日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
【Reporter:はつしも】
「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の環境アセスメント手続きがスタートし、本日より条例環境影響評価方法書の縦覧が開始されました。
これにより三菱地所レジデンスによるツインタワーマンションは約180m、地上50階建て、建て替えとなる日本医科大学武蔵小杉病院は約41m、地上9階建てとなることがわかりました。
またツインタワーには高齢者向け福祉サービス施設・高齢者向け住宅・健康増進施設・飲食物販施設・保育所などが併設される計画です。
■川崎市ウェブサイト 環境影響評価 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
http://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000050996.html
■「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の予定地
現在、日本医科大学武蔵小杉病院および同大学新丸子キャンパスの移転・建て替えが予定されています。
その跡地には三菱地所レジデンスによる180m程度のツインタワーマンションが建設される計画であることをすでにお伝えしておりました。
川崎市および事業者は、本計画に関して従来よりも地域の意見を踏まえた再開発を進めることを表明しており、これまでに2014/2/15エントリなどでお伝えしたように地元向け説明会やアンケートを実施してきました。
■土地利用計画図
こちらが、再開発の土地利用計画図です。
以前の説明会から大きく変わるものではなく、すでに本サイトでもお伝えした情報の精度がもう一段上がった、という程度の位置づけとなります。
現在の日本医科大学武蔵小杉病院の跡地に約180mのツインタワーを建設し、医科大学のグラウンドに武蔵小杉病院を移転させるのが全体の概要で、今回の計画図では建物形状が細かく表現されています。
なお、日本医科大学新丸子キャンパスの跡地に新設する小学校については、今回の環境アセスメントの対象外となっています。
■学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画の概要
<A地区(新丸子キャンパス跡地、提供公園)>
▼提供公園:3,110㎡
※小学校新設は今回のアセスメントの対象外
<B地区(グラウンド跡地、日本医科大学武蔵小杉病院)>
▼主要用途:病院・教育施設
▼敷地面積:約13,890㎡
▼建築面積:約9,100㎡
▼建蔽率:66%
▼延べ面積:約60,800㎡
▼容積率:約400%
▼建物階数:地上9階・地下2階
▼建物高さ:約41m(最高部約41m)
▼建物構造:RC造、S造
▼駐車場:約170台
▼駐輪場:約240台
<C地区(現病院跡地、三菱地所レジデンスのツインタワー)>
▼主要用途:高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等および共同住宅
▼敷地面積:約20,120㎡
▼建築面積:約10,500㎡
▼建蔽率:57%
▼延べ面積:約174,800㎡
※うち、約163,500㎡が共同住宅
▼容積率:約600%
▼建物階数:地上50階・地下1階
▼建物高さ:約180m(最高部約188m)
▼建物構造:RC造、S造
▼計画戸数:約1,500戸
※高齢者向け住宅の戸数を含まず
▼駐車場:約660台
▼駐輪場:約2,500台
今回、上記の通り建築物のデータが公表されました。
この時点でのデータは今後多少変動するケースが多いですが、大きくずれることはないでしょう。
三菱地所レジデンスのツインタワーマンションは約180m、50階建ての計画となっています。
延べ床面積約174,800㎡のうち約163,500㎡が共同住宅ですから、約11,300㎡がその他の高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等に割り当てられていることがわかります。
ご参考までに、武蔵小杉東急スクエアの駅舎部分を含む延べ床面積が、7,630㎡です。
■B地区・病院・教育施設の1階平面図
こちらは、現在のグラウンド跡地に建設される「病院・教育施設」の1階平面図です。
南側に日本医科大学武蔵小杉病院が配置され、北側の教育施設には日本医科大学看護学部が予定されているようです。
続いて、C地区・ツインタワーの1階~4階の平面図を見てみましょう。
1階~4階にはツインタワー付属の福祉施設や健康増進施設、商業施設があります。
■C地区・ツインタワーの1階平面図
■2階平面図
■3階平面図
■4階平面図
C地区のツインタワーの平面図を参照すると、マンション供用部以外は以下のような構成になっています。
<ツインタワー北棟>
1階 店舗、保育所
2階 高齢者向け福祉サービス施設、店舗(小規模)
3階 高齢者向け住宅
4階 高齢者向け住宅
<ツインタワー南棟>
1階 店舗
2階 健康増進施設
3階 健康増進施設
店舗はそれほど大規模なものではありませんで、一番スペースを確保しているのは高齢者向けの福祉サービス施設や住宅、健康増進施設です。
健康増進施設の詳細はわかりませんが、スポーツクラブのようなものでしょうかね。
■想定スケジュール
・2015年:環境アセスメント手続き
・2015年:都市計画決定
・2016年:B街区(日本医科大学病院)着工
・2018年:B街区(日本医科大学病院)完成
・2019年:C街区(ツインタワー)着工
・2022年:C街区(ツインタワー)完成
※スケジュールは想定であり、変更される可能性があります
今後想定されているスケジュールは、以下の通りです。
環境アセスメント手続きを経て都市計画決定を行い、日本医科大学武蔵小杉病院をグラウンドに移転させたのちにツインタワーの建設を着手する計画です。
最終的な事業完了は2022年予定ですから、まだまだこれから長い準備期間が続いていくことになります。
■武蔵小杉駅北口地区の再開発全体図
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/8/27エントリ 旧新日本石油社宅跡地にコンベンション施設整備で川崎市と事業者が合意、2016年度完成へ
2011/8/30エントリ 旧新日本石油社宅再開発は180m級タワーマンション2棟に、低層部商業施設がエルシィ跡地とデッキ接続へ
2011/10/18エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地の180mツインタワーは54階建て・1,280戸規模に
2011/10/22エントリ (仮称)小杉町2丁目開発計画のフロアマップとイメージ図
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
2011/12/12エントリ NEC小杉ビルを三井不動産レジデンシャルが取得、UR都市機構のエルシィ跡地との一体再開発に参画
2011/12/23エントリ 大西学園中学・高等学校の建替え工事が竹中工務店に決定、2015年4月供用開始へ
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2012/4/27エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地ツインタワーの低層部フロアマップ詳細が判明、保育所も入居へ
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2012/5/17エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地に180m級超高層タワーを計画
2012/5/18エントリ 「(仮称)小杉町二丁目開発計画」の条例環境影響評価準備書説明会
2012/5/28エントリ 「小杉町2丁目地区」の都市計画素案説明会を開催、6月3日(日)にも中原区役所で追加開催へ
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2012/11/27エントリ 川崎市まちづくり局が「小杉町2丁目地区再開発計画に関する説明会」を2012年12月1日(土)に開催
2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
2013/9/13エントリ 大西学園中・高建替工事が2014年4月着工・2016年2月竣工へ
2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
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これにより三菱地所レジデンスによるツインタワーマンションは約180m、地上50階建て、建て替えとなる日本医科大学武蔵小杉病院は約41m、地上9階建てとなることがわかりました。
またツインタワーには高齢者向け福祉サービス施設・高齢者向け住宅・健康増進施設・飲食物販施設・保育所などが併設される計画です。
■川崎市ウェブサイト 環境影響評価 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
http://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000050996.html
■「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の予定地
現在、日本医科大学武蔵小杉病院および同大学新丸子キャンパスの移転・建て替えが予定されています。
その跡地には三菱地所レジデンスによる180m程度のツインタワーマンションが建設される計画であることをすでにお伝えしておりました。
川崎市および事業者は、本計画に関して従来よりも地域の意見を踏まえた再開発を進めることを表明しており、これまでに2014/2/15エントリなどでお伝えしたように地元向け説明会やアンケートを実施してきました。
■土地利用計画図
こちらが、再開発の土地利用計画図です。
以前の説明会から大きく変わるものではなく、すでに本サイトでもお伝えした情報の精度がもう一段上がった、という程度の位置づけとなります。
現在の日本医科大学武蔵小杉病院の跡地に約180mのツインタワーを建設し、医科大学のグラウンドに武蔵小杉病院を移転させるのが全体の概要で、今回の計画図では建物形状が細かく表現されています。
なお、日本医科大学新丸子キャンパスの跡地に新設する小学校については、今回の環境アセスメントの対象外となっています。
■学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画の概要
<A地区(新丸子キャンパス跡地、提供公園)>
▼提供公園:3,110㎡
※小学校新設は今回のアセスメントの対象外
<B地区(グラウンド跡地、日本医科大学武蔵小杉病院)>
▼主要用途:病院・教育施設
▼敷地面積:約13,890㎡
▼建築面積:約9,100㎡
▼建蔽率:66%
▼延べ面積:約60,800㎡
▼容積率:約400%
▼建物階数:地上9階・地下2階
▼建物高さ:約41m(最高部約41m)
▼建物構造:RC造、S造
▼駐車場:約170台
▼駐輪場:約240台
<C地区(現病院跡地、三菱地所レジデンスのツインタワー)>
▼主要用途:高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等および共同住宅
▼敷地面積:約20,120㎡
▼建築面積:約10,500㎡
▼建蔽率:57%
▼延べ面積:約174,800㎡
※うち、約163,500㎡が共同住宅
▼容積率:約600%
▼建物階数:地上50階・地下1階
▼建物高さ:約180m(最高部約188m)
▼建物構造:RC造、S造
▼計画戸数:約1,500戸
※高齢者向け住宅の戸数を含まず
▼駐車場:約660台
▼駐輪場:約2,500台
今回、上記の通り建築物のデータが公表されました。
この時点でのデータは今後多少変動するケースが多いですが、大きくずれることはないでしょう。
三菱地所レジデンスのツインタワーマンションは約180m、50階建ての計画となっています。
延べ床面積約174,800㎡のうち約163,500㎡が共同住宅ですから、約11,300㎡がその他の高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等に割り当てられていることがわかります。
ご参考までに、武蔵小杉東急スクエアの駅舎部分を含む延べ床面積が、7,630㎡です。
■B地区・病院・教育施設の1階平面図
こちらは、現在のグラウンド跡地に建設される「病院・教育施設」の1階平面図です。
南側に日本医科大学武蔵小杉病院が配置され、北側の教育施設には日本医科大学看護学部が予定されているようです。
続いて、C地区・ツインタワーの1階~4階の平面図を見てみましょう。
1階~4階にはツインタワー付属の福祉施設や健康増進施設、商業施設があります。
■C地区・ツインタワーの1階平面図
■2階平面図
■3階平面図
■4階平面図
C地区のツインタワーの平面図を参照すると、マンション供用部以外は以下のような構成になっています。
<ツインタワー北棟>
1階 店舗、保育所
2階 高齢者向け福祉サービス施設、店舗(小規模)
3階 高齢者向け住宅
4階 高齢者向け住宅
<ツインタワー南棟>
1階 店舗
2階 健康増進施設
3階 健康増進施設
店舗はそれほど大規模なものではありませんで、一番スペースを確保しているのは高齢者向けの福祉サービス施設や住宅、健康増進施設です。
健康増進施設の詳細はわかりませんが、スポーツクラブのようなものでしょうかね。
■想定スケジュール
・2015年:環境アセスメント手続き
・2015年:都市計画決定
・2016年:B街区(日本医科大学病院)着工
・2018年:B街区(日本医科大学病院)完成
・2019年:C街区(ツインタワー)着工
・2022年:C街区(ツインタワー)完成
※スケジュールは想定であり、変更される可能性があります
今後想定されているスケジュールは、以下の通りです。
環境アセスメント手続きを経て都市計画決定を行い、日本医科大学武蔵小杉病院をグラウンドに移転させたのちにツインタワーの建設を着手する計画です。
最終的な事業完了は2022年予定ですから、まだまだこれから長い準備期間が続いていくことになります。
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