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2013年
09月18日

JR東海が中央リニアのルートを公表、環境影響評価準備書説明会を中原区で3回開催へ

 

JR東海が中央リニア(中央新幹線 東京都・名古屋市間)の環境影響評価準備書を作成し、本日付で自社のウェブサイトでも開示しました。
これにより、 中央リニアのルートおよび駅の配置等があきらかになりました。今後JR東海では各自治体での環境アセスメント手続きを進め、今回開示された「準備書」の説明会を各地で開催します。

■JR東海ニュースリリース 中央新幹線(東京都・名古屋市間)の環境影響評価準備書について
http://jr-central.co.jp/news/release/nws001304.html
■JR東海 中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価準備書(平成25年9月)
http://company.jr-central.co.jp/company/others/prestatement.html

環境影響評価準備書の提出に先立って、2011年10月にはJR東海による環境アセスメント説明会が中原区で開催されていまして、本ブログでもご紹介しておりました。その段階では、まだ大まかなルートのみが開示されていませんでした。

■2011年の説明会資料(環境影響評価方法書要約)
2011年の説明会資料(環境影響評価方法書要約)

そこから2年近くが経過し、中央リニアによる環境への影響評価を行う前提として、具体的なルートが各自治体ごとに示されました。

■中央リニアの中原区内ルート
中央リニアの中原区内ルート

今回の環境影響評価準備書では、多くの情報が開示されて全国メディアでも報道されています。起点となる品川駅は現在のJR品川駅の地下40mに配置され、神奈川県の駅は、相模原市緑区のJR橋本駅付近に設置される計画です。
本サイトはあくまでもローカルサイトですので、中原区内ルートのみを取り上げることとします。

中原区内はすべて大深度の地下トンネルで、地上部はありません。
大田区・世田谷区の丁度境界部から多摩川をくぐり、等々力緑地・富士通川崎工場の地下を経由して武蔵新城駅の南を抜けていくコースです。

このうち中原区の入口となる等々力緑地付近に、地上への非常口が設置されることになります。この非常口は、中原区内でリニア中央新幹線の存在を確認できる数少ない存在となりそうです。
非常口はこの先、宮前区の梶ヶ谷操車場付近まで計画されていません。

■中原区の非常口設置予定地付近

大きな地図で見る

     ※     ※     ※

さて、冒頭に申し上げた通り、JR東海は今回開示された環境影響評価準備書の説明会を各自治体で開催します。
中原区においては、下記の日程で開催される予定です。

■JR東海 ニュースリリース別紙 準備書説明会の実施について
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000019525.pdf

■中原区内における環境影響評価準備書説明会開催予定
9 月30 日(月) 18:30 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら) ホール
10 月12 日(土) 18:15 中原市民会館 多目的ホール
10 月15 日(火) 18:45 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)ホール

2011年の説明会は参加者もあまり多くありませんでしたが、今回の準備書の説明会はどうでしょうか。
中央リニアはこれから14年後、2027年の開業を目指して今後意見募集など環境アセスメントの手続きが進んでいくことになります。

【関連リンク】
JR東海 事業紹介 超電導リニアによる中央新幹線の推進
2011/9/27エントリ JR東海がリニア中央新幹線の環境アセスメント手続を開始:中原区内の事業区域縦覧と説明会開催
2011/10/20エントリ リニア中央新幹線の環境アセスメント説明会(中原区)開催

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