川崎市が小杉町二丁目地区コンベンション施設整備基本構想素案を公表、7月8日までパブリックコメントを募集
2013年6月7日付で、川崎市が小杉町二丁目地区コンベンション施設整備基本構想素案を発表しました。この素案に対し川崎市は7月8日(月)までパブリックコメント(市民からの意見)を募集し、それを受けて基本構想を策定していくことになります。
■川崎市 小杉町二丁目地区コンベンション施設整備基本構想素案について~市民の皆様の御意見を募集します~
http://www.city.kawasaki.jp/templates/pubcom/280/0000048854.html
詳細につきましては、川崎市の上記ウェブページをご参照ください。
■「(仮称)小杉町2丁目開発計画」全体マップ
▼意見募集の御案内…パブリックコメント募集の概要
http://www.city.kawasaki.jp/templates/pubcom/cmsfiles/
contents/0000048/48854/01annnai.pdf
▼資料1…資料2の概要をまとめた要約版
http://www.city.kawasaki.jp/templates/pubcom/cmsfiles/
contents/0000048/48854/03siryou1.pdf
▼資料2…詳細資料
http://www.city.kawasaki.jp/templates/pubcom/cmsfiles/
contents/0000048/48854/04siryou2.pdf
小杉町二丁目地区コンベンション施設整備方針基本構想素案の関連資料は上記の3つがありまして、基本構想素案の内容を効率的に把握するには、まずは要約版である「資料2」に目を通すのが良いと思います。
上記の資料は、「コンベンション」についての日本国内における状況、川崎市における現状に関するデータ説明に始まり、小杉地区における施設整備の必要性を述べたうえで、今回の施設整備の基本構想素案を説明する内容となっています。
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■小杉町二丁目コンベンション施設整備基本構想素案(以下、川崎市資料より抜粋)
<機能構成及び整備イメージ>
▼機能構成
基本方針を踏まえ、機能構成は、ホールを中心に、会議室等を併設することにより、産学官連携等を通じて、多様な産業育成、研究開発等に役立つ交流拠点にふさわしい内容とします。
①ホール
○多様な交流を支援する施設として、比較的規模の大きいフォーラム、シンポジウム、講演会・集会、研修会、学会、式典等の多様な活用が可能なものとします。
○国際会議にも対応可能な約950m²の平土間形式のホールとします。
○多様なレイアウトへの対応を可能とするため、可動間仕切りにより分割利用が可能なホールとします。
○会議、レセプション・パーティから展示会など、多様なイベントにも適応できる仕様にします。
②会議室
○学会の分科会やセミナーなども開催できるよう、複数の中・小会議室を設けます。
○ワークショップ、展示会などにも活用できるよう、仕様を工夫します。
③附帯施設
○ホワイエ等は、コンベンションの受付、休憩時に欠かせないものです。来場者等への利便提供を目的に、憩いの空間としても活用できるスペースを確保します。
○また、ホワイエは、展示スペースをはじめ多目的に活用できるスペースとします。
○多くの人が集う場において需要が見込まれる機能として、カフェ(喫茶)を設置します。
■整備イメージの図(C案)
▼主な諸元
○ホール:約950㎡ 可動間仕切により分割利用が可能
○会議室:約130㎡ 約30~60㎡の会議室を3室程度
○ホワイエ:約600㎡
○カフェ(喫茶): 約50㎡
○エントランス:約180㎡ 出入口、エントランスホール
○倉庫:約140㎡
○トイレ:約150㎡ ホール利用トイレ、会議室利用トイレ、控室用トイレ
○その他:約800㎡ 事務室、パントリー、通路、階段、エレベーター等
○合計:3,000㎡
▼防災機能について
上記のほか、防災的な機能についても整備を図ります。施設利用者の安全確保のための機能のほか、災害時の地域住民や帰宅困難者の方々への対応など、本施設が駅周辺に立地するという環境や、他施設との役割分担等を踏まえながら、一定の機能を整備します。
<整備手法と管理運営について>
▼整備手法
本施設は、「小杉町二丁目開発計画(案)におけるコンベンション施設等の設置に係る基本合意」を踏まえ、計画されている建築物の一部約3,000㎡をスケルトン(躯体)の状態で、開発事業者から本市に寄附をしていただく予定の施設です。
その後、本市が内装や設備工事等を行い、平成29年度のコンベンション施設の開館を予定しています。
▼整備スケジュール
○平成25年度基本設計
○平成26年度実施設計
○平成27年度コンベンション施設に係る工事の着手
○平成28年度コンベンション施設に係る工事の完了
▼管理運営の基本方針
本施設は、川崎市のオープンイノベーションの促進のための交流拠点として運営していくとともに、市民の方々にも広くご利用いただけるよう、柔軟性のある施設運営を図っていきます。
①柔軟性のある利用しやすい運営
市民の方々を含めた利用者ニーズに適切に応えられる柔軟性のある施設運営を目指し、開館時間や休館日の設定など、利用者が利用しやすい運営を図ります。
②効率的な管理運営
事業の実施、施設の運営、施設や設備の適切な維持管理について、専門性を備えたスタッフを配置するなど、管理運営手法については、民間活力の導入による効率的な方法として、指定管理者制度等の活用を予定しています。
本施設を、オープンイノベーションを促進するための交流拠点として、条例に明確に位置づけるとともに、市民の方々にも広くご利用いただく施設として、柔軟性のある施設運営を行うため、指定管理者制度の導入等を通じて、効率的・効果的な管理運営を図っていきます。
(抜粋終わり)
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資料2の詳細版を参照すると、整備イメージはA案・B案・C案の3案が提示されており、そのうち前掲のC案を前提に検討を進めていくとされています。
これまでの前例からすると、これはほぼ確定に近い状態ではないかと推察いたしますが、パブリックコメントで示す以上、市民からの意見により柔軟な検討がされるべきと思います。
現状案では約50㎡のカフェも併設されるようで、これはコンベンション施設としては必須ですね。
※ ※ ※
パブリックコメント提出の方法については、エントリ冒頭に記載の川崎市ウェブページをご参照ください。郵送、持参、FAXによる申し込みのほか、Webフォームによる意見提出も可能です。
コンベンション施設が整備される予定の「(仮称)小杉町二丁目開発計画」自体についても多くの意見が集まりましたが、コンベンション施設についてはどのような意見が寄せられるでしょうか。
■「(仮称)小杉町二丁目開発計画」イメージパース
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