中原区の7寺院をめぐる、福運スタンプラリー。2017年1月7日(土)まで実施中「川崎七福神めぐり」完遂レポート
【Reporter:はつしも】
中原区では、毎年元日から7日まで「川崎市七福神めぐり」が実施されています。
恵比寿神、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老神、布袋尊を祭る7つの寺院をめぐり、御朱印帳(色紙)に御朱印を押していただきながら、新年の幸福を祈るというものです。
これまでにもご紹介しておりましたが、今年は実際に七福神めぐりをしてみましたので、あらためてレポートさせていただきたいと思います。
■川崎七福神のGoogleマップ
「川崎七福神」は、福禄寿の「安養寺」、弁財天の「宝蔵寺」、毘沙門天の「東樹院多聞寺」、大黒天の「西明寺」、恵比寿神の「大楽院」、寿老神の「無量寺」、布袋尊の「大楽寺」で構成されています。
いずれも中原区内にあり、自転車で2時間半程度あれば回ることができます。
回るコースはお住いの場所によって異なると思いますが、武蔵小杉駅から北西側に一番遠いのが安養寺、南に一番遠いのが大楽寺ですから、このいずれかが始点または終点になる方が多いのではないでしょうか。
今回は北西端の安養寺から、回ってみました。
■福禄寿の「安養寺」
■境内の福禄寿
安養寺は、武蔵新城駅の北側にあります。
ここで祭られているのは、福禄寿です。中国の神様で、人望を象徴しているといわれます。
■最初の御朱印帳
「川崎七福神めぐり」では、最初に訪問した寺院で御朱印帳(色紙)を300円で購入します。
そして各寺院で200円をお気持ちでお支払いしながら、御朱印を押していただくかたちになります。
■福禄寿の御朱印
安養寺でいただいた御朱印帳には、すでに福禄寿の御朱印が押してありました。
■安養寺でお子さん向けに配られていたお菓子
また、安養寺では、お子さん向けにお菓子も配布していました。
こちらは常時用意されているものかどうかはわかりませんので、あらかじめご承知ください。
■弁財天の「宝蔵寺」
■境内の弁財天
続いて宝蔵寺は、安養寺から大谷戸小学校の前を通過してすぐの場所にあります。
ここでは女性の神様、弁財天が祭られています。
弁財天はインドの神様で、芸術や商売繁盛を司っています。
■御朱印の押印
■弁財天の御朱印
2か所目意向の御朱印は、手持ちの色紙を持ち込んで、その場で押印をしていただくことになります。
■弁財天のお守り
宝蔵寺では、弁財天のお守りをいただきました。
これは常に懐に入れておくものです。
■毘沙門天の「東樹院多聞寺」
■境内の毘沙門天
続いて西下橋の交差点で府中街道を超え、宮内の住宅街に入っていくと、東樹院多聞寺があります。ここでは毘沙門天が祭られています。
毘沙門天はインドの神様で、手に持った多宝塔で財宝を授けるといわれています。
■毘沙門天の御朱印
ここでもありがたく、毘沙門天の御朱印をいただきました。
■大黒天の「西明寺」
■境内の大黒天
そして宮内から等々力緑地を通過して到達するのが、武蔵小杉にはもっとも馴染みの深い西明寺です。
西明寺では、大黒天が祭られています。
大黒天はインドの神様で、働き者のために打ち出の小槌をふるって富をもたらします。
■大黒天の御朱印
西明寺の境内は中心市街地に近いこともあってか、賑わいがありました。
事務所の行列に並んで、御朱印をいただきました。
■だるまのおみくじ
こちらは、西明寺で販売されていた、だるまのおみくじです。
だるまの下の部分から、小さく折りたたんだおみくじを取り出すことができます。
だるまの顔は手書きでひとつひとつ異なりますので、皆さんじっと見て選んでいました。
■恵比寿天の「大楽院」
■境内の恵比寿天(恵比寿堂)
西明寺から中原街道を経由し、綱島街道を渡って到達したのが、恵比寿天の「大楽院」です。
境内の恵比寿天は「恵比寿堂」の中に鎮座しています。
恵比寿様は海の守り神として、釣竿を持った姿が「エビスビール」などでおなじみですね。
■セルフサービスの御朱印
■恵比寿天の御朱印
大楽院の御朱印は、川崎七福神の中では唯一のセルフサービスです。
中央に御朱印を押すと恵比寿様の顔が文字に隠れますので、少し右寄りに押すのが個人的にはおすすめです。
■寿老神の「無量寺」
■境内の寿老神
大楽院から綱島街道沿いを南下していくと、神明大神の南側にあるのが「無量寺」です。
無量寺では寿老神を祭っています。
寿老神は中国の神様で、名前の通り長寿を司っています。
手にした巻物には人命の長さが記され、長寿の守りとされている鹿を常に伴っています。
■寿老神の御朱印
御朱印の寿老神も、やはり鹿を伴っているのがわかります。
年老いた、たいへん有難いお姿です。
■無量寺向かいの「中丸子児童公園」
なお、無量寺の向かい側には、2016/12/22エントリで「アミガサ事件」の記念碑と遺構をご紹介した「中丸子児童公園」があります。
川崎七福神めぐりのついでに、見てみるのも良いと思います。
■布袋尊の「大楽寺」
■境内の布袋尊
そして最後は南武線・横須賀線・府中街道をこえて、木月4丁目の焼肉交差点近くの「大楽寺」にやってきました。
ここは大楽幼稚園が併設されている寺院です。
大楽寺では、布袋尊を祭っています。
布袋尊は、寛容と和合、笑いを象徴する中国の神様です。
ご存知の通り、大きなお腹が特徴です。
■本堂の中で御朱印帳受付
大楽寺では、事務所の窓口で御朱印を押していたこれまでの寺院と異なり、本堂の中に入って押していただくことになります。
■「袖の下」からお賽銭を…
本堂の中にも、布袋尊がいらっしゃいました。
こちらの布袋尊は、「袖の下」の隙間からお賽銭を入れられるようになっています。
■布袋尊の御朱印
■最後に、参拝の日付を記入
■「奉拝 平成29年1月3日」
布袋尊の御朱印をいただきまして、すべての御朱印がそろいました。
ここで最後に、御朱印帳が完成した日を、参拝日として記入いただくことになります。
ここでちょっと気になったのは、セルフサービスの大楽院を最後に回ると、これは記入していただけないことになるのではないか?ということです。
大楽院が常時セルフサービスかどうかはわかりませんが、日付を書いていただきたい場合には、対応が可能な寺院を最後に回したほうがよいかもしれません。
■完成した御朱印帳
これにて、「川崎七福神」の御朱印帳が完成しました。
七福神のご利益がありそうな、ありがたい色紙です。
自転車でゆっくりめに2時間半ほど、中原区の街を回りながらたいへん楽しく七福神めぐりを終えることができました。
1月7日(土)まで、毎日9:00~16:30に受付をしていますので、新年の願いをこめて回ってみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・川崎七福神 ウェブサイト
・2008/12/30エントリ 新年御開帳・川崎七福神巡り
・2012/12/31エントリ 丸子山王日枝神社の2013年始行事と、大楽院の「川崎七福神」
・2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる
中原区では、毎年元日から7日まで「川崎市七福神めぐり」が実施されています。
恵比寿神、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老神、布袋尊を祭る7つの寺院をめぐり、御朱印帳(色紙)に御朱印を押していただきながら、新年の幸福を祈るというものです。
これまでにもご紹介しておりましたが、今年は実際に七福神めぐりをしてみましたので、あらためてレポートさせていただきたいと思います。
■川崎七福神のGoogleマップ
「川崎七福神」は、福禄寿の「安養寺」、弁財天の「宝蔵寺」、毘沙門天の「東樹院多聞寺」、大黒天の「西明寺」、恵比寿神の「大楽院」、寿老神の「無量寺」、布袋尊の「大楽寺」で構成されています。
いずれも中原区内にあり、自転車で2時間半程度あれば回ることができます。
回るコースはお住いの場所によって異なると思いますが、武蔵小杉駅から北西側に一番遠いのが安養寺、南に一番遠いのが大楽寺ですから、このいずれかが始点または終点になる方が多いのではないでしょうか。
今回は北西端の安養寺から、回ってみました。
■福禄寿の「安養寺」
■境内の福禄寿
安養寺は、武蔵新城駅の北側にあります。
ここで祭られているのは、福禄寿です。中国の神様で、人望を象徴しているといわれます。
■最初の御朱印帳
「川崎七福神めぐり」では、最初に訪問した寺院で御朱印帳(色紙)を300円で購入します。
そして各寺院で200円をお気持ちでお支払いしながら、御朱印を押していただくかたちになります。
■福禄寿の御朱印
安養寺でいただいた御朱印帳には、すでに福禄寿の御朱印が押してありました。
■安養寺でお子さん向けに配られていたお菓子
また、安養寺では、お子さん向けにお菓子も配布していました。
こちらは常時用意されているものかどうかはわかりませんので、あらかじめご承知ください。
■弁財天の「宝蔵寺」
■境内の弁財天
続いて宝蔵寺は、安養寺から大谷戸小学校の前を通過してすぐの場所にあります。
ここでは女性の神様、弁財天が祭られています。
弁財天はインドの神様で、芸術や商売繁盛を司っています。
■御朱印の押印
■弁財天の御朱印
2か所目意向の御朱印は、手持ちの色紙を持ち込んで、その場で押印をしていただくことになります。
■弁財天のお守り
宝蔵寺では、弁財天のお守りをいただきました。
これは常に懐に入れておくものです。
■毘沙門天の「東樹院多聞寺」
■境内の毘沙門天
続いて西下橋の交差点で府中街道を超え、宮内の住宅街に入っていくと、東樹院多聞寺があります。ここでは毘沙門天が祭られています。
毘沙門天はインドの神様で、手に持った多宝塔で財宝を授けるといわれています。
■毘沙門天の御朱印
ここでもありがたく、毘沙門天の御朱印をいただきました。
■大黒天の「西明寺」
■境内の大黒天
そして宮内から等々力緑地を通過して到達するのが、武蔵小杉にはもっとも馴染みの深い西明寺です。
西明寺では、大黒天が祭られています。
大黒天はインドの神様で、働き者のために打ち出の小槌をふるって富をもたらします。
■大黒天の御朱印
西明寺の境内は中心市街地に近いこともあってか、賑わいがありました。
事務所の行列に並んで、御朱印をいただきました。
■だるまのおみくじ
こちらは、西明寺で販売されていた、だるまのおみくじです。
だるまの下の部分から、小さく折りたたんだおみくじを取り出すことができます。
だるまの顔は手書きでひとつひとつ異なりますので、皆さんじっと見て選んでいました。
■恵比寿天の「大楽院」
■境内の恵比寿天(恵比寿堂)
西明寺から中原街道を経由し、綱島街道を渡って到達したのが、恵比寿天の「大楽院」です。
境内の恵比寿天は「恵比寿堂」の中に鎮座しています。
恵比寿様は海の守り神として、釣竿を持った姿が「エビスビール」などでおなじみですね。
■セルフサービスの御朱印
■恵比寿天の御朱印
大楽院の御朱印は、川崎七福神の中では唯一のセルフサービスです。
中央に御朱印を押すと恵比寿様の顔が文字に隠れますので、少し右寄りに押すのが個人的にはおすすめです。
■寿老神の「無量寺」
■境内の寿老神
大楽院から綱島街道沿いを南下していくと、神明大神の南側にあるのが「無量寺」です。
無量寺では寿老神を祭っています。
寿老神は中国の神様で、名前の通り長寿を司っています。
手にした巻物には人命の長さが記され、長寿の守りとされている鹿を常に伴っています。
■寿老神の御朱印
御朱印の寿老神も、やはり鹿を伴っているのがわかります。
年老いた、たいへん有難いお姿です。
■無量寺向かいの「中丸子児童公園」
なお、無量寺の向かい側には、2016/12/22エントリで「アミガサ事件」の記念碑と遺構をご紹介した「中丸子児童公園」があります。
川崎七福神めぐりのついでに、見てみるのも良いと思います。
■布袋尊の「大楽寺」
■境内の布袋尊
そして最後は南武線・横須賀線・府中街道をこえて、木月4丁目の焼肉交差点近くの「大楽寺」にやってきました。
ここは大楽幼稚園が併設されている寺院です。
大楽寺では、布袋尊を祭っています。
布袋尊は、寛容と和合、笑いを象徴する中国の神様です。
ご存知の通り、大きなお腹が特徴です。
■本堂の中で御朱印帳受付
大楽寺では、事務所の窓口で御朱印を押していたこれまでの寺院と異なり、本堂の中に入って押していただくことになります。
■「袖の下」からお賽銭を…
本堂の中にも、布袋尊がいらっしゃいました。
こちらの布袋尊は、「袖の下」の隙間からお賽銭を入れられるようになっています。
■布袋尊の御朱印
■最後に、参拝の日付を記入
■「奉拝 平成29年1月3日」
布袋尊の御朱印をいただきまして、すべての御朱印がそろいました。
ここで最後に、御朱印帳が完成した日を、参拝日として記入いただくことになります。
ここでちょっと気になったのは、セルフサービスの大楽院を最後に回ると、これは記入していただけないことになるのではないか?ということです。
大楽院が常時セルフサービスかどうかはわかりませんが、日付を書いていただきたい場合には、対応が可能な寺院を最後に回したほうがよいかもしれません。
■完成した御朱印帳
これにて、「川崎七福神」の御朱印帳が完成しました。
七福神のご利益がありそうな、ありがたい色紙です。
自転車でゆっくりめに2時間半ほど、中原区の街を回りながらたいへん楽しく七福神めぐりを終えることができました。
1月7日(土)まで、毎日9:00~16:30に受付をしていますので、新年の願いをこめて回ってみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・川崎七福神 ウェブサイト
・2008/12/30エントリ 新年御開帳・川崎七福神巡り
・2012/12/31エントリ 丸子山王日枝神社の2013年始行事と、大楽院の「川崎七福神」
・2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる