「小杉こども文化センター」代替施設が中原区役所敷地内に6月1日暫定開設、小杉町3丁目東地区再開発地区内に整備する仮施設に同施設や「メガネのオーサカ」が移転へ
【Reporter:はつしも】
2016年3月末をもって閉館した「小杉こども文化センター」の代替施設が、「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」として中原区役所敷地内に6月1日にオープンしました。
2016年度中は代替施設での運営を行ったのち、2017年度からは小杉町3丁目東地区内に整備される3階建ての仮設施設に移転を予定しています。
■中原区役所敷地内の代替施設(2階)
■2階への入口
代替施設が設置されたのは、中原区役所とプラウドタワー武蔵小杉の間にある建物の2階です。
この建物には川崎市身体障害者協会の「小杉タイムケアセンター」などが入居していまして、代替施設はそのうち川崎市上下水道局の職員詰所だった場所を活用して整備されました。
広さは約50㎡ほどと小さなスペースに、絵本や遊具等が用意されています。
■「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」の告知
告知にもある通り、これは形式上は「こども文化センター」ではなく、後継事業である「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」として設置されたものです。
規模が小さく完全に同一のサービスが提供できるわけではないことと、「小杉こども文化センター」は川崎市議会で休止が決議されていることもあり、そのような形式になったのではないでしょうか。
同事業の実施概要をまとめると、以下の通りです。
■「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」
■当面の運営イメージ
前述の通り限られたスペースであることから、同事業では上記のように時間帯ごとに利用年齢層を分ける運営をイメージしています。
ただこれは固定的なものでななく、今後の利用状況を見ながら調整していくということです。
詳細や今後の状況につきましては、同事業にお問い合わせください。
■閉鎖された小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」
旧「小杉こども文化センター」は、予定通り3月末で閉鎖されています。
現在は解体に向けた準備が進められているところです。
当初、この施設が閉鎖されたのち、再開発ビルが完成する2019年度までの約4年間は代替施設は整備されないことが川崎市から発表されていました。
しかしながら子育て世代の多い武蔵小杉において市民から代替施設を求める声がたいへん大きく、川崎市が方向転換に至ったことを2016/2/25エントリでお伝えしておりました。
4月からの約2か月のブランクはあきましたが、このたび無事に代替施設が暫定オープンしてよかったと思います。
■小杉町3丁目地区内「メガネのオーサカ」
■「メガネのオーサカ」の再開発に伴う代替店舗移転の予告
小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業においては、多くの既存店舗が営業をしていましたが、昨年より順次閉店・移転が進められてきました。
このうち地権者については、等価交換により再開発ビルの「権利床」を取得します。権利床を利用して再出店を行うか、あるいは売却等を行うかはそれぞれの地権者の判断ということになります。
今回「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」の移転先としてあきらかになった「3階建ての仮設施設」は、その他既存店舗の受け皿となることでしょう。
武蔵小杉で40年営業を続ける「メガネのオーサカ」からも、再開発地区内の仮設施設への移転が告知されていました。
再開発ビル完成後の再オープンもあわせてお知らせする形になっていまして、このような形で対外的に再開発ビルへの出店を情報発信されたのは、同店がはじめてかもしれません。
「小杉こども文化センター」も含め、再開発工事中は各方面で不便を生じることがあると思いますが、再開発地区内の仮設施設が有効に活用されると良いですね。
【関連リンク】
・小杉町3丁目東地区市街地再開発組合
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
・2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
・2008/11/19エントリ 小杉町3丁目東地区再開発のコンサルを日本設計に委託
・2010/10/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発事業の試験掘り実施
・2011/7/26エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で商業・公共公益施設とタワーマンションを建設へ
・2011/10/28エントリ 小杉町3丁目東地区再開発に三井不動産レジデンシャル・東急不動産が参画
・2012/1/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発計画の素案を2012年2月提出へ、2013年3月の都市計画決定目指す
・2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
・2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
・2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
・2015/7/29エントリ 小杉町3丁目東地区:川崎信金武蔵小杉支店が「64Cafe」前に仮設店舗で2016年7月以降移転へ
・2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
・2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ
2016年3月末をもって閉館した「小杉こども文化センター」の代替施設が、「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」として中原区役所敷地内に6月1日にオープンしました。
2016年度中は代替施設での運営を行ったのち、2017年度からは小杉町3丁目東地区内に整備される3階建ての仮設施設に移転を予定しています。
■中原区役所敷地内の代替施設(2階)
■2階への入口
代替施設が設置されたのは、中原区役所とプラウドタワー武蔵小杉の間にある建物の2階です。
この建物には川崎市身体障害者協会の「小杉タイムケアセンター」などが入居していまして、代替施設はそのうち川崎市上下水道局の職員詰所だった場所を活用して整備されました。
広さは約50㎡ほどと小さなスペースに、絵本や遊具等が用意されています。
■「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」の告知
告知にもある通り、これは形式上は「こども文化センター」ではなく、後継事業である「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」として設置されたものです。
規模が小さく完全に同一のサービスが提供できるわけではないことと、「小杉こども文化センター」は川崎市議会で休止が決議されていることもあり、そのような形式になったのではないでしょうか。
同事業の実施概要をまとめると、以下の通りです。
■「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」
オープン日 | 2016年6月1日(水) |
実施場所 | 中原区役所敷地内(中原区小杉町3-245) |
実施時間 | 平日・土曜9:30~21:00 日曜・祝日9:30~18:00 |
利用対象者 | 小学生(18時まで)・中学生・高校生・子育て中の親子など |
■当面の運営イメージ
9:30~11:00 | 子育てサークル(団体利用) |
11:00~14:00 | 子育て親子 |
14:00~18:00 | 小学生・中学生・高校生 |
18:00~21:00 | 中学生・高校生 |
前述の通り限られたスペースであることから、同事業では上記のように時間帯ごとに利用年齢層を分ける運営をイメージしています。
ただこれは固定的なものでななく、今後の利用状況を見ながら調整していくということです。
詳細や今後の状況につきましては、同事業にお問い合わせください。
■閉鎖された小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」
旧「小杉こども文化センター」は、予定通り3月末で閉鎖されています。
現在は解体に向けた準備が進められているところです。
当初、この施設が閉鎖されたのち、再開発ビルが完成する2019年度までの約4年間は代替施設は整備されないことが川崎市から発表されていました。
しかしながら子育て世代の多い武蔵小杉において市民から代替施設を求める声がたいへん大きく、川崎市が方向転換に至ったことを2016/2/25エントリでお伝えしておりました。
4月からの約2か月のブランクはあきましたが、このたび無事に代替施設が暫定オープンしてよかったと思います。
■小杉町3丁目地区内「メガネのオーサカ」
■「メガネのオーサカ」の再開発に伴う代替店舗移転の予告
小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業においては、多くの既存店舗が営業をしていましたが、昨年より順次閉店・移転が進められてきました。
このうち地権者については、等価交換により再開発ビルの「権利床」を取得します。権利床を利用して再出店を行うか、あるいは売却等を行うかはそれぞれの地権者の判断ということになります。
今回「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」の移転先としてあきらかになった「3階建ての仮設施設」は、その他既存店舗の受け皿となることでしょう。
武蔵小杉で40年営業を続ける「メガネのオーサカ」からも、再開発地区内の仮設施設への移転が告知されていました。
再開発ビル完成後の再オープンもあわせてお知らせする形になっていまして、このような形で対外的に再開発ビルへの出店を情報発信されたのは、同店がはじめてかもしれません。
「小杉こども文化センター」も含め、再開発工事中は各方面で不便を生じることがあると思いますが、再開発地区内の仮設施設が有効に活用されると良いですね。
【関連リンク】
・小杉町3丁目東地区市街地再開発組合
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
・2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
・2008/11/19エントリ 小杉町3丁目東地区再開発のコンサルを日本設計に委託
・2010/10/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発事業の試験掘り実施
・2011/7/26エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で商業・公共公益施設とタワーマンションを建設へ
・2011/10/28エントリ 小杉町3丁目東地区再開発に三井不動産レジデンシャル・東急不動産が参画
・2012/1/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発計画の素案を2012年2月提出へ、2013年3月の都市計画決定目指す
・2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
・2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
・2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
・2015/7/29エントリ 小杉町3丁目東地区:川崎信金武蔵小杉支店が「64Cafe」前に仮設店舗で2016年7月以降移転へ
・2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
・2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ