東急東横線・副都心線が2013年3月16日から直通運転を開始、日比谷線直通は終了へ
東京急行電鉄が東急東横線と副都心線の直通運転開始を
2013年3月16日(土)に決定したことをリリースしました。
この直通運転に伴い、東横線の特急・通勤特急・急行列車が
10両編成で運転開始されるほか、日比谷線との直通運転が
終了となります。
■東京急行電鉄 東急東横線と東京メトロ副都心線
相互直通運転の開始日が2013年3月16日に決定!
http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/news/120724-1.html
詳細は、上記のリリースをご参照ください。
副都心線との直通により、同時に東武東上線、西武有楽町線・
池袋線とも直通運転が行われます。武蔵小杉から、新宿三丁目、
池袋を経て森林公園、飯能までが1本でつながります。
■横須賀線新駅開業時の東急電鉄の対抗PR
気になる運賃は、武蔵小杉―池袋が380円です。
現状、東横線→JR乗り換えが350円、湘南新宿ライン利用の
JRのみで450円ですから、それぞれ運賃に差が出ますね。
武蔵小杉駅からの所要時間は、東横線特急・副都心線急行を
利用した場合、新宿三丁目までが19分、池袋までが25分です。
渋谷乗換えに比べて早いのはもちろんですが、湘南新宿ライン
快速の新宿まで22分、池袋まで28分に比べても早くなります。
新宿は駅の位置が結構異なりますので、目的地によって使い
分けするケースも多いでしょうか。
いずれにせよ、東急+副都心線と湘南新宿ラインが真っ向
競合ということになりそうです。
■武蔵小杉駅の10両編成対応ホーム延伸
前述の通り、副都心線との直通運転に伴い、東急東横線の
優等列車は10両編成での運行がスタートします。武蔵小杉駅
など、優等列車が停車する各駅ではホームの延伸が行われて
います。
ただ、今回のリリースを参照すると、優等列車についても一部は
8両編成での運行があるようです。
また、日比谷線との直通運転の終了については、残念と感じる
方もいらっしゃることと思います。
武蔵小杉駅始発の日比谷線直通が一部運行されており、
朝のラッシュにおける始発電車の着席は人気がありました。
2013年3月16日以降、東横線の全列車が渋谷方面行きとなり、
日比谷線は中目黒が始発になります。
中目黒のホームは東横線と日比谷線が向かい側で非常に
乗換えがしやすいですから、これはさほど不便を感じることは
ないでしょう。
■「渋谷ヒカリエ」の副都心線渋谷駅への入口
■「東急東横線」が目隠しされた路線案内
渋谷では、先日オープンした東急の「ヒカリエ」から、地下の
副都心線渋谷駅に入ることができるようになっています。
路線案内では、すでに「東急東横線」の文字がプリントされて
おり、シールで目隠しされた状態になっています。
建設時にあらかじめ直通運転を見越して案内を製作したもので、
2013年3月16日の朝に、このシールを剥がすだけで良いわけ
です。
■建設が進む東急武蔵小杉駅ビル
2013年3月といえば、東急武蔵小杉駅ビル、西街区・エクラス
タワー武蔵小杉の商業施設のオープンが予定されています。
副都心線直通開始とあわせて、東急武蔵小杉駅は「第二の
まちびらき」ともいえる新しいスタートを切ることになりますね。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2010/3/4エントリ 東急電鉄が横須賀線・湘南新宿ライン武蔵小杉駅
対抗策を強化
2010/1/30エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅開業PR、東急電鉄も対抗
2010/10/8エントリ 東急武蔵小杉駅の10両編成対応ホーム
延伸工事
2010/10/28エントリ 東急武蔵小杉駅下り線に10両編成対応ホーム
躯体が設置
2010/11/8エントリ 東急武蔵小杉駅上り線の10両編成対応ホーム
躯体がスタンバイ
2011/1/7エントリ東急武蔵小杉駅の10両編成対応ホーム躯体が
設置完了
2011/6/9エントリ 東急武蔵小杉駅ホーム延伸部の屋根設置工事
2011/8/18エントリ 東急武蔵小杉駅のホーム延伸部分の屋根が
完成