場」

今回のリニューアルに先立って、前述の通り「飯野眼科」がフーディアム外に移転、「フーディアム武蔵小杉薬局」が閉店、「化粧品・ドラッグストア売場」が1階に移設されました。
そして、これらの区画をメディカルモールとしてまとめるため、区画中央にあった「カラダファクトリー」が端の区画に移転するかたちになりました。

■リニューアル区画内で移転した「カラダファクトリー」
リニューアル区画内で移転した「カラダファクトリー」

「カラダファクトリー」は、すでに移転先の区画で平常営業がスタートしています。
現在は「カラダファクトリー」の移転跡地を含め、残りのリニューアル区画で工事が進められています。

■1階に移設された化粧品・ドラッグ売場
1階に移設された化粧品・ドラッグ売場

そして化粧品・ドラッグ売場は、昨年のうちに1階に移設が完了していました。
ここはフーディアム武蔵小杉のオープン時には「柿安口福堂」が出店していましたが早くに閉店し、その後「さざれ」「幸せの黄金鯛焼き」「千花いただきや」の出店・撤退が続きました。専門店がどうしても定着できず、店舗区画自体が撤去されていた場所です。

この区画はオープン当初の専門店区画としての役割は完全に終え、フーディアムのスーパーマーケットの売り場の一部として活用されていくことになります。

さて、フーディアム武蔵小杉の専門店の変遷を、あらためてまとめておきましょう。

■フーディアム武蔵小杉の専門店の変遷
▼55ステーション(2009年3月閉店)⇒ぷらちなはーと(2012年12月閉店)⇒ジュエリープラザ(2014年3月頃閉店)⇒クツショウテン(2014年6月29日閉店)⇒保険見直し本舗増床
▼パリミキ(2009年9月閉店)⇒フィットネス用品売り場⇒調剤薬局・カラダファクトリー(2016年春リニューアル)
▼アイシティ(2010年3月閉店)⇒現・ストレッチファクトリー
▼柿安口福堂(2011年1月閉店)⇒さざれ(2011年12月閉店)⇒幸せの黄金鯛焼き(2013年1月閉店)⇒千花いただきや(2014年1月閉店)⇒店舗区画撤去⇒化粧品・ドラッグ売り場(2015年12月)
▼Fare(2014年5月14日閉店)⇒現・Gaba(2014年9月1日開店)およびBlanc、QBハウス(2014年11月29日開店)
▼日本一(2014年5月20日閉店)⇒現・D's Selection(2014年7月12日開店)⇒リニューアルにより移転(2015年7月)
▼広東菜館(2015年1月閉店)⇒リニューアルにより区画撤去(2015年7月)
▼宝くじ売り場(2015年閉店)⇒休憩スペース(2015年7月リニューアル)
▼ラ・セゾン・デ・パン(2015年4月20日移転)⇒ラ・ボンテ(2015年5月開店)
▼横浜銀行ATM(2015年6月30日閉鎖)⇒食品売り場(2015年7月リニューアル)
▼飯野眼科(2015年8月25日閉院、9月2日移転)⇒内科(2016年春リニューアル)
▼フーディアム武蔵小杉薬局(2015年12月29日閉店)⇒皮膚科(2016年春リニューアル)
▼カラダファクトリー(2015年1月移転)⇒皮膚科(2016年春リニューアル)
▼化粧品・ドラッグ売り場(2015年1月移転)⇒耳鼻科(2016年春リニューアル)

■フーディアム武蔵小杉オープン時の「オリジナル16」
フーディアム武蔵小杉オープン時の「オリジナル16」

フーディアム武蔵小杉には、当初横浜銀行ATMを含め16の専門店がありました。Jリーグ創設時からのクラブ「オリジナル10」になぞらえると、「フーディアム武蔵小杉・オリジナル16」ということになるでしょうか。

「オリジナル16」で現在も健在なのは「auショップ」「カラダファクトリー」「日本旅行OMC」「白洋舎」「保険見直し本舗」「パークシティ歯科」の6店舗です。
そのうち「カラダファクトリー」は「ストレッチファクトリー」を追加出店、「保険見直し本舗」は増床をするなど、2階にあっても好調と思われる店舗も中には存在します。

■フーディアム武蔵小杉
フーディアム武蔵小杉 

フーディアム武蔵小杉を運営するダイエーは、2015年1月1日をもってイオンの完全子会社となり、イオン傘下で経営再建を行なうこととなりました。

フーディアムについても何らかてこ入れが行なわれることが想定されていましたが、今回の2階リニューアルで一通りは手が入るかたちになりました。現状、業態転換など大胆な改革ではなく、まずは従来の延長線上での強化をはかるものといえます。

1階もリニューアルしたばかり、2階も2016年春のリニューアル店舗以外も「QBハウス」「Gaba」など比較的最近入居した店舗が多いですから、ここから短期的にちゃぶ台をひっくり返すことは考えにくいでしょう。

■2015年7月にリニューアルした1階食品売り場
旧「広東菜館」跡地の惣菜売場 

経営方針は状況に応じて変化していくものであり、フーディアム武蔵小杉が中長期的にどうなるかはわかりません。
どのようなかたちであっても、武蔵小杉駅前の大型商業施設として、引き続き地域ニーズに応える施設として発展されると良いと思います。

【関連リンク】
ダイエー店舗情報 フーディアム武蔵小杉
2008/5/24エントリ フーディアム武蔵小杉本日オープン
2008/7/25エントリ フーディアム武蔵小杉に関するアンケート結果
2009/3/17エントリ フーディアム武蔵小杉の55ステーションが閉店
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/8/31エントリ フーディアム武蔵小杉2階、パリミキ9月23日閉店
2009/10/1エントリ フーディアム武蔵小杉のパリミキ跡地に催事場オープン
2010/5/14エントリ フーディアム武蔵小杉2階のアイシティが2010年7月31日閉店
2010/6/23エントリ 貴金属修理・買取「ぷらちなはーと」がフーディアム武蔵小杉2階にオープン
2011/12/18エントリ フーディアム武蔵小杉の薄皮たい焼き「さざれ」が本日閉店
2012/1/18エントリ フーディアム武蔵小杉に「幸せの黄金鯛焼き」が本日オープン
2013/5/9エントリ フーディアム武蔵小杉にたこ焼き・お好み焼き店「ITADAKIYA(いただきや)千花」が2013年5月13日(月)オープンへ
2014/2/11エントリ フーディアム武蔵小杉のたこ焼き・お好み焼き店「千花いただきや」が閉店
2014/4/14エントリ フーディアム武蔵小杉2階「ジュエリープラザ」閉店、跡地に「クツショウテン」がオープン
2014/5/24エントリ フーディアム武蔵小杉の美容室「Fare」、惣菜店「日本一」が2014年5月に連続閉店
2014/6/27エントリ フーディアム武蔵小杉の「クツショウテン」が6月29日(日)閉店、3か月足らずで営業終了に
2014/8/4エントリ フーディアム武蔵小杉2階に「Gabaマンツーマン英会話」が2014年9月1日(月)オープンへ
2014/9/26エントリ フーディアム武蔵小杉の「保険見直し本舗」が増床リニューアル、「Fare」跡地は「Gaba」と新店舗で2分割
2014/10/11エントリ フーディアム武蔵小杉2階に「Eyelash Salon Blanc」が2014年11月29日(土)オープンへ
2014/11/19エントリ 本日「ライフ宮内二丁目店」グランドオープン、「フーディアム武蔵小杉」売場改装オープン
2015/2/15エントリ フーディアム武蔵小杉の中華惣菜店「広東菜館」が、運営会社自己破産のために閉店
2015/4/10エントリ 旧増田屋ビル1階に「トモズ」の調剤薬局が出店、隣接の「トモズ武蔵小杉店」と併存へ
2015/6/25エントリ フーディアム武蔵小杉の新ベーカリー「ラボンテ」登場と、「宝くじ売り場」「横浜銀行ATM」の閉鎖
2015/7/12エントリ フーディアム武蔵小杉食品売場がリニューアル、4日間臨時休業ののち7月18日(土)オープン
2015/7/18エントリ 「フーディアム武蔵小杉」本日リニューアルオープンレポート
2015/9/17エントリ 旧増田屋ビル「icoco」に「飯野眼科」がフーディアム武蔵小杉より9月2日移転オープン

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2016年
01月12日

神戸発の人気店「はらドーナッツ」が武蔵小杉東急スクエア・フードショースライスに2016年2月中旬出店決定

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉東急スクエア・フードショースライスの2階に、「はらドーナッツ」が2016年2月中旬に出店することがわかりました。

■はらドーナッツ ウェブサイト
http://haradonuts.jp/
※武蔵小杉店の情報はまだ掲載されていません。

■はらドーナッツ 目黒店
はらドーナッツ 目黒店

はらドーナッツは、神戸に本店を置くドーナツ専門店です。
「美味しく、安心して食べていただける」 をコンセプトに、 防腐剤や保存料を使用しない自然派のドーナツを製造・販売しています。

姉妹店を含め全国に21店舗とまだまだ限定されたエリアにしか出店しておらず、神奈川県内では横浜元町、横浜ポルタ、新百合ヶ丘の3店舗があります。

■「はらドーナッツ」と「いちごホワイト」
「はらドーナッツ」と「いちごホワイト」

同店の看板は、店名にもなっている「はらドーナッツ」です。
豆乳とおからをたっぷり使っており、手作り感のある素朴な味わいが特徴です。
プレーンで甘みは決して強くないのですが、もっちりとした食感があって優しい味が確かに美味しかったです。
全体のメニュー構成としては、「はらドーナッツ」「サトウキビ」「丹波黒豆きなこ」は「メインメニュー」として全店共通です。
その他は店舗によって異なり、チョコレートやシナモン、紅茶などの「レギュラーメニュー」、旬の野菜など季節によって変更される「お野菜メニュー」「季節メニュー」があります。

■メインメニューの「きなこ」
季節メニュー

こちらはメインメニューの「きなこ」です。
プレーンの「はらドーナッツ」にもう少し甘みが欲しい方は、ほどよく黒糖きなこがまぶしてあるこちらの一品もお勧めです。

ドーナツの価格帯は120円~200円というところで、そう高いものではありません。
帰り道のちょっとしたお土産に、良いかもしれません。

■出店場所となる「武蔵小杉東急スクエア・フードショースライス」
「ぐるチュロ」跡地の「コーキーズクッキー」 

「はらドーナッツ」の出店場所は前述の通り武蔵小杉東急スクエア・フードショースライスの2階となる見込みです。

上記の写真はかつて「ぐるチュロ」が出店していた区画で、その後期間限定ショップのスペースになっています。
現在の店舗は、1月20日までの営業で、その後はまた入れ替わりになるようです。

ドーナツ店舗でしたら設備的にもそのままフィットしそうですので、この区画が候補としては有力のような気がいたしますが、これはまだわかりません。

「はらドーナッツ」の出店については、本日時点で武蔵小杉東急スクエアおよびはらドーナッツのウェブサイトには情報が出ていません。

■「目黒店」のイートインスペース
「目黒店」のイートインスペース

「はらドーナッツ」は目黒店、横浜元町店などいくつかカフェ併設の店舗がありますが、フードショースライスではちょっと場所がなさそうです。

■中原区の人気店「イクミママのどうぶつドーナツ」のミケ
中原区の人気店「イクミママのどうぶつドーナツ」のミケ

自然派のドーナツといえば、元住吉発の「イクミママのどうぶつドーナツ」が地元ではたいへん人気を博しています。
同店は昨年自由が丘にも2号店を出し、全国の百貨店やグランツリー武蔵小杉の催事にも出店するなど活動の幅を広げてきていました。

「はらドーナッツ」も自由が丘にはかねてから出店していまして、両エリアで「はらドーナッツ」「イクミママのどうぶつドーナツ」が並び立つことになります。

■武蔵小杉東急スクエアの先行ドーナツ店「ミスタードーナツ」
武蔵小杉東急スクエアの先行ドーナツ店「ミスタードーナツ」

■「BAGEL & BAGEL with She Knows Bakery 」
「BAGEL & BAGEL with She Knows Bakery 」

また、武蔵小杉東急スクエアに限っても、「ミスタードーナツ」「BAGEL & BAGEL with She Knows Bakery 」があり、ここにさらに「はらドーナッツ」が加わります。

■グランツリー武蔵小杉「久世福商店」の「おとうふドーナツ」
おとうふドーナツ(抹茶・レモン)

また、グランツリー武蔵小杉の「久世福商店」でも、お豆腐を使ったドーナツを販売しています。

武蔵小杉周辺では、スイーツ系の店舗が近年かなり充実してきましたね。

【関連リンク】
武蔵小杉東急スクエア ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2013/4/1エントリ 「武蔵小杉東急スクエア」関係者・プレス向け内覧会レポート
2013/4/4エントリ 武蔵小杉東急スクエア・中原図書館の駐輪場ガイド
2013/4/16エントリ 武蔵小杉東急スクエア「フードショースライス」の「ぐるチュロ」
2015/3/17エントリ 武蔵小杉東急スクエア・フードショースライス「ににぎ」「おこわ米八」が相次ぎ閉店、跡地の「ジスウィーク」に19日より葛西「ビッグベル」が登場
2015/4/14エントリ 武蔵小杉東急スクエアが2014年度に過去最高の売上高・来館者数を記録、4月22日まで2周年記念セールを実施中
2015/6/13エントリ 「東急武蔵小杉駅開業70周年記念入場券」発売および「記念イベント」開催レポート
2015/8/16エントリ 武蔵小杉東急スクエアの展望デッキに「東急武蔵小杉駅70周年記念展示」が新登場
2015/10/21エントリ 武蔵小杉東急スクエア「ぐるチュロ」10月28日閉店、「NINA」跡地に「ルピシア」10月29日オープン
2012/12/15エントリ 武蔵小杉東急スクエアの「BAGEL & BAGEL with She Knows Bakery」
2015/11/4エントリ 武蔵小杉東急スクエア・フードショースライスの「ぐるチュロ」「NINA」跡地に「コーキーズクッキー」「ルピシア」がオープン

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2016年
01月08日

東急武蔵小杉駅南口高架下「ナチュラ」新店の「立ち喰い寿司」レポート

【Reporter:たちばな】

2015年11月25日に、東急武蔵小杉駅南口高架下の商業施設に「~和食と立ち喰い寿司~ナチュラ」がオープンしました。

同店は「和食」と「立ち喰い寿司」の2業態複合店舗であり、駅側が和食、府中街道側が立ち喰い寿司となっています。
今回はとりあえず、「立ち喰い寿司」の業態に行ってみました。

■「立ち喰い寿司ナチュラ」
立ち喰い寿司ナチュラ

立ち喰い寿司ナチュラ

「立ち喰い寿司」のナチュラは、店内がL字型のカウンターになっていまして、全体の収容人数は8名程度です。
立ち喰いですので気軽で、客席の回転が比較的早いです。

■「立ち喰い寿司ナチュラ」のメニュー
「立ち喰い寿司ナチュラ」のメニュー

「立ち喰い寿司ナチュラ」のメニュー

また同店では立ち喰いらしく、お寿司を1貫からリーズナブルな料金で楽しめることをコンセプトにしています。
価格帯はメニューの通り、1貫100円~500円となっています。
またお寿司のほか、汁物、おつまみ、ドリンク類も用意されています。

メニューは日によって変わることがあるようです。

■「おまかせ5貫」(600円)
「おまかせ5貫」(600円)

ネタに迷うようでしたら、「おまかせ5貫」のセット(600円)も良いでしょう。
この日は白子の軍艦巻やめかぶなどでした。

■「えんがわ炙り」(200円)、「サーモン」(150円)
「えんがわ炙り」(200円)、「サーモン」(150円)

その他、1貫ずつ好きなネタを頼むのも勿論ありです。
「えんがわ炙り」、柔らかくて美味しかったです~。

魚は旬によって、よいものが変わると思います。
このあたりの仕入れは、一定の取扱い量が見込めるナチュラグループの強みが活かされるのかもしれません。

たっぷり飲み食いしようと思えばそれなりのお値段になってきますが、気軽にちょっとお寿司をつまむ程度であれば、1,000円未満ですませることも十分可能です。
周辺のレストランで飲食したあと、残った少人数でちょっと寿司でも…という使い方もありそうです。

今までに武蔵小杉になかった種類のお店ですので、こういった選択肢ができたのは良いのではないでしょうか。

■武蔵小杉駅高架下の商業施設
武蔵小杉駅高架下の商業施設

なお、この武蔵小杉駅高架下の商業施設は「武蔵小杉東急スクエア」とは完全に別個になっています。
特に商業施設名称はなく、あくまでも高架下の店舗区画にテナントが入居しているだけという形で、言ってみれば武蔵小杉駅北口高架下のマクドナルドや「NATURA MARKET」などと同じ扱いです。

そのため武蔵小杉東急スクエアのように商業施設全体の定休日や営業時間に縛られる必要がなく、高架下の5店舗「Public House」「アジアンビストロDai」「BRASSERIE MUH(ブラッスリームー)」「~和食と立ち食い寿司~ナチュラ」「牛8」はそれぞれ営業時間が異なります。
中でも「~和食と立ち喰い寿司~ナチュラ」は唯一定休日を設け、月曜日がお休みとなっています。

月曜定休は、ナチュラグループ各店舗共通でしたね。
こういった独自路線を貫くことができるのも、大型商業施設の枠外での出店メリットと思います。

【関連リンク】
・ナチュラ ウェブサイト
東急電鉄ニュースリリース 東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下の商業施設・駐輪場2015年11月25日(水) 開業決定!
2014/2/25エントリ 東急電鉄が武蔵小杉駅南口の高架下に店舗を新設、アリオと隣接する商業ゾーン形成へ
2014/6/4エントリ 東急電鉄が武蔵小杉駅南口高架下店舗新設・駐輪場工事を2014年7月着手、2016年1月リニューアルオープンへ
2015/6/28エントリ 六本木発・ベルギービールのフレンチビストロ「ベル・オーブ」が2015年11月下旬武蔵小杉出店決定、豊洲店に続きタワーマンションの街へ
2015/7/2エントリ 武蔵小杉にお茶専門店「ルピシア」今秋出店決定、「アジアンビストロDai」11月出店決定
2015/7/23エントリ 東急武蔵小杉駅南口高架下の新設店舗判明第1号、「アジアンビストロDai」が11月下旬オープン決定
2015/8/19エントリ イタリアン酒場「ナチュラ」が新店計画、「アジアンビストロDai」「(仮称)ベル・オーブ」と共に外食3店舗が11月下旬に武蔵小杉同時出店
2015/10/13エントリ 東急武蔵小杉駅南口高架下商業施設が11月25日オープン決定、「Public House」「アジアンビストロDai」「MUH」「和食と立ち喰い寿司NATURA」「牛8」の店舗がお目見え
201/9/18エントリ 東急武蔵小杉駅高架下商業施設5店舗が発表、「Public House」「アジアンビストロDai」「ベル・オーブ」「和食と立ち喰い寿司NATURA」「牛8」が11月下旬オープンへ
2015/10/17エントリ 東急電鉄が武蔵小杉高架下商業施設・駐輪場の11月25日(水)オープンをリリース、駐輪場の定期利用を先着順で受付スタート
2015/11/24エントリ 11月25日オープン、東急武蔵小杉駅南口高架下商業施設の「MUH」の源流。「ベル・オーブ豊洲店」
2015/11/25エントリ 東急武蔵小杉駅高架下商業施設・駐輪場本日オープン:「Public House」でいただくパスタと駐輪場レポート

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2015年
12月26日

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業が「平成27年度土地活用モデル大賞・国土交通大臣賞」を受賞

【Reporter:はつしも】

「小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業(セントア武蔵小杉)」が、一般財団法人都市みらい推進機構による「平成27年度土地活用モデル大賞」の「国土交通大臣賞」を受賞しました。

■国土交通省 平成27年度土地活用モデル大賞選定結果について(PDF)
http://www.toshimirai.jp/tochi_model/Contents/151029_tochi_result.pdf

■小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業による再開発ビル
小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業による再開発ビル
 
都市みらい推進機構は、都市の活性化に関する研究、情報提供等を通して、地域社会と調和した活力ある都市づくりの推進を図ることを目的とした一般財団法人です。
同機構はその活動の一環として、土地の有効活用や適切な維持管理の「成功モデル」を表彰する「土地活用モデル大賞」を国土交通省の後援のもとに実施しています。

本年度は11点のプロジェクトが応募され、審査の結果「小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業(セントア武蔵小杉)」が同賞の最上位に位置づけられる「国土交通大臣賞」を受賞しました。

■「小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業(セントア武蔵小杉)」の概要及び評価(同機構リリースより)
本プロジェクトは、神奈川県川崎市の東急東横線・JR 南武線、横須賀線の「武蔵小杉駅」より徒歩5分程度の中心市街地に位置しており、建物の老朽化や狭幅員道路等の課題を抱え、機能更新が求められていた地区である。
本地区では建物の老朽化が進み機能更新が求められるものの接道道路や周辺道路条件から整備困難だった地区であり、施行区域の中央に位置する耐震改修を終えた耐火建築物を区域から除外する事業計画にする以外は再開発事業が成立する可能性が無いという特殊な施行区域において、合理的で有効な建築計画を行うため「連担建築物設計制度」を活用して区域中央の除外建物と新たに建設する再開発ビルによる有効な土地利用と合理的な建築計画の実現を目指したプロジェクトです。
多様な権利者意向に配慮した、分譲住宅・賃貸住宅、商業・業務、公的施設等の複合する再開発事業を実現するため、連担建築物設計制度の活用による街区内除外建物を含む都市環境の形成という点において、全国に同様の事情を抱える地区における先導的事例となるものであります。


本賞による「小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業」の概要説明および評価は上記の通りです。
わかりにくいと思いますのでまとめ直すと、以下の通りになります。

<整備が求められていた要因>
①武蔵小杉駅近くの中心市街地に位置している
②建物の老朽化が進んでいる
③道路が狭く都市基盤として難がある

<整備する上でのハードル>
①道路が狭く工事が困難
②地区中央のユニオンビルは耐震改修を終えたばかりで再開発に加わらないなど、多様な地権者意向が存在

<評価されたポイント>
①「連担建築物設計制度」の利用により、ユニオンビルの再開発不参加を乗り越えた
②多様な権利者意向を調整し、分譲住宅・賃貸住宅・商業・業務・公的施設の複合する事業を実現させた


■再開発に参加しなかったユニオンビル
ユニオンビル

■地権者店舗・住戸と新規テナントが同居するセントア武蔵小杉
セントア武蔵小杉B棟

「小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業」は、高層分譲マンションのプラウドタワー武蔵小杉、中層賃貸マンションのケイジェイ・レジデンス武蔵小杉、商業・業務施設のセントア武蔵小杉A棟・B棟と都市計画道路で構成された複合的な開発事業です。
同事業は多くの制約の上に成立しており、何よりも大きかった要因は再開発地区中央の「ユニオンビル」の事業不参加です。これにより、同事業は「ロの字型」の設計をしなくてはなりませんでした。

また同地区はグランツリー武蔵小杉などと異なり多数の地権者や既存店舗が存在したことから、商業施設としては統一感に欠ける面があるのも確かです。

ただ、世の中の再開発事業はさまざまな既存建築物・権利者の「現状」があるから「再」開発なのであって、何の制約もなく、単独事業者がフリーハンドで設計できる案件の方がむしろ少ないのが実状です。
現状の制約を無視して「これがなかったらこうできるのに」とイメージを膨らませることはできても、それではそもそも事業自体が成立しません。

「土地活用モデル大賞」は、その名前の通り土地の有効活用の成功事例を評価するものであって、「仕上がりがいかに絶対的に素晴らしいか」というよりも「いかに制約を乗り越えて、上手く落としどころを見つけられたか」という観点に寄ったものといえると思います。
そういう意味では、再開発地区の中心がすっぽり不参加となったハードルを乗り越えた同地区は、本賞にまさに当てはまるということでしょう。

■国土交通省 連担建築物設計制度
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/seido/kisei/86-2rentan.html

今回ユニオンビルの問題を乗り越えるのに活用され、本賞における評価対象となったのが「連担建築物設計制度」です。
これは上記国土交通省のサイトにある通り、既存建築物の存在を前提としつつ合理的な設計を行うことで、安全上・防火上・衛生上支障ないと特定行政庁が認めるものについては、複数建築物が同一敷地内にあるものとみなして建築規制を適用する制度です。

これにより、小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業は建築規制上は事業不参加のユニオンビルも含めた一体的な事業として取り扱われ、事業として成立したわけですね。

■自転車専用レーンの整備された都市計画道路
小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業による都市計画道路

■プラウドタワー武蔵小杉裏側の歩行者導線
プラウドタワー裏側の歩道状空地

本事業は老朽化した旧中原市民館の移転解体にはじまり、仮設店舗の建設や既存店舗の順次移転なども経て再開発ビルの建設が行われました。
そして最後に都市計画道路の整備をもって、事業が完了したところです。

中原市民館の解体が本格的に始まったのが2011年3月頃で、2015年3月の事業完了までに長期間の工事が必要になりました。
またそれに先立っては、多数の権利者との調整や事業の具体化などに、さらに長い期間を要したのではないでしょうか。

特徴的な「ロの字型」の再開発ビルを眺めつつ、ここに至るまでの道のりを振り返りました。

■旧中原市民館の解体工事
旧中原市民館の解体工事

■KJメゾン武蔵小杉の解体工事


■「アイリッシュバー マッキャンズ」仮店舗(当時)
 「アイリッシュバー マッキャンズ」仮店舗

【関連リンク】
一般社団法人都市みらい推進機構
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 中央地区
2010/10/17エントリ 小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖
2010/11/30エントリ 小杉町3丁目中央地区の第二成高ビル・小杉第6共同ビル解体完了
2010/12/4エントリ 小杉町3丁目中央地区のKJメゾン武蔵小杉の解体開始
2011/1/5エントリ 小杉町3丁目中央地区のKJメゾン武蔵小杉の解体進捗
2011/4/11エントリ 旧中原市民館の解体工事開始と、マッキャンズの扉

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2015年
12月09日

クリスマスシーズン到来、ららテラス武蔵小杉の「サンタのお手紙」と、武蔵杉東急スクエアの「フォトスポット」

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉の街も、クリスマス一色になりました。
駅直結の商業施設「ららテラス武蔵小杉」「武蔵小杉東急スクエア」にも、クリスマスツリーなどの飾りつけが行なわれていますので、ご紹介したいと思います。

■ららテラス武蔵小杉のクリスマスツリー
ららテラス武蔵小杉のクリスマスツリー

ららテラス武蔵小杉のクリスマスツリーは、最上階の4階に設置されています。
ここはネイルやマッサージ、美容室、料理教室、フィットネス、保険などのサービス業が主体となっていますので、普段はあまり訪れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

クリスマスツリーは「三井のすまいモール」など個別店舗にもそれぞれありますが、商業施設としてのツリーは「ABCクッキングスタジオ」の前にありました。

■クリスマスツリーの飾りつけ
クリスマスツリーの飾りつけ

このクリスマスツリーは、実はサンタさんからのお手紙になっています。
「ここからあけてみてね」と書いてあるところから圧着をはがしていくと、ひとつひとつ違うメッセージが出てきます。

■サンタさんからのメッセージ
サンタさんからのメッセージ

サンタさんからのメッセージ

サンタさんからのメッセージ

お手紙は数に限りがあり、本日現在で残りが結構少なくなってきています。
補充があるのかどうかはわかりませんが、お手紙を読みたい方はお早めにどうぞ。

おひとりさま、ひとつまでとなっています。

■ららテラス武蔵小杉のクリスマスリース飾り
ららテラス武蔵小杉のクリスマスリース飾り



それでは続いて、武蔵小杉東急スクエアに行ってみましょう。

■武蔵小杉東急スクエアのフォトスポット
武蔵小杉東急スクエアのフォトスポット

ららテラス武蔵小杉の4階は、武蔵小杉東急スクエアとデッキで接続されています。
武蔵小杉東急スクエアの4階はレストランフロアの広場がありまして、そこにはクリスマスのフォトスポットが設置されていました。

■武蔵小杉東急スクエア ニュース&イベント情報 クリスマス写真撮影会
http://www.kosugi-square.com/news/template.html?id=1293

■クリスマス写真撮影会の開催概要
▼日時:2015年12月19日(土)①13:00~、②15:00~、③17:00~
▼場所:4階レストランフロア特設会場
▼定員:各回先着30名様
▼参加条件:東急スクエアにて当日お買い上げの500円(税込)以上のレシートをご持参ください。


ここでは12月19日に「クリスマス写真撮影会」が開催されます。
カメラマンの方が撮影をして、その場でプリントした写真がもらえるというものです。

自分で撮影しても基本的には変わらないと思いますが、デジカメプリントは意外としないものですし、観光地でもないこの場所で「人に撮影を頼む」こともなかなか出来ないでしょう。
この機会に家族全員が映った写真をプリントで残しておくのも、良いかもしれません。

■レストランフロアのデジタルサイネージ
レストランフロアのデジタルサイネージ

同じくレストランフロアのデジタルサイネージも、クリスマス仕様になっていました。
登場する動物が、それぞれサンタの帽子をかぶっています。
 
■クリスマス仕様の「のるるん」
クリスマス仕様の「のるるん」

■エントランスの「かまくら」
エントランスの「かまくら」

その他、武蔵小杉東急スクエアは施設全体がクリスマスモードの演出になっています。

武蔵小杉の商業施設では、毎年武蔵小杉東急スクエアが一番演出に凝っているように思います。
エントランスの雪だるまやクリスマスツリー、かまくらなどをお楽しみください。

■武蔵小杉東急スクエア「Hare no hi from 木糸土」のガラス細工
武蔵小杉東急スクエア「Hare no hi from 木糸土」のガラス細工

気がつけば12月も中旬に入りつつあり、今年も残り少なくなってきました。
クリスマスケーキやプレゼントを選びながら、武蔵小杉の商業施設をめぐる方も多いと思います。

毎年のことではありますけれども、クリスマスの飾りや音楽で何となく街が明るくなりますね。

【関連リンク】
ららテラス武蔵小杉 ウェブサイト
武蔵小杉東急スクエア ウェブサイト
2013/12/16エントリ 武蔵小杉東急スクエアのクリスマス
2014/11/16エントリ 「武蔵小杉東急スクエア」「ららテラス武蔵小杉」がクリスマスプレゼント大抽選会を合同開催、グランツリーオープン3連休に対抗
2015/11/1エントリ 「グランツリー武蔵小杉」にニコライ・バーグマンとコラボのクリスマスツリーが本日登場、11月20日よりARフォトスポット設置へ

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2015年
12月03日

日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパースが公表、武蔵小杉再開発の最終景観がフォトモンタージュに

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉駅北口地区の、「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の環境アセスメント手続きが進み、180mのツインタワーマンション等のフォトモンタージュ写真が公表されました。

■日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパース
日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパース
※公表資料に独自に情報追加を行っております。

「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」は、現在の同病院および医科大学のグラウンド及びキャンパスを移転・再開発するものです。
同病院を北側のグラウンドに移転させ、病院建て替えにあわせて医科大学看護学部を整備するとともに、病院跡地には三菱地所レジデンスによるツインタワーマンション・商業施設・高齢者向け施設等が建設されます。

さらに現在の大学キャンパスは武蔵野市に移転を予定しており、その跡地には新設の川崎市立小学校および約3,000㎡の公園が整備される計画となっています。

イメージパースは上からツインタワーマンション、日本医科大学武蔵小杉病院、日本医科大学看護学部の順番で描かれています。
これは環境アセスメント時点でのものであり、詳細なデザインは今後変更される可能性があります。また本来右下には公園が配置されますが、公園については今後具体的な設計が進められることから、本イメージパースでは描かれていません。

■丸子橋の大田区側から見たフォトモンタージュ
丸子橋の大田区側から見たフォトモンタージュ

■同じ構図の現在の写真
同じ構図の現在の写真

今回の環境アセスメントでは、「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に加えて、周辺で同時並行で進んでいる再開発事業も含めた景観の変化をフォトモンタージュで表現しています。
まずこちらは、丸子橋の大田区側から見たものです。

右端の丸子橋近くに大きく見えるツインタワーが今回の「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」によるツインタワーです。

さらにツインタワーの間には、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地に建設中の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」がイメージとして描かれています。
この角度からは「タワーズイースト」しか見えず、その後ろに「タワーズウエスト」が隠れています。

そして少し左側には、ホテル・ザ・エルシィ跡地の「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」および「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」によるタワーマンションも描かれています。

■中原平和公園前の歩道橋から見たフォトモンタージュ
中原平和公園の歩道橋から見たフォトモンタージュ

■同じ構図の現在の写真
同じ構図の現在の写真

続いて、中原平和公園前の歩道橋(東住吉小学校前)から見たフォトモンタージュです。
手前で建設中の「シティタワー武蔵小杉」の存在感が非常に大きいですが、その左側奥に新しいタワー群が立ち並びます。

■中原小学校前の歩道橋から見たフォトモンタージュ
中原小学校前の歩道橋から見たフォトモンタージュ

■同じ構図の現在の写真
同じ構図の現在の写真

同じく小学校前の歩道橋ということで、中原小学校前の「こすぎごてんみどり歩道橋」からのアングルです。
ここからは従来のタワーが、新しいタワーに隠れて見えなくなりますね。

■市民ミュージアム前からのフォトモンタージュ
市民ミュージアム前からのフォトモンタージュ

■同じ構図の現在の写真
同じ構図の現在の写真

「こすぎごてんみどり歩道橋」からもう少し離れて、等々力緑地内の市民ミュージアム前からのアングルもありました。
今後は武蔵小杉駅北口地区での再開発が進みますので、特に北側から武蔵小杉駅方面を見た場合の風景が大きく変わりますね。

■武蔵小杉駅東口駅前広場からのフォトモンタージュ
武蔵小杉駅東口駅前広場から見たフォトモンタージュ

■同じ構図の現在の写真
同じ構図の現在の写真

駅から離れた場所から見てきましたが、武蔵小杉駅前からはどうでしょうか。
武蔵小杉駅東口駅前広場からは、武蔵小杉タワープレイスの奥にツインタワーが見えます。

■大西学園前のフォトモンタージュ
大西学園前のフォトモンタージュ

■同じ構図の現在の写真
同じ構図の現在の写真

最後にぐっと再開発ビルの足元まで寄って、大西学園前のフォトモンタージュです。
左側には大西学園の新校舎がすでに完成していまして、2015/11/27エントリでご紹介しておりました。その向かい側に、再開発ビルの南棟(S棟)が建つことになります。

大西学園の新校舎に面した角地には、ご覧の通り広場が作られる計画になっています。

■武蔵小杉駅北口再開発マップ
武蔵小杉駅北口再開発マップ

今回ご紹介したフォトモンタージュは、前述の通り建設中の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」、同じく環境アセスメント手続き中の「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」、今後計画が煮詰められていく「(仮称)小杉駅北口開発計画」が反映されています。
つまり、武蔵小杉再開発で具体化している高層ビルは今回のイメージですべて反映されており、概ね事業の最終形が表現されているわけです。

「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の完成は2017年3月着工、2023年8月完成を予定してますので順調にいったとしてまだ8年近くかかりますし、その時点では他の事業が完成していない可能性も十分見込まれます。
まだまだ未来の話となりますけれども、丸子橋からのフォトモンタージュなどを見ていますと、数多くのタワーが並ぶことがあらためてよくわかりますね。

■川崎市報道発表資料 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画における老人福祉センター等の整備に係る覚書の締結について
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/500/0000072464.html

本事業では、川崎市が日本医科大学と連携して「地域包括ケアシステム」の構築を推進することとなっており、2015/7/22エントリでお伝えしておりました。
その後11月13日付で、三菱地所レジデンスが再開発ビルの床の一部を川崎市に寄贈し、市が老人福祉センター等の高齢者福祉施設等を整備することについて協力する旨の覚書が締結され、報道発表されました。
(基本的にすでにお伝えしている内容の通りです)

施設の詳細は今後詰めることになりますが、高齢化社会を迎える都市基盤のひとつとして、地域に寄与するものになると良いと思います。

学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画の概要
<A地区(新丸子キャンパス跡地、提供公園)>
▼提供公園:3,110㎡
※小学校新設は今回のアセスメントの対象外

<B地区(グラウンド跡地、日本医科大学武蔵小杉病院)>
▼主要用途:病院・教育施設
▼敷地面積:約13,890㎡
▼建築面積:約9,100㎡
▼建蔽率:66%
▼延べ面積:約60,800㎡
▼容積率:約400%
▼建物階数:地上9階・地下2階
▼建物高さ:約41m(最高部約41m)
▼建物構造:RC造、S造
▼駐車場:約170台
▼駐輪場:約240台

<C地区(現病院跡地、三菱地所レジデンスのツインタワー)>
▼主要用途:高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等および共同住宅
▼敷地面積:約20,120㎡
▼建築面積:約10,500㎡
▼建蔽率:57%
▼延べ面積:約174,800㎡
 ※うち、約163,500㎡が共同住宅
▼容積率:約600%
▼建物階数:地上50階・地下1階
▼建物高さ:約180m(最高部約188m)
▼建物構造:RC造、S造
▼計画戸数:約1,500戸
 ※高齢者向け住宅の戸数を含まず
▼駐車場:約660台
▼駐輪場:約2,500台


【関連リンク】
川崎市 環境影響評価 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
2015/7/22エントリ 川崎市が日本医科大学武蔵小杉病院再開発への「地域包括ケアシステム」導入方針を発表、同病院が権利床を川崎市に寄附へ

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2015年
12月01日

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業の、都市計画道路の電線が地中化

【Reporter:はつしも】

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業により整備された、南武線沿いの都市計画道路の電柱が地中化されました。
これにより、同再開発に関連する事業が最終的に完成ということになりそうです。

■電線地中化前の都市計画道路
電線地中化前の都市計画道路(中原区役所前)

■電線地中化後の都市計画道路
電線地中化後の都市計画道路(中原区役所前)

こちらは、南武線沿いの都市計画道路を中原区役所前から撮影したものです。
「地中化前」「地中化後」を比べてみると、電柱と電線がなくなることで景観が非常にすっきりとしました。

■電線地中化前、不自然だった点字ブロック
電線地中化前、不自然だった点字ブロック

■電線地中化後、直線になった点字ブロック
電線地中化後、直線になった点字ブロック

この都市計画道路が供用開始された際、2015/4/4エントリにおいて、電柱のせいで点字ブロックが不自然に曲がっていることをお伝えしていました。
今回の電線地中化により、点字ブロックがまっすぐになりました。

これは非常に良かったと思います。

■地上に設置された東京電力の施設
地上に設置された東京電力の施設

前回エントリでもコメントいただいたのですが、この地中化はあらかじめ予定されていたもののようです。
道路整備の時点では何がしかの事情で一括工事はできず、地中化の時期が半年以上ずれる形になりました。

地上部分には各所に地下設備の蓋が見受けられ、東京電力の地上設備も設置されていました。

■工事途中の、電線だけ撤去された状態
工事途中の、電線だけ撤去された状態

この電線地中化工事は10月下旬に実施されていまして、工事では最初に電線が取り除かれ、そののちに柱が撤去されていました。
最後にインターロッキングブロックの舗装をしなおして、点字ブロックをまっすぐに張り替えていました。

■1か所だけ残された柱
1か所だけ残された柱

ただ、撮影時点においてなぜか1か所だけ柱が撤去されずに残っていまして、ここは点字ブロックが曲がったままになっていました。
さすがにこのままということは無いと思いますので、東京電力の管轄外の柱であるとか、こちらも撤去時期がずれる事情があるのでしょう。

■セントア武蔵小杉側から見た都市計画道路
セントア武蔵小杉側から見た都市計画道路

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業は、商業・業務施設でエリア全体を囲む「セントア武蔵小杉」、タワーマンション「プラウドタワー武蔵小杉」、中層マンション「ケイジェイ・レジデンス武蔵小杉」と都市計画道路を整備する複合的な事業です。
今春に都市計画道路が供用開始になり、一応は事業が完了していましたが、今回の電線地中化で当初の計画が一通り完了ということになるものと思います。
(細かいところでは、gooz武蔵小杉店前でスロープ設置工事が現在行われています)

今後は同事業よりも駅側の「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」が進められ、さらに既存市街地側での道路整備や電線の地中化範囲が広がっていくことになります。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 中央地区
2014/2/5エントリ 「セントア武蔵小杉」A棟の建物躯体組み上がり、B棟に「ピタットハウス武蔵小杉店」オープン
2014/7/1エントリ 「セントア武蔵小杉A棟」竣工、「味奈登庵」「いわた歯科クリニック」「あかつき証券」7月7日(月)移転オープン
2014/7/15エントリ セントア武蔵小杉A棟がオープン、「味奈登庵」「いわた歯科クリニック」「小杉画廊」などが入居
2015/1/5エントリ 「セントア武蔵小杉」にスリーエフの新業態コンビニ&カフェ「gooz(グーツ)」が出店決定
2015/1/30エントリ 南武線高架下「炭火焼鶏たまい」1月29日オープン、セントア武蔵小杉A棟「gooz武蔵小杉店」2月13日オープン
2015/2/1エントリ 中原区役所の駐車場が「セントア武蔵小杉A棟」に本日移転、施設利用者は60分無料に
2015/2/13エントリ セントア武蔵小杉のスリーエフ新業態コンビニ&カフェ「gooz武蔵小杉店」本日オープン
2015/2/14エントリ 「プラウドタワー武蔵小杉」「セントア武蔵小杉A棟」完成、周辺の歩道状空地も供用開始
2015/3/7エントリ セントア武蔵小杉の新業態コンビニ&カフェ「gooz」に店内客席が設置
2015/4/4エントリ 小杉町3丁目中央地区の都市計画道路が供用開始、自転車専用レーンを整備
2015/6/19エントリ セントア武蔵小杉に開院、産婦人科・美容皮膚科の「こすぎレディースクリニック」

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2015年
11月27日

武蔵小杉駅北口地区:大西学園中学校・高等学校の新校舎がお目見え、2016年度から供用開始へ

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉駅北口の大西学園中学校・高等学校の校舎建て替えが進み、このたび新校舎の一部の姿がお目見えしました。

新校舎は2016年に完成し、2016年度から新校舎でのスタートを切る予定となっています。

■大西学園中学校・高等学校の新校舎
大西学園中学校・高等学校の新校舎 

大西学園中学校・高等学校の新校舎

大西学園は、1928年に中原高等女学校として設立された歴史ある学校です。

戦時中、1945年に川崎市が受けた空襲により校舎が全焼しましたが、戦後の学制改革を経て幼稚園・小学校・中学校・高等学校により構成される総合学園として発展してきました。

武蔵小杉の私立校といえば女子校の大西学園、男子校の法政二中高でしたが、2004年度に大西学園が共学化され、2016年度からは法政二中高もこれに続きます。
法政二中高も現在、共学化を受けた校舎の全面建て替えを行っていまして、時代の変化を受けてそれぞれの姿が変わってきているところです。

■大西学園中学校・高等学校の校章
大西学園中学校・高等学校の校章

日本医科大学武蔵小杉病院側から新校舎を見上げると、大西学園中学校・高等学校のそれぞれの校章が上部に見えました。

基本的なデザインは中高とも共通で、「中」「高」の文字が変わります。

■旧校舎部分
旧校舎の部分 

旧校舎部分

なお、校舎の建て替え工事は段階的に実施されていまして、お目見えした新校舎の裏側には、まだ使用中の旧校舎が残っています。

こちらも新校舎に移行したのち、解体されることになるでしょう。

■大西学園中学・高等学校の旧校舎(解体前)
大西学園中学・高等学校の校舎

大西学園中学校・高等学校 

こちらは、建て替え工事が始まる前の、大西学園中学校・高等学校の旧校舎です。
上から見えると「ロ」の字型で、中央にグラウンドが配置されていましたが、新校舎は7階建てで敷地の東側に集約され、グラウンドは校舎に隣接して配置されることになります。

この旧校舎を懐かしむ方もいらっしゃることでしょう。



■再開発が行われる日本医科大学武蔵小杉病院(左)と大西学園(右)
再開発が行われる日本医科大学武蔵小杉病院と大西学園

■「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」(左)と大西学園(右)
「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」(左)と大西学園(右)

なお、大西学園の周囲では、並行して複数の大規模再開発事業が進んでいます。

東側の日本医科大学武蔵小杉病院は現在環境アセスメントの手続きが行われ、180m級のツインタワーを含む複合施設が建設される予定です。
同病院のフェンスには、再開発事業に関するお知らせが掲示されていました。

またこれに先行して、南側ではJX日鉱日石エネルギー社宅跡地の180m級ツインタワー「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」がすでに着工しています。

大西学園中学校・高等学校の新校舎完成を皮切りに、武蔵小杉駅北口地区の再開発がこれから段階的に進捗していくことになります。

■武蔵小杉駅北口地区の再開発全体図
武蔵小杉駅北口地区の再開発全体図

【関連リンク】
大西学園中学校・高等学校 ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/12/23エントリ 大西学園中学・高等学校の建替え工事が竹中工務店に決定、2015年4月供用開始へ
2013/9/13エントリ 大西学園中・高建替工事が2014年4月着工・2016年2月竣工へ

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2015年
11月25日

東急武蔵小杉駅高架下商業施設・駐輪場本日オープン:「Public House」でいただくパスタと駐輪場レポート

【Reporter:はつしも】

本日、東急武蔵小杉駅南口高架下の商業施設5店舗およ「東急武蔵小杉駅南口駐輪場」がオープンしました。
駐輪場の定期利用は本日朝時点においては自転車・原付バイクともまだ空きがある状態であり、利用受付を先着順で行っています。

■東急武蔵小杉駅南口高架下の商業施設
東急武蔵小杉駅南口高架下の商業施設

■「5つのお店が東急武蔵小杉駅高架下にOPEN!」
「5つのお店が東急武蔵小杉駅高架下にOPEN!」

今回の商業施設オープンに先立って、こちらのポスターが武蔵小杉駅に掲示されるとともに、近隣には新聞折り込み等による配布が行われました。
5店舗によるスタンプラリーが行われているほか、このチラシの裏面のクーポンによりドリンク半額等のお得なサービスを利用することができます。

■「Public House(パブリックハウス)」
「Public House(パブリックハウス)」

各店舗については過去エントリですでにご紹介しておりましが、武蔵小杉駅側からあらためて見ていきましょう。
武蔵小杉駅南口から一番最初に目に入るのは、カフェカンパニーの展開するカフェ&ダイニング「Pubic House」です。

同店は「RE:PUBLIC=コミュニティの再生」をコンセプトに、ファミリーからオフィスワーカーまで幅広い層をターゲットにしています。
海・山の素材を活かしたイタリアンがベースで、ピッツァ・パスタから肉・魚のグリル料理、デザートまで提供します。

カフェカンパニーは、武蔵小杉東急スクエアにおいて「WIRED CAFE」を先行して出店しています。
武蔵小杉に2店舗目を出すということは、既存店が一定以上の成功を収めているということなのでしょう。

■「Public House」の店内
「Public House」の店内

■「Public House」の「彩り野菜のペペロンチーノ」
「Public House」の「彩り野菜のペペロンチーノ」

今回は「Public House」でちょっと一休みしてみました。
店内は木を基調にやさしい照明が当たっていまして、くつろげます。

いただいたのは「彩り野菜のペペロンチーノ」(980円)です。
名前の通り、野菜の彩りにひかれます。

■「Public House」のメニュー
「Public House」のメニュー
※クリックで拡大します。

店頭には、同店のメニューの一部が置かれていました。
ご参考にどうぞ。

■「アジアンビストロDai」
「アジアンビストロDai」

2店舗目は、「アジアンビストロDai」です。
同店は、元・グローバルダイニング出身、プレジャーカンパニーの望月氏の経営により急成長しているエスニックのお店です。
たまプラーザを1号店に、藤が丘、青葉台、駒沢、新百合ヶ丘、日吉などに店舗を展開しています。

ご覧の通り、アジアンリゾート風の内装になっていまして、ビールやオーナーセレクトによるワインに合う料理が提供されます。
黒毛和牛のステーキ、フォアグラのグリル料理、ワインなどがいずれもリーズナブルに楽しめるというのがコンセプトです。

■「アジアンビストロDai」のメニュー
「アジアンビストロDai」のメニュー
※クリックで拡大します。

「アジアンビストロDai」も、店頭に一部メニューが置かれていました。
こちらもご参考にしてください。

■「BRASSERIE MUH(ブラッスリームー)」
「BRASSERIE MUH(ブラッスリームー)」

3店舗目は「BRASSERIE MUH(ブラッスリームー)」です。

同店は株式会社M's kitchenによるベルギービールのビアバルであり、六本木、ららぽーと豊洲、東京芸術劇場に出店している「ベル・オーブ」を源流とする新ブランドです。
ベルギーの醸造家から直輸入したベルギービールやワインに加えて、グリル料理などが提供されます。

こちらはランチ営業はなく、15時または17時からのディナー営業となります。

■ショップカードのイトーヨーカドーが「三越」に…
ショップカードのイトーヨーカドーが「三越」に…

なお、「MUH」のショップカードの地図を見ると、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店がなぜか「三越」になっていました。

土地勘がないと、こういうこともありますかね。
ありがちなご愛嬌ということで…。

 ■「~和食と立ち喰い寿司~ナチュラ」
「~和食と立ち喰い寿司~ナチュラ」

4店舗目は、「~和食と立ち喰い寿司~ナチュラ」です。
武蔵小杉の人気店・イタリアン酒場の「ナチュラ」の新業態で、左側が和食、右側が立ち喰い寿司という2業態複合になっています。

和食のダイニング席では市場直送の魚介のお造りや、店内の囲炉裏を用いた炭火焼などが提供されます。
立ち喰い寿司はリーズナブルな価格で提供されるということで、立ち食いならではの気軽さがコンセプトとなっています。

■「牛8」
「牛8」

最後の5店舗目は、焼肉店「牛8」です。
「コスパ日本一の焼き肉専門店」を謳い、黒毛和牛の雌牛のみをリーズナブルに提供することを理念としています。

5店舗全体を通してみると、グリル・焼肉など比較的しっかりした料理が多いように思いますね。
それに和食・寿司の「ナチュラ」がアクセントを加え、駅寄りの「Public House」は気軽なカフェ利用も可能となっています。

■各店舗のチラシ持参によるクーポン内容
Public House(パブリックハウス) 12月31日まで、ディナータイムのお食事10%オフ
アジアンビストロDai なし
BRASSERIE MUH(ブラッスリームー) 12月31日まで、2名様以上での利用でムール貝のバケツ蒸し+200g(入荷のない場合あり)orお肉の盛り合わせ+1種類
~和食と立ち食い寿司~ナチュラ 11月27日までの3日間ドリンクがALL50%オフ
牛8 12月31日まで、ランチタイムはドリンク1杯無料、ディナータイムは名物トロ肉3秒炙り 8円




■「東急武蔵小杉駅南口駐輪場」定期利用の入口
「東急武蔵小杉駅南口駐輪場」定期利用の入口

さて一方、同日オープンした「東急武蔵小杉駅南口駐輪場」も見てみましょう。
同駐輪場は1階が一時利用の自転車と定期利用の原付バイク、2階が定期利用の自転車という構成になっていまして、それぞれ入口が異なります。

定期利用の自転車と原付バイクは、府中街道側の入口から入っていくかたちになります。
スロープを登っていくのが自転車、1階に入っていくのがバイクです。

■2階の自転車用スペース(定期利用)
2階の自転車用スペース(定期利用)

■1階の原付バイク用スペース(定期利用)
1階の原付バイク用スペース(定期利用)

定期利用については、機械式の駐輪設備はなく平地に停めることができます。

■一時利用の自転車入口
一時利用の自転車入口

■1階の自転車用スペース(一時利用)
1階の自転車用スペース(一時利用)

そして一時利用(自転車のみ)の入口は、商業施設の中ほど(アジアンビストロDaiとBRASSERIE MUHの間)にあります。
こちらは機械式の駐輪設備があり、6時間ごとに100円課金されるようになっています。

最初の1時間は無料ですので、軽く飲食される程度であればその範囲で収めることもできるでしょう。

1階の原付バイク用スペースと自転車用スペースはつながっていまして、境界に車止めが設置されていました。

■東急武蔵小杉駅側の出入口
東急武蔵小杉駅側の出入口

東急武蔵小杉駅側の出入口

自転車・バイクを停めたあとは、東急武蔵小杉駅側の出入口から歩いて出ることが可能です。
駅を利用される方など、多くはこちらの出入口を利用されるのではないでしょうか。

定期利用はオープン前日の時点においてまだ空きがありまして、自転車が286台中150台超程度、バイクが73台中10台未満という状況(※)でした。
本日の商業施設オープン以降に申し込みも増えてくると思いますので、定期利用をご希望の方は早めにお申し込みください。

※状況はリアルタイムで変動しますので、あらかじめご承知ください。

■「東急武蔵小杉駅南口駐輪場」の概要
開業日 2015年11月25日(水)
所在地 川崎市中原区小杉町3丁目44番(住居表示)
収容台数 (定期利用)自転車286台、原付バイク73台
(一時利用)自転車59台
利用料金 (定期利用)自転車:月額3,240円、原付バイク:月額5,400円
(一時利用)自転車:1時間無料 以降6時間ごと100円
その他 定期利用の申し込み受付:2015年11月16日より
http://www.tokyu-bicycle-parking-area.jp/station/musashi-kosugi.html

【関連リンク】
武蔵小杉東急スクエア ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
BRASSERIE MUH Facebookページ
2014/2/25エントリ 東急電鉄が武蔵小杉駅南口の高架下に店舗を新設、アリオと隣接する商業ゾーン形成へ
東急電鉄が武蔵小杉駅南口高架下店舗新設・駐輪場工事を2014年7月着手、2016年1月リニューアルオープンへ
2015/6/28エントリ 六本木発・ベルギービールのフレンチビストロ「ベル・オーブ」が2015年11月下旬武蔵小杉出店決定、豊洲店に続きタワーマンションの街へ
2015/7/2エントリ 武蔵小杉にお茶専門店「ルピシア」今秋出店決定、「アジアンビストロDai」11月出店決定
2015/7/23エントリ 東急武蔵小杉駅南口高架下の新設店舗判明第1号、「アジアンビストロDai」が11月下旬オープン決定
2015/8/19エントリ イタリアン酒場「ナチュラ」が新店計画、「アジアンビストロDai」「(仮称)ベル・オーブ」と共に外食3店舗が11月下旬に武蔵小杉同時出店
2015/10/13エントリ 東急武蔵小杉駅南口高架下商業施設が11月25日オープン決定、「Public House」「アジアンビストロDai」「MUH」「和食と立ち喰い寿司NATURA」「牛8」の店舗がお目見え
201/9/18エントリ 東急武蔵小杉駅高架下商業施設5店舗が発表、「Public House」「アジアンビストロDai」「ベル・オーブ」「和食と立ち喰い寿司NATURA」「牛8」が11月下旬オープンへ
2015/10/17エントリ 東急電鉄が武蔵小杉高架下商業施設・駐輪場の11月25日(水)オープンをリリース、駐輪場の定期利用を先着順で受付スタート
2015/11/24エントリ 11月25日オープン、東急武蔵小杉駅南口高架下商業施設の「MUH」の源流。「ベル・オーブ豊洲店」

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2015年
11月24日

11月25日オープン、東急武蔵小杉駅南口高架下商業施設の「MUH」の源流。「ベル・オーブ豊洲店」

【Reporter:はつしも】

明日、2015年11月25日(水)に東急武蔵小杉駅南口高架下に5店舗の商業施設および駐輪場がオープンします。

そのうちの1店舗「BRASSERIE MUH(ブラッスリームー)」は、ベルギービールのフレンチビストロ「ベル・オーブ豊洲店」が源流となっていまして、武蔵小杉出店にあたって新ブランドの「MUH」になりました。

「MUH」とは、
・Musashikosugi(武蔵小杉の)
・Under Railway Viaduct(高架下の)
・Hive(活気のある場所)
の頭文字です。

■「(仮称)ベル・オーブ」改め「BRASSERIE MUH」
「(仮称)ベル・オーブ」改め「ブラッスリーMUH」 

今から約5か月ほど前、2015/6/28エントリにおいて「(仮称)ベル・オーブ」が2015年11月下旬の武蔵小杉出店を決定したことをお伝えしました。
この時点では武蔵小杉における名称は未定でしたが、都心出店を基本とする同店が武蔵小杉に出店することとなったベースには「豊洲店」の存在があったことをご紹介しておりました。

■ベル・オーブ ウェブサイト 豊洲店
http://www.belgaube.jp/page/toyosu
■ベル・オーブ ブログ 武蔵小杉のみなさんこんにちは。
http://blog.belgaube.com/post/121996974214
※武蔵小杉出店と豊洲店の関連についても記載されています。

今回はその、「ベル・オーブ豊洲店」のランチに行ってみました。

■ららぽーと豊洲の「ベル・オーブ豊洲店」
ららぽーと豊洲の「ベル・オーブ豊洲店」

■「ベル・オーブ豊洲店」から見える旧石川島播磨重工業のドック跡
「ベル・オーブ豊洲店」から見える旧石川島播磨重工業のドック跡

「ベル・オーブ豊洲店」は、ららぽーと豊洲にあります。
ここはかつては石川島播磨重工業の造船所だった場所で、船を建造していたドック跡地を海辺の公園として活用しています。

このドック跡地に面した場所には飲食店が配置され、ららぽーと施設内の店舗ではありますが公園側の独立した出入口を保有しています。
そのため、「ベル・オーブ豊洲店」は、通常の23時までの営業に加えて、週末は深夜2時までの営業をすることが可能になっています。

これと同様に、武蔵小杉の「MUH」も、「豊洲店」と同様に深夜営業が行われます。。

■ランチの「ローストビーフ丼」(950円)
ランチの「ローストビーフ丼」(950円)

■ランチセットの「プチワッフル」(200円)
ランチセットの「プチワッフル」(200円)

「ベル・オーブ豊洲店」のランチは基本の単品メニューが1,000円弱で提供されていまして、それに「サラダセット」「プチワッフルセット」「ドリンクセット」を加えることができるようになっています。
ですので「ランチセット」という意味では1,000円強の設定でした。

今回いただいたのは「ローストビーフ丼」(950円)と、ランチセットの「プチワッフル」(200円)です。
「ローストビーフ丼」は量は控えめですが、お肉が柔らかくておいしかったです。

「プチワッフル」については、こちらはプチといっても、通常のデザートサイズはありました。温かいワッフルにアイスクリームと生クリームを載せて食べると、満足感があります。

トータルで見ると、丼は量控えめ、デザートは通常サイズということで、周辺マンションの女性をターゲットにおいているように思いました。
また、ニューファミリーが多い豊洲らしく、ランチには「キッズプレート」も用意されています。

■ベルギービールが並ぶカウンター
ベルギービールが並ぶカウンター

そしてもちろん、カウンターには「ベル・オーブ」の売りであるベルギーの醸造家から直輸入のベルギービールが並んでいます。
「ランチベルギービール」は、本日の樽生から選べるようになっていました。

■豊洲の高層ビル群
豊洲の高層ビル群

豊洲には、NTTデータの本社が入る豊洲センタービル、石川島播磨重工業の本社ビルなどのオフィスのほか、多くのタワーマンションが建設されています。
前回エントリでもご紹介したように、「ベル・オーブ豊洲店」ではタワーマンションでのパーティを行うなど都心の店舗とはまた違った地域交流があり、それが武蔵小杉店出店を後押しした形になっています。

「BRASSERIE MUH」も、名前に「武蔵小杉」の「M」を冠して地域に向けたコンセプトがあるようです。
同店は武蔵小杉にあっては、イベント等どのような展開をしていくでしょうか。

■東急武蔵小杉駅高架下商業施設
東急武蔵小杉駅南口高架下商業施設 

【関連リンク】
武蔵小杉東急スクエア ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
M's Kitchen ウェブサイト
BRASSERIE MUH Facebookページ
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