井田山(4):中原区市民健康の森と、ホタルの放流
不定期連載の「井田山」シリーズの第4回です。2012/1/6エントリで予告してから1年5か月が経過してしまいましたが、今回は「中原区市民健康の森」をご紹介したいと思います。
■井田山 中原区市民健康の森
中原区市民健康の森は、井田山の西側、井田病院の隣接地にあります。武蔵小杉方面から行く場合は、尻手黒川道路を「井田病院入口」で左折し、矢上川を渡った先の左手になります。
■中原区市民健康の森の駐輪場
中原区市民健康の森の入口には、道路沿いに駐輪場も用意されていますので、自転車でのアクセスがお勧めです。ここはまだ井田山のふもとですので、駐輪場に至るまではそれほど坂をのぼることはありません。
■ホタルの小川
■「ゲンジボタルからの幼虫がいます」
市民健康の森の入口近くの小川に、現在ご覧のようなネットが張られています。
この小川にはホタルが放流されていまして、夜になるとホタルの光を鑑賞することができるのです。
今年は3月3日にホタルの幼虫が140匹、5月24日には成虫が100匹放流されています。産卵後の幼虫の卵を回収するため鑑賞できるのは6月下旬くらいまでの予定ですので、どうぞお早めにご鑑賞ください。
■ホタルの光
淡く明滅するホタルの光は、写真ではなかなか伝えることができません。
これは、やはり実際に肉眼で鑑賞するのが一番ですね。
現地のご案内にもあるように、このホタルの放流活動は「中原区市民健康の森を育てる会」の皆様によって行われています。
この会は2001年に地域住民の皆さんが中心となって発足したもので、井田山の里山環境を将来にわたって保全・育成し、環境学習や地域コミュニティの場として、人と自然の共生を図りながら、地元町内会と連携し管理運営を行うことを目的としています。
■小川をわたって
■足元注意
■ギンヤンマの池
さて、散策路を進んで小川をわたると、「ギンヤンマの池」が見えてきます。ここにもカモさんが泳いでいました。掲示にもある通り、足元にはご注意ください。
この池は、名前からするとトンボの産卵が行われるのでしょうね。
■井田山を登る道
ギンヤンマの池を横目に散策路を進むと、井田山を登る山道が見えてきました。
もちろん、井田山まできたからには登ってみましょう。
■井田病院につながる道
山道を登るきると、突き当り右手に井田病院につながる道があります。こちらは病院関係者以外通行することはできません。
■どんぐり広場
登って突き当り左手が、井田山の上の「どんぐり広場」です。名前の通り、足元を見るとドングリが落ちています。ここにはベンチ以外の何があるわけではないのですが、森の中でふと落ち着ける空間です。
■どんぐり広場からの眺望
■どんぐり広場から見える武蔵小杉のタワーマンション
どんぐり広場からは、井田山下の住宅街のほか、遠く武蔵小杉のタワーマンション群も見ることができます。
武蔵小杉駅周辺はほとんど平地ですから、こういった地形が新鮮に感じます。
井田山の中原区市民健康の森は、いつでも自由に入ることができます。
そろそろ蚊が出てくる季節ですから、虫よけなどの対策を忘れずに散策してみてくださいね。
■井田山・中原区市民健康の森マップ
【関連リンク】
中原区ウェブサイト 市民健康の森
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3)井田病院の新棟が本日開院
2013/5/11エントリ 井田病院において2013年6月29日に「病院レストランを考えよう!ワークショップ」が開催、5月12日朝9時より事前登録開始